仕事しながらバカンスも楽しめる!?ワーケーションとはどんな働き方？

ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」と合わせて作った言葉です。自宅ではなくリゾート地でリフレッシュしながらリモートワークというものです。

仕事の日と休暇の日をバランスよく取得することもできるので、有給休暇を積極的に取れるこの制度は会社にとってもメリットがあります。

リゾート地でも積極的に誘致しており、便利な特典を利用することもできます。

リゾート地で仕事をすると考えるだけで、気持ちがリフレッシュされて仕事が捗りそうな気がしますね。ワーケーションはそれだけでなく、その他にもメリットが多く積極的に取り入れる企業が増加しています。

ワーケーションのメリットをご紹介します。

旅行しながら働ける

ワーケーションなら旅行をしながら働くことができます。一昔前であれば夢のような生活ですが、ITの進化によりリゾート地に滞在しながら仕事を進めることが可能になりました。

近年では仕事中心の生活ではなく、プライベートも充実させたいと考える人が増加しており、観光をしながら仕事をするスタイルは注目されています。

休暇を取る必要がない

長期間どこかに旅行に行こうとする場合、会社に休暇を取っていく必要がありました。有給休暇を取得したとしても、仕事をストップさせてしまうことが気になり、積極的に取れないという人もいるでしょう。

しかしワーケーションであれば、リゾート地で仕事をすることができるので、休暇を取る必要がありません。

気分転換になる

ワーケーションでいつもと違う環境下で仕事をすれば、良い気分転換をすることができます。特に自然に囲まれたリゾート地であれば、さらにリフレッシュできるでしょう。

メンタルヘルスの面でも、しっかりと気分転換を行うことはとても大切です。仕事とプライベートのオンオフをしっかりとつけることができます。

普段では思いつかないアイデアが浮かぶ

日常と異なる環境下に身を置いたときに、普段では思いつかないアイデアが浮かぶ場合があります。ワーケーションはリフレッシュだけでなく、いつもと違う刺激を受けることで、新しい発見をすることも期待できます。さらに地元の人との出会いが新たなる仕事につながることもあります。

ストレスフリーな環境で仕事ができる

仕事をするときにはさまざまなストレスを感じることがあります。ストレスを放置することは、メンタルヘルスの維持が難しくなるだけでなく、集中力の低下も招くことにつながります。

ワーケーションであれば、上手にリフレッシュすることができるので、ストレスフリーな環境で仕事をすることができます。

非日常の環境でリフレッシュしながら仕事ができるワーケーションですが、実はいくつかのデメリットも存在します。

仕事に集中できる環境というものは、人それぞれ異なることもあります。そのような点がデメリットとなるのかを把握しておきましょう。

オンオフの切り替えが難しい

リゾート地に行くと、気分が休日モードに入ってしまい、なかなか仕事に集中できない場合があります。オフィスに来ないと仕事モードになれないという人も多く存在します。

ワーケーションはオンオフの切り替えが難しい面もありますので、1日の中で上手にオンオフをつける方法を考える必要があります。

インターネット環境の整備に苦労する

今やパソコンと整ったインターネット環境さえあれば、テレワークは世界中どこでもできます。しかし、どの場所でも快適なインターネット環境が整っているとは断言できません。

場所や時間帯によっては通信状態が悪くなるところもあり、リモート会議を行う場合などには、フリーズが生じてスムーズに話が進まない可能性もあります。インターネット環境の整備に苦労する場合が考えられます。

遊びたくなってしまって集中できない

目の前に綺麗な海や自然豊かな山などがあると、遊びたくなってしまって仕事に集中できない場合があります。非日常空間がかえって集中力を削いでしまうこともあるようです。

つい仕事を先延ばししてしまいがちですが、仕事時間内はしっかりと気持ちを切り替え、終業後に観光を楽しむなど、自分自身でオンオフを切り替えましょう。

社内とコミュニケーションが取りづらい

ワーケーションを行う場合、大抵は何かしらのコミュニケーションツールを既に利用していることが考えられますが、オフィス内で仕事をしているときに比べると、コミュニケーションの取りづらさは否めません。

すぐに指示や返事が欲しい時には、リモートワークのワーケーションの場合、タイムロスが生じやすくなってしまいます。

却ってコストがかかる

ワーケーションでリゾート地にいく場合、その都市が積極的に誘致していることもあり、滞在費の多くを補助してくれる場合が多くみられます。また、都心のオフィスに出社する社員を分散することで、オフィスの賃料を削減することも可能です。

しかし、インターネット環境の整備や、交通費、その他仕事に必要なものを用意するとなると、却ってコストがかかってしまう場合もあります。

手持ち無沙汰になる

リゾート地を積極的に楽しめる場合は良いのですが、そうではない場合には手持ち無沙汰となることもあります。

また自然を満喫する時間に慣れてしまうと、何をすれば良いのかと悩んでしまうこともあるでそう。自分自身で情報収集をしながら観光できる場所などを探してみましょう。

どのような人でもワーケーションを上手に活用するには、どのような方法があるのでしょうか。

せっかくリゾートを楽しみながら仕事ができる訳ですから、いくつかのポイントを確認したたうえで、効率の良いワーケーションの仕方をご紹介します。

体調管理を重視する

日常の慣れた環境から離れると、つい体調を崩してしまうことがあります。また、リゾート地でのレジャー中に怪我をしてしまうこともあるでしょう。

つい気が緩んでしまい、事故の起きやすい状況である可能性もあります。無理をせずにしっかり休養をとることを心がけることが重要になります。

仕事内容や仕事時間を明確にする

自分のペースで仕事を進め、休暇を取れるところがワーケーションのメリットではありますが、効率よく過ごすためには仕事内容や仕事時間を明確にしておくことをオススメします。

リゾート地ではついのんびりとした気持ちで過ごしてしまいがちですから、事前にやるべきことを洗い出しておきましょう。

タスクリストを活用する

日々のルーティンから解放されるワーケーションでは、ついやるべきことを忘れてしまうことがあります。仕事でもプライベートでも、そのようなことが頻発してしまうと、ストレスも溜まってしまいます。

タスクリストを上手に活用することをオススメします。

一緒に旅行する人に配慮する

ワーケーションは家族と一緒に行くことができる企業も多く存在します。また、同じ企業の社員と一緒になることもあります。

自由に過ごすことができるワーケーションですが、一緒に旅行する人にも配慮が必要となります。決まりを守り、マナーある過ごし方を心がけましょう。

ホウレンソウを怠らない

ワーケーションに限らず、リモートワーク中はこまめな連絡が必須となります。

仕事をスムーズに進めるために、また慣れない土地で困ることのないように、会社への「ホウレンソウ」を忘れないようにしましょう。のんびりしすぎて長期間連絡を怠るようでは、リモートワークで仕事をすることはできません。

ワーケーションを利用し、リゾート地で仕事を行いながら休暇が取れると、ストレスが軽減されたり、通常では思いつかないような斬新なアイデアが思い浮かんだりと、何かとメリットがあります。

しかし、仕事と休暇のオンオフの切り替えが難しいという面や、社内とのコミュニケーションが取りづらい面などのデメリットもいくつか存在しますので、効率的にワーケーションを行うための方法を実施しながら、充実した日々を過ごしましょう。