フルリモートワーク可能な企業へ転職する理由とは?向いている人の特徴も

フルリモートワークは、従来の働き方を変えつつあります。本来、仕事をする際はオフィスへの出勤が必要でした。しかし、リモートワークは働く場所を選びません。それにより自分の時間が増えたり、通勤ストレスが減ったりなど多くのメリットがあります。

そのため、フルリモートで働きたいと考える人も多いのではないでしょうか。本記事ではフルリモート可能な企業への転職理由や向いている人の特徴を解説します。併せて、フルリモート希望者におすすめの「ReWorks」についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

転職を検討したら理由を明確にしよう

転職を検討したら理由を明確にしよう

転職は、誰しも一度は考えるもの。20〜30代はやり直しもしやすいことから、転職を考える人も特に多いでしょう。もちろん40〜50代であっても、新たな働き方を模索するのは遅くありません。

しかし、勢いや感情に任せただけの転職は後悔するリスクが高まります。例えば、単に仕事が合わないことを理由に転職する人もいますが、本当に合わないかどうかは慎重に判断しなければなりません。実際に、企業を辞めてから「あの仕事は自分に合っていた」と後悔する人もいます。

まずは、「なぜ転職したいのか」の理由を明確にしましょう。そのなかで、本当に転職する必要があるのか冷静に考えることが重要です。

みんながフルリモートワーク可能な企業へ転職する理由は?

みんながフルリモートワーク可能な企業へ転職する理由は?

ここからは、みんながフルリモートワーク可能な企業へ転職する理由を解説します。

 

通勤時間を減らしたい

通勤時間は、どうしても時間の無駄になりがちです。毎日のように、満員電車に揺られて何十分も何時間もかけて通勤するのは、しんどいですよね。その通勤時間を減らしたくて、フルリモートワークを希望する人もいます。

例えば通勤時間が減ることで、副業や趣味に充てる時間が増えます。仮に、通勤に片道1時間かかっていた場合は、往復で2時間の節約になるでしょう。週5日の勤務であれば、1週間で10時間ほどの節約になります。10時間あれば、やりたいこともたくさん実現できるのではないでしょうか。

 

生産性の向上

フルリモートワークは、生産性の向上につながります。前述のように通勤がないため、その時間を作業に充てられます。それだけでなく、不要不急の打ち合わせなどが入ることもなくなるので、その時間も業務に充てられるわけです。結果的に、生産性の向上につながります。個々で仕事できるのは、それだけで生産性の向上に寄与してくれるでしょう。

 

転居・移住のため

新たなライフスタイルが確立された現代、転居や移住を考える人もいます。しかし職場が固定されているオフィス勤務の場合、通勤範囲内で住む場所を決めなければなりません。オフィス勤務が足かせとなるわけです。

リモートワークであれば、作業場所に縛られることはありません。自宅でもカフェでもコワーキングスペースでも働けます。そのため、転居や移住をしても転職する必要がありません。そういった理由から、フルリモート可能な企業を希望する人が増えているわけです。

 

家族との時間を増やしたい

毎日働きづめで家族との時間が取れない人にも、徐々に心境の変化が見られています。現に、リモートワークに切り替えたことで家族との時間が増え、生きがいを感じやすくなった人もいます。もちろん、自宅にいても仕事はしなければならないので、常に家族と過ごせるとは限りません。しかし在宅勤務が可能になれば子供や両親、祖父母との時間もつくれるようになります。

通勤に充てていた時間を、家族との時間に変えることも可能です。そういった背景から、リモートワークでの働き方に挑戦する人が増えているわけです。

 

ライフワークバランスを実現したい

ライフワークバランスとは、仕事とプライベートの調和を指します。例えば、「睡眠:8時間・仕事:8時間・プライベート:8時間」であれば、ワークライフバランスが均一といえるでしょう。しかし「睡眠:6時間・仕事:12時間・プライベート6時間」であれば、ワークライフバランスは整っているとはいえません。仕事の割合が大きくなりすぎることでプライベートの充実が実現しにくいでしょう。

大切なのは、両方を充実させて相乗効果を生み出すこと。人生では、仕事だけに時間を割くのではなく、プライベートにも時間を充てることが幸せになる条件とされます。そういったワークライフバランスを整えるために、フルリモートの仕事に転職する人もいます。

「フルリモートで働きたいから」では面接で落とされる可能性

「フルリモートで働きたいから」では面接で落とされる可能性

フルリモート可能な企業へ転職する際、面接で転職理由を聞かれることがあります。その際に「フルリモートで働きたいから」と答えるのはリスクがあるでしょう。確かにフルリモートの働き方は、働く側に多くのメリットがあります。しかし、それだけを転職理由とするには、やや弱いです。企業側の採用担当者からすると「フルリモートの仕事であればなんでも良いのか」と判断されかねません。

リモートワークは、あくまでも一つの働き方。採用する側が見たいのは、応募者が「どのような働きをしてくれるのか(成果)」だからです。まずは、企業がどのような人材を求めているのかを考え、転職活動に挑みましょう。

フルリモートワーク可能な企業への転職が向いている人の特徴5選

フルリモートワーク可能な企業への転職が向いている人の特徴5選

ここからは、フルリモートワーク可能な企業への転職が向いている人の特徴を紹介します。

 

1.自宅で仕事の環境が整っている

フルリモートで働くためには、自宅の仕事環境を整えなくてはなりません。例えば、フルリモートで必要となるものの代表格が、パソコンとインターネット環境です。加えて、Web会議ツールなど、コミュニケーションに支障が出ない環境が必要です。

快適に仕事をするにはデスクやチェアも必要ですし、自宅で作業するなら作業部屋そのものも必要となってきます。特に家族がいる場合、リビングで仕事するわけにはいきません。部屋の間取りによっては、個室がない物件もあるので、住居そのものもどうすべきか考えねばならないでしょう。そういった点も含め、仕事の環境を整えられる人にリモートワークは向いています。

 

2.孤独が苦でない

リモートワークは、必要最低限の連絡しか取らないことも多い働き方です。ゆえに孤独を感じることもあるでしょう。なかには、社会から孤立していると感じるケースもあります。そういった孤独感・孤立感に強い人でないと、心が折れてしまうかもしれません。

オフィス勤務の場合、上司や部下と直接コミュニケーションが取れます。困ったことや悩んでいることがあれば、同僚への相談も可能です。しかし、リモートワークとなると連絡は1日に数回。気軽な雑談もなかなかできません。そのため、リモートワークは孤独感・孤立感に強い人でないと耐えられない可能性があります。

 

3.能動的に動ける

フルリモートの場合、仕事の指示はオンラインコミュニケーションツールなどを通して行われますが、能動的に動けない人だと仕事に遅れが生じやすくなるでしょう。

リモートワークは指示待ち状態になりがちのため、自ら行動したり質問したりできる人のほうが向いています。逆に、何か指示されるまで動けない人は、結局1日何もせずに終わることもあるでしょう。リモートワークは、常に「自分から動く」が鉄則です。

 

4.自己管理ができる

オフィス勤務の場合、周囲の仲間の努力が自分に伝わるだけでなく、自分の努力も見てもらうことができます。しかしフルリモートとなると、自分の働きぶりを見てもらう機会がありません。

上司や部下の目があったからがんばれていた人も多いのではないでしょうか。そのような状況がなくなると、怠けがちになる人もいます。オンオフの境界線が曖昧になる人もいるでしょう。

フルリモートは、セルフマネジメントができないと仕事とプライベートを切り分けて考えられなくなります。働く時間もまちまちとなるため、自己管理のできる人に向いています。

 

5.文章でのコミュニケーションが得意

フルリモートでは、連絡事項などほとんどが文章でのやり取りです。電話で指示を出すこともなければ、対面での打合せもほぼありません。

メールやチャットが主流となるぶん、文章でのコミュニケーションができないと誤解を生みやすくなるでしょう。例えば自分がベストだと思った提案も、文章一つで相手には違うニュアンスで伝わることもあります。フルリモートは伝えたいことを言語化するのが得意な人に向いているでしょう。

フルリモートと相性が良い職種5選

フルリモートと相性が良い職種5選

ここからは、フルリモートと相性が良い職種を5つ紹介します。

 

事務

事務は、フルリモートが可能です。電話やメールの対応はもちろん、書類の整理や作成、情報リサーチやデータ入力など、幅広い仕事がフルリモートでできます。1人で作業する仕事がメインとなるので、リモートワークに向いているでしょう。

 

エンジニア

エンジニアもフルリモートが可能です。特にIT系エンジニアは、プログラミングからテスト工程までリモートで完結できます。パソコン1台で作業できる仕事も多いため、専門的な技術と知識を身に付ければ場所を選ばず働けるでしょう。実際に、最近ではエンジニアの仕事にリモートを導入する企業が増えている傾向にあります。

 

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトのデザイン構築が主な仕事です。デザイン案の打ち合わせはもちろん、実際のサイト構築もすべてフルリモートでできます。黙々と作業が必要となる仕事なので、むしろ集中できる環境のほうが作業も捗るのではないでしょうか。

 

営業

営業は、本来足を使って取引先や企業へと訪問するのが主流でした。しかし最近では、外に出ず営業活動する企業が増えています。オンライン商談ツールも充実しているため、今後フルリモート可能な営業の求人はさらに増えるのではないでしょうか。

 

カスタマーサポート

カスタマーサポートは、お客様からの問い合わせに対応する仕事です。従来は、コールセンターなどで対応するのが主流だったものの、最近では各々が自宅で待機して対応するケースも増えています。それゆえ、円滑なインターネット環境と雑音の入らない静かな環境が整っていれば、リモート可能な仕事です。

フルリモートワーク可能な企業を探したい人はReWorksへ

フルリモートワーク可能な企業を探すなら「ReWorks」を活用してはいかがでしょうか。ReWorks」はフルリモートの正社員に特化した転職支援サービスで、フルリモートの正社員求人を多く掲載しています。条件に合う企業も見つけやすいでしょう。

人材育成のサポートにも強いので、初めてフルリモートで働く人も安心。キャリア相談やオンライン講座も充実していて、転職活動に不安や心配がある人にもおすすめです。

まとめ

フルリモートへの転職理由としては、通勤時間の削減をはじめ、転居や移住などが挙げられます。他にもワークライフバランスを考えて、リモートワークに挑戦する人も増えてきました。

しかしメリットがある反面、デメリットもあります。その点は、働きながらうまく適応していかねばなりません。また仕事の環境が整っている人や自己管理ができる人に向いている働き方です。