【在宅ワーク】職種別の給料一覧!欲しい収入に合わせて働こう!
在宅ワークの報酬は1件あたり〇円、1案件あたり〇万円という表記が多く、月収でいえばどのくらいになるのかがわかりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。仕事を探す条件には「やりたい仕事」のほかに「目指す収入」も大切です。
月収3万円・8万円・10万円・20万円のカテゴリー別に在宅ワークの職種をご紹介します。在宅ワークの収入は仕事に充てる時間とスキルによって大きく変動しますが、ひとつの目安として参考にしてみてください。
すでに在宅ワークを始めている人はどのくらいの給料を得ているのでしょうか
平均月収5万円以下の在宅ワーカーが多い…
厚生労働省の「在宅就業調査報告書」(2012~2014年度)によると、
・月収5万円以下=27.7%
・月収6~9万円=18.0%
・月収10~19万円=18.5%
・月収20~29万円=13.7%
・月収30~39万円=8.7%
・月収40~49万円=4.9%
・月収50~69万円=5.1%
・月収70~99万円=1.8%
・月収100万円以上=1.8%
とあり、4人に1人が月収5万円以下という結果です。
同調査では、在宅ワークを行っている人が126万4千人と推計されており、そのうちの27.5%にあたる34万8千人が副業であるとしています。照らし合わせてみると、副業として在宅ワークをしている人の多くが月収5万円以下であると推測されます。
【月3万円】まずは在宅ワークに慣れるところから
在宅ワークのスタートラインとして、月収3万円を目指してみましょう。今までの通りの生活スタイルでどのくらいの時間を仕事に割り当てられるのか、1時間単位での収入はどのくらいになるのか、具体的にイメージしながら仕事を進めるとよいでしょう。
内職
内職は家庭内労働法に守られている働き方で、都道府県ごとに最低工賃が定められている作業もあります。仕事内容はパソコンでの作業よりも、紙箱の組み立て・ラベル貼り・縫製・機械の組み立てなど、手作業を伴うものが多いでしょう。一般的な求人サイトのほかに、自治体が仕事の紹介をしているケースもあります。
データ入力
データ入力には紙ベースのものをテキスト打ちしたり、画像を見て指定された文字を打ち込んだり、データとデータを照合して指定された作業をしたりとさまざまな案件があります。1件あたり数円~数十円という相場ですが、数をこなすことで時間単価を上げることができるでしょう。
1件10円の案件で月収3万円を目指すなら月あたり3,000件となり、稼働日数を20日として1日あたり150件で目標額を達成できます。
商品検品
工場出荷前の製品を目視で検品したり、ECサイトや個人間取引アプリに登録する商品の検品をしたりする作業です。商品の受け取りから発送までが業務に含まれるケースや、工場から自宅への運搬を自身で行うケースもあります。
1件あたり100円の案件で月収3万円を目指すなら月あたり300件となり、稼働日数を20日として1日あたり15件で目標額を達成できます。まとまった数を請け負いたいなら、同様の作業を行う複数のクライアントを得てもよいでしょう
商品モニター
化粧品や食品、サプリメント、洗剤などの商品のマーケティングとして、商品モニターが募集されることがあります。使用後には感想や報告を文書で提出し、1文字あたり数円~1案件あたり300円といった相場です。クラウドソーシングサイトなどで仕事を見つけやすいでしょう。
1件300円の案件なら、20日稼働するとして1日あたり5件で月収3万円を達成できますが、コンスタントに案件を受け続けるのは難しいでしょう。データ入力や商品検品など、複数の仕事を組み合わせるのがおすすめです。
【月8万円】副業としての在宅ワーク
月収8万円を目指したい方は、パートやアルバイトと同じイメージで時間単価換算される仕事の方がよいかもしれません。時間単価1,000円の在宅ワークなら、月80時間で目標額を達成できます。朝9時に自宅で仕事を開始し昼食休憩を取りながら15時まで働けば、1日5時間業務となり週4日の稼働で月8万円の収入となります。
在宅事務
在宅事務は文書作成やお客さま対応など、会社の事務や総務が担う業務を在宅で請け負う仕事です。業務内容により異なりますが、時間単価1,000~1,500円が中心帯となります。より高いPCスキルや経理の知識がある方は、さらに好待遇の案件にもトライしてみましょう。
在宅コールセンター
在宅コールセンターは、パソコンでの架電システムを利用してお客さまからの電話を受けたり、営業電話をかけたりする仕事です。シフト管理に融通がきくことが多く、通しではなくランダムな時間帯に仕事をしたい方に向いています。
時間単価換算の場合と、架電1件あたり数十円での契約となる場合があり、数百円のインセンティブが設定されていることもあります。
ブログ・アフィリエイト
ブログ運営で収入を上げる仕組みとして「アフィリエイト広告」や「クリック型報酬広告」があります。読者数が多いほど収益につながりやすいので、自分が詳しいジャンルや書き続けられるテーマを設定してブログを始めましょう。収益化が実現するには数カ月かかることもありますが、楽しみながら続けられることが魅力です。
オンライン家庭教師
一般的に家庭教師の時間単価は1,200~2,000円ほどで、専門分野や学歴に応じてこれ以上の待遇が提示されることもあります。オンライン家庭教師も同様に時間単価1,200円前後からのスタートとなりますが、実績や指導経験により時間単価5,000円クラスとなることも可能です。
夜間の授業を希望する生徒や社会人生徒も多いので、副業にしやすい仕事といえます。
【月10万円】自分の得意分野を見つけてから!
自分の得意分野を見つけて磨いていけば、在宅ワークで月収10万円を目指すことも可能です。ある程度の実績があればクライアントと報酬について交渉したり、待遇のよい仕事を依頼されたりするようになるでしょう。
ライター
初心からでも始めやすい仕事として紹介されることもあるライターですが、得意ジャンルや専門知識があれば、高収入も期待できる仕事です。取材力や構成力のあるライター、入稿作業や画像編集をして記事公開まで担当できるライターは、1記事あたりの単価も高くなります。
翻訳
翻訳には「文芸翻訳」「産業翻訳」「実務翻訳」「メディア翻訳」「映像翻訳」などさまざまなジャンルがあります。グローバル化が進む現在、実務翻訳とメディア翻訳の需要が高まっています。
オンタイムで納品できる、アラビア語・インドネシア語などビジネスで注目される国の言語に精通しているといったアドバンテージを持っていれば、高収入を達成しやすいでしょう。
【月20万円】専門スキルを活かそう
月収20万円ともなれば、在宅ワークを本業に据えてフリーランスで活躍するビジネススタイルとなります。未経験から始める場合には、スクールやテキストなどで学びを深め、スキルの裏付けとなる資格を取得してから挑戦することをおすすめします。
プログラミング代行
プログラミング言語やアプリ制作の知識があれば、時間単価換算で1,500円~3,000円の案件を見つけられるでしょう。完全在宅の正社員で月収30万円~という募集も珍しくありません。
急な変更にも対応できる、納期をきちんと守るといった働き方をしていればクライアントから高く評価され、継続して仕事を請けることができるでしょう。
デザイナー
デザイナーにはホームページ制作などに関わるWebデザイナーと印刷物に関わるグラフィックデザイナーがあります。また、クライアントの指示通りに紙面を制作するDTPデザイナーという職種もあります。いずれも専用ソフトの扱いや視覚情報に関する知識などが必要です。
ホームページに関わる仕事にはバナー制作や画像編集、コーディングなどパーツごとの依頼も多いので、実績を重ねながらスキルを磨いていきましょう。
まとめ
インターネット環境の普及によって、さまざまな仕事が在宅ワークで可能になりました。「選択肢がありすぎて、何を始めたらいいのかわからない」という方は、目指す月収から仕事を探してみるのもよいでしょう。
在宅ワークはスキルが上がるほどに収入へと反映しやすい働き方でもあります。モチベーション高く続けられる仕事がみつかるとよいですね。