社労士はフルリモートで働ける?求人や仕事内容を紹介
近年、働き方改革や新型コロナウイルスの影響でフルリモートワークで働ける社労士が増えてきました。この記事では、社労士のフルリモート案件の探し方、フルリモートで社労士として働く際の注意点を解説します。
社労士は社会保険労務士の略で、社会保険や労働に関する法律の専門家として人事や労務管理をする仕事です。社労士として働くためには、国家資格である社労士資格を取得する必要があります。
社労士はフルリモートで働けるか気になる人はいませんか。
この記事では社労士の働き方、社労士のフルリモート案件の探し方、フルリモートで働く社労士に必要なスキルを解説します。
フルリモートワークできる社労士の仕事を探している人は、必読です。
社労士はフルリモートワーク可能か
社労士の仕事は主に3つあり、下記の通りです。
- 申請書類の作成
例)労働保険や社会保険の新規加入と脱退などの手続き、労働保険の年度更 新の手続き、健康保険の傷病手当金や出産手当金など給付申請手続き 他 - 労働者名簿や賃金台帳など帳簿書類の作成
- 社会保険に関するコンサルティング業務
社労士の業務は、これまでリモートワークに不向き、または難しいと言われてきました。
近年、新型コロナウイルスの流行や働き改革の影響で、リモートワークを導入する企業が増加しています。そのため、オンラインに対応した社労士や事務所も増え、状況が変わりつつあります。
業務により出社が必要なケースもありますが、リモートワーク可能な社労士の求人は数多くあるので、リモートワークで仕事したい社労士の人はご安心ください。
社労士の働き方
社労士の働き方は、勤務型と独立型の2パターンに分かれます。勤務型として一般的な働き方は下記の3つです。また独立型は、勤務経験の後、独立して働くタイプです。自分の希望やライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができます。
- 一般企業で働く
- 社労士事務所で働く
- プロフェッショナルファームで働く
それぞれ説明します。
なお上述の通り、近年は社労士のフルリモートワークを認める企業や事務所が増えているので、フルリモートの求人案件も探しやすいでしょう。
1.一般企業で働く
一般企業で働く場合、一般的には社労士としてではなく、人事部や総務部に所属する従業員としての勤務になります。仕事は企業により異なりますが、主に下記の内容を担当します。
- 給与計算
- 従業員の入退社に伴う社会保険の手続き
- 現場から出る要望の検討
- 従業員の採用と教育
勤務型の社労士の多くがこの働き方です。一般企業の人事部や総務部での勤務は社会経験の積み重ねになり、将来的にキャリア形成の拡大にもつながります。社労士の仕事にこだわらず、最初は一般企業で幅広い経験を積みたいと考える人におすすめです。
2.社労士事務所で働く
社労士事務所では、企業から依頼された給与計算や保険関連の業務を請け負います。独立せず事務所に所属し続ける人もいますが、社労士事務所で働くことは社労士の実務経験になるため、将来独立を目指す人におすすめです。
社労士事務所での仕事は、資格を取得したばかりの人にとっては難しいかもしれません。しかし修行するべく、業務に必要な経験や知識が習得でき、社労士として活躍できるベースづくりとなるでしょう。
3.プロフェッショナルファームで働く
プロフェッショナルファームとは、製造・販売またはサービスを提供する事業会社とは異なり、「高い専門性」を提供する企業です。弁護士事務所や会計事務所、コンサルティングファームが該当します。
社労士のプロフェッショナルファームのなかには、外資系企業をターゲットに海外の労働法に特化した事務所もあります。
プロフェッショナルファームで社労士として働く場合は、ある程度のスキルが求められるでしょう。高給ではありますが、「昇格か退職か」と言われるほど成果にこだわる一面もあります。自分を鍛え、どこででも通用するスキルと知識、経験を身に付けたい人におすすめです。
フルリモートで働く社労士になるために必要なスキル
フルリモートで社労士として働くためには、下記のスキルが必要です。
- コミュニケーション能力
- 自己管理能力
- セキュリティ意識
- 社会人としての素養
それぞれ解説します。
1.コミュニケーション能力
上記の通り、社労士にはコンサルティング業務があります。クライアントのニーズを理解するためには言葉や文面だけでなく、他人には明かさない、あるいは話しづらい心の内を引き出すことが大切です。
特にフルリモートでは、クライアントとのコミュニケーションはオンライン上となります。対面でやり取りする以上に、相手の思いを汲み取り、自分の考えをわかりやすく正確に伝えられる能力が求められるでしょう。
2.自己管理能力
社労士に限らず、あらゆる仕事でフルリモートワークを成功させるには、自己管理能力が欠かせません。
自宅やカフェは、上司や先輩の目がないため集中力やモチベーションが維持しづらい環境です。また業務においても、タスクやスケジュール管理を自分でマネジメントする必要があります。リモートワークは、場所や時間など柔軟性のある働き方ですが、逆に甘えがあると支障が出ます。仕事とプライベートの切り替えを明確に、自己管理できるよう心がけましょう。
3.セキュリティ意識
リモートワークで、会社から貸与されたセキュリティ対策が万全のパソコンではなく、個人所有のパソコンを使用する人もいるかもしれません。社労士としてリモートワークする際は、セキュリティ対策や情報漏洩に関して、特に下記の4点に注意してください。
- パソコンにウイルス対策ソフトを導入する
- 個人情報を取り扱う場合は自宅で作業する
- カフェやコワーキングスペースなど、公共のWi-Fiは使用しない
- 外出先ではパソコンの盗難に注意する
4.社会人としての素養
社労士に限りませんが、リモートワークでも常に社会人としての意識を持つよう心がけましょう。
リモートワークの場合、一般的にクライアントや社内コミュニケーションは、ChatworkやSlackなどオンラインツールを活用します。これらのツールを用いたコミュニケーションは、スピーディで便利な反面、お互い顔が見えず文字だけのやり取りになるため、人間関係の構築が難しいデメリットがあります。
勤怠管理や業務報告など、規定を守って行うようにしてください。
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近年、フルリモートを取り入れる企業は増えているものの、転職を対象とした求人数全体で見ると、フルリモート求人の割合はまだ少ない傾向にあります。
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まとめ
働き方改革や新型コロナウイルスにより、これまでリモートワークが難しいとされてきた社労士の働き方も変わってきました。またフルリモートワークを認める一般企業や社労士事務所も増えてきたため、社労士でフルリモートしたい人は、自分のキャリアやニーズに合わせ多様な働き方できるでしょう。
社労士としてフルリモートワークする際は、下記が必要です。
- コミュニケーション能力
- 自己管理能力
- セキュリティ意識
- 社会人としての素養
現場で働きながら、知識やスキルの習得を目指してください。
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