在宅ワークのデータ入力は隙間時間にできる? 求人の探し方をご紹介!

働きたいと思いつつも「出勤するのは難しい」「スキマ時間しか働けない」と悩むことがありますよね。「自宅にいながらスキマ時間に働きやすい仕事があれば」と考える人も多いのではないでしょうか。。今回は、スキマ時間で仕事ができる「データ入力」の業務内容や探し方・注意点について紹介します。

【隙間時間OK】データ入力の仕事を在宅ワークで始めよう!

データ入力の仕事内容とは?

データ入力とは、音声データ、名刺・名簿、アンケートなどの情報を入力する仕事です。パソコンとインターネット環境が整っていれば仕事を進められるものが多いので、在宅ワークに適した職種です。

「データ入力」と一言で言っても、業務内容は企業やクライアント(依頼主)により異なります。

・単純に情報を入力する仕事
・伝票処理をしながらデータ入力する仕事
・画像選定のある仕事
・音声を聞き取りながら入力する仕事 など

どのような内容でも、事務経験のある方やタイピングが得意な方は、あまり抵抗なく始められるでしょう。中にはスマートフォンだけで進められるデータ入力の仕事もあります。データ入力は、特に必要な資格がないため気軽に始めやすく、在宅ワークとして人気の仕事です。

データ入力の働き方とは

データ入力の仕事には、契約社員、アルバイト、業務委託などさまざまな働き方があります。条件に合わせて働き方を選べる点もデータ入力の仕事のメリットですね。

・契約社員

契約社員とは、正社員のように企業に直接雇用される働き方ですが、正社員とは違い雇用期間に定めがある「有期契約社員」のことです。雇用期間に最長3年までという期限があるため、満期になると契約更新か終了かいずれかの対応をします。また、契約更新を重ねて計5年となった場合には、無期雇用への申請が可能になります。

データ入力の仕事は、正社員の求人がほとんどありません。そのため、月給制で安定した収入を得たい方は、契約社員でデータ入力の仕事を探すのがおすすめです。

・派遣社員

派遣社員とは、派遣会社(派遣元)と雇用契約を結び、派遣先の企業で業務を行う働き方のことです。派遣会社は仕事を紹介するだけでなく、就業前後のフォローやサポートもしてくれ、仕事の悩みや不満点も派遣会社のスタッフに相談できます。

派遣社員のデータ入力の仕事は比較的見つけやすく、アルバイトやパートよりも時給が高い傾向にあります。

・アルバイト、パート

アルバイトやパートでもデータ入力の仕事を始められます。アルバイトやパートは時給で働くイメージがありますが、データ入力の仕事は成果報酬制の求人も多くあります。成果報酬制の仕事は、完了した仕事の量に応じて給与が算出される働き方です。タイピングが早くなり、ミスが少なくなると時間あたりの報酬アップが可能になりますよ。

・業務委託

業務委託とは、企業と雇用契約を結ばずに「業務委託契約」という契約を結んで業務を行う働き方です。雇われて働くわけではないので、労働時間や請け負う仕事の量などを自分で調整できます。一方で、責任はすべて自分にあるので、計画的に仕事を進めなければなりません。

データ入力の仕事は、業務委託の求人を多数見つけられます。仕事量を調整しやすいので、スキマ時間や副業などで働きたい方に適しています。

データ入力はスキマ時間にできる?

データ入力はスキマ時間にできる?

データ入力の仕事は、スキマ時間に行えます。ただし、働き方や仕事の量によっては難しいこともあるので、スキマ時間に働きたい方は「スキマ時間に適した働き方や仕事の量」を選ぶようにしましょう。

・スキマ時間に適した働き方

「スキマ時間に働く」とは、つまり融通のきく働き方をすることです。契約社員や派遣社員は時間に決まりがあるので、「スキマ時間だけ働く」のは難しいでしょう。

アルバイトやパート、業務委託の働き方なら、スキマ時間で働ける求人を見つけられます。特に業務委託なら、納期に間に合えば働く時間帯や曜日を問わないケースが多いので、スキマ時間に働きたい方に適しています。

・スキマ時間に適した仕事の量

仕事の量は、人によりできる量に差があります。例えば、タイピングが早いデータ入力の経験者と、タイピングに不慣れな未経験の方ではこなせる仕事量が異なります。

「スキマ時間に適した仕事の量」はスキルにより異なるので、経験や実測値から自分で判断するようにしましょう。まずは、少なめの仕事量からスタートして、自分の感覚で「もう少し増やそう」「思ったより仕事を進められないから減らそう」と判断していくとよいでしょう。

仕事を引き受けすぎて、「締め切りを守れない」「睡眠時間を削って仕事をする」といった事態は避けたいですね。

データ入力に必要なもの

データ入力の仕事に必要なものを紹介します。データ入力の仕事は、用意するものがあまりないので、気軽に始められますよ。

・パソコンはマスト

データ入力の仕事は、パソコンで進めていく業務が大半です。パソコンがあると、スムーズに仕事を始められるでしょう。

データを入力するソフトは、企業により異なります。WordやExcelなどを使用する場合、手元になければソフト購入のための費用がかかります。どのようなソフトが必要なのかは、求人の詳細や面接で確認しておきましょう。

データ入力の仕事は、複雑な動画編集や画像編集をするわけではないので、高性能のパソコンは必要ありません。また、デスクトップのパソコンか、ノートパソコンかで迷うかもしれませんが、どちらでも問題なく仕事ができます。

自室やリビングなど、状況に合わせて仕事をする場所が変わる方は、持ち運びしやすいノートパソコンがよいでしょう。「外出先でもスキマ時間に働きたい」という方にも、臨機応変に仕事をする場所を移動できるノートパソコンがおすすめです。

・パソコン貸与ありの求人も探せる

「パソコンを持っていないから、始める前に購入しなければならない」と心配な方は、「パソコン貸与あり」「パソコン提供あり」の求人を探しましょう。パソコン貸与ありの求人なら、自分でパソコンを用意しなくとも、支給されたものを使用して仕事を進められます。

ただし、業務委託は企業と雇用契約を結ばない自己責任の大きい働き方なので、パソコンが貸与されることはあまりありません。パソコンを借りて働きたい方は、企業に雇用される働き方を中心に探した方が早く見つかるでしょう。

・スマートフォンでも可能!

データ入力の仕事はスマートフォンで進められるものもあります。「スマホ可」「スマートフォン対応」などの求人を検索してみましょう。

スマートフォンで進められる仕事なら、パソコンは特に必要ありません。また、手軽に使えるスマートフォンなら、パソコンよりもさらに「スキマ時間」に働きやすくなります。

しかし、スマートフォンよりもキーボードで入力できるパソコンの方が、作業効率が高く稼ぎやすいでしょう。「スキマ時間で働くことがメイン」「お小遣い程度の収入でもかまわない」という方は、スマートフォンでできるデータ入力の求人も探してみましょう。

・インターネット環境

データ入力は主にパソコンで業務を進めますが、データのやり取りはオンラインで行うことが基本です。そのため、インターネットに接続されたパソコンで仕事ができることが条件となります。

データのやり取りにストレスなく、サクサクとつながる環境を整えておけるとベストです。必要なデータ容量や上り下りの通信速度などをチェックして、データやメッセージのやり取りがスムーズに行えるようにしておきましょう。さらに、ウイルス対策をしておくと安心です。

【未経験】在宅ワークのデータ入力に必要なスキル

データ入力の仕事は、特に資格は必要ありません。未経験や初心者でも比較的始めやすい仕事です。しかし、しっかりと稼ぐためにはある程度のスキルを求められます。データ入力の仕事で収入を得るために必要なスキルを解説します。

・タイピングスキル

データ入力は、主にパソコンを使ってデータを入力していく仕事です。正確に情報を入力していくためには、ある程度のタイピングスキルを求められます。例えば、キーボードを見ずに文字を打つ「ブラインドタッチ」ができ、日本語・英語・数字などをスムーズに切り替えられるとよいでしょう。

タイピングは「慣れ」なので、練習によりスピードと精度が上がります。最初は慣れなくても徐々に早く打てるようになるので、諦めず練習していきましょう。

・自己管理能力

在宅ワークで働く場合、自己管理能力が求められます。特に業務委託の仕事では、納期までにどのくらいの仕事量があり、どのように進めていくのかを自分で判断しなければなりません。

出勤して働く場合は、周りに上司や同僚がいるので、進捗が遅れてもフォローされたり、すぐに相談できて協力してもらえたりします。しかし、自宅を就業場所として1人で働く場合は、なかなか状況の共有が難しいのが現実です。

自己責任で仕事を進めていく計画力と責任感が求められるため、計画通りに進めることが苦手な方は、スケジュール管理アプリやタスク管理アプリを活用してみましょう。仕事の進捗状況や納期までのスケジュールを把握しやすくなります。

特に、スキマ時間に働く方は、「前回、どこまでの作業を進めたのか」がわからなくなるかもしれません。ツールをうまく利用して、仕事を管理していきましょう。

データ入力はどのくらい稼げる?

「スキマ時間に働きたい」「お小遣い程度を稼げたらいい」と思っている方も、実際どのくらい稼げるのか、気になるところですよね。「データ入力は稼げない」「単価が低い」などと聞いたことがある方もいるかもしれません。実際のところはどうなのでしょうか。

スキマ時間に働けるデータ入力の仕事は、成果報酬制で給与が支払われるケースが多い傾向にあります。成果報酬制でどのくらい稼げるのか、また報酬をアップするにはどうしたらいいのかを解説します。

 

・成果報酬制の場合

成果報酬制の場合は、「1文字円」「1件円」というように、文字数や件数ごとに単価があり、仕事量に応じて収入を得られます。

【1分間に60字打てる場合】
・1文字0.1円の案件
 60字×60分×0.1円=360円 時給換算360円
・1文字1円の案件
 60字×60分×1円=3600円 時給換算3600円

このように、成果報酬制の場合は単価により稼げる金額に差があります。また、60分休憩なしで文字入力をするのは難しく、誤字脱字の修正やチェックなどにも時間を要します。そのため、どちらも実際はこの計算よりも少なくなると考えられるでしょう。

1文字0.1円で修正が多いデータ入力の仕事をしたら、時給換算では300円を下回るという予想になります。そうなると、「データ入力は稼げない」と言われるのも当然です。

また、単価の高い仕事は、仕事の難易度が高くなり、単価の低い案件と同じスピードで入力できないかもしれません。スピードが遅くなると、おのずと1時間あたりの報酬も下がります。そのような場合も、「仕事の大変さの割に、稼げない」という声が出てくるかもしれません。

以上のように、「低い単価」や「難しくて量がこなせない案件」をすると「稼げない」と感じるでしょう。「どのくらい稼げるのか」については、タイピングのスピード、誤字脱字の少なさ、単価などの条件により大きく変わります。

高収入を狙うなら
・自分のスキルに合う中で、なるべく単価の高い案件を探す
・タイピングのスピードを上げる
・タイピングスキルを上げ、正確性をキープする
などの工夫や努力が必要です。

まずは、単価と自分のタイピングスピードを元に予測計算をして「稼ぎにくい」求人を避け、業務開始後もタイピングのスキルアップに努めましょう。

 

・時給制の場合

時給制の場合は、時給(時間単価)1000円ほどの求人を見つけられます。1時間あたりの給与が決まっているため、成果報酬制よりも稼ぎやすいと感じるかもしれません。

しかし、スキマ時間にできるデータ入力の仕事は成果報酬制の求人が多く、時給制の求人が少ない傾向にあります。また、時給制の仕事の場合、稼働時間が定められていたり出勤を求められたりすることがあるので、求人詳細をチェックしておきましょう。

時給制でデータ入力の仕事をしたい方は、派遣社員の仕事を探してみましょう。パートやアルバイトよりも時給が高い傾向にあり、稼ぎやすくなります。

ただし、派遣社員では「スキマ時間に働く」のは難しいでしょう。「子どもが小さくスキマ時間にしか働けないうちは業務委託で、手が離れたら派遣社員に」といった形で、働き方を変えていくことも検討してみましょう。

 

・報酬アップを実現するには

データ入力の仕事で報酬アップを実現するには、3つのポイントがあります。

・タイピングのスキルを上げる
・単価の高い仕事を探す
・タイピングに関連した、報酬の高い仕事を探す

スキマ時間に働くということは、労働時間を長く取れないということでもあります。短時間でもしっかり稼げるように、これらのポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか

・タイピングのスキルを上げる

まずは、タイピングのスキルを上げて報酬アップにつなげましょう。成果報酬制の場合は、スキルとスピードが上がることにより、時間単位の報酬を増やせます。

また、時給制の場合も作業効率が上がることで時給アップを考慮してもらえるかもしれません。時給制で時給アップを狙うなら、「昇給あり」「時給アップあり」「時間単価増額あり」といった紹介がされている求人に応募しましょう。

・単価の高い仕事を探す

スキルを上げても、なかなか報酬が上がらないこともあります。そのようなときは、単価の高い別の仕事に挑戦するのも、1つの方法です。データ入力の仕事に慣れてきたら、実績を活かして単価の高い仕事を探してみましょう。

・タイピングに関連した、報酬の高い仕事を探す

データ入力以外の仕事にも興味がある方は、タイピングに関連した別の仕事を探す方法もあります。例えば、タイピングスキルが活かせる仕事には、Webライターやテレフォンオペレーターなどがあります。「データ入力」だけにこだわらないことで、いろいろな仕事から自分に合う稼ぎやすい仕事を見つけられるでしょう。

【スキマ時間】データ入力の仕事が合う人とは?

【スキマ時間】データ入力の仕事が合う人とは?

スキマ時間にするデータ入力の仕事が向いている方には、どのような特徴があるのでしょうか。自分に当てはまるかどうかをチェックしてみましょう。

・コツコツと取り組める方

データ入力の仕事は、パソコンに向かってもくもくと情報を入力していく仕事です。同じような作業を繰り返すため、コツコツと取り組める方に向いています。

体を動かすことが好きな方や、コミュニケーションを取りながら働きたい方には、あまり向かないでしょう。ひたすらパソコンに向かって働くことになるため、集中力が切れたり飽きてしまったときの対処法を用意しておく必要があります。

・細かい点に気がつき、正確な仕事ができる方

データ入力の仕事は、「ただ情報を入力するだけ」ではありません。正確に、間違いなく入力する必要があります。誤字脱字なく入力するだけでなく、入力後のチェックも集中してできる方が向いています。大雑把な方や、細かい仕事が苦手な方にはあまりおすすめできません。

「データ入力は単純な業務」と思いがちですが、1つの入力ミスが大きなエラーにつながる可能性があります。企業にとって大事な資料だと考え、責任を持って取り組む姿勢が求められます。

・スキマ時間を有効に使いたい方、副業がしたい方

スキマ時間に働くデータ入力の仕事は、まとまった収入を得られるものではありません。そのため、「しっかり稼ぎたい」というより「スキマ時間を有効に使いたい」という方に向いています。

副業としてデータ入力の仕事をする方は、本業の収入があるので多少収入が低くても気軽に始められるでしょう。データ入力の仕事をメインに据えると、稼ぎにくさから将来的な不安を感じるようになる可能性があります。データ入力の仕事をメインとするなら、安定した収入を得られる契約社員や時給制の求人を探しましょう。

・肉体労働が苦手な方

立ち仕事や体を動かすことが苦手な方は、データ入力の仕事なら働きやすさを感じるでしょう。特に在宅ワークの場合は、出勤のために外に出る必要もなく、自宅にいながら働けるので体に負担がかかりません。

冷暖房で快適に温度調整をした部屋で、パソコンに向かって仕事をするので、体力に自信がない方でも働けます。

・1人で過ごす時間が平気な方

在宅ワークは、1人で働く時間が長い働き方です。コミュニケーションを取るのも、メールなどオンラインのやり取りがメインになるでしょう。

そのため、人と交流することが好きな方は、1人の時間が長く、苦痛に感じてしまうかもしれません。在宅でのデータ入力の仕事は、1人で過ごすことに抵抗がない方や、1人の方が集中できるという方に向いています。

・事務経験のある方

データ入力の仕事は、「事務」の業務内容に近い仕事です。事務の仕事経験があり、日頃からデータの処理をしたり、タイピングをしたりしていた方は、それほど戸惑うことなくデータ入力の仕事を始められるでしょう。事務経験やWord・Excelを使いこなせるといった点は応募の際に評価されることがあるので、積極的にアピールして仕事につなげましょう。

データ入力の求人の探し方

スキマ時間に働ける、データ入力の仕事の探し方を紹介します。インターネットで簡単に検索できるので、まずは気軽に探してみましょう。

・求人サイト

求人サイトから、スキマ時間に働けるデータ入力の求人情報を検索できます。「データ入力」「スキマ時間」「在宅」など、希望する働き方のキーワードを入れて検索してみましょう。

キーワードは1つの言葉だけでなく、いろいろと打ち変えて検索するとヒットする求人が変わるので試してみましょう。例えば、「在宅ワーク」はこれ以外にも、「リモートワーク」「在宅勤務」「自宅勤務」「在宅OK」「完全在宅」などの言葉があります。同様に、「スキマ時間」だけでなく「隙間時間」「シフト自由」「好きな時間」などと変えてみましょう。キーワードを変えることで該当する求人が増え、さまざまな求人から仕事を探せます。

「なかなか在宅の仕事を見つけられない」という方は、「在宅ワークに特化した求人サイト」の利用がおすすめです。例えば、「ReWorks(リワークス)」なら、完全在宅ワークの求人を中心に掲載しているので、キーワードを気にする必要がありません。

「家庭の事情を考慮してもらえる求人を見つけたい」という方は、主婦(主夫)の事情に理解のある企業の求人が多く掲載されているサイトがおすすめです。例えば、「mama works(ママワークス)」なら、子どもの長期休みや急な体調不良などにも対応してもらえる求人が多数掲載されています。

「求人サイト」は多くの種類があり、またそれぞれに特徴があるので、求めている条件を絞りやすいサイトを利用しましょう。

・クラウドソーシングサイト

業務委託の仕事を探すなら、クラウドソーシングサイトを利用してみましょう。クラウドソーシングサイトは、扱う求人のほぼすべてが業務委託です。働き方を「業務委託」に決めている方は、仕事を探しやすいと感じるでしょう。

また、初めて業務委託で働く方は、「個人で働く」ことに不安があるかもしれません。例えば、「クライアントが音信不通になる」「報酬が支払われない」といった事態は避けたいですよね。

クラウドソーシングサイトを経由して仕事を請け負うと、トラブル時もサイトの運営会社がクライアントとの間に入ってくれるので安心です。無料で会員登録できるサイトがほとんどなので、まずは気軽に登録して仕事を探してみましょう。

知名度の高いクラウドソーシングサイトには、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などがあります。データ入力以外にもスキマ時間にできる案件が掲載されているので、チェックしてみましょう。

スキマ時間にデータ入力をするコツとは?

スキマ時間にコツコツとデータ入力をするには、工夫しておいた方がいい点があります。せっかく始めた仕事なら、長く続けられるようにしたいですね。3つのコツを意識して、データ入力の仕事に取りかかってみましょう。

・なるべく継続する

スキマ時間にデータ入力をするなら、なるべく継続してやりましょう。その日の入力の仕事を終えてから再開するまでに時間がたつと、マニュアルや注意事項を忘れてしまい、また覚え直したりチェックしたりするためのタイムロスが発生します。

また、タイピングが苦手な方は、日々コツコツと継続することで早く上達します。タイピングの速度や正確性は報酬額にも影響があります。収入を確保するためにも、あまり時間や日にちをあけず、継続して取り組むようにしましょう。

・すぐに取り掛かれる環境にする

スキマ時間にさっとデータ入力の仕事に取り組むために、環境を整えておきましょう。「子どもがお昼寝したから、データ入力をしようかな」と思っても、パソコンの周りが散らかっていると、すぐに始められません。散らかったデスクを見て、やる気がなくなる可能性もあります。

パソコンの周りをすっきりとさせて、デスクに向かったらすぐに仕事を始められるようにしておきましょう。パソコン周辺だけでなく、パソコンの中も整理しておくと効率良く始められます。仕事用のフォルダを整理して、すぐに取り掛かれる環境にしておきましょう。

・スマートフォン可能の仕事もする

データ入力は、パソコンのキーボードを使って入力する方が効率良く仕事を進められます。しかし、中には「パソコンをセッティングする」「パソコンを立ち上げる」「マウスなどの操作スペースを確保する」といった工程が困難で、仕事をする時間を確保しにくい方もいるでしょう。

スキマ時間にコツコツと仕事をしたい方は、スマートフォンで入力可能な仕事も見つけておくと、思い立った瞬間に作業ができ、時間の無駄なく働けます。

【データ入力】在宅ワークのメリット

【データ入力】在宅ワークのメリット

初めて在宅ワークやデータ入力の仕事に挑戦する方は、不安な面もありますよね。しかし、在宅ワークやデータ入力の仕事には多くのメリットがあります。

・好きな時間に働ける

在宅ワークでスキマ時間に働けるデータ入力なら、好きな時間に働ける点がメリットです。家庭の事情に合わせやすく、子育て中の方や家事に忙しい主婦の方も働きやすさを感じるでしょう。

また、副業をしたい方にもデータ入力の仕事はおすすめです。好きな時間に働ける仕事なら、本業が終わった後の夜間や休日のスキマ時間に働けます。

・人間関係に悩みにくい

在宅ワークは人と接する時間が短い分、人間関係に悩みにくい点がメリットです。1人でもくもくとパソコンに向かって仕事をする時間が長いので、他の方と関わる時間がほとんどありません。

出勤して働く仕事をしているときなどに人間関係に悩んだ経験がある方は、働きやすさを感じるでしょう。自分のペースで仕事を進められて、周りの方の顔色や状況を気にしなくていいので、トラブルが生じにくくなります。

また、飲み会などのプライベートな交流が苦手な方も、在宅ワークなら誘われる機会が減り気持ちが楽になるでしょう。誘われる機会が減ると、断ることや無理に参加することからくるストレスも減少します。

・出勤する必要がない

完全在宅ワークなら出勤する必要がなく、自宅にいながら仕事ができます。出勤時間をカットできるだけでなく、満員電車や渋滞のストレスもありません。また、雨や雪などの悪天候を気にすることなく働けます。

パート・アルバイトなどで短時間しか働かない方は、通勤に時間がかかると労働時間と通勤時間のバランスが悪いと感じることもあるでしょう。労働時間に4時間、通勤の往復時間や身支度にトータル3時間かかっているとすると、拘束時間7時間で4時間分の報酬しか得られないことになります。

在宅ワークなら出勤にあてていた時間をカットできるので、その分を趣味の時間や家族との団らんの時間などに有意義に使える点もメリットです。

・未経験から始めやすい

データ入力の仕事は、特に資格が必要ないため、未経験からでも始めやすい仕事です。「在宅の仕事は未経験から始めるのは難しい」、と考えている方もいるでしょう。しかし、データ入力なら長期の研修期間や難しい業務内容の引き継ぎなどが必要ないため、未経験からでもスムーズに始められます。

「未経験で在宅の仕事を始めるのは不安」と感じる方は、「未経験歓迎」「初心者OK」の求人に応募してみましょう。未経験OKの求人では、初心者向けにマニュアルが完備されていたり、質問しやすい環境が整えられていたりします。

・休日を自由に決められる

スキマ時間に働けるデータ入力の仕事なら、休日を自由に決められます。「家族に合わせて土日を休みに」「週に3日だけ働く」「子どもが夏休みの間は仕事量を減らす」といった臨機応変な働き方も可能です。

出勤して働く仕事だと、「夏休み中は仕事を減らしたい」と希望を伝えるときに、肩身の狭い思いをするかもしれません。しかし、在宅の仕事なら勤務日の変更をしやすい点もメリットです。

・好きな場所で働ける

在宅ワークのデータ入力は、好きな場所で働ける点がメリットです。ノートパソコンやスマートフォンがあれば仕事ができるので、自宅以外にもカフェやレンタルスペースで仕事をするのも良い気分転換になるでしょう。

また、自宅の中でも、「集中したいので自室で」「子どもの様子を見ながらリビングで」など、状況に合わせて働く場所を自由に切り替えられます。働きやすい場所や集中しやすい環境で働くことで効率良く仕事が進み、スキルアップしていくことも期待できます。

【データ入力】在宅ワークのデメリット

在宅ワークのデータ入力には、いくつかデメリットもあります。デメリットや対処法を知った上で始めると、より続きやすくなりますよ。

・コミュニケーションが取りにくい

在宅ワークのデータ入力は、コミュニケーションが取りにくい点がデメリットです。完全在宅ワークの場合は特に、1人で働く時間が長く、他の方とコミュニケーションを取る時間があまりありません。

Web会議や研修などがないケースでは、仕事のやり取りをする方と顔を合わせないまま仕事がスタートすることも少なくないでしょう。コミュニケーションを円滑にするために、「締め切りを守る」、「まめに報告・連絡・相談をする」など、けじめのある行動をしましょう。

・あまり稼げない

初めてデータ入力の仕事に挑戦する方や、タイピングに慣れていない方は、なかなか稼げない点がデメリットです。特に、成果報酬制の場合は、完了した仕事の量に応じた金額が支払われるので、タイピングが遅ければしっかり稼ぐのは難しいでしょう。

しかし、タイピングは続けることで慣れてきます。初めはブラインドタッチができなかった方も、徐々に慣れてスムーズにデータ入力ができるようになるでしょう。初めは稼ぎにくいかもしれませんが、コツコツと続けていくのがおすすめです。

・ノルマがある場合も

求人によっては、ノルマが課せられる仕事もあります。ノルマがあると、スキマ時間しか働けない方は仕事に追われてつらい思いをするかもしれません。残業のようになり、夜中まで働くことは避けたいですよね。

ノルマのない仕事もあるので、求人に応募する前にノルマの有無について確認しておきましょう。「ノルマがあることで集中できる」という方は、あえてノルマのある求人に応募するのも1つの方法です。

在宅ワークは1人の環境で働くため、自分で自分のモチベーションをケアすることが大切です。「ノルマがあると焦ってしまう」という方も、「ノルマがあることでがんばれる」という方も、自分に合う働き方を選ぶようにしましょう。

・目の疲れや肩こりに悩む

データ入力の仕事は、正確に入力するためにパソコンに集中する必要があり、目や肩に負担がかかります。座ったまま同じ姿勢でいると首や腰にも負担がかかり、疲労が蓄積しやすくなるでしょう。

定期的に目を休めたり、体を伸ばしてストレッチをしたりしましょう。スキマ時間に働く場合は、無理をしすぎず、仕事と仕事の間隔を数十分から数時間あけるのもよいでしょう。

在宅でデータ入力を始める前の注意点

在宅でデータ入力を始める前の注意点

在宅でデータ入力の仕事を始めるには、注意点がいくつかあります。仕事探しをしているときや仕事を始める前に、以下の項目に気をつけましょう。

・あやしい求人に注意する

在宅ワークの求人の中にはあやしいものが含まれているので、注意が必要です。「初心者でも簡単に高収入!」「誰でも稼げる!」といった「稼げる」という求人を見かけたことはありませんか。

すべての求人があやしいわけではありません。しかし、煽り文句に誘われて応募すると、「働いても給料が支払われない」、「高額な教材費を請求される」といったトラブルに巻き込まれるかもしれません。求人内容を詳しくチェックするようにしましょう。

【チェック項目】
・住所に企業が実在するか
・企業のホームページに不審な点がないか
・口コミに低評価が多くないか

応募前には、少なくとも上記の3点をチェックしてみましょう。住所にオフィスが実在しない、口コミに不安なことが書いてあるといった場合は、避けるのが無難です。

・情報漏えい

データ入力の仕事は、業務内容によっては個人情報や機密情報を扱うため、情報が漏えいしないように注意が必要です。企業により、情報漏えいを防ぐためのマニュアルが異なるので、ルールに従い安全に仕事をするようにしましょう。

また、在宅で働く上で一人ひとりが気をつけるべき点もあります。たとえ家族であっても、不用意に仕事内容を話したり、書類やパソコンを共有したりしないように注意しましょう。

・仕事内容と報酬

「データ入力」の業務内容はクライアントや企業により異なります。単純に文字を入力するだけなのか、画像選定があるのか、太字・フォント変えなどの文字装飾が必要なのかなどの確認をしておけると安心です。

大まかな仕事内容は求人情報で確認できますが、詳細については応募前に問い合わせたり、面接で質問したりしておきましょう。業務範囲に対して、報酬が低い仕事もあるかもしれません。仕事の内容と報酬額が釣り合わないと感じたら、別の仕事を探すことも検討しましょう。

初めて業務委託の仕事をするときの注意点

スキマ時間に働くために、初めて業務委託の仕事に挑戦する方は、不安な点も多いのではないでしょうか。業務委託の案件が掲載されている「クラウドソーシングサイト」も、使い始めはシステムがわかりにくいと感じるかもしれません。業務委託の仕事をするときの注意点を紹介します。

・サイトの利用規約を守る

クラウドソーシングサイトは、サイトごとに利用規約があり、注意点があります。登録時に利用規約を読み、ルール違反にならないようにしましょう。

例えば、クラウドソーシングサイトを介さずに個人のメールアドレスやSNSなどで直接取引することを禁止するルールがあります。知らずに外部ツールを使ってしまうことがあるので、注意しましょう。

・継続依頼

仕事をするなら、「単発」よりも「継続」の案件がおすすめです。単発の仕事は1回で終わってしまうため、またすぐに次の案件を探さなければなりません。単発の案件は、仕事探しの手間がかかるだけでなく、始めるたびに新たなマニュアルに目を通すため時間もかかります。やり取りの期間が短く、クライアントと信頼関係を築くのも難しいでしょう。

「データ入力がどのような仕事なのか知りたい」というだけであれば、単発の案件に応募するのもよいでしょう。しかし、「データ入力の仕事を続けていきたい」と考えているなら、継続案件に絞って応募した方が続けやすくなります。「継続」の依頼であれば、ある一定の期間は継続して依頼をもらえるので、安定した収入にもつながりますよ。

・手数料を考慮する

クラウドソーシングサイトには、報酬に応じて手数料がかかるサイトがあります。仕事探しをするだけでは手数料がかかりませんが、実際に仕事を請け負って報酬が発生した際には、報酬額に応じたシステム手数料が差し引かれるシステムです。

例えば、大手クラウドソーシングサイトの「クラウドワークス」や「ランサーズ」では、報酬額に対して5~20%の手数料が引かれます。

手数料を考慮せず単価の安い案件に応募すると、想定以上に手取り額が減ってしまうので、注意が必要です。クラウドソーシングサイトを利用する際には、手数料が引かれた金額を「実質報酬額」と考え、「仕事量と報酬が見合っているか」を判断しましょう。

・何件か応募して受注率を上げる

クラウドソーシングサイトには多くの案件が掲載されていますが、「応募すればすぐに仕事ができる」というわけではありません。2022年現在、政府による副業の推進、新型コロナウイルスによる在宅ワーク需要の高まりなどにより、業務委託の仕事を始める方が増加しています。ライバルが多い中で、仕事を獲得するのは「簡単」とは言いがたく、何件か応募することが必須と思っておくとよいでしょう。なかなか仕事を得られなくても落ち込まず、応募を続けてみましょう。

・テストの条件に注意する

クラウドソーシングサイトの案件の中には、「テストに合格したら、継続して仕事ができる」という求人があります。しかし、テストの報酬額が低すぎる求人には、注意が必要です。いくらテストであっても、仕事をすることには変わりないので、納得できる金額のテスト依頼のみ応募するようにしましょう。

例えば、「テストは1文字0.1円、合格したら継続で1文字1円」といった10倍の差があるような求人には注意が必要です。「1円になるなら、テストは0.1円でも受けよう」と思うかもしれませんが、あまりにも割に合わない仕事はおすすめできません。

・新着情報をこまめにチェックする

クラウドソーシングサイトに会員登録してログインできるようになったら、こまめに新着の求人をチェックしてみましょう。募集案件が多いときは、数時間で新着の求人情報が更新されます。

新着情報のチェックには、スマートフォンを使うとスキマ時間にさっと調べられます。条件の良い案件はすぐに希望者が集まり、応募が締め切られてしまうかもしれません。こまめにチェックして、気になる案件にすぐ応募できるようにしておきましょう。

・業務委託の仕事は、求人サイトでも見つけられる

クラウドソーシングサイトを利用すると、トラブル時の対応をしてもらえるため、安心して仕事に取り組めます。その反面、手数料がかかったり、なかなか仕事を見つけられなかったりするかもしれません。

業務委託の仕事は、クラウドソーシングサイトだけでなく、求人サイトでも見つけられます。求人サイトでトラブル時の対応をしてくれるケースは少ないので、自分で「安心して働ける案件」を探す必要があります。しかし、手数料がかからず、さまざまな求人サイトから自分に合う仕事を見つけられる点がメリットです。

クラウドソーシングサイトと併用して求人サイトを利用したり、クラウドソーシングサイトで実績を積んでから求人サイトを利用したりしてみましょう。

スキマ時間にできる働き方

「スキマ時間に働きたい」と思っているなら、データ入力以外にもスキマ時間に取り組める仕事はあります。自分に合う仕事を見つけて、働いてみましょう。

 

・Webライター

Webライターは、企業のブログやホームページなどに掲載する記事を執筆する仕事です。データ入力の仕事と同じく、パソコンがありインターネット環境が整っていることで始められます。また、特に指定されていなければ、資格が不要な点も似通っています。

Webライターの業務内容は、データ入力と同じようにパソコンへ情報を入力していくことですが、大きく異なる点は、自分で考えて記事を作成することです。Webライターは、クライアントから提示されたキーワードやテーマを元に、記事の内容を考えて文章にします。

Webライターの仕事は、業務時間を問わない求人を多数見つけられます。締め切りを守れば、夜間・土日など働く時間は問われず、スキマ時間で仕事を進められます。

 

・テレフォンオペレーター、テレフォンアポインター

コールセンターの仕事も、「1日に1~2時間以内勤務OK」といったスキマ時間に働ける求人を探せます。仕事の種類は大きく分けて、発信業務と受信業務の2つがあります。

・発信業務(テレフォンアポインター)

お客様に電話をかけて、商品やサービスの紹介をしたり、営業担当者とのアポイントメントを取り付けたりします。

・受信業務(テレフォンオペレーター)

お客様からかかってくる、問い合わせや苦情などの電話に対応します。

どちらも、電話対応がメインの仕事ですが、お客様とやり取りした記録を入力する仕事も行います。「デスクワークだけでなく、接客業のお仕事もやりたい」という方におすすめです。

 

・アンケートモニター

アンケートモニターは、アンケートサイトに登録し、さまざまなテーマのアンケートに答えてポイントを貯めたり報酬を受け取ったりします。主にスマートフォンを使ってアンケートに回答し、1つのアンケートにつき○ポイント(○円)といった形で報酬を貯めていきます。データ入力よりも気軽に取り組めるので、「データ入力のための時間がつくれなそう」「もっと気軽にできることがいい」という方におすすめです。

しかし、1つのアンケートの回答で得られる報酬は数円程度であるものが主なため、しっかりと稼ぎたい方には不向きです。5分程度のスキマ時間にできるので、データ入力の仕事と掛け持ちして収入源を増やすのもよいでしょう。

まとめ

データ入力は、未経験からでも「在宅ワーク」で「スキマ時間」に働ける仕事です。パソコンの操作さえできれば必須とされる資格がないケースがほとんどで、パソコンを貸与される求人なら道具を用意する必要もありません。

出勤する必要がなく、好きな時間に仕事ができる在宅ワークは、本業や子育て、プライベートとも両立しやすい働き方です。スキマ時間に働ける在宅ワークを探している方は、データ入力の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。