フルリモート勤務OKの正社員デザイナー! 完全在宅勤務可能な求人情報の探し方をご紹介
オフィスへ出社しない「フルリモートワーク」の働き方に注目が集まっています。フルリモートOKな仕事への転職を希望する人は増えており、なかでも安定した収入がある正社員求人は人気です。今回は、正社員デザイナーの仕事を検索するときのコツを紹介します。
フルリモート勤務が可能なデザイナーの仕事はある? 正社員求人情報の探し方とポイント
誰でもフルリモートワークを始められる?
「リモートワーク」や「在宅勤務」「テレワーク」などの言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。新型コロナウイルスの影響や政府による働き方改革の推進を背景に、勤務場所にとらわれない新しい働き方が普及しています。
従来は、オフィスに出社しなければ業務を進められないのが一般的でした。リモートワークの普及によりオフィス以外の場所でも仕事ができるようになり、今では誰でも気軽にリモートワークを始められます。
オンラインで業務が完結するリモートワークは、家事や育児との両立がしやすくなるでしょう。家族の介護や持病を理由に、働きたくても外に働きに出られない人にとっては、フルリモートワークはメリットの大きい働き方です。
フルリモートワークとは
「リモートワーク」は、企業のオフィスや事業所に出勤せず、オフィスから離れた場所で業務を行う働き方です。就業場所は働き手が自由に選択できるのが特徴で、自宅やコワーキングスペース、カフェなどが就業場所となります。
「【フル】リモートワーク」は、リモートワーク同様、オフィスから離れた場所を就業場所とする働き方です。「リモートワーク」と異なるのは、「完全(フル)」に遠隔地から業務を行うため、出社の必要が皆無だといえる点です。
リモートワークでは、週に3日以上の出社を求められたり、会議のため不定期に出社が必要になったりする可能性があります。一方、フルリモートワークでは出社の必要なしに仕事を続けられます。そのため、地方在住者が東京都の企業に勤めるなど、通勤が難しい場所からでも、フルリモートワークなら好きな企業で働けるようになります。
仕事探しの際に注意しておきたいのは、「リモートワーク」と「フルリモートワーク」、2つの言葉の明確な使い分けがされていないことです。「リモートワーク可能」と記載されている求人情報のなかには、出社が必要な求人があれば、出社の必要がないフルリモートワーク求人もあります。フルリモートで働けるかどうかは、求人の詳細情報を細かく確認し、出社条件などの見落としがないように注意しましょう。
・テレワークとの違い
「リモートワーク」と似た言葉に「テレワーク」があります。テレワークは、オフィスから離れた場所を就業場所とする働き方です。リモートワークとテレワークに明確な違いはありませんが、政府や自治体、大手企業ではテレワークが多く用いられる傾向にあります。
テレワークは実際に働く場所の違いから、サテライトオフィス勤務やモバイル勤務、在宅勤務に分類されます。
出社が必要ない「フルリモートワーク」と近い働き方に、「完全在宅勤務」があります。完全在宅勤務は、出社がまったく必要なく自宅を就業場所とする働き方です。自宅が仕事場になると通勤の必要がないのが魅力ですね。フルリモートワークと完全在宅勤務の違いは就業場所のみだと考えてよいでしょう。
フルリモートワークの働き方の違い
フルリモートワークを始めたいと考えるときに気になるのが、雇用形態や契約形態ではないでしょうか。自分がどのような働き方を選べるのか知り、自分の希望に合った働き方を見つけましょう。フルリモートワークができる働き方を紹介します。
・正社員
正社員は、雇用期間の定めがない働き方です。企業が定める定年を迎えるまでの長期雇用を前提に月給制を採用している企業が多いため、安定した収入が見込めます。
一般的な正社員は、1日8時間就業するよう規定されています。例外的に就業時間が8時間以内の時短勤務が認められる場合もあります。企業によって就業時間や出退勤時刻が異なり、具体的な規定は就業規則や雇用契約書で確認できるでしょう。昨今はフレックスタイム制度を導入し、働きやすさ向上に取り組む企業が増えています。
正社員として働くメリットは、企業の福利厚生を利用でき、収入が安定することです。スキルや実績によってはキャリアアップしていけるので、年収アップも期待できるでしょう。
正社員求人は管理職や後継者候補の育成を目的にしているケースが多いため、責任のある業務を担当する場合が多くあります。必然的に打ち合わせや会議の頻度が増えるので、フルリモートワーク可能な正社員求人は見つけにくいのが現状です。
正社員としてリモートワークを始めるなら、正社員は企業の指示に従う必要がある点に注意しましょう。入社時はフルリモートワークで採用されても、部署異動や企業の方針転換などでフルリモートワークができなくなる可能性があります。
・契約社員
契約社員は、雇用期間に定めのある働き方です。無期雇用の正社員と異なり、採用時に決めた契約期間の満了時に、双方の同意のもと雇用契約を継続するか終了するかを選択します。
一般的な契約社員の業務内容は、正社員と遜色ありません。正社員と同様、企業と雇用契約を結ぶ働き方なので、企業の福利厚生を利用できる場合が多いのがメリットです。
契約社員の働き方は、雇用期間満了のタイミングを利用して、さまざまな職種に挑戦しやすい特徴があります。1社だけにとどまらず多種多様な企業で業務経験を積めるので、臨機応変な対応力や柔軟性が身につくでしょう。
・派遣社員
派遣社員とは、人材派遣会社と契約を結び、派遣先の企業で仕事をする働き方です。派遣社員として就業する場合、派遣先企業ではなくあくまで人材派遣会社の従業員として派遣会社の福利厚生を利用します。給与額や賞与額等も派遣先企業ではなく人材派遣会社の規定に則ります。
派遣社員は、人材派遣会社から仕事を紹介してもらえるのが大きなメリットです。自分のスキルや過去の経験から、適性のある業務を見つけてもらったり斡旋を受けられたりするので、契約期間満了後に「仕事が見つからない」という事態を避けやすくなります。
派遣社員としてフルリモートワークをしたいなら、人材派遣会社の担当者に「フルリモートワークをしたい」とはっきり伝えましょう。しっかりと要望を伝えておけば、人材派遣会社の担当者が要望を踏まえて業務を紹介してくれます。
・アルバイト/パートタイム
アルバイト勤務やパートタイム勤務は、非正規雇用の働き方であり勤務時間が短いのが特徴です。アルバイトとパートには法制上の明確な違いはなく、学生ならアルバイト、主婦層ならパートと使い分けがされる傾向にあります。
フルリモートワーク可能なアルバイトやパートタイムの求人情報数は増えており、家事や育児の合間にできるような手軽な業務も多くあります。
未経験職種に挑戦したい人やフルリモートワークをまずは体験してみたい人にとって、アルバイトやパートは比較的簡単にフルリモートワークを始められる働き方でしょう。
・業務委託
業務委託は、企業と雇用契約を結ばないのが大きな特徴の働き方です。クライアントとなる企業と「業務委託契約」を結んで仕事をするため、個人の裁量が大きく柔軟な働き方が実現できます。
フリーランスや個人事業主の場合は、企業と業務委託契約を結んで働くケースが多いでしょう。業務委託はイラストレーターやデザイナーのようなクリエイティブ職、コンサルタントや士業のような専門性の高い職種と相性が良い働き方です。1つの企業にとらわれない業務委託なら、自身のスキルを活かしてさまざまな企業での活躍が可能になるでしょう。
業務委託はスキマ時間や土日祝日を利用して副業を始めたい人にもおすすめの働き方です。しかし、仕事をする時間が自由な分、残業手当などは出ません。業務委託で収入アップを目指すには、いかに効率的で丁寧に仕事を終えられるかがポイントになります。
すべてオンラインで完結する業務委託では、服装自由とする案件が多くあります。副業として業務委託を始める人にとっては、休みの日にわざわざスーツに着替える必要がないのは助かりますね。
フルリモートワークOKとする業務委託の案件数は多く、学歴不問としているものもあります。そのため、正社員求人に比べると希望する求人が容易に見つけられるでしょう。未経験歓迎とする案件もあるので、自分の興味関心に沿った仕事を選択しやすいのが魅力ですね。
そもそもデザイナーの仕事とは
「フルリモートで働くデザイナー」といっても、デザイナーの業務内容は多岐にわたります。「デザイン」に対しては、多くの人が色やフォントを選んで作品をつくるというイメージがあるかもしれません。デザイナーは企業のポスターやチラシなどの販促物のデザインだけでなく、企業のホームページやWebサイト全体の企画設計も担当します。
Web上のコンテンツデザインを手掛けるデザイナーは「Webデザイナー」と呼ばれます。Webデザイナーには、文字の色や配置などの視覚的なデザインスキル以外に、Webサイト全体を構築するスキルが求められます。利用者目線で使いやすくわかりやすいサイトを設計する必要があるため、Webデザイナーはマーケティングの知識もあると仕事がしやすいでしょう。
デザイナーはクライアント企業の要望に沿ったデザインを提供しなければなりません。そのため、クライアント企業との打ち合わせを密に行う必要があります。近年、オンラインミーティングツールの普及によって、打ち合わせがオンラインで完結するようになりました。オンラインですべての業務ができるようになり、フルリモートワークが可能なデザイナー求人の数は増加しています。
デザイナーの仕事内容はさまざま
デザイナーが担当する業務は多種多様です。業務内容によって必要なスキルや知識が異なるため、デザイナーの求人情報を検索する際は業務内容をしっかり確認しましょう。
フルリモートワークが可能なデザイナーの仕事内容を5つ紹介します。
・ロゴ/バナー制作
「ロゴ/バナー制作」は、企業のロゴやブランドロゴ、製品・サービスを紹介する広告用バナー画像などを作成する仕事です。クライアント企業の要望をヒアリングし、要望に沿った色やサイズ、雰囲気の画像を作成する必要があります。ロゴ/バナー制作にはヒアリング力や提案力が求められますが、扱うデータはそれほど大きくないので、基本的なデザインスキルさえあれば始めやすいでしょう。
ロゴデザインは頻繁に作成するものではないため、長期契約ではなく単発契約となるケースがほとんどです。バナー広告も更新時期のみ忙しく、その以外の期間には仕事がないというケースが考えられます。クラウドソーシングサイトでロゴやバナーデザインを募集している企業は多いので、実績づくりも兼ねて複数の企業へ応募してみてはいかがでしょうか。
コンペティション形式で行われるロゴやバナーデザイン募集なら、募集終了後に他のデザイナーの提案を閲覧できることもあるので、実践的なデザインの勉強にもなるでしょう。
・Webデザイン
「Webデザイン」は、企業のホームページなどのWebメディア全体を設計・デザインする仕事です。サイト全体のイメージやレイアウトなどを決めるため、Webサイトを通して企業のブランドイメージを形づくる重要な仕事だといえるでしょう。また、LP(ランディングページ)と呼ばれる販促ページの設計を単体で担当するケースもあります。
Webデザインでは、担当するサイトやサービスの「運営目的」「閲覧してほしいターゲット」「サイトのイメージ」をできるだけ具体化する必要があります。例えば、化粧品の販促活動として新商品用の特設サイトを作る場合、化粧品の販売ターゲットが「高級感を好む20代女性」だとします。ターゲットに閲覧されやすいのは、「高級感のある色を使い、かつ女性らしさを感じられるサイト」だと判断し、クライアントへ提案できるでしょう。
クライアント企業との打ち合わせを通してWebサイト全体の構成を考えるので、Webデザイナーは人と話す機会が多い仕事です。人との会話に抵抗がない人はWebデザインが向いているかもしれません。
さらにスキルアップしてWebディレクターとなると、新規に立ち上げるサイト全体のコンセプトを決定したりサイト作成にかかわるグループ全体に指示を出したりするので、やりがいの大きな仕事に携わることができます。
・Webグラフィックデザイン
「Webグラフィックデザイン」は、Webサイト作成に必要な画像や素材をつくるのが仕事です。Webデザイナーが設計したサイト全体のイメージ図に沿って、サイトのトップ画像や各種ボタン画像のデザイン制作などを手掛けます。
Webグラフィックデザイナーは、クライアントやWebデザイナーからの指示を受けて画像を作成するので、打ち合わせよりも作業に集中する時間が多い仕事だといえるでしょう。ただし、不明点の確認や認識のすり合わせができる質問力が必要です。
作成する画像や素材の完成図がある状態で作業に入れるため、「自分でゼロからデザインを考えるのは苦手」「デザイン経験がないけどデザイナーになりたい」という人におすすめの仕事です。
・コーディング
「コーディング」は、サイトをWeb上に公開するために必要な仕事です。Webグラフィックデザイナーが作成した画像や素材をWebサイトページに埋め込み、視覚的に美しいサイトをつくり上げます。コーディング作業では、HTMLやCSSなどのマークアップ言語が使われます。
現在はマークアップ言語を知らなくてもサイト作成ができるツールやサービスがありますが、マークアップ言語の基礎を知っておくとクライアントの細かな要望にも対応できるでしょう。
コーディングは必ずしもデザイナーの業務とはなりません。「コーダー」というコーディングを専門に行う人やエンジニアがいるときは、デザイナーはデザイン業務に集中できます。「デザイナー募集」という求人情報でも業務によってはコーディングを任されるケースがあるため、コーディングの知識があるといざというときに活躍できます。
・UI/UXデザイン
「UI/UXデザイン」は、ユーザー目線に立って、使いやすくわかりやすい画面環境を整える仕事です。「UI(ユーザーインターフェース)」とは、パソコンやスマートフォンなどのIT機器の操作画面全般と、IT機器そのものの外観を指します。
Webサイトやゲームなどのアプリケーションソフトを使うときに、使い手がどこを押せばどのページに遷移できるかが感覚的にわかるように、ボタンの配置や色、フォントなどを検討するのが「UIデザイン」です。視覚的な要素を改善してユーザーの使いやすさ向上に努めるのが、UIデザイナーの仕事です。
一方で、「UX(ユーザーエクスペリエンス)」はユーザーの体験を意味します。例えば、気になるWebサイトを閲覧しようとリンクを押したとき、読み込みに数十秒かかると多くの人は閲覧せず別のWebサイトを探し始めるのではないでしょうか。
「UXデザイン」は、ユーザーが快適にWebサービスを利用できるようにバックグラウンドを整えます。サイトに埋め込む画像容量を小さくしてページ全体の読み込み速度をアップしたり、誰でも迷わず入力できる登録フォームをつくったりするのです。
未経験でもデザイナーになれる!
デザイナーの仕事は「スキルやセンスがないとできない」というイメージをお持ちの人は多いかもしれませんが、未経験者でもデザイナーとして活躍できます。
デザイナーになるために必要な資格や経験はありません。誰もが興味を持ったタイミングでデザイナーとして一歩を踏み出せるので、「今からでは遅い」と思わずに挑戦してみてはいかがでしょうか。
デザイナーの求人情報のなかには、「経験不問」「未経験歓迎」などと記載している求人情報があります。経験不問としている求人情報は、デザインの基礎知識や基本的なPCスキルがあればできる業務を任されることが多いので、安心してデザインの仕事をスタートできますよ。
デザインの仕事は幅広く、難易度もさまざまです。スキルに自信がなく「自分にできるだろうか」と不安がある場合は、求人に応募する際に応募先企業に正直に伝えてみましょう。自分では「まだまだスキルがない」と感じていても、企業が求めるレベルに達している可能性があります。未経験者を採用して丁寧な研修を実施している企業もあるので、自分が無理なく働ける環境を探してみましょう。
フルリモートで働く正社員デザイナーは続けやすい
フルリモートワークを始めるメリットは、通勤が必要ないことです。オフィスへの通勤が必要だと、朝の支度や移動時間、出社後のオフィス掃除や業務開始の準備など、実務までに意外と時間がかかるものです。
フルリモートで働くと、朝の支度は最低限で済み、移動時間も必要ありません。自宅を就業場所とするなら、朝起きてパソコンの前に座るだけで、業務をスタートできます。
場所にとらわれない「フルリモート」という働き方は、働く人の時間的余裕を生み出します。育児や家事、介護など、家庭の事情がある人でも無理なく働けるようになるでしょう。
新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、日本全国でテレワークやリモートワークの導入が進みました。フルリモートワークが一般的に知られる働き方になったことで、正社員のフルリモートワーカーを採用する企業が増えています。企業側にとってもオフィスの賃料や交通費などのコストが削減でき、災害時にも業務の継続が可能になるなどのメリットがあるので、今後もフルリモートワークを採用する企業は増えると考えられます。
正社員としてフルリモートワークを始めると、安定した収入が得ながら時間的な余裕を持てるので、ワークライフバランスを整えられるでしょう。
デザイナーに必要な5つのスキル
デザインを仕事にする場合、5つのスキルを取得すると活躍の幅が広がります。簡単なデザイン業務なら基本的なPCスキルのみあれば問題ないケースもありますが、より高度なデザインを実現するためにはスキルの研鑽と経験を積む必要があるでしょう。
デザイナーとして活躍するために必要な5つのスキルを紹介します。
・基本的なビジネススキル
どのような仕事においても、基本的なビジネスマナーの知識や簡単なPC操作スキルが必要です。基本的に対面で話す機会のないフルリモートワークでは、オンラインでやり取りが完結します。メールやチャットツール、オンラインミーティングツールなどを使ったコミュニケーションが基本となるので、ミスコミュニケーションを予防する意味でもビジネススキルが大切になります。
「正しい敬語が使える」「報告や連絡および相談を適切なタイミングで行える」「クライアントの意図を汲み取れる」などができると、各方面とスムーズにコミュニケーションを取れるでしょう。
特に、テキストだけでやり取りする際は認識のズレが生じないように細心の注意を払いましょう。情報は過不足なく伝え、わかりにくい言い回しを避けるなどの工夫が重要です。
・デザイン知識
デザインには「センスが必要」と思いがちですが、見やすいデザインにはある程度法則があります。例えば、スーパーのチラシで特売商品の価格が黄色地に赤字で記載され、高価格のお菓子のパッケージはシックな色のものが多いなど、「安さ」「高級さ」を感じさせるデザインは法則に乗っ取って作成されています。
訴求力がありユーザーが興味を持つデザインをつくるためには、デザインのセオリーを知っておく必要があるでしょう。Webデザインにおいては、Webサイトのタイトルを画面トップに配置したり、サイトマップをつくり見たいページにすぐ遷移できるようにしたりといった工夫は定番です。
デザインに関する基本的知識があれば、自分の個性を活かしたデザイン作成がしやすくなるでしょう。基本を身につけたうえで応用するようにすれば、違和感のないデザインのなかでも個性を感じさせるデザインが生み出せるようになるでしょう。
・デザインツールの操作スキル
デザイン業務では、デザインツールが欠かせません。イラスト作成や画像作成では、Adobeが提供する「Photoshop」と「Illustrator」が広く使われています。デザイナーの求人情報では、使用するツールを「Photoshop」か「Illustrator」と指定している場合があります。「Photoshop」と「Illustrator」はある程度扱えると応募できる求人の数が増えますよ。
「Photoshop」と「Illustrator」はプロフェッショナル向けのソフトです。月額利用料がかかりますが、デザイナーを目指す人は必要経費だと思って導入し、スキルを磨きましょう。デザイナーの正社員求人なら、企業が画像編集ソフトのアカウントを提供してくれるでしょう。
未経験でデザイナーとしての適性を知りたい人は無料の画像編集ソフトを使ってみるという手段もあります。ただし、業務を請け負うようになってAdobeのソフトを指定されると、操作方法を覚えなおしたり納品形式を変換させたりという手間が生じるため、スタート時から汎用性の高いAdobeのツールに慣れておくことをおすすめします。
デザインソフトの機能は多種多様ですが、最初からすべて完璧に扱えるようになる必要はありません。目指す業務に関連する機能を練習しながら徐々に扱い方を覚え、自分のスキルを更新していくことをおすすめします。
・Webマーケティング知識
デザインとマーケティングは一見関連性のない領域に感じるかもしれません。Webマーケティングの知識があると、作成したWebデザインがユーザーにどのような影響を与えたのかを分析しやすくなります。
例えば、アクセス解析をすると自分がデザインしたページを閲覧した人の年代や性別を把握できます。アクセス解析によって解析対象のページがどのような層に人気なのか、ターゲットと合っていたかを確認できるので、更新時のブラッシュアップに役立ちます。
・コーディングスキル
コーディングスキルはデザイナーに必須ではありませんが、習得していればデザイナーとして活躍の幅が広がります。コーディングができると、デザインした画像や素材を自分が意図したところに埋め込めます。コーダーに依頼すると意志の伝達に時間がかかりますが、自分でコーディングできると正確に素早く作業を終えられるでしょう。
コーディングの知識はデザイナーとして大きなアピールポイントになります。デザイナーへの挑戦時から習得しておく必要はありませんが、デザイン業務に慣れてきたらコーディングに挑戦してみるとよいでしょう。
デザイナーの正社員求人への応募のポイント
デザイナーとしてフルリモートワークを始めるなら、いくつかのポイントを押さえると採用されやすくなります。デザイナー求人へ応募する際のポイントを紹介します。
・自分のスキルに合った求人を選ぶ
デザイナーの仕事は多岐にわたり、業務内容によって求められるスキルはさまざまです。高いスキルレベルの仕事に挑戦するとスキルアップが早まりますが、自分にできることとできないことのギャップが大きすぎると仕事を楽しみにくくなります。また、クオリティがクライアントの要望に届かなかった場合信頼を失い、評価が下がってしまうでしょう。
デザイナーの正社員求人を探す際は、自分にできる難易度の業務からスタートできるか確認するようにしましょう。無理なく長く続けられる仕事を見つけられれば、仕事を楽しみながらスキルアップを目指せますよ。
・まずは単発案件で実績づくりをする
業務委託などと比べると、フルリモートOKな正社員求人の数は多くありません。正社員の場合は即戦力を求める求人が多いため、高いデザインスキルや実績がなければ正社員として採用されるのは難しい可能性があります。
フルリモート可能なデザイナーの正社員求人で採用率を高めるためには、まずは実績づくりに励むのも一手です。クラウドソーシングサイトなどを通して単発案件のロゴ制作やバナー制作を請け負い、企業にアピールできる内容を増やしましょう。実績が多いほど信頼感が増し、正社員求人でも採用されやすくなるでしょう。
・ポートフォリオを準備する
デザイナーによっては「女性向けの大人っぽいイメージが得意」「子供向けのポップなイメージが得意」など、得意分野があるでしょう。デザイナーの求人募集では、企業が自社イメージやブランドとの相性を確認するため、デザイナーの個性や得意分野を見極められるポートフォリオの提出を求めるケースが多くあります。ポートフォリオとは「作品集」のことで、過去に制作したデザインを見やすくまとめた資料です。
自信があるデザインを全面的に押し出したり、配置を見やすいように工夫したり、デザイン一つひとつに担当業務や使用ソフト、所要時間などの説明文を付け加えたり、スキルが伝わりやすいポートフォリオを準備しておくと印象が良くなりますよ。
・希望条件を明確にしておく
フルリモートが可能な正社員求人でも、入社後に思ったように働けなかったり、待遇面で不満を抱いたりする可能性があります。気になる求人に応募する際は、業務内容の詳細や待遇を確認しましょう。
募集要項だけではわからない部分があれば、「〇〇について教えていただきたい」と、求人応募やWeb面接などのタイミングで企業の担当者に直接確認することをおすすめします。入社後に後悔しないように、応募する求人選びは慎重に行いましょう。
求人探しに役立つおすすめサービス4選
求人情報の探し方はさまざまありますが、フルリモートワーク求人だけを検索したい場合は、リモートワークに特化した求人サイトや転職支援サービスを活用すると効率化できます。特に正社員求人は数が少ないため、リモートワークOKな求人のなかから正社員求人だけを絞り込んで表示できるサイトを利用するとよいでしょう。
求人サイトや転職支援サイトに掲載されている求人情報は、初期設定のままでは新着順に表示されます。自分の希望に合った求人を素早く探すには、キーワード検索機能や条件設定による絞り込み検索機能を上手に活用しましょう。
フルリモートの正社員求人を探す際に役立つサイトやサービスを紹介します。
・ReDesigner(リデザイナー)
「ReDesigner」は、デザイナー求人に特化したキャリア支援サービスです。多種多様なデザイン業界の業務を細分化しているため、自分が本当にやりたいデザイン業務ができる求人情報を絞り込めるのが特徴です。
求人情報の掲載だけでなく、転職サポートも実施しています。デザインの専門知識を持ったキャリアデザイナーが在籍しており、デザイナー特有の悩みに寄り添って転職するまで支えてくれます。
デザイナーとして会員登録すると、まず「デザイナータイプ診断」を受けます。「デザイナータイプ診断」では、デザインスキルや仕事への考え方など、約30問の質問に答えて最適な職場環境や求人情報を診断できます。
・mama works(ママワークス)
「mama works」は、ママ向けのサイトながら誰でも利用できる求人情報サイトです。子育てや家事で忙しいママへ理解のある企業が求人を掲載しているのが特徴で、「時短勤務OK」「ブランクOK」といったこだわり条件を設定して求人を検索できます。
ママワークスに会員登録後は、過去の経歴やアピールポイントを記入します。プロフィールを見た企業からスカウトが届くこともあるため、自分で求人を探す手間を軽減できるでしょう。
ママワークスにログインすると、オンラインの動画講座を無料で受講できます。デザイン業務にも関連する「Webマーケティング」講座があるので、会員登録して受講するだけでも役立つでしょう。
求人検索時には、「働き方」を「在宅」か「出社」から選択できます。フルリモートワーク求人を探すときは「在宅」にチェックを付けて検索を実行しましょう。さらに「雇用形態」から「正社員」を選択して絞り込むことも可能なので、効率的に正社員求人を見つけられます。
・ReWorks(リワークス)
株式会社アイドマ・ホールディングスが運営会社である「ReWorks」は、転職支援サービスを提供しています。ReWorksはフルリモートワークに特化しているため、出社が必要かどうか一つひとつ確認する必要のない手軽さが魅力です。
求人の絞り込み検索機能を使うと、「正社員」「契約社員」「業務委託」から好きな雇用形態を選択して求人を絞り込めます。こだわり条件が充実しているのも大きな特徴で、「管理職・マネジメント経験歓迎」「職種未経験歓迎」「平均年齢20代」など、さまざまな希望条件で求人の絞り込みが行えます。
ReWorksでは職種ごとの求人絞り込みも可能です。デザイナーの場合、「Webデザイナー」「インテリアデザイナー」「グラフィックデザイナー」など細分化された業務内容のなかから選択できるので、自分に合った求人を見つけやすいでしょう。
■ReWorks(リワークス)でのクリエイティブ系正社員のお仕事探しはこちら
・クラウドワークス
クラウドワークスは、仕事を依頼したい企業や個人と、仕事を請け負いたい個人をつなぐクラウドソーシングサイトです。正社員求人の掲載数は少ないものの、業務委託として請け負った仕事が将来的に正社員登用につながる可能性があります。
また、クラウドワークスには単発案件が数多く掲載されているため、実績づくりや経験を積むために利用するのもよいでしょう。スキマ時間に合わせて単発案件を気軽に利用できる反面、匿名性の高さから利用規約に違反する詐欺案件が紛れていることがあります。利用の際は怪しい案件ではないか、しっかり確認しましょう。
まとめ
フルリモートで正社員デザイナーとして仕事を始める場合、自分に合った求人情報をしっかり見極めることが大切です。求人を見極めるためには、自分のスキルレベルやキャリアプラン、働き方の希望条件などを明確化しておく必要があるでしょう。
効率的に仕事を探すには、リモートワークに特化した求人情報サイトや転職支援サイトの利用がおすすめです。正社員求人は数が少ないため、まずはクラウドソーシングサイトを経由して実績づくりに励んだり、ポートフォリオを丁寧につくったりして、採用率を高める工夫をすると正社員として採用されやすくなりますよ。