リモートワークにおすすめの服装は?男女別にご紹介
リモートワークは毎日自宅で仕事するため、服装に迷ってしまいがちです。カフェやコワーキングスペースで働く場合は、いつも通りの私服で問題ありません。サテライトオフィスも同様です。しかし在宅勤務の場合、ずっと部屋着のままで過ごしてしまう人もいます。もちろん、自宅であればどのような服装でも差し支えありません。
ただし、部屋着のままだとオンオフの境界線がはっきりせず、仕事に集中できない場合もあります。今回はそのような人に向けて、テレワークにおすすめの服装を男女別に解説します。ぜひ参考にしてください。
リモートワーク(テレワーク)とは?
リモートワークとは、遠隔での仕事を指します。しかし、リモートワークにはテレワークをはじめ、サテライトオフィスやモバイル勤務もあります。単に自宅で働く人もいれば、カフェやコワーキングスペースで働く人もいるでしょう。このように遠隔での仕事でも、働く場所は人それぞれです。まずは、各用語が何を指すのか解説します。
テレワーク
リモートワークで主流とされる働き方、それがテレワークです。テレワークとは、Tel(遠隔)とWork(仕事)を組み合わせた造語のこと。主に「情報通信技術(ICT)を活用して時間・場所を有効活用できる柔軟な働き方」を指します。
従来までの働き方は、職場に出向いて働くのが一般的でした。もちろん、現在もお客様と接する仕事は、現場で働くのが一般的です。しかし、いわゆるオフィスワークの一部は、テレワークに移行しつつあります。本拠地の事務所から離れた場所で、パソコンやタブレット、スマートフォンを駆使して働く。そういった次世代の働き方が、テレワークです。
サテライトオフィス
リモートワークでは、サテライトオフィスで働くケースもあります。サテライトオフィスとは、本拠地以外の施設で働くこと。本社よりも小規模な場合が多く、従業員が出社しやすいよう各地域に展開されることが少なくありません。従業員はこうしたサテライトオフィスに通い、従来と同じように仕事します。
サテライトオフィスが登場したことで、従業員はわざわざ本社のオフィスへ通う必要がなくなり、働き方もより効率化しています。ただし、企業から見ると支社と同じ扱いとなるため、あくまでも出勤の概念からは逸脱しません。その点は、サテライトオフィスの特徴といえるでしょう。
モバイル勤務
リモートワークの働き方には、モバイル勤務もあります。モバイル勤務とは、移動中や出張先で働くこと。スマートフォンをはじめ、パソコンやタブレットがあれば、いつでもどこでもできる働き方です。
在宅勤務は自宅、サテライトオフィスは地方の事務所などが一般的ですが、モバイル勤務はその限りではありません。むしろ、他のテレワークと区別される働き方です。現にモバイル勤務は交通機関だけでなく、飲食店や顧客先で仕事することも指します。その点は混合しないよう注意が必要です。
【男性】リモートワークのおすすめの服装
ここからは、リモートワークにおすすめの男性の服を解説します。
基本的にはシャツを着こなす
リモートワークは、上司・部下・同僚に見られないこともあり、つい部屋着のまま仕事する男性もいます。しかし、在宅ワークだからといって常に部屋着でいると、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがち。作業にも集中できない場合があります。
基本的には、在宅勤務でもサテライトオフィス・モバイル勤務でも、きちんと着替えて気持ちを切り替えるようにしましょう。ただし、毎日服装を決めるのは結構大変。スーツであれば迷う時間も必要ありませんが、私服は意外と迷うものです。
そういった男性には、シャツがおすすめ。シャツはカジュアルでありながらも、まとまりのある服装で気分も切り替えやすいでしょう。普段からスーツを着用している男性ほど、シャツにも慣れているのではないでしょうか。そういった意味でも、シャツはリモートワークの服装に最適です。シャツはWeb会議などのビジネスシーンでも好印象なので、迷ったらシャツを何着か用意しておきましょう。
季節に応じてジャケットも検討
季節によっては、ジャケットを検討するのもおすすめです。シャツは、Tシャツやポロシャツがありますが、1枚着だとカジュアルすぎる可能性も。相手によっては「ラフな服装だな」と思われてしまうかもしれません。
ジャケットを羽織れば、シャツのラフさを引き締めてくれます。もちろん、スーツのようなきっちりとしたジャケットは必要ありません。在宅ワークで使用するのであれば、ストレッチ性に優れたジャージージャケット、もしくはニットジャケットがおすすめです。
ジャケットが1枚あれば、急なWeb会議が入った際も大活躍。「シャツだけで会議に参加するのは失礼かな」と思う男性は、ジャケットも何枚か手元に置いておくと安心です。
スーツは好印象
リモートワークであっても、やはりスーツは好印象。どのような仕事でも、スーツを着用しているだけで印象が変わります。在宅ワークでスーツはハードルが高いですが、カフェやコワーキングスペースで働くには最適です。サテライトオフィスやモバイル勤務にも、スーツがあれば重宝するでしょう。
スーツは社会人の勝負服。急な出社が必要になる場合もあるので、スーツも一式持っておくと安心です。何より、スーツは気を引き締めてくれる服装の代表格。モチベーションの維持が難しいテレワークでも、スーツを着ればやる気がみなぎる男性も少なくありません。
最近は、本格的なスーツだけでなく、伸縮性に優れたカジュアルスーツもあります。定期的な出勤を伴う半テレワークの場合、こういったスーツも用意しておくのがおすすめです。
【女性】リモートワークにおすすめの服装
ここからは、リモートワークにおすすめの女性の服を解説します。
カジュアルなジャケットを羽織る
リモートワークは、先輩・後輩・同期に見られることもないため、ありあわせの服で済ませる女性もいるかもしれません。ただし在宅ワークであっても、身だしなみを整えることは気分を切り替えるために必要です。
一方、あまりにもかっちりした服装に毎日着替えるのは一苦労。そういった女性には、カジュアルなジャケットがおすすめです。ジャケットは清潔感があり、印象も悪くありません。むしろゆるすぎず硬すぎず、適度な服装で印象もよいでしょう。
ジャケットであればインナーも隠せるため、着回しも楽々です。気温や天気に合わせて着脱できるので、自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースで働く際にも便利。販売されている商品のなかにはおしゃれなジャケットもあるので、何着か準備しておいてはいかがでしょうか。
ワンピースを着ている女性は多い
リモートワークでは、ワンピースを着ている女性も少なくありません。ワンピースは上下一体型なので、服選びの手間が省けます。ワンピースは着心地に優れたものもあり、総じて圧迫感がありません。これは長時間自宅で仕事をする在宅勤務にもおすすめ。カフェやコワーキングスペースで働く際も、気軽に着て出かけられます。実際にワンピースを着て仕事をしている女性も多く、サテライトオフィスやモバイル勤務でも重宝する服装といえるでしょう。
何より、ワンピースはコーディネートがシンプル。上半身と下半身の組み合わせに、毎日悩まされることもありません。そもそもリモートワークは、業務を効率化させるためのもの。そのリモートワークで、服装に何十分も悩まされるのは本末転倒です。そのような意味でも、女性にはワンピースがおすすめです。
男性同様にスーツは好印象
男性と同様に女性のスーツも、全体的に好印象です。やはりフォーマルな服装は、どの年齢層にも合うだけでなく相手にも好印象で服装選びでの失敗もありません。
スーツはコーディネートを考える面倒もなく、一式あればWeb会議にも対応可能です。突発的に入るWeb会議も、スーツであればすべて対応できます。そのため、普段はジャケットやワンピースを着こなし、重要なイベントがある際はスーツと使い分けてみてはいかがでしょうか。気持ちにもメリハリがつきやすく、仕事のオンオフもはっきりします。
リモートワークの服装に関するよくある質問
最後に、リモートワークの服装に関するよくある質問を紹介します。
在宅勤務だから部屋着でOK?
在宅勤務の場合、部屋着でも問題はありません。誰にも見られていないので、好きな服装で過ごしても差し支えないでしょう。ただし、常に部屋着はおすすめできません。なぜなら、部屋着でずっと過ごしていると、オンとオフの切り替えが難しいからです。
リモートワークはただでさえ、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちです。なかには自宅だと集中できないため、あえてきちんとした服装に着替えてカフェやコワーキングスペースに行く人もいます。在宅ワークでも同様で、部屋着のまま過ごすと集中力が途切れるなど、各種問題が発生します。
特にパジャマなど、寝間着のままはいただけません。そこは、カジュアルな服装でもかまいませんのでシャツやジャケット、もしくはワンピースやスーツに着替えましょう。こうすることで気持ちも切り替えやすくなり、作業にも集中できます。
リモートワークの服装の予算は?
リモートワークの服装の予算は、人それぞれです。シャツやジャケットで過ごすなら、5,000〜1万円でおおよそ済ませられます。ワンピースも同様です。フルコーディネートでも、2〜3万円あれば一式揃うでしょう。
ただし、スーツとなると4〜5万円は必要です。基本的に、リクルートスーツであれば1〜3万円で購入できるものが一般的ですが、フォーマルスーツはそれよりやや高めです。ビジネススーツとなると10万円を超えるものもあるので、年齢に合わせた相場のものを選びましょう。
もちろん、自宅・カフェ・コワーキングスペースで働くのであれば、私服でも構いません。ただし、あまりにも安い洋服を選ぶと、着心地などの面で後悔する場合も。その点は値段より、着心地を重視して選ぶのがおすすめです。
スーツを新しく用意する必要はある?
サテライトオフィスやモバイル勤務の場合、同じ企業で働く人と顔を合わせることもあります。その場合は、スーツを用意しておくのがおすすめです。やはり、リモートワークとはいっても、ラフすぎる服装は相手への印象も良くありません。適度にカジュアルな服装は問題ないものの、定期的にWeb会議があるならスーツを用意しておきたいです。
ただし、在宅ワークのなかにはフルリモート形式の仕事もあり、出社の必要が一切ない場合もあります。この場合は常に在宅勤務となるため、スーツの必要性は低いでしょう。それでも定期的なミーティングが発生する場合もあるので、一式揃えておくと安心です。
まとめ
リモートワークの服装は、基本的に自由です。求人にも「服装自由」としている企業が多く、最近では好きな服装で働く人も少なくありません。ただし、出社や取引先とのWeb会議への参加をお願いされる場合に備えて、仕事着は用意しておいたほうが無難です。
在宅勤務であっても、部屋着のままでは気合が入りません。気持ちが切り替わらないまま作業しても、効率的に働くことは難しいでしょう。可能ならシャツやジャケット、ワンピースなど清潔感のある洋服を用意しておくのがおすすめです。