フルリモート可能な営業求人の特徴とは?年収や探し方も解説

かつて営業職は、足で稼ぐのが主流でした。取引先に出向いて交渉や相談を進め、案件を獲得するのが一般的とされていたのです。しかし現代の営業は、フルリモート可能な求人も多数掲載されています。

それにより、遠隔で営業の仕事に挑戦できる機会も生まれています。しかし、フルリモート可能な営業の仕事内容がわからない人もいるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、営業のフルリモート求人の特徴と併せて、年収や探し方も含めて解説します。フルリモートの営業職に挑戦したい人は、ぜひ参考にしてください。

フルリモート可能な営業求人の特徴

フルリモート可能な営業求人の特徴

まずは、営業のフルリモート求人の特徴を解説します。

 

インサイドセールスが多い

営業のフルリモート求人は、インサイドセールスが多い傾向にあります。インサイドセールスとは、見込み顧客に対して電話やメール、チャットなどを活用しながら非対面で営業活動を進める仕事です。非対面なのでフルリモートワークとの相性に優れ、最近は取り入れている企業も少なくありません。

またインサイドセールスは、顧客へヒアリングしつつ、課題を顕在化させることも重要な役割となります。顧客が明確化されることで、顧客自身が気づかなかった問題を浮き彫りにして検討段階を遷移させる、それがインサイドセールスなのです。場合によっては、リードナーチャリングと呼ばれる見込み顧客の育成を任されることも。

他にも企業担当者へアプローチの他、顧客とのコミュニケーションやデータの入力、情報のリサーチなども担います。マニュアルや研修を用意している企業も多いため、元々営業を担当していた人はもちろん、未経験から挑戦したい人も挑戦可能です。興味がある人は応募してみてはいかがでしょうか。

 

新卒の求人も見られる

フルリモート可能な営業求人のなかには、新卒向けも見られます。新卒の場合、オフィス勤務で社会人としての基本を習得してから、徐々に現場に出ていくルートが定番です。しかし、現代は新卒の時点でフルリモートの営業職も可能です。

「営業職として働きたいけど、地元を離れたくない」と考えている新卒の人にも、フルリモートの営業職は最適。地方で力を身に付けて、時間と場所に縛られない働き方を実現してはいかがでしょうか。また企業にとっても、優秀な人材の発掘につながるため、今後はフルリモートの新卒向け求人も浸透していくことが予想されます。

 

年収1,000万円以上の求人も見られる

営業のフルリモート求人のなかには、年収1,000万円以上の求人も見られます。平均的な年収は300〜500万円ですが、入社する企業によっては600万円以上も可能です。努力次第では、700〜900万円クラスの年収も狙えるでしょう。

1,000万円以上の多くは事業部長クラスとなりますが、フルリモートでもこの年収を目指せるのは夢があります。もちろん、実績や経験を積まないと年収1,000万円以上は難しいですが、スキルを身に付ければ1,000万円以上を狙うことも不可能ではないでしょう。

フルリモート可能な営業へ転職するには?

フルリモート可能な営業へ転職するには?

ここからは、フルリモートの営業へ転職する方法を解説します。

 

営業職をやりたい理由を明確にする

フルリモートで営業に挑戦したいなら、なぜ営業職をやりたいのか明確にしましょう。営業職は人と話すのが好きな人に向いているとされますが、ただ人と話すのが好きなだけでは営業職は務まりません。

顧客のニーズを把握して商品やサービスの魅力を的確に伝え、見込み顧客の検討段階を前に進めるのが、営業職の使命です。そういったスキルが求められるため、トーク力だけでなく傾聴力や説得力も必要となるでしょう。

まずは自分がなぜ営業職をやりたいのか、その理由を明確にしてください。採用面接では、ほぼ確実に「なぜ営業職なのか」を問われます。その問いに対して、明確に「やりたい理由を答えられるか」で合否が大きく左右されると言っても過言ではありません。

 

なぜリモートワークが良いのか伝える

なぜ「リモートワークが良いのか」を伝えることも重要です。オフィス勤務の営業職であれば仕事仲間に相談しやすく、上司や先輩からアドバイスも気軽に受けられます。しかし、テレワークの営業職は、周囲への相談も難しく部下や後輩との関係も希薄になりがちです。そういった背景で、なぜリモートワークを希望するのかを伝えなくてはなりません。

ただ、この部分は素直に自分の気持ちを伝えるのがよいでしょう。例えば「育児や介護のため」でもOKですし、「地元に貢献したい」でもOKです。自身のライフスタイルを大切にするため、テレワークに挑戦する人も最近では珍しくありません。その点は、採用担当者に聞かれた際に、包み隠さず素直に伝えるのがよいでしょう。嘘はつかないようにしてください。

 

法人営業のスキルを身に付ける

営業は大きく分けて、法人営業(BtoB)と個人営業(BtoC)の2種類あります。どちらのテクニックも、営業職では必須です。しかし、フルリモートの営業職はインサイドセールスなどが主流となるため、法人営業のスキルが重宝されます。

特にコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力の3つは必須です。取引先と交渉・商談を進め、商品・サービスを売り出し、分析する力が求められます。その他、資料作成の事務的なスキルも必要となるでしょう。

こういった法人営業のスキルを身に付けることで、営業職のフルリモート求人でも採用されやすくなります。ただし、企業によって求める営業職の能力も変わるので、応募したい企業の特色も把握しながら適応していくことが大切です。

フルリモート可能な営業求人の探し方

営業のフルリモート求人を探すなら、リモートワークの正社員求人に特化したサイトを利用しましょう。例えば、「ReWorks(リワークス)」は、フルリモート求人を中心に取り扱っています。無料のキャリア相談も受け付けているので、転職が不安な人にも安心です。

その他、転職エージェントに登録するのもおすすめ。転職エージェントであれば、自分の適性に合った仕事を紹介してもらえます。前職が営業職だった人なら、フルリモートの営業職求人も比較的見つけやすいでしょう。気になる求人を見つけたら積極的に応募してみてください。

まとめ

フルリモートの営業求人は、増加傾向にあります。そのため、もし今後も長く営業職で働きたいなら、フルリモート求人も候補に入れておくのはいかがでしょうか。

求人によっては、年収1,000万円以上を目指せるものもあるなど夢もあります。逆に、無理なく働いて地方で暮らすのも、人生の選択肢となり得るでしょう。まずは、自分がどのように働きたいのか、今一度向き合ってみましょう。そこから新たな道が見えてくるはずです。