一級建築士がリモートワークでできる仕事とは?転職成功のポイントも解説
一級建築士は、建築に関する優れた技術と知識を持ち、建設設計からコンサルティング、プロジェクト管理などを担う仕事です。他にも、CADや建築ライティングなど、できる仕事は多岐にわたります。
しかし、これらの仕事はリモートワークでもできるのでしょうか。今回は、一級建築士がリモートワークでできる仕事を紹介します。併せて、転職成功のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
一級建築士はリモートワークも可能
結論を先に伝えると、一級建築士はリモートワークも可能です。一級建築士と聞くと、現場で指揮を執る重要な役目に思えます。実際に、一級建築士は建築現場を総括する役割を持ち、現場で働く人と協力しながら建物を完成させる仕事です。
しかし最近では、遠方にいながら建設設計やコンサルティング、プロジェクト管理を担う建築士もいます。ITテクノロジーが定着した現代。現場ではなく、コンサルティングや建築ライティングで生計を立てている人もいます。業務の一部をアウトソーシングする企業も増えているため、従来に比べてさらに選択肢は広がったといえるでしょう。
一級建築士がリモートワークでできる仕事
ここからは、一級建築士がリモートワークでできる仕事を紹介します。
建設設計
一級建築士は、建物の建設設計が可能です。主に「意匠」「構造」「設備」の3つの要素を持ちます。この3つは複数人で担当するのが一般的で、要素ごとに「意匠設計」「構造設計」「設備設計」と分かれます。一級建築士は、その仕事のすべてを担うことが可能です。リモートワークでもできるので、一級建築士資格がある人はまず、建設設計の仕事がないか探してみるのがおすすめです。
コンサルティング
建築業者や建築事務所のなかには、法人で運営しているところもあれば、個人で運営しているところもあります。どちらもライバル他社との競争は激しく、今も建築業界は案件の奪い合いが発生しています。これは、業界が盛り上がっていることの証明でもあるので、喜ばしいことともいえるでしょう。しかし競争に飲まれ、運営が立ち行かなくなることもあります。
そういった経営不振に陥っている建築業者や建築事務所に対して、コンサルティングできるのも一級建築士の特権です。コンサルティングは、企業経営などの相談を受け、診断・助言・指導を担う仕事。一級建築士であれば、こうしたコンサルティング業務も可能です。
プロジェクト管理
建物を建設する際、普通はプロジェクトとして順序立てて仕事を進めます。前述の通り、建物の建設は「意匠」「構造」「設備」の3つが軸となり、それぞれ緻密に計画して建物を立てていきます。しかし、プロジェクトは管理者がいなければ頓挫してしまいます。ゆえに、一級建築士にプロジェクト管理を任せる企業も多々あるわけです。求人を見ても一級建築士向けのものは多くあります。
CAD
CADとは、設計をデジタルで行うソフトウェアのことです。建築の要とも呼ばれるもので、一級建築士であれば一通り使用できるようになっています。最近では、このCADの仕事を外部の人材に委託する企業も増えてきました。一級建築士であればCADはマスターしているはずなので、こうしたCADの依頼に特化して受けるのもおすすめです。
建築ライティング
一級建築士のなかには、建築に関するライティングで生計を立てている人もいます。建築分野は専門用語も多々あり、ライターも「調べて書くのが難しい」と感じる人は多くいます。しかし一級建築士であれば、専門用語が出てきてもスムーズに解説できるでしょう。新たな知識や技術を学びながら発信すれば、自分自身のスキルアップにもつながるのではないでしょうか。
ただし、専門的な知識や技術があっても、それを文章としてわかりやすく伝えられるかどうかはその人のスキル次第です。ライティング分野で働く場合は、未経験との扱いとなる場合もあるので、その点にどう対応していくかで左右されるでしょう。
一級建築士が転職を成功させる3つのポイント
ここからは、一級建築士が転職を成功させる3つのポイントを解説します。
1.スキルが活かせる企業を探す
一級建築士は、専門的なスキルが必要です。前述したように建設設計からコンサルティング、プロジェクト管理までできます。他にも、CADや建築ライティングの分野での活躍もできるでしょう。
まずは、そうしたスキルを活かせる企業を探しましょう。専門的なスキルを活かせれば、自分自身のキャリア構築にも役立ちます。また正社員だけでなくフリーランスでの活躍も可能です。
スキルは一級建築士それぞれで変わるので、どのような仕事が得意か一度じっくりと考え、自分自身に合った仕事がないか探してみましょう。
2.キャリアプランを明確にする
一級建築士の資格を持っていると転職で有利になりやすいですが、具体的なキャリアプランがないまま、所属する企業を転々とすると方向性を見失う恐れもあります。建築業者や建築事務所によっては、重要なポストを今後任せようと考えてくれるところもあるかもしれません。または一級建築士として、現場で活躍してほしいと考えるケースもあるでしょう。
このように、スキルのある一級建築士でも、キャリアは人それぞれ。なかには、独立起業して、自分自身の建築業者・建築事務所を創立する人もいますし、フリーランスとして自由なライフスタイルで働く一級建築士もいます。思い描くキャリアプランによって選ぶべき企業も変わるので、一度自分の人生設計も考えてみましょう。
3.ゆずれない条件を決めておく
誰しも、働くにあたって「ゆずれない条件」があるはず。一級建築士は、担当できる仕事も多岐にわたりますが、設計がやりたい人もいれば管理がやりたい人もいるでしょう。なかには、ずっとCADだけ作成していたい人もいるかもしれません。
一級建築士は専門的な資格なので、幅広い仕事に対応できる反面、向き不向きもあります。その点は、自分自身がどのように働きたいのか事前に決めておきましょう。
企業側の指示に従うことも重要ですが、大切なのは「どのように働きたいのか」と向き合うこと。それを忘れなければ、理想の働き方が見えてくるでしょう。
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まとめ
一級建築士は、難関国家資格とのことで、ニーズは幅広くあります。一級建築士の資格があれば、建築業界で生計を立てていくことも難しくありません。また最近では知識を活かしてリモートワークを希望する人も増えています。
求人サイトを確認しても一級建築士の資格を活かせる求人が増えている傾向にあるため、これを機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。