フルリモート可能な週4勤務の正社員として働くメリット・デメリットは?仕事の探し方も紹介
働き方改革に伴い、フルリモートワークや週4勤務の制度を導入する企業が増えています。週4勤務とは、その名の通り1週間のうち4日間働き、それ以外の3日間を休日とする制度です。
フルリモート可能な週4勤務の正社員なら、プライベートな時間を有効活用できるなど多くのメリットがありそうですよね。しかし、デメリットはないのでしょうか。そこで本記事では、フルリモート可能な週4勤務の正社員になるメリットとデメリットを詳しく解説します。仕事の探し方も紹介するので、転職を検討している人はぜひ参考にしてください。
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フルリモート週4でも正社員は可能なのか
従来は、正社員といえば週5日勤務が当たり前でした。しかし、働き方が多様化されている現代では、大手企業をはじめとして週4勤務・週休3日制度を導入する企業が出始めています。例えばYahoo!を運営するヤフー株式会社では、育児や介護をしている従業員に対して土日に加えて1週間あたり1日の休みを与える制度を導入しています。
またカジュアル衣料店の代表的ブランド「UNIQLO」を展開する株式会社ファーストリテイリングでも、一部の従業員を対象に週休3日制度を導入しました。
他にも多くの企業が週4勤務、週休3日制度を導入しています。また求人サイトでフルリモート可能な週4勤務の正社員に条件を絞って検索すると、複数の求人が見つかりました。つまり、フルリモート可能な週4勤務の正社員になることは可能といえます。
週4勤務のフルリモート可能な正社員になる6つのメリット
週4勤務のフルリモート可能な正社員には、どのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットは次の6つです。
- プライベートの時間が増える
- 好きな場所で働ける
- 通勤のストレスがない
- 時間の融通が利きやすい
- 仕事の集中力を保ちやすい
- 副業などで収入源をつくりやすい
それぞれ解説します。
1.プライベートの時間が増える
週4日勤務になれば、単純にプライベートの時間が増えることになります。これまで以上に趣味の時間や家族の時間、友人と過ごす時間をつくれるでしょう。また週に3日休めることで、平日もプライベートの時間に使えることになります。土日では混雑していて難しかった場所に行きやすくなる点もメリットといえるでしょう。
2.好きな場所で働ける
フルリモート可能な仕事なら、自分の好きな場所で働けます。自宅はもちろん、カフェやコワーキングスペース、都会の喧騒から離れて自然に囲まれた場所で仕事するのもよいでしょう。
なかには都心の企業で働きながら、地方へ移住する人も増えています。好きな場所で働ける仕事なら、将来の選択肢も増えるでしょう。ただし、セキュリティの観点から働く場所にルールを設定している企業もあります。自宅や企業の用意しているサテライトオフィス以外でのリモートワークを検討している場合は、事前に企業へ確認しましょう。
3.通勤のストレスがない
オフィスへの出社が不要になったことで、通勤のストレスからも解放されます。毎朝満員電車に揺られ、自分のデスクに到着する頃にはすでに疲れを感じている人も多かったのではないでしょうか。
通勤が不要になれば、このようなストレスがなくなるうえに、時間にも余裕ができます。これまで毎日通勤に往復1時間かかっていた人は、出勤日数が1か月20日間として換算すれば20時間の余裕ができることになるでしょう。1年に換算すれば240時間です。この時間を有効に使うことで、さらに生活の満足度が向上するはずです。
4.時間の融通が利きやすい
フルリモートワークを導入している企業は、成果を重視していることからフレックスタイム制度を導入しているケースが多くあります。そのため時間の融通が利きやすいのもメリットといえるでしょう。
例えば朝が得意な人は早起きして、夕方早めに終わらせることも可能です。朝のうちにプライベートな用事を終わらせ、遅めに仕事スタートもできるでしょう。いつ休憩を取るかも自由です。自分に合った働き方で進められれば、自然と業務効率のアップも期待できるのではないでしょうか。
5.仕事の集中力を保ちやすい
フルリモートワークなら、自分の作業環境を自分好みに整えられます。自分の体に合ったデスクやチェアを用意し、お気に入りのBGMをかけるなど工夫すれば、仕事にも集中して取り組みやすくなるのではないでしょうか。
また週4勤務の場合は、休みが1日増えたことで十分な休息を取ることも可能になります。心身共に疲労回復できれば仕事にも全力で取り組めるでしょう。結果的に集中力の維持が期待できます。
6.副業などで収入源をつくりやすい
休みが増えたことで、副業に取り組む余裕もできるでしょう。正社員として働いていても、給料に満足できず副業を考える人は少なくありません。しかし、週5日働いて副業にも取り組むとなれば、心身に大きな負担がかかりますよね。そのため、ためらっていた人も多かったのではないでしょうか。
週に3日間の休みがあれば、副業に取り組む時間を確保しやすくなります。複数の収入の柱が欲しい人にとってチャンスといえるでしょう。最近では、働き方改革の一環として副業を認める企業も増えています。
週4勤務のフルリモート可能な正社員になる4つのデメリット
週4勤務のフルリモート可能な正社員には、メリットだけではありません。いくつかデメリットもあります。
- 成果が重視されやすい
- 週5勤務より給料が下がる
- 1日の労働時間が伸びる可能性がある
- コミュニケーション不足になる
それぞれ見ていきましょう。
1.成果が重視されやすい
フルリモートの場合、勤務姿勢を評価してもらうことが難しくなるでしょう。また週4勤務の場合も稼働時間が少なくなるため、効率的に仕事を進めることが求められます。つまり、フルリモート週4勤務という働き方は、成果が重視されやすいといえます。
特に営業などノルマのある仕事は、いかに効率的に数字を上げたか結果の部分がこれまで以上に重視されるでしょう。成果重視の評価によって仕事のモチベーションがアップする人もいますが、なかにはプレッシャーからストレスを感じる人もいるかもしれません。
2.週5勤務より給料が下がる
基本的に勤務日数が少なくなれば、給料は下がります。安定した収入が減ることでお金への不安が大きくなる場合は、週4勤務を選択しないほうがよいでしょう。副業で補填する方法もありますが、すぐに安定して稼げるとは限りません。結果的に別の企業でアルバイトすることになって、過剰労働になる恐れもあります。週4勤務のフルリモートという働き方を検討する場合は、今の生活にどのような影響を及ぼすのかをしっかり考えて判断しましょう。
3.1日の労働時間が伸びる可能性がある
休みが1日増えるため、業務内容によっては1日の労働時間が増えるリスクもあります。残業の日々が続けば、休みの多くを休息に充てることになりかねません。プライベートの充実どころではなくなるでしょう。週4勤務でも無理なく進められる仕組みづくりを考える必要があります。
4.コミュニケーション不足になる
オフィスに出社していた場合、同じ空間に同僚や上司、部下がいたために情報共有も容易だったでしょう。わからない点もすぐに聞けます。しかし、フルリモートになると、基本的に1人での作業になります。
気軽に話せる環境ではなくなるため、コミュニケーション不足になりやすい点はデメリットです。基本的にチャットでのやり取りになりますが、文章のみでは誤解が生じる可能性もあるでしょう。重要な情報が十分に共有されない恐れもあります。そのため、Web会議ツールを使って部署で定期的にミーティングするなど、コミュニケーション不足を防ぐための工夫が必要になります。
また孤独を感じやすい人にとってもストレスになるでしょう。フルリモートワークで働く場合は、コミュニケーション不足にならないよう対策を考えておくことが大切。社内だけでなく、社外のコミュニティに入って積極的に人と関わってみるのもおすすめです。
週4勤務のフルリモート可能な正社員の仕事を見つける3つの方法
週4勤務のフルリモート可能な正社員の仕事を見つける方法を3つ紹介します。
- 都市部に本社がある企業で探す
- フルリモート可能な職種から探す
- ReWorksで求人を探す
それぞれ解説します。
都市部に本社がある企業で探す
週4勤務可能なフルリモート求人は、まず都市部に本社がある企業から探してみるのがおすすめ。なぜなら新しい働き方を導入するのは、都市部に本社を置く大企業やベンチャー企業に多い傾向があるからです。
週4勤務、週休3日制度を導入している企業一覧を見ても、都市部に本社を持つ企業が目立ちます。週4勤務可能なフルリモートの正社員という働き方は、まだ広く定着している状態とはいえないため、まずは都市部の企業を中心に探してみましょう。
フルリモート可能な職種や業界から探す
フルリモートで働くなら、オフィスに出社する必要のない職種や業界から探す必要があります。業界でいえば、一般的にはIT業界が多いといえるでしょう。IT業界なら最新のツールを活用しているケースも多く、フルリモート可能な求人も多くあります。他にも不動産業界や金融業界はリモートワークが多い傾向にあるので、探してみてはいかがでしょうか。フルリモート可能な職種については幅広く、特に求人が多いものをピックアップします。
- プログラマー
- Webデザイナー
- 事務
- カスタマーサポート
- インサイドセールス
- 営業
- 翻訳・通訳
企業によっては一部出社が必要なケースもありますが、IT技術が発達した現代では多くの仕事がフルリモートで可能となっています。
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まとめ
働き方が多様化している今、正社員は週5勤務が当たり前という概念も変わりつつあります。勤務日数や時間、働く場所を選べれば、これまで以上にプライベートとの両立が可能です。しかし、メリットばかりではありません。事前にデメリットを把握し対策を立てておかないと、選択に後悔するケースもあります。自分が理想とする働き方や条件を洗い出し、週4勤務のフルリモートという働き方が最適か慎重に判断しましょう。