フルリモート可能なSNSマーケティングの求人はある?仕事内容やメリットも解説
SNSは、今やビジネスに欠かせないツールとなっています。特にSNSを活用したマーケティングは、企業のブランディングや見込み顧客獲得のための重要な施策です。それを担うマーケターは、あらゆる業種の企業でニーズがある人材といえるでしょう。
SNSマーケティングは、インターネット環境とパソコンなどの端末があれば場所を選ばず業務に取り組めるため、フルリモートワークも可能な仕事として人気があります。今回は、SNSマーケティングの仕事内容や求められるスキル、フルリモートで働くメリット・デメリットを解説します。
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フルリモートワークが可能なSNSマーケティングの求人はあるか
SNSマーケティングはオンラインでの作業がほとんどなため、フルリモートでも十分に対応可能です。また優秀なマーケターの確保は、多くの企業にとって売上向上を実現させるための重要課題となっており、フルリモートワークでも働いてほしいと考える企業は増えています。フルリモートワークの条件をつけて探しても、求人サイトや転職サイトでSNSマーケターの仕事は見つかるでしょう。
一方でフルリモートワークの場合、一般的には必要な知識やスキルを備えた即戦力人材であることが求められます。フルリモートワークではオフィスで実施するような研修や指導が難しく、ゼロから人材を育成するには不向きなためです。フルリモートワークでの転職を希望する場合、SNSマーケティングの仕事に求められる知識やスキルをあらかじめ習得しておく必要があるでしょう。
フルリモート可能なのSNSマーケティングの主な仕事内容
次にフルリモートでも対応できる、SNSマーケティングの仕事内容を紹介します。求められる仕事内容は主に以下の5つです。
- マーケットリサーチ
- アカウントの企画・コンテンツ制作
- アカウントのデータ分析改善
- イベントの企画・立案
- クライアントとの打ち合わせ
それぞれ詳しく解説します。
1.マーケットリサーチ
SNSマーケティングの仕事は、SNSを活用してターゲットとなる顧客や市場の分析からスタートします。SNS上では、ユーザーがどのような意見や不満を持っているか、何に疑問を感じているかを知ることができます。それら無数の情報から、ターゲット層のニーズを汲み取ることもSNSマーケティングの仕事です。
他にもトレンドを知るために頻出するキーワードを調べたり、競合他社について調べたりと、SNSでは多様な情報収集が可能です。そのようにして得られた情報に基づき、効果的なマーケティング戦略を立案します。
2.アカウントの企画・コンテンツ制作
SNSは情報収集だけでなく、発信にも活用できます。企業の公式アカウントの運営もSNSマーケティングの仕事です。企業のブランドイメージを高めたり、必要な情報をターゲット層に届けるためにフォロワーを増やしたりすることを目的に運営します。
まずはアカウントをどのように運営するか企画を立て、それに沿ったコンテンツを制作していきます。コンテンツの内容は、文章・写真・動画・グラフィックなどさまざまです。SNSの種類によってユーザーが好むコンテンツの種類も異なるので、同じ情報を発信する場合でもSNSごとにコンテンツを使い分ける必要があります。また常にフォロワーに存在を意識してもらうため、定期的なコンテンツの更新も大切です。
3.アカウントのデータ分析改善
SNSアカウントを運用して情報を発信したあとは、効果を検証しなくてはなりません。発信した情報に対してどれだけ反応を得られたか、誘導したリンク先にどのくらいアクセスが集まったかなどのデータを収集して分析します。最終的には、売上が何%向上したかの検証も必要です。
分析した結果は、次の発信に活かして日々内容を改善します。SNSは発信・効果検証・改善のサイクルをスピード感を持って回すことができ、市場やユーザーの嗜好の変化にも素早く対応できるのがメリットです。このサイクルをひたすら繰り返し、企業アカウントの発信力を高めていくことが、現在のSNSマーケティングにおける重要な課題といえます。
4.イベントの企画・立案
SNSでのイベントの企画もSNSマーケティングの効果的な手法です。SNS上では、イベントを企画・実行して、ユーザーの注目を集められます。魅力的なイベントがSNS上で話題になれば、企業アカウントに多くのユーザーが集まるでしょう。これまでとは違ったターゲット層をアカウントに呼び込む際にも有効です。
SNS上で話題になりやすいイベントは、特別キャンペーン・無料プレゼント・コラボレーションなどです。「新たに20代女性のユーザー層にアプローチする」など、イベントの目的を明確にしたうえで、予算や期間を設定し、内容を練り込んでいきます。
5.クライアントとの打ち合わせ
SNSマーケティングは、他企業の依頼を受けて行う場合もあります。その際にはクライアントとの打ち合わせも必要です。SNSマーケティングを実行する担当者が、クライアントの要望をヒアリングしたうえで、効果的な企画を提案します。そして内容を擦り合わせたうえで実行し、自社の場合と同じく効果検証を行います。そのあとはクライアントに結果を報告して、次回の企画について打ち合わせをするという流れです。
受託の場合もSNSマーケティングのプロセスは同じですが、クライアントに安心感を与えるためには密なコミュニケーションが必要になります。定例の報告を欠かさず、クライアントと足並みを揃えて進めていくことが大切です。
SNSマーケティングに求められる経験やスキル
フルリモートワーク可能なSNSマーケティングの求人に応募するには、即戦力として活躍できる能力が必要です。ここではSNSマーケティングに必要な経験・知識を紹介します。求められるのは主に以下の6つです。
- SNSの運用経験
- 文章スキル
- 動画・写真編集スキル
- コミュニケーション能力
- 流行やトレンドをリサーチする力
- 最低限のネットリテラシー
それぞれ詳しく解説します。
SNSの運用経験
SNSマーケティングの仕事をする以上、SNSアカウントの運用経験は必須です。SNSにも複数の種類があり、それぞれにユーザーの特性や行動の傾向も異なります。実際に複数のSNSを使用し、特徴を掴んでおかなければ効果的なSNSマーケティングはできません。
SNSの使用経験が少ない人材がSNSマーケティングを行った場合、特に注意すべきなのが炎上のリスクです。SNSは情報の伝達が早く、伝えたい情報だけでなく企業にとって望ましくない話題もすぐに広がってしまいます。現代ではちょっとした言葉で企業の公式アカウントが炎上する事例が増えており、SNSマーケティング担当にはユーザーの心理を見誤らず、適切なアカウント運用をする能力が求められます。
文章スキル
SNSアカウントの運用には、文章スキルも欠かせません。SNSではさまざまな種類のコンテンツを発信しますが、キャッチコピーやユーザーへの返信など、どのような場合でも言葉のスキルは必要です。
SNSマーケティングでは、長文を構成するスキルはほとんど必要ありません。求められるのは短くキャッチーな文章を考える力です。SNSユーザーは一度に大量の情報を流し見しているため、一目で印象に残る言葉を選ぶ必要があります。
企業のブランドイメージを踏まえつつ、ユーザーに受け入れられやすい表現を心がけることが大切です。SNSは種類やターゲット層によって好まれる文章のトーンに違いがあります。SNSマーケティングの担当者は、ニーズや目的に合わせて文章を使い分ける能力も求められます。
動画・写真編集スキル
SNSマーケティングでは、動画や写真などのビジュアルコンテンツも重要です。SNSマーケティングの担当者は動画・写真の編集スキルも身に付けなくてはなりません。
動画や写真は視覚的にインパクトがあるため、高い訴求力があります。数多くのアカウントが情報を発信しているなかにあっても、動画や写真は瞬間的にユーザーの目を引き、他の投稿に埋もれることがありません。
動画や写真をより魅力的に見せるには、編集の工程が欠かせません。本格的な編集作業は外部のプロフェッショナル人材に発注できますが、SNSの発信はスピード感が大切なので、その都度外部に発注するのは難しいでしょう。SNSマーケティング担当者も、基本的な編集スキルを身に付けておく必要があります。
コミュニケーション能力
フルリモートのSNSマーケティングは1人で黙々と分析や企画をしているイメージがありますが、意外にもコミュニケーション能力が重視されます。
SNSは一方的な広告発信と違い、双方向のコミュニケーションが求められます。フォロワーからのコメントやメッセージに返信して関係性を築いていくことも、SNSマーケティングの重要な手法です。フォロワーの気持ちを理解し、スムーズなやり取りをする力が必要になるでしょう。
さらにSNSマーケティングの仕事には、クライアントとの打ち合わせも発生します。クライアントのニーズを汲み取り、的確な企画をまとめあげるにはコミュニケーション能力が必須スキルといえるでしょう。
流行やトレンドをリサーチする力
SNSマーケティングの仕事では、流行やトレンドをキャッチすることが求められます。ユーザーが今この瞬間に興味を持っているものを把握し、自社のマーケティングに取り入れることが重要です。
そのためSNSマーケティングの仕事をするには、常に最新の情報を追い続けなくてはなりません。ターゲット層のあいだで流行しているものに対してアンテナを張り、SNSや動画投稿サイト、インターネットのニュース記事などに日常的に目を通す必要があるでしょう。
現在は流行り廃りのスピードが早く、業務の時間内だけではトレンドのチェックが追いつかない場合もあります。ときにはプライベートの時間にも仕事のためのリサーチとしてSNSに目を通す必要があり、それを自ら楽しんでストレスなく続けられる人がSNSマーケティングに向いているといえるでしょう。
最低限のネットリテラシー
SNSマーケティングの仕事をするのであれば、最低限のネットリテラシーは必要です。ネットリテラシーはSNSの利用に関するものだけでなく、検索エンジンのアルゴリズムや主要なオンラインサービスの利用方法なども網羅していなくてはなりません。また著作権や個人情報の取り扱いに関する知識も重要です。
これらのなかには日常的に情報を発信したり、インターネット上でリサーチをしたりしていれば自然と身に付くものもありますが、わからないことは放置せず自分で調べて進めていく姿勢も大切です。
フルリモートでSNSマーケティングの仕事をする5つのメリット
SNSマーケティングの仕事について解説しましたが、それではフルリモートワークで働くことにはどのようなメリットがあるでしょうか?SNSマーケティングの担当者を含めビジネスパーソンにとって、フルリモートで仕事する魅力は主に以下の5つです。
- 転勤がない
- 場所を選ばない
- 服装が自由
- 時間管理しやすい
- 未経験可もある
それぞれ詳しく解説します。
1.転勤がない
転勤がなく生活環境を大きく変える必要がないのは、フルリモートワークのメリットの一つです。転勤はビジネスパーソンにとって、ときに大きな悩みの種になります。特に同居家族がいる場合、転勤に伴って家族も生活拠点を移さなくてはならなくなると、退職や転校といった対応を与儀なくされます。それを避けるために単身赴任を選択すると、家族と過ごす時間がなくなり、孤独からストレスを感じやすくなる人もいるでしょう。
フルリモートワークの仕事であれば、転勤に生活を左右されません。家族にも自分にも負担をかけることなく、長く安定して働けるでしょう。
2.場所を選ばない
リモートワークは、自分の好きな場所で働けるのが魅力です。自分にとって快適な作業環境を選べるため、集中力アップも期待できるでしょう。
リモートワークで働く場所は、自宅以外にもカフェやコワーキングスペース、シェアオフィス、図書館などがあります。インターネット環境と作業するパソコンなどの端末さえあればよいので、気分によって場所を変更できます。さらにフルリモートワークであれば、海外に移住して国内の企業で働くことも可能なのです。
また働く場所を選ばないということは、通勤の負担がないことも意味します。それまで長く電車に乗って通勤していた時間を、趣味や家族と過ごす時間に充てることもできるでしょう。
3.服装が自由
リモートワークはほとんどの場合、働くときの服装も自由です。顧客との打ち合わせではオフィス勤務時のようなビジネススタイルが求められますが、通常の作業では自分の好きな服を着て働けます。
自分の好きな服装で働くことにより、前向きな気持ちになれたり自由な発想ができたりといった効果が期待できます。また身だしなみに必要以上に気を遣わなくてよいため、リラックスして働けるでしょう。
ビジネスシーンにふさわしい服は、値段もそれなりに高価です。フルリモートワークで服装が自由になれば、金銭的な負担が減ることも大きなメリットといえるでしょう。
4.時間管理しやすい
フルリモートワークは通勤の必要がなく、時間管理しやすいのも特徴です。毎日決められた時間にオフィスへ出勤しなくてはならないプレッシャーから解放されることに魅力を感じる人は多いでしょう。
またフルリモートワークは、出勤時以外も容易にスケジュール調整できます。例えば子供がいる場合、保育園のお迎えの時間に中抜けしたり、夕食は早めに家族と取るようにしてその後仕事をしたりも可能になるでしょう。すべての活動拠点を自宅にして移動を最小限にすることで、仕事の合間にプライベートの予定を柔軟に組み入れられます。
ときには長時間働き続けるよりも、適度にプライベートの予定を入れながら、気分転換を図ることも大切です。集中力が最も高まるタイミングで仕事に打ち込めば、生産性の向上も期待できます。
5.未経験可もある
フルリモートのSNSマーケティングの仕事は経験者の募集が一般的ですが、未経験で応募できる求人もゼロではありません。SNSについてよく理解し、使いこなせれば、実務としてのマーケティング経験がなくても対応は可能でしょう。さらに現在はオンラインで学べる教材やコンテンツが豊富で、仕事に必要な知識やスキルは自分で身に付けられます。頻繁にSNSを利用している人がSNSマーケティングの仕事に挑戦すれば、マーケターとして新たなキャリアを築けるでしょう。
フルリモートでSNSマーケティングの仕事をする3つのデメリット
さまざまなメリットがあるフルリモートワークの仕事ですが、求人に応募する前にデメリットも理解しておく必要があります。フルリモートワークの経験者の多くが悩まされるのは、以下の3つです。
- 気持ちの切り替えが難しい
- コミュニケーションの機会が減る
- スケジュール管理の責任がすべて自分にある
それぞれ詳しく解説します。
1.気持ちの切り替えが難しい
フルリモートワークのデメリットの一つは、仕事とプライベートの気持ちの切り替えが難しいことです。リモートワークでは多くの人が自宅で働くことを選択します。しかし、自宅ではすぐ近くにくつろげるソファや娯楽を与えてくれるアイテムがあり、休憩したい誘惑に駆られやすいでしょう。そのようにして生産性の低い働き方をしていると、今度は作業の遅れが気になり、夜になっても仕事のことを考えて休めない悪循環に陥るのです。
せっかくフルリモートワークを選択しても、オンとオフの気持ちの切り替えができなくては仕事もプライベートも充実させられません。従来通りオフィスで働いたほうが、メリハリがついて生産性も高まるでしょう。
2.コミュニケーションの機会が減る
フルリモートワークでは、人とのコミュニケーションの機会が大幅に減ることに注意しましょう。通常のオフィス勤務では、仕事の合間に同僚と雑談でき、一緒にランチや休憩を取ることもできます。普段はほとんど意識しない何気ない交流ですが、フルリモートワークになって1日中1人で作業していると、そうしたコミュニケーションのありがたみに気づきます。疲れたときに愚痴をこぼす相手もなく、ちょっとした相談さえできずに働いていると、孤独感に悩まされることになるでしょう。
フルリモートワークでも必要な情報共有はされますが、ほとんどすべてビジネスチャットやメールでのやり取りになり、人とのつながりは感じにくくなります。仕事でプレッシャーを感じているときなど、孤立感が高まってストレスを感じやすくなるでしょう。
3.スケジュール管理の責任がすべて自分にある
フルリモートワークは自分の裁量で時間管理できますが、そのぶんスケジュール管理の責任はすべて自分で負わなくてはなりません。フルリモートワークは、オフィス勤務に比べて上司が部下の勤怠や仕事の進捗を管理しにくい特徴があります。その結果、フルリモートワークでは仕事の成果だけが評価されることになり、どれだけ真面目に取り組んでいたかの過程は重視されなくなります。
うまくスケジュール管理して、プライベートを充実させながら成果も上げられればよいのですが、予期せぬトラブルで作業ペースが遅れてもフルリモートワークでは誰にもフォローしてもらえません。スケジュール管理が不十分だった結果が、そのまま評価に反映されてしまうでしょう。
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まとめ
SNSマーケティングは、今後も各業界でニーズの高まりが期待されている仕事です。SNSは今や企業のブランディングや見込み顧客の獲得に欠かせないツールとなりました。適切に運営できる人材は、企業にとってぜひ確保したい存在といえるでしょう。
フルリモートワークにはメリット・デメリットがあり、自己管理能力が高く主体性のある人には魅力的ですが、孤独でストレスを感じやすい人や仕事の成果を厳しく求められることがプレッシャーとなる人には苦痛な働き方でもあります。まずはSNSマーケティングに求められるスキルが自身にあるかをチェックし、そのうえでフルリモートを選択するか出社もできるリモートワークの仕事にするか検討してもよいでしょう。
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