フルリモートで年収500万円は可能?実現方法やおすすめ職種も紹介
リモートワークという働き方のなかでも、原則として出社の義務がないフルリモートワークの人気が高まっています。フルリモートワークは成果さえ上げれば、働く場所や時間を自由に選べるケースが多いため、プライベートを充実させたい人におすすめです。
しかし、なかには「プライベートを充実させながら、高い収入を得て経済的な安定も手に入れたい」と考える人もいるでしょう。今回はフルリモートワークでも年収500万円を狙える職や、希望の年収を実現する方法を解説します。
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フルリモートでも年収500万円は稼げる
フルリモートワークは楽な働き方というイメージから、収入面は期待できないと考える人も多いでしょう。しかしフルリモートワークで年収500万円以上稼ぐことは不可能ではありません。
2017年の国税庁調査によると、働く人全体のなかで約3割が年収500万円以上を得ていました。実際にそのうちの何割かの人は、新型コロナウイルス感染症の拡大時に、外出自粛の方針に従ってリモートワークで働いていたはずです。このようにリモートワークでも、十分に高収入を得られる業務に取り組めるでしょう。
収入は職種によっても大きく左右されます。フルリモートワークが可能で、なおかつ平均年収の高い職種を選択すれば、年収500万円以上を目指せるでしょう。
フルリモートで年収500万円を狙える職種5選
それでは年収500万円を狙える具体的な職種を見ていきましょう。ここでは以下の5つの職種を紹介します。
- 営業
- Webデザイナー
- システムエンジニア
- Webマーケター
- コンサルタント
それぞれ詳しく解説します。
営業
営業は比較的高い収入が期待できる仕事の一つです。企業の売上に直結する業務であり、売上を向上させると高い評価を得られます。また売上に応じてインセンティブも得られ、努力するほど収入が上がるのも魅力です。
営業の仕事は顧客先へ出向いて対面でヒアリングや提案するイメージが強く、フルリモートワークは難しいと思う人もいるかもしれません。しかし新型コロナウイルス感染症の拡大時には、多くの営業がリモートワークで業務を進めていました。
オンライン会議システムや電話、メールを駆使すれば、対面と同じように顧客とのやり取りが可能です。顧客にとっても今まで以上に気軽に話を聞けるため、リモートでの営業は現在も広く受け入れられています。
営業にはIT企画営業や医療機器営業、ソリューション営業などさまざまな分野がありますが、どの営業であっても顧客の課題を分析する論理的思考力や、効果的な解決策を提案するプレゼンテーション能力が求められます。
Webデザイナー
Webデザイナーも専門的なスキルを有する仕事として、高収入が見込める仕事です。インターネットの利用が増えるなか、Webページのデザインやレイアウトを行うWebデザイナーは、企業や個人の情報発信に欠かせない存在となっています。
Webデザイナーはフルリモートワークがしやすい仕事の一つです。基本的には決められた期日までに成果物を納めればよいため、作業は自分の好きな場所、自由なペースで取り組めます。クライアントとの打ち合わせも営業同様にオンラインで実施でき、自宅ですべての業務を完結させることが可能です。
Webデザイナーにはデザインの知識に加え、コーディングなどのITスキルも求められます。Webデザイナーとして高収入を得るためには、作成したWebページが一定以上の成果を上げているといった実績が必要となるため、未経験者の場合はまず経験を積む必要があるでしょう。
システムエンジニア
システムエンジニアは、IT社会において重要な存在です。システムエンジニアが行う、システムの開発・運用・保守は、企業運営の核ともいえる業務になりました。当然ながら優秀なエンジニアは企業間で獲得競争が激化し、高収入が期待できます。
システムエンジニアの業務も基本的にオンラインで完結します。プログラミングやテストなどの作業はインターネット環境とパソコンさえあれば、十分に自宅で対応可能です。大きなプロジェクトであれば複数のエンジニアで分業になりますが、オンラインのミーティングで互いの役割や作業の進捗を共有できれば、同じオフィスで働く必要はありません。
システムエンジニアにはシステム開発のスキルや経験が必要です。さらにシステムエンジニアとして高収入を得るためには、開発の最前線で求められているプログラミング言語を習得するなど、常に最新のIT知識を学ぶ努力が欠かせません。
Webマーケター
Webマーケターも現場でのニーズが高まっています。基本的にはWebサイトやSNSを活用して、企業のターゲット層のニーズを分析したり、企業のブランドを広めたり、見込み顧客を獲得したりといった役割を担います。マーケティング活動は売上を大きく左右するため、優秀なWebマーケターは高収入を得られる仕事です。
Webマーケターの業務もインターネットとパソコンの使用が中心です。SNSのチェックやアクセスデータの分析、広告の企画などの仕事は、働く場所や時間を選びません。フルリモートワークで働くことも十分可能でしょう。
Webマーケティングには、SNSや検索エンジンに関する幅広い知識や経験が必要です。高収入を得るにはこれらに精通していて、マーケティングの成果を上げたという実績が求められます。またインターネットのサービスはめまぐるしく変化しているため、常に最新の知識を学ぶことも大切です。
コンサルタント
コンサルタントは、高い収入を得られる職種の代表格です。自身の経験や知識を活かして、企業や個人が抱える課題に対して解決策を提案し、報酬を得ます。コンサルティングが必要とされる分野はITや人事などさまざまですが、特に経営などの高度なコンサルティングは収入も高くなる傾向にあります。
コンサルタントの業務は企業の課題のヒアリングと分析、レポートの作成などが主で、オンラインツールを駆使すればフルリモートワークが可能です。クライアントとのコミュニケーションもオンライン会議システムや電話、メールなどを利用できます。多忙な仕事ですが、自身でスケジュールを管理することで、フルリモートワークでもプライベートな時間を確保できるでしょう。
コンサルタントとしてクライアントに求められるには、実績が必要です。またコンサルタントは専門性が上がるほどに収入も高くなる傾向があります。まずは特定の分野で活躍し、人の役に立てるだけの知識や経験を身に付ける必要があるでしょう。
フルリモートで年収500万円を実現する方法
フルリモートワークで年収500万円以上を達成するのは簡単ではありません。フルリモートワークでも高収入を得る人は、主に以下の3つを実践しています。
- スキルを磨く
- 副業する
- 転職する
それぞれ詳しく解説します。
スキルを磨く
確実に収入を上げたいなら、まずスキルを磨くのがおすすめです。フルリモートワークは成果主義になりやすいため、特にスキルや実績が重要になります。
多くの場合、収入はスキルに応じて決定されます。実績やスキルを積めば、現在の就業先や仕事内容を維持したまま、昇給によって収入アップが見込めるでしょう。さらにスキルを磨いて自身の人材価値を高めることで、フリーランスとして独立する道も開けます。
現在はさまざまな方法でスキルを磨くことができます。インターネット上には無料で学べるコンテンツも豊富ですし、有料のオンライン講座で学ぶことも可能です。さらに社会人スクールに通ったり、書籍で勉強したりもよいでしょう。しかし、大切なのは目の前の仕事に懸命に取り組み、仕事の幅を少しずつ広げていくことです。仕事での評価を上げながら、同時にスキルを身に付けられるでしょう。
副業する
現在の就業先や職種で収入アップが期待できない場合、副業を始める選択肢もあります。副業は、収入をプラスするための手段の一つです。副業で新たなスキルを身に付ければ、転職や独立も可能でしょう。
平日はずっと本業で忙しい人でも、終業後の夜や休日であれば副業に取り組めます。さらにインターネット環境と端末さえあれば取り組めるフルリモートワークの副業では、アポイントまでの待ち時間など、ちょっとしたスキマ時間を利用できるでしょう。
本業を抱えながら副業もこなすには、負担の少ない仕事を選ぶ必要があります。フルリモートワークは比較的心身への負担が少ない働き方ですが、それでも副業は慎重に選ぶ必要があるでしょう。ストレスなく副業を続けるには、趣味の延長線上として取り組めるものや、自身の特技を活かせるものを選ぶのがおすすめです。
転職する
就業先を変えることで収入を上げる方法もあります。転職はリスクも伴いますが、収入を上げる大きなチャンスです。同じ職種でも、就業先の企業規模によって収入は大きく異なります。一般的に大企業のほうが従業員の平均年収が高く、現在よりも規模の大きい企業に転職することで収入アップが見込めます。また収入を左右するのは企業規模だけではありません。同じ職種・企業規模でも、IT関連や不動産業などの業界に転職することで収入を上げるチャンスを得られます。
しかし働きながら転職活動に取り組み、現在よりも収入の高い仕事を得るのは簡単ではありません。転職支援サービスや求人サイトを上手に活用し、本業でのパフォーマンスを維持しながら、効率的に転職活動を進めましょう。
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まとめ
フルリモートワークでプライベートを充実させながら、年収500万円以上の収入を得ることは可能です。例えば報酬の高い営業・Webデザイナー・システムエンジニア・Webマーケティング・コンサルタントといった職種に就く、あるいは現在の仕事のスキルを磨く、副業を始める、より規模の大きい企業に転職するなど、さまざまな手段があります。
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