近年、主婦による在宅ワークが増えている！

少子高齢化が進む日本では、人材不足が深刻な問題になっています。企業は、出社・長時間勤務が必要な社員だけでなく、時短勤務を認めたりテレワークを推進したりと柔軟な働き方を提示して、優秀な働き手を求めています。
テレワークには、メールやチャットでの指示でも的確に判断する力、納期や内容に関してのこまめな連絡、コツコツと続ける力など女性ならではの細やかな気遣いが活かされる場面が多くあります。
また、SNSやブログなどで他の人の働き方に触れる機会が増え、「主婦でもいきいきと働きたい」「自分の得意なことを活かして輝きたい」と、在宅ワークからキャリアアップをはじめる主婦が増えています。在宅ワークをきっかけに起業してフリーランスで活躍するという主婦も、珍しい存在ではなくなりました。

スマートフォンや光回線、Wi-Fiなどインターネット環境の普及により、在宅ワークの間口は驚くほど広くなりました。

「子育て中でもできる仕事はないかな」
「子どもが幼稚園に行っている間だけ仕事がしたい」
「パートに出たいけど、近所に働き口がない……」
と悩む方に、すぐにでもはじめられるおすすめの在宅ワークを6つご紹介します。

アンケートモニター・ポイントサイト

アンケートサイトやモニターサイトに登録して、企業からのアンケートに回答することでポイントを得ます。商品を自宅に送ってもらい、使用感などのアンケートに答えるタイプもあります。

貯めたポイントは電子マネーや口座振り込みでお金に替えることができます。アンケート1通あたり数円～数十円、商品モニターで数百円という設定がほとんどですが、スキマ時間にできるので、毎日コツコツと続ければそれなりの金額になるでしょう。

覆面調査

覆面調査はミステリーショッパーともいい、調査員であることを隠して店舗やサービスを利用し、調査結果をリサーチ会社へ提出するお仕事です。求人サイトでの募集に応募したり、ミステリーショッピングサイトに登録したりして、足を運べる範囲での案件を探しましょう。

報酬は1件あたり数千円ですが、交通費や購入費などが報酬に含まれるケースもあるので、よく確認しておきましょう。

レストランでおいしいものを食べたり、エステサロンでサービスを受けたりしながらお小遣いも得られるということで人気のお仕事です。お出掛けが難しい方には、化粧品のモニターや通販の覆面調査といった自宅で完結する案件もあります。

オークションサイト・フリマサイトの活用

個人間取引ができるオークションサイトやフリマアプリでお買い物をしたことのある方も多いでしょう。継続して出品すれば、収入を得続けることは難しくありません。

自宅で眠っている不用品を出品し終えたら、ハンドメイドに挑戦してみてはいかがでしょうか。自分で作る自信がないという方は、アクセサリーパーツやハギレなどの小物販売もおすすめです。

クラウドソーシングサイトの活用

パソコンの基本スキルがある方は、クラウドソーシングサイトで自分にぴったりの仕事を探すのもおすすめです。クラウドソーシングサイトでは、未経験OKの軽いものから実務経験のあるプロ向けに単価の高い案件まで、さまざまな仕事が募集されています。

出産・子育てなどでブランクのある方でも、スキルを活かした仕事に出会えるかもしれません。

• クラウドソーシングサイトでの募集例
  ・データ入力／ネットリサーチ
  ・ライティング／テープ起こし
  ・ロゴデザイン／イラスト作成
  ・アプリ開発／Webデザイン／コーディング
  ・企画／アイデア募集
  ・翻訳／電話通訳／海外メール対応　など

ブログ・アフィリエイト

ブログ運営に興味があるなら、アフィリエイトを組み込んで収入を得ることを目指してはいかがでしょうか。

アフィリエイトとは「ASP」と呼ばれるアフィリエイトサービス会社と契約をして、自分のブログ上に広告を出してもらい、そこを経由して商品の購入に至れば報酬が入るという仕組みです。広告をクリックしただけで報酬が発生するシステムをとっているサービスもあり、ブログの内容や広告との親和性が収入につながるポイントになります。

内職

インターネットはちょっと苦手という方には、コツコツと自分のペースで作業ができる内職（家内労働）がよいでしょう。求人サイトや自治体を通じて募集されていることがあります。内職は労働条件などが「家内労働法」で守られているという安心感がありますね。

●自治体での内職紹介例（未経験OK）
・電子部品の組み立て
・洋服の縫製／ボタン・ネーム・ワッペン付け
・製品の清掃／梱包
・書類の仕分け／封入
・文具・記念写真の梱包／封入
・シール貼り
・アクセサリー製作／缶バッジ制作／革小物制作　など

「長時間勤務はできないから……」と消去法で在宅ワークを選ぶ方もいるかもしれませんが、主婦の在宅ワークにはメリットがいっぱいあります。自身の生活スタイルに合うかどうか検討して、ポジティブな気持ちで在宅ワークをはじめましょう。

子育てや介護と両立しやすい

在宅ワークはシフト制の勤務体制とは違い、自分で自分の時間をコントロールできるので、子育てや介護と両立しやすい働き方です。仕事量も調節しやすいので、幼稚園の長期休みの間は仕事もお休みしたり、デイサービスを利用している日だけ仕事をしたりと家族の都合にも合わせやすいのが魅力です。

スキマ時間を有効活用できる

スマートフォンだけで作業が完了するタイプの在宅ワークなら、本当にちょっとしたスキマ時間を収入に替えられます。洗濯機を回している間、子どもがお昼寝している間、介護の手が空いている時など、気分転換を兼ねて仕事をすると社会とのつながりを感じられ閉塞感も和らぐでしょう。

通勤時間がない

出社する必要のない在宅ワークは「通勤」と「メイク・身支度」が不要です。これらに充てていた時間を仕事や自分のやりたいことに使えるようになるので、生活が充実することでしょう。初心者でもできる在宅ワークでは単価の低い仕事も多いですが、通勤による拘束時間をならして時給換算すれば、パートへ出るのとそれほど変わらない金額になるかもしれません。

人間関係に左右されにくい

さまざまなタイプの人が集まっている職場では、人間関係に悩まされたという噂を聞いたり、実際にトラブルに遭遇したりしたことのある方もいるのではないでしょうか。在宅ワークは基本的に、「雇用主と個人」または「自分とお客さま」という関係が主なので、人間関係が複雑になることはありません。在宅ワーカーでチームを組んで仕事をするケースもありますが、自分の作業に集中する時間がほとんどなので、コミュニケーションに関する困りごとは少ないでしょう。

自分の裁量が大きい

在宅ワークは仕事時間・仕事量・収入のバランスなどをある程度自分で決めることができます。「夜、子どもが寝たら作業開始」「1日2時間だけ仕事をしたい」「目標月収10万円」など、それぞれが重視するポイントを大切にしながら仕事のペースを考えましょう。

得意分野を活かせる

インターネットを通じて在宅ワークが広がり、仕事のジャンルもさまざまなものが登場しています。今までの仕事経験を活かしたり、趣味や特技をビジネスにしたり、好きなことや興味のあることに挑戦したり。収入プラスアルファのやりがいがあるものに巡り合えるとよいですね。

在宅ワークは、「家族のために日々忙しいけれど自分でも収入を得たい」と考える主婦にぴったりの働き方です。インターネットやスマートフォンを活用したり、自分の特技を活かる内職を探したりして、おうち時間を充実させてみてはいかがですか。