在宅ワークは安心?安全に始めるための方法と職種を解説
在宅ワークは、特別なスキルがなくても始められる仕事もあります。挑戦してみたい人もいるのではないでしょうか。しかし、インターネット上での仕事だけに、人によっては「安心なのかな」と不安や心配を抱くこともあるでしょう。
そこで今回の記事では、在宅ワークが安心なのかにフォーカスして解説します。併せて、安全に始めるための方法と職種も紹介するので、ぜひ参考にしてください。まずは在宅ワークを正しく理解し、興味のある仕事に挑戦してみましょう。
在宅ワークは安心?危険?
結論を先に伝えると、在宅ワークという働き方自体は危険ではありません。インターネット上でのビジネスと聞くと、確かに不安や心配になる気持ちもわかります。しかし、きちんとしたクライアントと出会えれば、安定して働けます。最近では、在宅ワークに特化した求人サイトもあるので、そういったところから応募してみるのがおすすめです。良い取引先に出会えれば、快適に働けるでしょう。
ただし、在宅ワークのなかには悪質なクライアントもいます。明らかに騙そうとする、詐欺のような求人も残念ながらあります。またリモートワーク・テレワークの増加により、在宅ワーカーの扱いが雑な企業も参入してきています。それにより、途中で契約を切られたり、使い捨てにされたりするケースも。安全に在宅ワークをするなら、本当に信頼できるクライアントを見つけることが最重要です。
安心できる在宅ワークを探すためには
ここからは、安心できる在宅ワーク求人を探す方法を解説します。
リモートワークに特化した求人サイトから探す
在宅ワークを探すには、リモートワーク(テレワーク)に特化した求人サイトから探しましょう。最近は、在宅ワークを導入する企業が増えたこともあり、フルリモートの正社員求人を出しているところもあります。一般的な求人サイトにも在宅ワーク求人はあるものの、どうしても数が限られます。ゆえに、最初は在宅ワーク求人に特化したサイトを活用しましょう。「ReWorks(リワークス)」は、フルリモート可能な正社員に特化した転職支援サービスです。オンライン講座や有償トレーニングなど、万全のサポート体制を整えているので、正社員を目指す人はぜひご活用ください。
他にも、クラウドソーシングサービスを利用するのもおすすめ。クラウドソーシングは、企業が仕事を外部に委託するためのサービスです。報酬の支払いを仲介してくれるので、取引先と揉めることを事前に防げます。また、違法性のある仕事の掲載は不可能なので、安心して使えるでしょう。
クラウドソーシングサービスを活用すれば、安全な在宅ワーク求人も見つかりやすくなります。フリーランスの人のなかにはクラウドソーシングサービスのみで生計を立てている人もいます。まずは専門特化の求人サイト、そしてクラウドソーシングサービスを利用しましょう。
テキストだけのやり取りで完結させない
在宅ワークの場合、求人に応募してすぐに仕事が決まるパターンもあります。しかし、テキストのみのやり取りの場合、相手がどのような組織なのか見えてきません。いくらインターネット上の付き合いではあっても、相手の素性がわからないのは不安なもの。在宅ワークだからこそ、余計な心配はしたくないものです。
可能であればテキストだけのやり取りで完結せず、面談をしましょう。面談は企業が在宅ワーカーを判断するためのものですが、逆に在宅ワーカーが取引先の企業を判断するためのものでもあります。カメラを使用してビデオ面談するなど、相手との取引はテキスト以外の部分も重視しましょう。
この対応で、取引先が在宅ワーカーをどのように扱う企業なのか見えてきます。真摯に対応してくれるかどうかも含め、「働く側が選ぶ」くらいの気概を持って挑んでみてください。
報酬管理にも注意する
在宅ワークで気になること、それが「報酬システムがどのようになっているのか」です。在宅ワークでも、きちんと稼げるのかは誰もが気にせざるを得ません。この点に関しては、先に取引先の企業に確認しておくことをおすすめします。いきなりお金の話をするのは失礼と思うかもしれませんが、むしろ報酬の話は先に決めておくべきです。
例えば、クライアントのなかには「報酬なし」でトライアルテストを強いるところもあります。通常、トライアルテストであっても、本人の時間を削って仕事するわけなので、報酬はきちんと受け取るべきです。初めての在宅ワークだと、トライアル期間は「報酬なし」が当たり前と思う人もいるかもしれません。しかし、トライアル期間はアルバイト・パートでいうところの試用期間のようなもの。この期間も当然、給料が発生します。
特にライティングの募集でよくあるのですが、最初に「報酬なし」で依頼する取引先も存在するくらいです。この場合、トライアルとしながらテストで納品した原稿を無断で使用する悪質なケースもあります。そういったトラブルを避けるためにも、報酬システムがきちんとしていないクライアントとは取引すべきではありません。
その他、初期費用がかかる仕事も避けましょう。報酬管理とは別の話ですが、在宅ワーク求人のなかには「初期費用が必要」と記載されているものもあります。こういった仕事は避けてください。機材費・教材費・研修費などの名目で初期費用がかかる場合、詐欺の可能性もあります。健全な在宅ワークは、初期費用などかかりません。こういったお金に対するリテラシーも、在宅ワークを始める際には重要です。
安全な在宅ワークの職種5選
ここからは、安心安全な在宅ワークの職種を5つ紹介します。初めてで「どのような仕事から始めれば良いかわからない」人は、ここで挙げる仕事から挑戦してみましょう。
インサイドセールス
インサイドセールスは、非対面で営業活動を行う仕事です。見込み顧客に対して、電話やメール、チャットを活用する営業を指します。顧客へヒアリングによって課題を顕在化し、検討段階を遷移させるなど、リードナーチャリング(見込み顧客の育成)も担います。
他にも、問い合わせのあった企業担当者へ、アプローチをかけることも業務の一環。場合によっては、顧客情報の整理やコミュニケーション履歴の記録など、顧客データ全般の管理を任されることもあります。最近では、インサイドセールス担当者が商談を担うなど、在宅ワークでありながら責任もある仕事となっています。
こうしたインサイドセールスは、「企業の顔」として働くため、在宅ワーカーであっても正当な扱いを受けられます。マニュアルや研修が充実している企業も多いので、初めての在宅ワークにもおすすめです。
営業サポート
営業サポートは、営業メンバーをサポートする仕事です。外回りで忙しい営業職は、デスクワークする時間がないこともあります。そういった営業メンバーに代わり、事務代行やスケジュール管理、タスク管理を担うのが営業サポートの役割です。
デスクワークが中心なので、在宅ワークでも可能でありながら、難しい仕事はあまりありません。電話やメールの応対など総合的なサポート業務がメインなので、初めての在宅ワークにもおすすめです。経験を積めば、他の企業でも営業サポートとして働けるでしょう。
一般事務
一般事務は、文字通り事務を担当する仕事です。従来までの一般事務は、オフィスに出社して働くのが一般的でした。しかし企業によっては、事務メンバーを外注するケースも見られます。むしろ最近では、在宅ワーカーに一般事務を任せるのが主流となりつつあります。
もともと一般事務を担当していた人であれば、在宅ワークでもすぐに慣れるでしょう。一般事務は全国的に求人も出ているので、リモートワーク(テレワーク)求人も豊富です。自宅で働きたい人は、地域に縛られない在宅ワークでの事務職に挑戦してみてはいかがでしょうか。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、顧客の問い合わせやトラブルに対応する仕事です。特定の商品やサービスに対する顧客の課題を、電話やメールでサポートするのがメインの業務となります。場合によっては、チャットによるリアルタイム対応をすることも。
これらカスタマーサポートはフルリモートでの求人も多く、自宅で働いている人も少なくありません。完全在宅も可能な仕事なので、安心かつ安全に働けます。
Web関係の職種
Web関係の職種には、WebデザイナーやWebプログラマーなどがあります。このような専門的な技術や知識を持っている人は、フリーランスで活躍するのもおすすめ。WebデザインやWebプログラムの需要は拡大し続けており、今後も重宝される職業といえるでしょう。
そのため、よりスキルを磨いて在宅ワーク1本でやっていきたいのであれば、Web関係の仕事に挑戦するのがおすすめです。Webライターなど、文章を書くのが好きな人に最適な仕事もあるので、一歩踏み込んだ仕事に挑戦したい人はWeb関係の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。取引先と良好な関係が築ければ、継続的に仕事を依頼されることもあるでしょう。そういった安定の意味でも、Web関係の職種はおすすめです。
まとめ
在宅ワークは、危険なものを自分の目で見極めなければなりません。残念なことに、在宅ワークのなかには、詐欺を目的とした求人もあります。しかし、逆に安全に働ける求人があるのも事実。その見極めができるかで、安心して働けるかが決まります。
まずは、リモートワーク・テレワークに特化した求人サイトから探してみましょう。テキストだけで完結させるのではなく、きちんと対話して相手を見極めることも重要です。さらには、報酬システムも最初に確認しておくことが大切です。そういった点に気を付けていれば、安心して在宅ワークに取り組めますよ。