フルリモート×夜勤のメリットとデメリット、向いている人の特徴も解説
フルリモートで夜勤の仕事は、一般的な日勤とは異なる働き方であり、メリットだけでなくデメリットも存在します。フルリモートで夜勤のメリット・デメリットや向いている人の特徴を解説しますので、自分に合った働き方かどうかの参考にしてください。
求人情報で「フルリモート×夜勤」の仕事を目にしたことはありませんか?
フルリモートで夜勤の仕事はどのようなものか、自分に合う働き方か気になる人もいるのではないでしょうか。
フルリモートの夜勤は、従来のオフィスワークの働き方とは異なるため、メリットとデメリットの両方が存在します。
本記事では、フルリモートで夜勤するメリットやデメリット、向いている人の特徴を解説します。併せて仕事の見つけ方も紹介しますので、フルリモートで夜勤の仕事を探している人は参考にしてください。
フルリモート可能な夜勤の仕事はあるの?
そもそもフルリモート可能な夜勤の仕事はあるのか、またどのような仕事が該当するのか見ていきましょう。
フルリモートで夜勤のみの求人は少ない
リモートワークが普及しているなかでも、「フルリモート×夜勤」に限定すると、該当する求人はさほど多くありません。しかし、業界や職種によってはフルリモートでの夜勤が可能です。例えば、医療業界やカスタマーサービスでは、夜間や深夜シフトに入れる人を募集しているケースがあります。オンライン診療の医療秘書や、パソコンを使ったカスタマーサポート、コールセンターのオペレーターなどが業務の一例です。なかには、時差がある海外と英語でやり取りする業務もあります。
作業時間が自由な仕事なら夜勤も可能
夜勤に限定したフルリモートの仕事は少なめですが、作業時間が自由な仕事を選べば、自分の都合に合わせ夜に働けます。期日までに納品すればよく、自宅などで1人で完結できる仕事であれば夜勤しやすいでしょう。作業時間が自由な仕事は、資格や専門スキルを活かせる職種と相性が良い傾向にあります。
フルリモートで夜勤する3つのメリット
フルリモートで夜勤するメリットは以下の3つです。
- 給料が高い場合が多い
- 日中より静かな環境で作業できる
- 日中の時間を有効活用できる
それぞれ解説します。
1.給料が高い場合が多い
一般的に、夜勤は日勤よりも人手不足なことが多く、同じ仕事でも夜勤の方が給料が高く設定されている場合があります。また労働基準法において、深夜10時から翌朝5時までの深夜労働には、通常の賃金の25%以上の割増賃金を支払うよう定められています。これらの理由から、夜勤の方が効率良く希望の収入が得られるでしょう。
2.日中より静かな環境で作業できる
夜間は昼間と比べ、交通量や人の声など外部からの騒音が少なくなります。同居家族がいても、皆が寝た後は家のなかも静かでしょう。日中より静かな環境で仕事に取り組めます。特に資料作成や創作活動など、集中力が必要な業務に向いています。夜は仕事のメールやチャットが届くことも少なく、問い合わせなどで中断されない点でも作業がはかどるでしょう。
3.日中の時間を有効活用できる
夜勤の場合、日中の時間を有効活用できます。家事の他、銀行や病院、公共機関での手続きも利用時間内に済ませられます。授業参観など子供の学校行事にも足を運びやすいでしょう。また平日の昼間は混雑も少なく、空いている時間帯に施設を利用することもできます。日中の方が、カルチャースクールや趣味の習い事に通いやすい場合もあるでしょう。ゆっくり朝食を取る、昼寝するなど、日勤では取り入れづらい方法でのリフレッシュも可能です。
フルリモートで夜勤する3つのデメリット
フルリモートで夜勤するデメリットも理解しておきましょう。主なデメリットは以下の3つです。
- トラブルが起きたときに困る
- 友人や家族と予定が合わせにくい
- 体調管理が難しい
それぞれ解説します。フルリモートで夜勤の仕事を検討する際の参考にしてください。
1.トラブルが起きたときに困る
夜勤は人手が少なく、管理職が不在のことも多いため、トラブルが発生した際に対応が遅れるリスクが懸念されます。上司や関係先と連絡が取れるまで待機することもあるでしょう。電話がつながっても、深夜は人の集中力や判断力は低下しがちです。適切な指示が受けられない場合もあります。万が一のとき、日勤ほどスムーズに対応できない可能性がある点は、認識しておきましょう。トラブル回避の観点から、夜勤では任される仕事の範囲が限定されることもあり得ます。
2.友人や家族と予定が合わせにくい
夜勤では、日勤の友人や家族と逆の生活リズムになります。やはり一般的に日勤が主流なため、会いたいと思っても会社勤めの場合、平日の昼間は多くの人は仕事中でしょう。土日の昼間は空いていたとしても、夜勤では日中を睡眠時間に充てなくてはなりません。このように周りと予定が合わせにくいのは、夜勤のデメリットです。次第に友人との交流の機会が減ったり、同居する家族とすれ違い生活になったりする可能性があります。
3.体調管理が難しい
人間の体には、ほぼ1日の周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっています。体内時計の働きにより昼間は覚醒して活動的になり、夜には休息状態に切り替わって眠くなるようになっています。そのため夜勤で夜に起きている生活を続けると、体内時計に乱れが生じ、不眠になったり自律神経に影響したりします。眠れないと体調を崩しやすいでしょう。また、体内時計が乱れた状態が続くと、生活習慣病など体にさまざまな悪影響を及ぼす恐れがあります。
フルリモートの夜勤に向いている人
フルリモートの夜勤に向いている人の特徴は、以下の3つです。
- 夜型生活の人
- 人の多い職場に苦手意識がある人
- 体力に自信がある人
それぞれ見ていきましょう。
1.夜型生活の人
早起きが苦手で、夜更かしは苦にならないタイプの人です。なかには、朝より夜の方が活動的な人も一定数います。休みの日に気付くと夜型生活になっている人は、自分にとって夜の方が楽な生活リズムかもしれません。そのような人たちは、夜勤になっても比較的スムーズに順応できる可能性が高いでしょう。ただし、夜勤はあくまでも「仕事」です。ただ起きているだけではありません。業務にあたり、集中力や体力を維持する必要もあります。
2.人の多い職場に苦手意識がある人
夜勤シフトは人数が限られ、人とのやり取りが少ない傾向にあります。1人で黙々と進められる仕事も多いでしょう。人の多い職場で求められるコミュニケーションや人との付き合いが苦手な人は、夜勤の方がストレスなく働けるかもしれません。
ただしコールセンターのオペレーターなど、対応業務の場合は夜勤でも顧客とのやり取りは発生します。人との接触を最小限に抑えたい人は、仕事内容も吟味しましょう。
3.体力に自信がある人
体力に自信があり、多少のことでは体調を崩さない人も夜勤に向いています。前述の通り、夜勤は日勤より体への負担は大きくなります。出勤なしのフルリモートであっても、体力がなければ厳しいでしょう。特に、昼も夜も活動するとなると体力に自信がないと継続が難しいはずです。体が疲れ頭がぼうっとしている状態では、仕事でミスしやすくなる他、作業内容によっては怪我の恐れもあります。
体力を維持するには、体調管理も重要です。生活リズムが変わっても十分な睡眠時間を確保できる、栄養バランスの取れた食事を心がけるなど、体調管理を徹底できる人も夜勤向きでしょう。
フルリモートで夜勤する際に気を付けたい3つのポイント
フルリモートで夜勤する際には、体調管理などの観点から以下3つのポイントに注意しましょう。
- 睡眠の質を高める工夫をする
- 家族の理解を得る
- 仮眠は15分など短時間で済ませる
それぞれ解説します。
1.睡眠の質を高める工夫をする
体調管理では、質の高い睡眠が欠かせません。昼間は周囲が明るく、生活音や物音など雑音も多めです。睡眠の質を高めるには、「環境の整備」と「行動の工夫」が肝心です。
まず、環境に関しては遮光カーテンなどで部屋を暗くしましょう。朝日を浴びると体内時計がリセットされてしまいます。アイマスクも有効ですし、音が気になる場合は、耳栓を使ってもいいでしょう。季節に合わせて、冷暖房も調節してください。
次に、行動を工夫しましょう。体が適度な疲労感を覚えるよう、軽い運動習慣を取り入れるのがおすすめです。入浴する場合は、ぬるめのお湯にゆっくりつかって、リラックスしましょう。反対に、退勤後にカフェインを含むお茶やコーヒーを飲んだり、寝る前にパソコンやスマートフォンを見たりするのは控えましょう。
2.家族の理解を得る
同居する家族がいる場合は、相手の理解を得ておくことも肝心です。家族が就寝する時間に起きて仕事し、反対に家族が起きている時間に就寝する生活になるため、すれ違いが起きやすくなります。予定を合わせづらかったり、顔を見て話す機会も減ったりするでしょう。昼間の就寝中に余計な物音を立てないようにするなど、家族も気を遣うことになります。
事前によく話し合い、家族の不安や懸念を確認したうえで対処法も考えておきましょう。「体調管理を徹底する」「週末は一緒に食事する」など家庭内のルールを決めておくと家族も安心して協力できます。夜勤の方が効率的に稼げるなど、家族のメリットにもなる提案を心がけることも理解を得るための秘訣です。
3.仮眠は15分など短時間で済ませる
夜勤中眠気に襲われたときは、短時間の仮眠を取りましょう。夜勤中の仮眠は、眠気防止や作業能率の改善に有効とされています。厚生労働省(e-ヘルスネット)の「快眠と生活習慣(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-004.html)」によると、日中の仮眠時間は15分程度で十分とのことです。逆に仮眠が長すぎると目覚めが悪くなり、就寝時に眠れなくなることもあります。仮眠は長くても30分以内にしましょう。スマートフォンなどを使いアラーム設定しておくと安心です。
それでも、夜間の仮眠は目覚めが悪くなるようです。起きてすぐ仕事を再開せず、軽くストレッチしたり、飲み物を飲んだりして、頭がさえてくるのを待ちましょう。
フルリモート可能な夜勤の仕事を見つける方法
フルリモート可能な夜勤の仕事を見つける方法や、おすすめの転職サイトも紹介します。
リモートワーク可能な仕事から探す
リモートワークはIT技術を活用し、自宅などで仕事する新しい働き方ですが、業務により向き不向きがあります。例えば、対面が必須の接客業や現場作業などはリモートワークに向いていません。
一方、以下のような仕事はインターネット環境とパソコンがあれば始められます。また、電話やメール、チャットなどオンライン上のコミュニケーションが中心となる業務は、リモートワークに適しています。
なかでも「納期や作業内容が決まっている」「専門知識を活かして1人で進められる」仕事は、作業時間が自由なことも多いでしょう。相談次第では、夜勤できる可能性もあります。
ReWorksで求人を探す
フルリモートできる仕事は数多くあります。しかし夜勤の条件が加わると、一般的な転職サイトや求人サイトではマッチする案件がなかなか見つからない場合もあります。「フルリモート×夜勤」の求人を効率良く探すなら、フルリモートに特化した転職サイトの利用がおすすめです。
「ReWorks」は、さまざまな業界や職種のフルリモート求人だけを集めた転職支援サイトです。こだわり検索を使えば、より自分の条件に合った仕事をチェックできます。夜勤が可能な仕事も探してみましょう。自宅で簡単に受けられる無料のキャリア相談もご利用ください。
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まとめ
フルリモートで夜勤の仕事にはデメリットもあるため、メリットと併せて理解しておきましょう。
フルリモートで夜勤できる仕事は、数は多くないものの探せば見つかります。Web上には数多くの求人サイトがありますが、ただやみくもに検索するのでは、業界や職種が限定されてしまい、なかなか希望通りに進まないでしょう。
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