エンジニアにはどんな種類がある？エンジニアの種類や仕事内容を解説
「将来はエンジニアになりたい」と考えている方は、具体的に「どんなエンジニアになりたいのか」を考える必要があります。
一口にエンジニアといっても、さまざまな種類の仕事があり、目指すエンジニアの種類によって勉強するべき内容も異なるのです。
そこで、エンジニアの種類と、それぞれのエンジニアの仕事内容について解説します。
「エンジニア」とはどんな仕事なのか、概要・基本的なことについて解説
エンジニアってどんな仕事？
まず、そもそも「エンジニア」とはどんな仕事であるのか、概要・基本的なことについて解説します。
以前は「工学系の技術者」を指す言葉だった
「エンジニア」という言葉自体は「技術者」や「技師」といった意味を持ち、一昔前まではエンジニアといえば「工学系の技術者」のことを指す言葉として使われていました。
工場などで稼働している機械を安全に運用するための仕事をこなしており、現在でもさまざまな分野で活躍しています。
現在では「IT系の技術者」を指すことが多い
現在、エンジニアという言葉を使うとなれば「IT系の技術者」のことを指すことが多くなりました。
IT系の技術を扱う仕事は需要が高まり、IT製品に関連するさまざまな会社・組織においてITエンジニアの求人が数多く公開されています。
ITエンジニアはITに関するプロフェッショナルであり、システムやサーバー、ITインフラなど現代においてビジネス活動や市民生活に欠かせない存在となったITの最前線で活躍しているのです。
どちらも「市民の生活を支えている」重要な仕事
機械系エンジニアもITエンジニアも、高度な専門技術と専門知識を駆使して市民の生活を支えている仕事であることには変わりありません。
本記事では、近年そのニーズが高まり、活躍の場が多くなっているITエンジニアの仕事内容について解説を進めていきます。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
どちらのエンジニアであっても、さまざまな人と関りながら仕事を進めるという特性上「コミュニケーション能力」が必要な仕事です。
ITエンジニアの主な種類
一口に「ITエンジニアになりたい」といっても、どのような仕事内容を中心に手掛けるかによって進むべき道が異なります。
ここでは、大まかに4種類のエンジニアの働き方について解説します。
システムエンジニア
システムエンジニアとは、クライアントからの依頼内容に沿う形でシステムの設計を行う仕事です。
依頼内容に含まれるスペックや機能など必要な能力を持ったシステムの仕様書を作成し、プログラマーなどのエンジニアに引き継ぐ役割を担います。
基本的に設計や、開発後のバックアップなどを中心に行うのですが、働き方によっては別のエンジニアの分野も兼任する場合もあるので、特にベンチャー企業などのスタートアップ企業においてはプログラミング能力など多方面のノウハウが求められることが多いです。
インフラ系エンジニア
インフラ系エンジニアとは、ITインフラの設計から整備などを手掛ける仕事です。
具体的に扱う範囲によって、
・ネットワークエンジニア
・セキュリティエンジニア
・クラウドエンジニア
といった名称になります。
基本的にITの発展に伴って最新技術を常に取り入れなければならない仕事であり、セキュリティ分野などITインフラの安定的な運用のために仕事をするため、責任感と情報収集・活用能力が問われる仕事です。
開発系エンジニア
開発系エンジニアとは、システムエンジニアが用意した仕様書に従ってコーディングを行う仕事です。
プログラマーがこの仕事の中心人物であり、プログラミングに関する高度なノウハウとスキルが求められます。
また、機械製品などにシステムを組み入れる「組み込みエンジニア」や、機能を特定の領域内で制御するシステム開発を手掛ける「制御系エンジニア」も、開発系エンジニアの一種です。
仕様書の要求するシステムを忠実に、かつスピーディに開発する能力だけでなく、仕様書に問題があればその部分を指摘して改良につなげる役割も担っています。
その他のIT系エンジニア
上記以外にも、ITエンジニアにはさまざまな働き方があります。
例えば、エンジニアとして働きながらデザイン関連や営業関連の仕事を兼任する働き方もあり、フリーランスで活躍するエンジニアはこうした働き方をすることもあります。
また、システムエンジニアやプログラマーが兼任することの多い完成品のテスト工程を専門的に扱う「テストエンジニア」という仕事もあります。
ITはニーズが拡大する中でそれを手掛けるエンジニアの働き方も多岐にわたるようになりました。
今後は、さらに多くの働き方が登場することになるでしょう。
「先輩エンジニアからの一言コメント」
エンジニアは役割を分担しつつ、クライアントが要求するシステムの開発に着手しています。職場によって兼務する内容は異なりますので、不本意な仕事内容を任されないように求人内容にはしっかりと目を通しておきましょう。
まとめ：先進技術の最先端で大活躍のエンジニアたち
ITエンジニアは将来性のあるITという分野の最先端で活躍している仕事です。
さまざまな働き方があり、それぞれ責任や働き甲斐は異なります。
これからITエンジニアを目指すという方は、自分が将来どんな分野で活躍したいのかを思い描き、その道に進むために今どのようなことをするべきなのかを分析して行動しましょう。