ITエンジニアはリモートワークに向いている?相性を徹底解説

昨今、働き方が見直され、新しい働き方として「リモートワーク」などの働き方が多くの会社で採用されています。
ITエンジニアとして働くにあたって、リモートワークで働くことは可能なのか気になりませんか?
そこで、ITエンジニアとリモートワークの相性について解説します。

ITエンジニアはリモートワークと相性が良い!その理由を解説

ITエンジニアがリモートワークに向いている3つの理由

結論から述べると、ITエンジニアの働き方はリモートワークと相性が良いといえます。

その理由は、以下の3つの内容が挙げられます。

 

成果物はネットワークで共有できるものが多い

ITエンジニアの仕事の結果、つまり仕事の成果物の多くは、ネットワークを介して報告できるものが多いことが、リモートワークとの相性を良くしています。

システムエンジニアが作成する仕様書や、その仕様書をもとにしてプログラマーがコーディングしたシステムプログラムなど、パソコンの中にデータとして残るものが成果物の場合、インターネット環境が整っていればいつでもどこでも送信して報告可能です。

 

情報共有もネットワークで完結できる

ITエンジニアはさまざまな関係部署やクライアントと連絡をとる必要がありますが、情報共有すらもインターネットを通じて完結させられる点も相性を良くしています。

昨今はウェブ会議ツールも発達しており、自宅など社外にいながらにしてクオリティの高いコミュニケーションを遠方にいる関係者と行うことが可能です。

 

リモートワーク向けのツールなどが増えている

働き方改革などの影響を受けて、昨今では「リモートワーク向けのツール」が数多く開発さえ、ITエンジニアもそれを利用して仕事ができる点も相性の良さにつながります。

連絡用ツールだけでなく、スケジュール管理ツールやタスク管理ツールなど、ITエンジニアがスムーズに仕事をこなすために役立つ数多くのツールが利用可能です。

 

「先輩エンジニアからの一言コメント」

多くの時間を1つの仕事に費やす必要があるITエンジニアにとって「会社に出勤しなくて良い」ことにより通勤時間をそのまま仕事や休憩に費やすことができる環境は、仕事の効率を高めるために最適なのです。

ITエンジニアがリモートワークを行う上で注意するべきこと

リモートワークは仕事をする人にとってさまざまなメリットをもたらしますが、一方でいくつか注意して仕事をしないと逆にデメリットになる部分も存在します。

 

コミュニケーションの質を下げない

ITエンジニアがリモートワークをこなすにあたっては、コミュニケーションの質を低下させないように努める必要があります。

対面形式ではないリモート形式でのコミュニケーションは、油断するとコミュニケーションが機械的になってしまい、情報のやりとりが最低限になってしまうのです。

ITエンジニアはコミュニケーションも大切な仕事の1つであり、いかに対面形式と同レベルのコミュニケーションをリモート形式でも実現するかを常に意識しておく必要があります。

 

自分自身をしっかりと律する

ITエンジニアがリモートワークをこなすにあたっては、どれだけ自分自身を律して仕事に向き合うことができるのかが重要なポイントになります。

リモートワークは通勤時間を仕事や休憩に充てることができる効率面でのメリットがありますが、一方で上長や同僚の目線がないことでサボりがちになってしまう人も少なくありません。

リモートワークでも仕事効率を下げずにいるためには、仕事のスケジュールを自分自身でしっかりと管理し、メリットのみを享受できる状況に持って行く必要があるのです。

 

セキュリティを万全に整える

ITエンジニアがリモートワークをこなすにあたっては、仕事環境を整え、特に「セキュリティ」を万全にしておく必要があります。

もし、自宅のパソコンやインターネット環境をそのまま仕事に転用するのであれば、セキュリティレベルが不十分である可能性が考えられます。

成果物をインターネットを介して報告する以上、セキュリティに問題があれば情報流出のリスクを抑えることができません。

この点は勤め先と話し合って十分なセキュリティレベルの仕事環境を整える方法について話し合う必要があります。

 

どうしてもリモートではできないこともあると理解する

ITエンジニアの仕事の中には、リモートワークと相性が良い仕事内容もあれば、逆にリモートワークとは相性が良くない仕事内容も含まれていることを理解しておきましょう。

つまり、相性が良くない仕事に従事している人の場合、リモートワークでこなせる仕事には限界がある、要するに「完全リモート(フルリモート)」で仕事ができない可能性が高いのです。

例えば、システムエンジニアやプログラマーであれば、電子化した成果物をインターネットを介して報告できますので、完全リモートでも差し支えないケースも少なくありません。

しかし、インフラエンジニアやサーバーエンジニアのように、実際にハードウェアを触る仕事をこなさなければならない場合、現場に出向く必要があるのでリモートには向いていません。

システムエンジニアの場合でも、クライアントと直接のやり取りが必要な場合は足を運ぶ必要があります。

このように、仕事内容次第ではリモートワークできない場合もありますので、スケジュールを組んでリモートと出勤をしっかりと区別して仕事を進める必要があるのです。

 

「先輩エンジニアからの一言コメント」

たまに、喫茶店やネットカフェで仕事をする人を見かけますが、どこで誰がパソコンを覗き見ているかわかりません。セキュリティの観点から考えると、情報漏洩のリスクを上げる働き方はおすすめできませんね。

まとめ:ITエンジニアはリモートワークと相性が良い

ITエンジニアの仕事は基本的にリモートワークと相性が良いです。

しかし、働き方次第ではデメリットも多いですし、相性が悪い種類のエンジニアもあります。

必ずしもITエンジニアにとってリモートワークが歓迎されることにはならないのですが、メリットを理解し、デメリットの少ない働き方を実践することで、リモートワークは多くの恩恵をエンジニアにもたらしてくれることでしょう。