新卒のフルリモートワークの仕事とは? メリット・デメリットも徹底解説!

政府がリモートワーク(テレワーク)を推進したことにより、多くの企業でリモートワークの導入が進んでいます。新卒社員も例外ではなく、入社と同時にフルリモートでの勤務をスタートさせる企業もあります。今回は、新卒の方がフルリモートで働く方法やリモートワークしやすい職種、新しい働き方のメリット・デメリットをご紹介します。

新卒でフルリモートワークをするには? 求人の探し方をご紹介!

フルリモートワークの働き方とは?

「リモートワーク」とは勤務地へ出勤せず、本社や支社などとも離れた場所で働くことです。主に自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで働けます。「【フル】リモートワーク」は、「フル(=完全)」の言葉通り「完全に遠隔地で働く働き方」を指します。つまり、フルリモートワークは基本的に出勤することなく、仕事のすべてを遠隔地で行う働き方のことです。

一般的な「リモートワーク」の場合、基本は自宅などで仕事をし、必要に応じて会議やミーティングのために出勤することもあります。完全に遠隔地で働きたい方は、「【フル】リモートワーク」の求人情報を探しましょう。ただし、「リモートワーク」と「フルリモートワーク」の使い分けが曖昧なケースもあります。求人の詳細を確認して、出勤の必要がまったくないかどうか調べておきましょう。

新卒でもフルリモートワークで働ける?

新卒でもフルリモートワークで働ける?

「経験やスキルがなければ、フルリモートワークは難しい」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に求人情報を検索すると、新卒のフルリモートワークの求人を見つけられます。

新型コロナウイルスの感染拡大や政府のリモートワーク推進により、フルリモートワークを導入する企業が増加しました。新卒の新入社員も例外ではなく、入社初日からリモートワークが始まることも珍しくありません。

多くの企業では勤務形態がオフィス勤務の場合と同様に、フルリモートワーク採用の場合でも、新入社員の早期離職を防ぐため、また戦力として育てるために、工夫を凝らして新入社員の定着に力を入れています。フルリモートワークには、「コミュニケーション不足になりやすい」「企業文化を伝えにくい」などの課題がありますが、フルリモートワークの新入社員でも企業になじめるように、研修や面談でフォローしている企業を探してみましょう。

新卒のフルリモートワークはどのような仕事がある?

新卒のフルリモートワークはどのような仕事が募集されているのでしょうか。3つの例を紹介します。

・システムエンジニア

システムエンジニアは、コンピュータシステムの開発や設計、保守などを行います。パソコンを使って仕事を進めていくので、リモートワークを導入しやすい職種です。

IT系の仕事は人手不足で需要が高く、未経験や初心者でも求人を見つけられます。研修制度の整っている企業なら、学生時代にIT系の勉強をしていない方でも採用されるチャンスがありますよ。

システムエンジニアやプログラマーなど、ITエンジニアの仕事はチームワークが重要です。プロジェクトを円滑に進めていくためにチームメンバーとのコミュニケーションは欠かせません。IT系のスキルに自信がない方は、コミュニケーション能力や積極性をアピールしてみましょう。

・Webデザイナー

Webデザイナーの仕事は、Webページなどのデザインを作成し、プログラムに落とし込むコーディングや運用、保守管理をすることです。パソコンを使って作業をするので、環境を整えれば出勤しなくとも業務を進められます。

近年、インターネットは人々の生活に欠かせないものになりました。Webサイトは、多くの企業や個人がビジネスをする上で不可欠なツールであり、Webデザイナーの需要は今後も拡大するでしょう。多くの情報があふれる中で必要な情報を瞬時に伝えるWebデザインの力が求められています。

これから何かしらのスキルを身につけて、フルリモートで働きたいという方は、Webデザインを学んでみてはいかがでしょうか。デザイン系の学生でなくても、Webデザインのスキルを独学で身につけて挑戦することができますよ。ダブルスクールやアルバイトなどで、ポートフォリオ(作品集)を充実させておきましょう。

・Webライター

インターネットメディアに記事を執筆するWebライターは、パソコンがありインターネット環境が整っていれば、どこでも仕事を進められるので、フルリモート可能な仕事の一つです。執筆する記事の分野によっては、現地取材や定期的なミーティングが必要になることもあるでしょう。しかし、オンラインで取材やミーティングを行い、すべてフルリモートで完結できるライターの仕事もあります。

文章を書くことが好きな方、傾聴力があり取材が得意な方は、ライターの求人を検索してみましょう。ライターが納品した文章を校閲する仕事や、企画を立てたり進行管理をしたりする編集の仕事もフルリモートが可能です。Webライターはフリーランスで活躍する人も多い職種ですが、Webメディアの運営会社や編集プロダクションに正社員として就職する道があります。

・すべてオンラインで完結する仕事がおすすめ

システムエンジニア、Webデザイナー、Webライター以外にも、すべてオンラインで完結する仕事ならフルリモートワークが可能です。プログラマー、カスタマーサクセス、Webマーケター、事務など、パソコンとインターネット環境が整っていれば完結できる仕事であれば、フルリモート求人を見つけられるでしょう。

ただし、業務や仕事の領域によって、直接面会する会議やミーティングなどが必要な仕事もあります。仕事内容の詳細とともに、仕事のスタイルがどのようなものなのか、しっかり確認しておきましょう。

新卒でフルリモートワークをするメリット

新卒でフルリモートワークをするメリット

新卒でフルリモートワークをするメリットについて紹介します。入社してすぐにフルリモートワークになることに不安があるかもしれません。しかし、多くのメリットもあるので、新卒の方にもフルリモートワークはおすすめです。

・通勤時間がない

フルリモートワークの仕事は通勤する必要がなく、通勤時間を削減できます。学生から社会人になり生活環境が変わることにより、疲れがたまることもあるでしょう。満員電車に揺られることや、通勤に時間がかかること、生活リズムが変わることは、ストレスを感じる要因になります。

通勤に時間がかからないことは、以下のようなメリットがあります。

・起床後にゆっくり朝食をとれる
・睡眠時間を確保できる
・リラックスして仕事を始められる
・退勤後、すぐにプライベートモードになれる

一つひとつはささいなことでも気持ちに余裕が生まれ、仕事もプライベートも充実させる相乗効果が期待できますよ。

・好きな場所で働ける

フルリモートワークは、環境が整っていればどこでも働ける働き方です。普段は自宅で働き、たまに気分転換のためにカフェやコワーキングスペースで働くといった方法も選べます。ただし、企業の就業規則によっては、自宅以外での勤務が禁止されていることもあるので、注意しましょう。

また、求人数が少ない地域に住んでいても、フルリモートなら応募できる求人が多数あります。都会にある企業でもフルリモートなら出勤する必要がないので、日本全国どこに住んでいても応募可能です。「住み慣れた地方に住んでいたいけれど、やりたい仕事がない」という方は、フルリモートで仕事を探してみましょう。

・ストレスがたまりにくい

学生から社会人になり、生活環境が変わることでストレスを感じる方は少なくありません。慣れない通勤、初めての仕事、信頼関係が構築されていない上司や同僚との関係など、ストレスの要因はいくつか考えられます。

フルリモートワークの仕事は自宅で行えるので、生活環境が変わらない点がメリットです。落ち着く部屋にいながら1人で仕事を進められ、業務に集中しやすくなります。

・人間関係で悩みにくい

フルリモートワークは他の人と接する時間が短いので、人間関係で悩みにくい点がメリットです。新卒の新入社員は企業での立ち居振る舞いに慣れておらず、上司や先輩、顧客との接し方に戸惑うこともあるでしょう。人との接し方に悩み、仕事そのものに対しても苦手意識を持ってしまうことも珍しくはありません。

フルリモートワークなら仕事で関わる相手とは物理的に離れており、オンライン上でも接する時間が短いので、人間関係に悩む時間が少なくなります。人間関係に悩むことがあっても、1人で仕事をする時間は確保されているので、仕事に集中しやすくなりますね。

・自己管理能力が身につく

リモートワークは自分で気持ちのオンオフを切り替え、仕事のペースを考えていく必要があります。慣れないうちはスムーズにいかないこともありますが、日々繰り返すことで自然に自己管理能力が身につく点がメリットです。

社会人になると、「次の仕事は何をしたらいいのか」「仕事の進捗具合はこれでいいのか」など悩むことがあります。社会人になり仕事を始めてすぐの頃は、上司や先輩に頼ることが多いでしょう。そのまま、自分で考える前に上司から指摘されたり先輩に質問したりすることがクセになってしまうと、成長のスピードが鈍る恐れがあります。

しかし、フルリモートワークはすぐに聞ける距離に上司や先輩がいないので、自分で考えて動くスキルが鍛えられます。自己管理能力が身につくと、新たな業務を任されるときや独学で勉強をするときなど、さまざまなシーンで活かせますよ。

新卒でフルリモートワークをするデメリット

新卒でフルリモートワークをするメリットは多くありますが、デメリットもあります。デメリットへの対策を検討した上で、フルリモートワークを始めましょう。

・コミュニケーションがうまく取れない

フルリモートワークのコミュニケーションは、メールやチャット、Web会議など、オンライン上でのやりとりがメインです。メールやチャットではお互いの顔が見えないために、感情や言葉のニュアンスが伝わりにくく、誤解が生じることもあるでしょう。

特に、新卒で入社し右も左もわからない中、上司から業務に対する指摘を受けたときは、必要以上に落ち込んでしまう可能性があります。上司が単純に間違いを指摘しただけだとしても、「怒られた」「冷たい態度を取られた」と感じてしまうかもしれません。

「文章でのやりとりは、相手の感情がわかりにくいもの」と念頭に置いておきましょう。感情がわかりにくい、と知っていれば必要以上に落ち込むことが少なくなります。また、相手へ文章を送るときにも、気遣いの気持ちが芽生えますね。

・同期や先輩と仲良くなりにくい

出勤して働く場合は、業務中だけでなく休憩時間に上司や同期と接する機会があり、仲良くなるチャンスがたくさんあります。しかし、フルリモートワークは業務上のやりとりをすることはあっても、たあいのない話や趣味の話をする機会が少なくなりがちです。その結果、相手の人柄がわかりにくく、仲良くなれるきっかけをつかみづらくなります。

同じ企業の方と絶対に仲良くならなければいけない、というわけではありません。しかし、先輩や同期と日頃から親しくすると、お互いに困っているときに助け合ったり、成功したときに一緒に喜べたりします。仕事がより楽しくなるのは、やはり一緒に働く上司や同期の存在が大きいので、親しくなれると仕事も充実しやすくなります。

フルリモートワークでも、フランクに接することのできる機会はあります。オンラインでの交流会に積極的に参加したり、チームで仕事をするときに積極的に発言したりしましょう。オンラインであっても、顔を合わせる機会や会話の回数が増えるとともに距離も縮まりやすくなるでしょう。

・上司や先輩の働く姿が見えない

フルリモートワークは、上司や先輩が働いている姿が見えない点がデメリットです。上司や先輩の働く姿は、新卒社員が働く上で手本となります。仕事のできる人がどのように業務に取り組んでいるのか、どのような態度で顧客と接しているのかなど、上司や先輩は教科書そのものです。

新卒社員が仕事のスキルを身につけていくとき、手本となる存在の姿が見えなければ、習得に時間がかかるのも無理はありません。「効率よく仕事をしたい」、「つまずいてしまう業務がある」、など悩みがあるときは、上司や先輩に相談してみましょう。直接姿が見えなくとも、先輩方からノウハウを学び、自身の仕事に活かせます。アドバイスをくれる先輩方とのやりとりからも、学ぶものがあるでしょう。

・ビジネススキルが身につきにくい

フルリモートでは、上司や先輩のビジネススキルを目の当たりにする機会が少なく、習得までに時間がかかります。社会に出ると言葉づかい、電話やメールのマナー、接客マナー、あいさつや身だしなみなどさまざまなビジネスマナーを求められます。

ビジネスマナーは研修や独学などでも学べますが、一緒に働く上司の姿や顧客の対応を見てこそ、その企業に合ったふるまいが自然に身につくスキルだといえるでしょう。特に、コミュニケーションを取るシーンでは、教科書通りではなく、相手を思いやり機転をきかせた行動が高評価につながることもあります。

臨機応変な対応力は一朝一夕で身につくものではなく、日々の業務を経て段々と身についていくものです。日頃から「働く人」の行動に意識を向けて、取り入れたいところを見つけていきましょう。同じ企業で働く上司や先輩以外からも学べるものがありますよ。

新卒でフルリモートワークができる求人の探し方

新卒でフルリモートワークできる求人の探し方

新卒で働けるフルリモートワーク求人の探し方を紹介します。「まだはっきりとはわからない」という人も、いろいろな求人を見ているうちに気になる企業が見つかるかもしれませんよ。まずは気軽に検索してみましょう。

・新卒エージェントサイト

新卒エージェントサイトは、新卒の方と新卒の方を採用したい企業を結ぶサービスを行っています。会員登録をすると、担当のキャリアアドバイザーからさまざまな支援を受けられます。適性の高い求人紹介、履歴書添削、面接対策などが受けられ、就活に対する不安や悩みも相談できるので、就活中の心強いパートナーとなってくれます。

新卒エージェントは、非公開求人を含めさまざまな求人を取り扱っています。「フルリモートの求人を紹介していただきたい」と相談して、希望に合う求人を紹介してもらいましょう。

・求人サイト

一般的な求人サイトから、新卒のフルリモートワークの仕事を探せます。「新卒 フルリモート エンジア」「フルリモート 正社員」など、気になるワードを検索してみましょう。

求人サイトは、エージェントサイトのようなキャリアアドバイザーのサポートはありません。しかし、アドバイザーとのやりとりを介さず、気になった求人にすぐ応募できる点がメリットです。

また、求人サイトには、職種別に特化したものや女性向け、ハイクラス求人などさまざまな特徴を持ったものがあります。「リモートワークに特化した求人サイト」もあるので、効率よくフルリモートの仕事を見つけたい方におすすめです。

・ハローワーク

ハローワークの求人の中から、フルリモートの仕事を探せます。ハローワークは全国500か所以上に設置された公共の職業安定所です。自身の居住地を管轄するハローワークに出向けば就職相談以外にも、履歴書添削、面接対応、就活セミナー、職業訓練などさまざまなサービスを受けられます。

また、ハローワークでは新卒向けの支援にも力を入れています。各都道府県に1か所以上ある「新卒応援ハローワーク」は、就職活動を行う学生向けのハローワークです。就職支援ナビゲーターが相談にのり、一人ひとりに合ったサポートを行います。まずは「フルリモートワークで働きたい」と相談してみましょう。

・いくつかの方法を併用してみましょう

仕事の探すときは、一つの方法、一つのサイトに限定せず、複数の方法やサイトを利用するのがおすすめです。新卒エージェントと求人サイトを同時に利用すると、閲覧できる求人数が増え選択肢が広がります。また、大手企業や株式会社にこだわらず、ベンチャー企業やスタートアップ企業も視野に入れると、柔軟な働き方を認めている求人に出会えるかもしれません。

登録する新卒エージェントも一つに絞らず複数登録してみましょう。新卒エージェントにもそれぞれ特徴があるので、あなたに合うエージェントがあれば、合わないと感じるエージェントもあります。

会員登録してログインしなくとも、サービスの概要がわかるので、まずは気になるサービスのサイトを閲覧してみましょう。

新卒でフルリモートワークをするときの注意点

新卒でフルリモートワークを始める前に、注意しておきたい点について解説します。初めての社会人生活が始まる前に、心配なことを少しでも減らしておきましょう。

・研修体制が整っているか

入社前、入社後の研修体制が整っているか確認しておきましょう。初めて社会人として働くには、業務以外にも覚えたり、学んだりすることが多数あります。社会人としてのビジネススキル、上司や同僚との信頼関係の構築、新生活のライフサイクルなどを一度に身につけていくのは簡単なことではありません。新たな環境になじむには企業の研修が効果的で、頭の中を整理したり、ノウハウを習得したりするきっかけになります。

出勤して働き、周りに上司がいる環境でも仕事に慣れるまでは時間を要します。フルリモートワークは上司と交流する時間が少ない分、業務を覚えるまでにプラスアルファの時間がかかるでしょう。新入社員へのサポート体制を整えている企業なら、安心して仕事を進められますよ。

・コミュニケーションは取りやすいか

フルリモートワークのデメリットの一つに「コミュニケーションの取りにくさ」が挙げられます。コミュニケーションが取りやすい体制で働けるかどうか確認しておきましょう。例えば、入社前・入社後の交流会があるかどうか、困ったときに誰に頼るか明確になっているか、などがポイントです。

企業によっては「コミュニケーションの取りにくさ」を課題としており、新入社員へのケアに力を入れているケースがあります。コミュニケーション不足を解消するためにどのような対策が採られているか、確認しておきましょう。

・ルールは明確か

自宅などで周りに誰もいない状況で働くフルリモートの仕事は、迷いなく仕事を進めるために細かなルールを明確にしておく必要があります。特に、新卒で入社した方の場合、逐一確認を取っていては業務が滞り、相手側にも迷惑をかけてしまう可能性があります。

・仕事の進め方
・勤怠確認
・残業時の申請方法
・トラブル時の対応 など

「通常の仕事の内容」「勤怠管理」「イレギュラーな内容」の対応について、それぞれ組織内の公式ルールを確認しておきましょう。ルールを確認しないまま自分で判断してしまうと、大きなトラブルにつながるかもしれません。すぐに確認できる上司が近くにいない分、仕事をスタートする前にルールを知っておくと安心ですよ。

新卒でフルリモートワークの仕事が見つけられないときは

新卒でフルリモートワークの仕事が見つけられないときは

さまざまな方法で就職活動をしても、新卒で働けるフルリモートワークの仕事と出会えないこともあるでしょう。就職活動がうまくいかず、落ち込むこともあるかもしれません。しかし、働く方法は一つではないので、諦めずに視野を広げてみてはいかがでしょうか。

・出勤して働く道を選択する

フルリモートの仕事に憧れやこだわりがあるかもしれませんが、出勤して働く方法も選択肢に入れてみましょう。出勤して働き、上司や先輩が働く姿を実際に見て学ぶことは社会人としての財産になります。社会人経験のない新卒者の場合、出勤して働くことはメリットも多いので、スキルを伸ばすために出勤する仕事を選んでみてはいかがでしょうか。

まずは出勤して働く道を選択し、ある程度社会人としてのスキルや経験を積んでからフルリモートの仕事を探す方法もありますよ。

・フルリモートではなくリモートワークを選択する

「フルリモート」にこだわりがあるかもしれませんが「リモートワーク」も選択肢に入れると応募できる求人の幅が広がります。特定の事情があり「フルリモート」でなければ働けない、というケースでないなら、「リモートワーク」の仕事も探してみましょう。

フルリモートの仕事を探している方は、月に数回、もしくは週に数回の出勤を負担に感じるかもしれません。しかし、定期的に出勤すると上司や同僚とコミュニケーションが取れ、信頼関係を構築しやすくなります。

また、実際にフルリモートワークをしてみると「毎日1人で働くのは向いていないかも」と気づくこともあります。異なる勤務スタイルにより気分を切り替えながら仕事をすれば、リモートワークと出勤する日、それぞれを新鮮な気持ちで取り組めるでしょう。

・フリーランスとして働く

フルリモートで働きたい方は、企業に就職せずフリーランスとして働く方法もあります。個人事業主として事業を立ち上げたり、求人サイトやクラウドソーシングサイトに掲載されている業務委託の案件を請け負ったりしてキャリアをスタートできます。

しかし、フリーランスはフルリモートの働き方を叶えられ自由に働ける一方で、デメリットもあります。組織に属して「仕事やビジネススキルを学べる場」がないので、社会人として成長しにくくなるかもしれません。

学生のうちに、フリーランスとして独立できるスキルを培っておいたり、まずは企業に就職して経験を積んでから、フリーランスになることをおすすめします。

まとめ

新卒でもフルリモートで働ける企業の求人を見つけられます。新卒エージェントやフルリモート求人に特化したサイトで、自分に合った求人を探しましょう。

フルリモートを導入する企業の多くはメリット・デメリットを把握しており、対策も練られています。コミュニケーション不足や遠隔で仕事を覚えることの難しさに対応できるように、研修が充実していたり独自のITツールを活用したりする企業もあります。

気になる求人を見つけたら、フルリモートを導入するにあたり企業がどのような取り組みをしているのか確認してみましょう。