リモートワーク・テレワークに向いているおすすめの仕事8選! メリットや特徴を解説

仕事はオフィスで同僚と同じ空間で進めるのが当たり前だった時代から、現在では業務のほとんど、もしくはすべてをオンラインで完結できる時代に変化しています。しかしリモートワークに適した職種がある反面、リモートワークに向かない職種もあります。今回は、リモートワークに向いているおすすめの仕事7選と、リモートワークしやすい仕事の特徴を解説します。

リモートワークやテレワークができる仕事とは? 求人の特徴や向いている職種をご紹介

リモートワーク可能な職種の求人は増えている

リモートワーク可能な職種の求人は増えている

「リモートワーク」とは、オフィスに出社せず、自宅やコワーキングスペースなどを就業場所にする働き方です。自由に就業場所を選べるので、東北や北海道などの地方在住者であっても首都圏の企業で働くことができ、自分の働きたい企業でキャリアアップやスキルアップを目指せます。

「リモートワーク」と似た意味を持つ言葉に「テレワーク」があります。「リモートワーク」と「テレワーク」の言葉の意味に大きな違いはなく、どちらもオフィスから離れた場所で就業するという意味で使われています。

「テレワーク」は、新型コロナウイルスの感染拡大によるおうち時間の増加や、日本政府が推進する働き方改革の影響で急速に普及し、耳にする機会も増えました。総務省が発表した「令和3年 情報通信白書」によると、2020年3月のリモートワーク実施率は13.2%でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で緊急事態宣言が発令された後の2020年4月には、リモートワーク実施率は27.9%まで上昇しています。

リモートワーク実施率は緊急事態宣言が解除されてから24.7%へと低下しましたが、2020年3月の13.2%と比べると増加しており、緊急事態宣言解除後もリモートワークを続けている企業が多いことがわかります。

転職支援サービスの「Reworks(リワークス)」や、クラウドソーシングサイトの「Crowd Works(クラウドワークス)」など、リモートワークに特化した仕事を探せるサービスやサイトも増え、リモートワークOKとする求人の数は今後も増え続けると予想されます。

リモートワークしやすい仕事の特徴

「リモートワークを始めたいけど、どんな仕事を選んだらいいのかわからない」と感じている人もいるのではないでしょうか。せっかくリモートワークをスタートするのなら、できるだけ無理なく快適にリモートワークを続けたいですよね。

リモートワークを続けやすい仕事に共通する、3つの特徴を紹介します。

 

・特徴1:どこからでも仕事を進められる

リモートワークは、オフィスの場所に縛られず、好きなところで就業できる働き方です。そのため、場所の制限がある仕事との相性は悪いでしょう。

例えば、レストランで料理を提供するホールスタッフは、目の前にお客様がいなければ仕事を完了できません。職場であるレストランに必ず出勤しなければならないため、リモートワークは難しいでしょう。

リモートワークに向いている仕事は、オンライン上ですべての業務が完了するものです。リモートワークでは、打ち合わせにはオンラインミーティングツール、日常のやり取りはメールやオンラインチャットシステムなどを使います。人と対面しなくてもスムーズに仕事を進められる点がリモートワークの特徴です。

 

・特徴2:成果がわかりやすい

リモートワークでは、上司やクライアントの目がないところで仕事を進めるため、成果を出すまでの過程や就業態度が見えにくくなります。そのため、仕事の成果がわかりやすく表れる仕事ほど、リモートワークに適しています。納品した成果物のクオリティが判断しやすいプログラマーやデザイナー、事務などが成果のわかりやすい仕事に当てはまります。

例えば、事務の仕事でデータ入力を担当する場合、「何件分のデータを入力できたか」が定量的な成果の指標になります。リモートワークでは、数値で表現できる成果に加えて、「どれだけミスが少なかったか」なども含めて人事評価が行われます。

 

・特徴3:専門性が高い

企業がリモートワークを導入するメリットとして、専門知識を持った貴重な人材を広く獲得しやすいことが挙げられます。中小企業診断士やファイナンシャル・プランナーなどの資格を持つ人や、ある分野の専門コンサルタントを募集しているリモートワーク求人があるように、専門性が高いスキルを持つ人は、スキルに見合った高収入を得ながらリモートで活躍できるでしょう。

求める専門性が高いほど企業に適した人材数は絞られますが、リモートワークOKとすることで海外も含めた全国から求める人材を広く募ることができます。リモートワークで高収入を目指す人は、資格取得やスキルアップに取り組むとよいでしょう。

一方でリモートワークは、未経験でも始められる仕事も数多く存在し、スキルや経験が必要ない求人もあります。「まずはリモートワークを始めてみたい」と思う人は、「未経験可」としているリモートワーク求人を探してみましょう。

リモートワークにおすすめの仕事8選

リモートワークにおすすめの仕事8選

リモートワークに向いている仕事は、経験やスキルが必要ない業務から高い専門性を求められる業務まで多岐にわたります。さまざまな職種の中で、特にリモートワークしやすい仕事を8つ紹介します。

・未経験OK! 誰でもスタートできる仕事

・Webライター

「Webライター」は、クライアントから依頼を受けて企業のホームページやWebサイトに掲載する記事を執筆します。特別な資格は必要なく誰でもスタートできる仕事なので、「スキルはないけどリモートワークに興味がある」「文章を書くことが好き」な人におすすめです。

Webライターが執筆する記事のテーマはクライアントによって異なり、転職や動物、趣味、スピリチュアルなどさまざまなものがあります。「転職」という大きなテーマの中でも、「転職エージェント」「おすすめ転職サイト」「転職の仕方」などに細分化され、執筆テーマは数え切れないほどあるといってよいでしょう。自分の得意なジャンルの仕事に就ければ楽しみながら長く執筆でき、スキルアップから収入がアップしていくことも期待できます。

Webライターの仕事はパソコンとネットワーク環境さえあれば簡単に始められるので、機材の準備が少ない点もおすすめポイントです。執筆する記事の原稿はGoogleドキュメントやWordなどのテキストファイルを使う場合が多いので、Googleアカウントを用意したり、パソコンにOfficeソフトをダウンロードしておいたりするとスムーズに業務をスタートできるでしょう。

・カスタマーサポート

「カスタマーサポート」は、クライアントが販売した商品やサービスなどに関する顧客の問い合わせに対応します。問い合わせ対応はメールや電話を使って行います。オンラインで電話するシステムを利用すれば、家庭の固定電話や個人の携帯電話を使わずに電話対応ができるのでリモートワークに適しています。

電話対応が必要なカスタマーサポートの求人に応募するなら、どのようなシステムで電話をするのか確認しておくと安心です。企業によっては、必要に応じて携帯電話やマイク付きイヤホンなどを貸与してくれるケースもあります。

カスタマーサポートはオンラインで完結するためリモートワークに向いている仕事ですが、始めるときの注意点があります。電話対応がある業務内容の場合、雑音が少ないところを就業場所にするようにしましょう。カフェなど周囲の音が大きい場所では、顧客の声が聞き取りにくい上、自分の声を相手に届けることも難しくなります。

また、オンラインシステムで電話をかける場合には、安定したインターネット環境が必要です。通話中にインターネット接続が切れないように、大容量の固定回線を用意するなどしておきましょう。

カスタマーサポート業務の特性上、就業時間が主に平日の日中に制限される点も注意しましょう。多くのカスタマーサポートセンターの受付時間が「祝日を除く平日の9時から17時頃」に限定されているため、就業時間も受付時間と同じ時間帯になります。

「日中の空いた時間を有効活用したい」と考える主婦(主夫)や、人と話すことが好きな人に向いている仕事です。

・事務

「事務」は、クライアントから依頼された書類の作成や資料整理、データ入力やスケジュール調整など、さまざまな業務を行います。専門スキルが必要な仕事を除き、事務の仕事は未経験でもOKとしている求人が数多くあります。

事務の仕事はパソコンの基本的な操作方法を理解していれば誰でもスタートできるので人気の仕事で、収入や就業時間などの条件が良い求人ほど倍率が高くなります。「事務経験を活かしてリモートワークを始めたい」「こつこつ作業が苦ではない」人に向いている仕事です。

事務の仕事は業務内容によって総務事務や人事事務、営業事務、一般事務などに分類されます。専門スキルが必要な求人では、例えば経理事務では「簿記2級以上必須」としていたり、貿易事務では「TOEIC〇点以上」と応募条件を設定していたりするケースがあります。求人に応募する前に、業務内容や必要なスキルと経験を確認しておきましょう。採用率を高めるために、資格取得やスキルアップを図るのもよいでしょう。

・心理カウンセラー

「心理カウンセラー」は、クライアントの心の悩みを聞き、問題解決のためのサポートや悩みを解消するためのアドバイスをします。クライアントの悩みは恋愛面や仕事面、健康面など千差万別であり、相手の話を傾聴して適切な言葉を選ぶことが求められます。

意外に思われるかもしれませんが、カウンセラーには特別な資格は不要で、未経験でも始められる仕事です。リモートワークとしては、LINEを利用した電話占いサービスや、オンラインカウンセリングサービスにカウンセラーとして登録すると始められます。

注意しなければならないのは、カウンセラーは医者ではないということです。精神科医のように「治療」は行わず、あくまでアドバイスや話を聞くことに努めましょう。カウンセラーとしてスキルアップを目指すなら、国家資格である「公認心理師」や日本臨床心理士資格認定協会が発行する「臨床心理士」の資格を取得するのもよいでしょう。

・オンラインアシスタント

「オンラインアシスタント」はクライアントの依頼を受けて、さまざまなバックオフィス業務を担当します。例えば、事務のような書類作成やスケジュール調整、カスタマーサポートのような電話対応などが業務としてあります。また、企業のTwitterやInstagramなどのSNS運用を代行したり、Webメディアの更新を行ったりもします。

多種多様な仕事から自分に適した仕事を始められるので、未経験でもやってみたい仕事に挑戦してみましょう。「フジ子さん」などのオンラインアシスタントサービスに登録すると、サービスの運営会社から自分のスキルや経験に合った仕事を紹介してもらうことができます。

・スキルを活かせる! 専門性の高い仕事

・システムエンジニア/プログラマー

「システムエンジニア/プログラマー」は、クライアントが希望するシステムを構築して納品します。クライアントの要望を正確にヒアリングするため、オンラインミーティングツールを使った打ち合わせが必要ですが、仕様さえ決まればもくもくとシステム構築作業に集中できるでしょう。

システム構築後は、テスト運用を行って仕様上の問題がないことを確かめたり、クライアントの要望に沿って改変を行ったりします。プログラミングの知識が必要なので専門性が高い業務内容ですが、社会のIT化に伴い今後ますます需要が高まっていく仕事です。

・Webデザイナー

「Webデザイナー」はインターネット上の広告デザインや企業のホームページデザイン、バナーデザインなどを手掛けます。簡単な画像作成であれば長時間の打ち合わせは必要ありませんが、ホームページ全体のデザインをする場合は作成するビジュアルやコーディング箇所が多くなるので、時間をかけてクライアントの要望をヒアリングする必要があるでしょう。

クラウドソーシングサイトでは、コンペティション形式でデザイン案を募集している案件が数多くあります。Webデザイナーとしての実績づくりに役立つので、「これからWebデザイナーとして活躍したい」と思う人は積極的に応募してみることをおすすめします。

デザイン業務は、クライアントへのヒアリング時間を除けば、いつでも好きなときに進められます。そのため、リモートワークとして始めやすく、自分の生活リズムに合わせて就業時間を決められます。

・Webマーケター

「Webマーケター」はマーケティングの専門家として、クライアントの商品やサービスがより多く売れるようにサポートを行います。WebサイトやYou Tubeなどの動画サイト、SNSなど、インターネット上のさまざまなコンテンツを使って広告を掲載したり、顧客属性を分析したりします。

企業の売り上げを拡大するサポートを行うマーケティングは、企業の成長に欠かせないため、Webマーケターの需要は高まっています。マーケティングに関する基本的な知識はもちろん、クライアントが販売する商品やサービスへの深い理解が求められる仕事です。

リモートワークに向いていない仕事はあるの?

リモートワークに向いていない仕事はあるの?

リモートワークに向いていない仕事があることを知っているでしょうか。リモートワーク求人の数は増加傾向にありますが、すべての仕事がリモートワークOKとなるわけではありません。

リモートで仕事をするのが難しい3つの職種を紹介します。

 

・生産業/製造業

モノづくりの現場の業務は、オンライン上で完結させることが難しいため、リモートワークに向いていません。農家などの生産業を営む場合、水やりはスプリンクラーなどで自動的に実施できますが、収穫は手作業だったり、野菜の健康状態を確認して病気を治すために必要な薬剤を判断したりすることは、生産の現場に行かなければ難しいのが現状です。

製造業も同様に、工場のライン生産で製造工程ごとに品質や仕上がりを確認する人が工場内に必要です。極端に言えば、製造に必要な機械を自宅に置けばリモートワークが可能ですが、導入コストや輸送コストの面から実現は難しいでしょう。生産業や製造業は、価格安定のために大量生産が必要なため、敷地面積が足りない可能性もあります。

 

・接客業/販売業

接客業や販売業は人と対面で接する必要があるため、リモートワークには不向きです。自動精算システムを導入し、非対面でチェックイン・チェックアウト処理が可能なホテルもありますが、すべての接客業で非対面とするのは難しいでしょう。

販売業では、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店でセルフレジを導入する店舗が増え、自動化が進んでいます。しかし、商品の陳列や荷受け、ポップの設置などは自動化しにくいでしょう。

例外として、オンラインショップなら販売業であってもリモートワークが可能です。在庫管理や商品の発送業務など、オンラインショップを運営する上で必要な業務の一部が、クラウドソーシングサイトで募集されています。

 

・医療業/福祉業

特にリモートワークしにくい業種といえるのが、医療業や福祉業です。医療業では、医師が患者の病名や治療方針を正確に診断するために、直接患者の健康状態を確認する必要があるためです。オンライン通話システムを使って、リモートで患者を診察する方法もありますが、診察の精度の低さが懸念されるため、例外的な適用にとどまっています。

福祉業は高齢者や障がいを持つ人の介護を担う重要な仕事ですが、被介護者のもとへ出向き食事や入浴、排せつ介助などを行うため、リモートワークにするのは難しいでしょう。

未経験でもリモートワークを始められる?

経験やスキルがない人でもリモートワークを始められます。さまざまな企業がリモートワーク可能な求人を募っており、初めての人でもリモートワークを始めやすい環境や仕組みづくりに取り組んでいます。

未経験者には、企業が用意したマニュアルを活用したり、業務に慣れるまで研修を行ったりする仕組みがあり、気後れすることなく興味のある仕事をリモートワークとしてスタートできます。

特に、データ入力や書類作成など、特別な資格やスキルが必要ない仕事は「未経験歓迎」としている場合が多くあります。「未経験歓迎」と記載している求人の多くは、パソコンや専用ソフトの基本的な操作さえ習得すれば誰でも始められるので、面接や筆記試験なしですぐに仕事をスタートできる案件が多いという特徴があります。

 

・リモートワークを始める事前準備

リモートワークに興味を持つ人の中には、「リモートワークを始めたいけど、機材の準備が大変そう」というイメージを持っている人もいるでしょう。仕事内容にもよりますが、多くのリモートワークはパソコン1台と安定したインターネット環境があれば簡単にスタートできますよ。中にはスマートフォン1台で仕事を進められる求人もあります。

クライアントと打ち合わせのために電話したり、オンラインミーティングを行ったりする仕事の場合は、Webカメラ内蔵のパソコンや外付けカメラを用意しましょう。周囲の雑音が入らないようにイヤホンやヘッドセットを準備しておくこともおすすめです。

もし在宅で仕事をするなら、自分の姿勢や体格に合わせてパソコン作業用の椅子やデスクを用意すると、体が疲れにくく集中力が続きやすくなりますよ。

 

・未経験でも稼げるの?

リモートワークを始めたくても、「未経験だとそれほど稼げない気がする」と不安を抱いている人も少なくないでしょう。「リモートワークは稼げない」のではなく、出社が必要なオフィス勤務と同じように仕事内容や経験年数、所持スキルによって評価されるため、報酬額に幅があるのです。

リモートワークの報酬形態には、「時間単価(時給)制」と「案件単価(出来高)制」の2つがあります。時間単価制は、1時間あたりの報酬額が決められており、就業した時間分の報酬を得られます。案件単価制は、納品した成果物1件あたりの報酬額を決めて、納品完了した件数分の報酬を得られる報酬形態です。

未経験の仕事に挑戦した場合、慣れるまではどうしても1件の仕事を完了させるまでに時間がかかってしまいます。そのため、案件単価制の仕事の場合、時給換算した報酬額が低く感じられることがあるでしょう。安定した収入を得たい人は、時間単価制の仕事を探すことをおすすめします。

未経験の仕事に挑戦するのは勇気が必要です。仕事を始めてから「作業量と報酬額が見合わない」と後悔しないよう、気になる求人を見つけたら仕事内容や難易度、1件あたりにかかる時間を確認しておきましょう。

リモートワークの3つのメリット

初めてリモートワークに挑戦する場合、「自分にうまくできるだろうか」と不安も大きいことでしょう。リモートワークを始めるメリットは多いので、まずは第一歩を踏み出してみましょう。

リモートワークを始めることで得られる3つのメリットを紹介します。

 

・ 時間を有効活用できる

リモートワークは就業場所を自由に選べるので、通勤時間の短縮が期待できます。通勤時間がなくなると、空いた時間を自分の趣味や家族との時間に使えるようになるのでプライベートを充実させられます。

自分のキャリアアップを目指して、リモートワークに役立つ資格の勉強に時間を使うのもよいでしょう。プライベートの時間が増えるとワーク・ライフ・バランスが実現し、生活を楽しみながら仕事に前向きに取り組めるようになります。

 

・全国どこでも誰でも働ける

家族の介護や子どもの面倒を見るために外出できず、働きたい意思があっても外に働きに出られない人がいます。自宅にいながら働けるリモートワークは、そうした人々にも適しているといえるでしょう。

オフィス出社が必要な企業であれば、個人的な事情でオフィスから遠い場所に引っ越した場合、転職を余儀なくされる場合があるでしょう。反面、リモートワークなら引っ越し先がどこであってもインターネット環境さえあれば、変わらず仕事を続けられます。

 

・人間関係で悩みにくい

出社が必要な勤務形態では、同僚や上司との人間関係に悩むことが少なくありません。同じ空間に長時間一緒にいることで、自分が思っている以上に精神的なストレスを感じたり、同僚とのランチや就業後の飲み会を苦手だと感じたりする人もいるでしょう。

リモートワークなら、自宅やコワーキングスペースなど、自分で就業場所を選択できます。オンラインミーティングなどで顔を合わせ雑談する機会はありますが、同じ空間にいるわけではないので、人間関係の煩わしさを感じにくいでしょう。

リモートワークのデメリット

リモートワークのデメリット

リモートワークには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。これからリモートワークを始めたい人は、自分の環境や希望する仕事内容、自身の性格を分析して、リモートワークという働き方が自分に合っているかを確認しておきましょう。

リモートワークをする上で考えられる、3つのデメリットを紹介します。

 

・孤独感がある

リモートワークは、基本的にオンライン上で完結する仕事なので、人と会わなくても仕事を進められます。オフィスへ出社する働き方なら、毎日人と関わる機会がありますが、リモートワークでは誰かと雑談したり息抜きしたりする時間は減少するでしょう。

オンラインチャットツールを用いたテキストでのコミュニケーションが主流となるリモートワークでは、他の人の様子がわからないために孤独感や不安を抱きやすくなります。人と接することが好きな人は、「週に1回出社が必要」など、オフィス出社とリモートワークをスイッチできる働き方で求人を探してみることをおすすめします。

 

・成果主義になりやすい

リモートワークは自分以外の人の様子を確認できません。上司は成果を出すまでにリサーチした内容や工夫したことを把握できず、成果物のみで評価するケースが多くなります。オフィスに出社していれば、部下1人ひとりの仕事ぶりを見ながら公平な判断ができますが、リモートワークではそれも難しいでしょう。

評価の判断基準が成果重視になれば、時間をかけて丁寧に仕事に取り組んでいる人ほど時間に対しての仕事量が少なくなり、「手が遅い」「サボっているのではないか」などと思われやすくなります。気になるリモートワークの求人を見つけたら、どんな評価基準を設けているのか採用担当者に直接確認してみましょう。

 

・詐欺案件に遭遇するリスクがある

リモートワークの求人の中には、働きがいのある求人が多数ある一方で、応募者の個人情報を抜き取ろうとする悪質な詐欺案件が隠れている可能性があります。「1日5分、携帯をチェックするだけで月収30万円」など、「誰でも即稼げる」「未経験でも高収入」をアピールする求人は悪質なものの可能性があるので注意しましょう。

「気になる求人を見つけたけど、何だか怪しい」と思ったら、応募元企業の名前を検索して事業内容や企業情報を調べたり、応募元企業で働いた経験のある人の口コミをチェックしたりして自衛する意識を持っておくことが大切です。

まとめ

リモートワークに適した仕事は、「1人でもオンラインで進められる」「成果がわかりやすい」などの特徴があります。これからリモートワークを始める人におすすめの仕事は、未経験歓迎としている求人や、特別なスキルがなくても挑戦できる仕事です。より高収入を目指すなら、専門性の高い資格や知識を習得してから、自分が希望する仕事内容の求人に応募してみるのもよいでしょう。

リモートワークには多くのメリットがある反面、デメリットもあります。どちらの面も理解した上で、リモートワークに挑戦してみましょう。初めてのリモートワークは不安が大きいものですが、気になる求人には積極的に応募してみることをおすすめします。