データ入力の副業は稼げる? 在宅ワーク求人情報の仕事内容と稼ぎ方をご紹介!

未経験者でも手軽に始められる在宅ワークとして、副業でデータ入力の仕事を始める人が増えています。データ入力はどれくらいの収入になり、どのようなスキルが必要なのでしょうか。今回は、在宅でできるデータ入力の求人情報について、仕事内容や稼ぐコツを紹介します。

在宅で稼ぐデータ入力の仕事! 未経験でも挑戦できる? 効率的に稼ぐポイントを解説

データ入力の仕事内容

在宅で始められる副業の業務内容は多岐にわたりますが、副業の中でも特に始めやすいため主婦層にも人気があるのが、「データ入力」の仕事です。「データ入力」とは、クライアントが指定するデータをフォーマットに入力したり、録音された音声データをWordなどのテキストファイルに書き起こしたりする仕事です。指定のキーワードに沿う画像を検索して集めたり、SNSにコメントを書いたりする作業もデータ入力に含まれることがあります。

【データ入力の副業内容の例】
・手書きのアンケート用紙を見ながら、回答結果をExcelに転記
・会議の音声データを聞きながら、議事録を作成
・オンラインショップで購入された商品情報と在庫数を専用のシステムに登録
・名刺の画像を見ながら、住所録を作成
・指定のキーワードで検索した結果をGoogleスプレッドシートにまとめる など 

入力するデータは数字や日本語、英語など幅広く、データ入力に使用するツールもWordやExcel、企業固有の専用システムなどさまざまです。データ入力は専門的な知識が不要で単純作業が主になるので、データ入力に使用するツールの操作自体に慣れてしまえば誰でも簡単に仕事を進められます。

在宅でのお仕事が初めてという人や副業に挑戦したい人は、まずは手軽に始められるデータ入力の求人情報を探してみてはいかがでしょうか。

データ入力の仕事は稼げるの?

好きなときに好きなだけ働ける在宅ワークの中でも、特に求人情報の数が多く応募しやすいデータ入力の仕事は人気があります。しかし、簡単に始められるからこそ「データ入力の仕事は稼ぎにくいのでは」と不安になりますよね。

データ入力業務で得られる報酬は業務内容によって異なりますが、単純な文字入力作業なら1文字0.1円から0.2円ほどが相場です。文字入力だけでなく、データを分類するなどの作業を行う場合は、データ入力1件あたり10~50円ほどに設定されるケースが多いでしょう。

仮に、1件10円のデータ入力を1日100件行う場合の報酬は、1000円になります。もしも1日500件のデータ入力ができたら、1日の報酬額は5000円になります。1件あたりの価格が決まっている仕事では、どれだけ効率的にデータ入力を進め、より多くの件数をこなすかが報酬額を左右します。

時間単価制で仕事をする場合の相場は、時間単価1000円ほどです。求人サイトに掲載されている求人の中には、時間単価が1500円程度の高収入が期待できるデータ入力の仕事もあります。ただ、時間単価制で募集しているデータ入力の求人では、データ入力業務だけでなく電話対応やメール対応が業務に含まれる場合があります。気になる求人に応募する前に、業務内容や業務範囲をよく確認しておきましょう。

未経験でも挑戦できる?

データ入力の仕事に特別なスキルや知識は必要ありません。WordやExcelなど、一般的に利用されるソフトでの基本的な操作ができれば問題ないでしょう。

求人によっては、使ったことのないソフトやオンラインサービスシステムを使ってデータ入力をすることが求められるかもしれません。しかし、業務で使うソフトやシステムを使ったことがなくても、一から操作を学ぶ意欲を持ち、分からないことを自分で調べたり、操作方法をシステム開発会社のサポート窓口に問い合わせたり、クライアントに操作方法を聞いたりできる人なら、未経験でもデータ入力の仕事で活躍できるでしょう。

経験がなく在宅ワークやデータ入力の仕事に不安がある人は、実務開始前に研修を実施している企業に絞って求人に応募することをおすすめします。研修制度があれば、システムの利用方法を丁寧に案内してもらえ、業務理解を深めてから仕事をスタートできるので安心です。

データ入力の業務内容は多岐にわたるため、自分の適性や持っているスキルによって活躍の幅を広げられます。より高収入を目指すなら、Excelの関数を扱えたり、PowerPointでの資料作成ができたりとプラスアルファのスキルがあるとよいでしょう。クライアントにアピールできるスキルがあれば未経験でも採用されやすくなりますよ。

在宅ワークやデータ入力の仕事が未経験な人は、求人情報を探す際に「未経験歓迎」や「未経験OK」と記載のある求人を絞り込むと効率的に探せます。ただし、「未経験OK」としていても応募条件が決まっているケースがあるので注意しましょう。例えば、「業界未経験OKだけど事務経験3年以上」「実務未経験OKだけど資格必須」と応募資格が制限されている場合があります。

在宅でデータ入力の仕事を始める6つのメリット

在宅でデータ入力の仕事を始める6つのメリット

副業として在宅ワークを始めたい人には、すきま時間に仕事を進められるデータ入力がおすすめです。在宅OKとされる、データ入力の仕事を始めるメリットを6つ紹介します。

 

・体力や時間の浪費が少ない

本業に加えて副業を始めると、本業での疲れから「意外と副業に費やす時間や体力がない」と気づくかもしれません。本業を終えてから副業の勤務先に移動して、副業を終えてからまた移動して帰宅するのは体力的な負担が大きくなりますよね。

土日や祝日など、本業が休みの日に副業をする場合も、移動時間があると時間を無駄にしてしまいますが、完全在宅で副業をすると移動時間をなくすことができます。移動時間がない分、体力の消費が少なく済み、浮いた時間を趣味の時間などに使うことができるので、仕事もプライベートも充実するでしょう。

 

・業務時間を選べる

データ入力の仕事は単純作業が多いので、業務で使うシステムなどの操作方法を1度覚えてしまえば、いつでも自由な時間に仕事を始められます。自分のライフスタイルや集中しやすい時間帯に合わせて作業時間を決めることで、無理なく効率的にデータ入力業務ができるでしょう。

例えば、本業を終えて帰宅後、家族との時間を過ごしてから夜間にデータ入力を進めるといった生活ができます。夜はゆっくり休みたい人は、朝早い時間を副業にあててもよいでしょう。短時間のすきま時間を有効活用して稼ぐことも可能です。

 

・気軽に始めやすい

データ入力以外の在宅副業では、経理業務のために簿記検定資格が必要だったり、動画編集のために専用の動画編集ソフトの購入が必要だったりと、仕事を始めるための初期投資が必要な場合があります。

反面、データ入力の仕事を始めるために必要なのは、パソコンとインターネット環境だけです。データ入力は資格やスキルがない未経験者でも始めやすい仕事なので、副業を始めるための事前準備や初期投資が少なく済みます。

 

・採用後すぐスタートできる

事務や秘書などの在宅ワークの求人では、応募してから実際に業務を開始するまでに、書類選考や適性テスト、面接などを行うことがあります。数回の選考プロセスがあるケースでは、求人への応募から実務開始まで1か月程度の時間を要するでしょう。

一方で、データ入力の仕事は採用面接がない場合が多く、求人に応募してから実際に業務を開始するまでの時間が少なく済みます。できるだけ早く副収入を得たい人には、データ入力の仕事がおすすめです。

 

・自然にスキルアップする

データ入力の仕事はタイピングが主になるので、データ入力業務を続けるほど自然とタイピングスキルが身につきます。継続的に業務をすることでタイピング速度が上がり、いつの間にかブラインドタッチができるようになるかもしれません。

タイピングスキルの上昇とともに作業効率が上がれば、より高収入を得やすくなります。

 

・働いた分だけ稼げる

1件あたりの単価が決まっているデータ入力の副業では、入力した文字数・情報量が多いほど高い収入が得られます。時給制のパートやアルバイトだと、どれほど作業を効率化させたとしても時給がアップするとは限りませんよね。

しかし、データ入力ではタイピングスピードや正確さが高まるほど高収入が期待できます。頑張りが結果に現れやすいので、モチベーション高く副業を続けられるでしょう。

在宅でデータ入力の仕事を始める4つのデメリット

在宅でデータ入力の仕事を始める4つのデメリット

せっかく副業を始めるなら長期にわたって安全に仕事を続けたいですよね。データ入力の仕事は、誰でも簡単に始められて、時間や場所に縛られないなどのメリットがありますが、データ入力の仕事特有のデメリットがあります。

データ入力業務のデメリットに注意しながら、自分の性格や生活スタイルに合わせた求人を探しましょう。在宅でデータ入力の副業を始めるデメリットを4つ紹介します。

 

・まとまった金額を稼ぎにくい

データ入力の仕事は、誰でも簡単に始められる作業であるため、単価が低めに設定されています。データ入力の仕事である程度まとまった金額を得るには、よりたくさんの仕事をこなす必要があります。

仮に、1日2時間程度のデータ入力の副業を週5日・1か月続けた場合の収入は、およそ3万円前後という試算があります。「月に10万円以上の副収入を得たい」と考えている人にとっては、「データ入力の仕事は思うように稼げない」と感じる収入でしょう。

副業で高収入を得たい人は、データ入力の業務内容や難易度、単価をチェックして、希望に沿った収入が得られるかどうか確認しましょう。

 

・集中力が保てない

単純作業が続き、飽きやすいのがデータ入力業務のデメリットです。上司など、第三者の目がない在宅ワークはオフィスワークよりも集中力が途切れやすく、つい趣味のものやゲーム、雑誌などに手が伸びやすくなります。

データ入力の仕事は、こつこつ作業が苦にならない人に向いている仕事です。飽きっぽい人や気が散りやすい人は、ワークスペースの周辺に仕事と関連のないものを置かないようにするなどして、集中できる環境づくりを心がけましょう。

集中力を保つためには、作業環境を整えるだけでなく、適度に休憩を取ることが重要です。1時間作業したら1度席を立ってストレッチするなど、短時間でリフレッシュできる工夫をすると効果的ですよ。

 

・運動不足になりやすい

データ入力の仕事はパソコン1台で完結するため、就業中はパソコンの前に座りっぱなしとなり、運動不足に陥りやすくなります。運動不足に加えて、データ入力の仕事中は長時間同じ姿勢でいるため、肩こりや腰痛、眼精疲労など、体の不調を感じることもあるでしょう。

気持ちのリフレッシュもかねて、定期的に席を立って体を伸ばしたり、ストレッチをする時間をつくったりすると、運動不足の解消が期待できます。

 

・悪質な案件に引っかかるリスクがある

「1日30分クリックするだけで月収30万円」「絶対稼げるデータ入力」などとうたう怪しい求人情報を見たことがあるでしょうか。インターネット上に掲載されている在宅ワークの求人情報の中には、個人情報や金銭を得ることを目的とした悪質案件が紛れています。

データ入力の仕事は副業で稼ぎたいと思う人が最初に始めやすい仕事なので、副業初心者をねらったデータ入力の仕事を装う悪質な案件は少なくありません。悪質な案件を見極めるために、求人を募集している企業名を検索して、事業内容や過去に働いていた人の口コミを調べてみることをおすすめします。事業内容が不明瞭だったり口コミの評価が低かったりした場合、その企業の求人へ応募するのは避けた方が安心ですね。また、求人に応募してから「研修のための教材購入」などの名目でお金を支払うように求められた場合は、悪質案件の可能性が高いので注意しましょう。

悪質な案件を避けるためには、求人情報サイトや転職支援サービスなどを利用するのが効果的です。大手求人情報サイトなどでは、働き手が安心して仕事を探せるように悪質な案件の取り締まりを実施しています。求人情報サイトの利用規約などには禁止事項等が紹介されており、悪質案件に対する各サイトの対応方針が確認できます。

データ入力の仕事に必要なスキル

タイピングが業務のメインとなるデータ入力の仕事では、タイピングスキルやタイピングの速度が業務効率を上げる鍵となります。業務効率が上がれば、1時間あたりにこなせる案件数が増えるので収入アップが期待できます。

どの程度のタイピングスキルがあれば、データ入力の仕事を効率的に進められるか気になりますよね。一般事務の仕事で必要とされるタイピングスピードは、1分間に100文字前後とされています。次第にタイピングが上達してブラインドタッチができるほどになれば、1分間に180文字入力できるだけのスピードに到達できるかもしれません。

仮に、1文字0.2円のデータ入力の仕事を2時間、間に10分の休憩を取って進めた場合、1分間に100文字の入力なら2200円、180文字の入力ができれば3960円の報酬になります。180文字の場合は時給換算で1980円という高収入が期待できるので、データ入力の副業を極めるならタイピングスキルを身につけることをおすすめします

 

・タイピング練習用のサイトを活用しよう

データ入力の仕事にはタイピングスキルが役立ちますが、自分のタイピングスキルがどの程度なのか気になる人は多いでしょう。無料でタイピングスピードを測れるサイトやタイピング練習ができるサイトを活用して、まずは今の自分のタイピングスキルを知り、練習を重ねながらスキルアップを目指しましょう。

ゲーム感覚でタイピング練習ができるサイトに、「e-typing」があります。「e-typing」はイータイピング株式会社が運営している無料で利用できるタイピング練習サイトで、画面に表示される文章を打ち込んでタイピングのレベルチェックを行うことができます。

レベルは「Eマイナス」から「S」や「Good」までの18段階に細かく分けられています。会員登録をすると、過去に実施したタイピングレベルチェックの結果一覧と推移を見られるようになります。グラフや数値で自分の成長度合いが確認しやすく、レベルアップを楽しみながら練習を続けられますよ。

「e-typing」では、「Aマイナス」のレベル以上のタイピングスキルがあれば、オフィスワークで困らないレベルだとしています。自分のタイピングスキルレベルが気になる方は、1度スキルチェックをしてみてはいかがでしょうか。

データ入力の在宅ワークで身につくスキル

データ入力の在宅ワークを始めると、ビジネスに必要なさまざまなスキルが身につきます。特にバックオフィス業務に役立つスキルが身につきやすいでしょう。データ入力の仕事を通して、スキルアップしながら昇給を目指したり、将来的に在宅事務や在宅秘書へとキャリアアップをしたりすることを目指せます。

データ入力の在宅ワークで身につくスキルを紹介します。

 

・Microsoft Officeのソフトを扱う基本的スキル

WordやExcel、PowerPointなどのソフトは、多くの企業が利用している一般的なものです。一般事務や営業事務など、データ入力以外の業務でもよく使われるソフトなので、1度操作を覚えたら他の業務もスムーズにこなすことができるでしょう。

 

・事務処理能力

データ入力の仕事は、クライアントからの指示を正しく理解し、クライアントに指定されるデータを指定される箇所へ正確に打ち込むことが求められます。データ入力をより早く正確にしようと努力していると、自然と事務処理能力が身につきます。

 

・タイピングスキル

データ入力の仕事はタイピング作業がメインになるので、データ入力の仕事をこなすほどにタイピングスキルが身につきます。タイピングスピードや正確性がアップすれば、Webライティングをするときや、事務スタッフとして取引先企業へメールを作成するときなどに役立ちます。

 

・ビジネススキル

在宅ワークはクライアントと直接顔を合わせることがありません。データ入力の在宅ワークのほとんどは、チャットワークなどのビジネスチャットツールを利用して、テキストのみでやり取りをします。文字だけでのコミュニケーションは、対面で話すよりも言葉の選び方や伝え方に気を配らなければ、クライアントとの認識がずれやすくなります。

顔の見えない相手へ分からないことを質問したり、クライアントに対して請求書を発行したりする中で、社会人として必要なビジネススキルが身につくでしょう。

 

副業をする場合の注意点

副業をする場合の注意点

本業以外に副収入を得たい人にとって、簡単にスタートしてすきま時間に稼げるデータ入力の副業はとても魅力的なので、すぐにでも始めたいと思う人が多いかもしれません。しかし、副業を始める前に知っておいてほしい注意点があります。

副業を始めたことが、プライベートや本業に悪い影響を及ぼさないように気をつけることが大切です。3つの注意点を紹介します。

 

・副業を許可していない企業がある

働き方改革の推進や働き方の多様化の影響を受けて、副業を解禁する企業は増えています。しかし、すべての企業が副業を解禁しているわけではありません。副業は、法律上は制限されていませんが、企業によっては就業規則に副業の扱いを明記しているところがあります。 副業を始める前に、本業の勤め先企業が副業を許可しているか確認しましょう。

副業を許可している企業であっても、「副業希望者は事前に申請が必要」「副業は競合他社に利益提供する業務内容ではないこと」など、制限を設けている場合があります。就業規則に違反すると、懲戒解雇となる可能性がゼロではありません。勤め先の企業が定めたルールに従うことが大切です。

就業規則などに副業に関する規定が記載されていない場合は、労務や人事担当者に相談してから副業をスタートすると安心ですね。

 

・副業は本業に支障が出ない範囲で行う

副業を始める際には、あくまで本業があっての副業だと注意し、副業に過剰な労力をかけないようにしましょう。夜遅くまで副業に取り組み、翌日、本業の就業中に眠気を催しうとうとするなど、本業に支障が出ないようにすることが大切です。

体調管理やスケジュール管理を徹底して、業務量を上手にコントロールできると良いですね。副業を選ぶ際は、ノルマの有無やデータ入力の仕事を1つ終えるまでに必要な時間の目安などを確認して、心身ともに無理なく続けられる求人か確認しましょう。

 

・確定申告が必要な場合がある

本業以外に受け取った所得が一定の金額以上の場合は、確定申告をしなければいけません。2か所以上の事業所から給与を得ている人なども確定申告が必要になる場合があります。確定申告が必要かどうかはケースバイケースとなるため、最寄りの税務署に確認しておくと申告漏れを防げるでしょう。

データ入力の副業に向いている人/向いていない人の特徴

「データ入力の仕事は自分でもできるのだろうか」と不安に思う人もいるでしょう。データ入力の仕事は誰でも未経験から挑戦しやすい仕事ですが、ストレスなくデータ入力の仕事を続けるには、人によって向き不向きがあります。

データ入力の仕事に向いている人の特徴と、向いていない人の特徴を紹介します。

 

・データ入力の副業に向いている人

・単純作業が苦にならない人

ほとんどのデータ入力の仕事は単純作業を繰り返すもので、決められたルールに沿ってデータを入力します。1つ1つ時間をかけて成果を積み上げていく仕事なので、こつこつと進める作業が苦にならない人はデータ入力の副業が向いています。

・作業時間を十分に取れる

データ入力の仕事は1件あたりの単価が低いため、1日数十分のすきま時間だけでは数をこなせず稼ぎにくいでしょう。1日数時間のまとまった時間を確保できる人であれば、データ入力を副業として数万円単位の副収入を得られるでしょう。

・パソコンの基本的な操作ができる

データ入力を在宅で行うなら、パソコンの基本的な操作をできる必要があります。データ入力は未経験者でも挑戦できる仕事ですが、パソコンを普段あまり触らないという人は、パソコンの操作方法を先に学んでおくとスムーズに仕事を始められます。

データ入力の在宅ワークで使われるのは、WordやExcelなどのソフトやGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどです。クライアントとのやり取りには、チャットワークやスラックのようなビジネスチャットツールがよく使われます。オンラインミーティングではZoomやMeet inが使われるので、各種ツールの操作方法を知っておくとよいでしょう。

 

・データ入力の副業に向いていない人

・飽きっぽい

データ入力の仕事は単純作業が続くので、変化がないと飽きて他のことに意識が向く人は、データ入力の仕事に向いていません。同じような作業の連続が苦になるなら、データ入力業務に加えて図表の作成や電話対応などの業務を行う求人情報を探してみましょう。業務内容に変化を持たせることでメリハリがつき、作業に集中しやすくなります。

・体を動かしたい人

パソコンを前にして長時間作業するデータ入力の仕事は、体を動かしたい人には向いていないでしょう。普段から運動が好きでデスクワークよりも外に営業しに行く方が仕事を楽しめるという人は、データ入力以外の仕事を検討してみることをおすすめします。

・頑張りすぎてしまう人

副業に力を入れすぎて夜通し作業したり、プライベートの時間をすべて削ったりしてまで副業に時間を割いてしまう人は、在宅でデータ入力の仕事をすると生活リズムを崩してしまうかもしれません。過剰なタスクは精神的にも肉体的にも負担になるので、頑張りすぎないように業務量を調整しましょう。

データ入力の在宅ワークで稼ぐための5つのコツ

データ入力の在宅ワークで稼ぐための5つのコツ

データ入力の仕事は単価が安い場合が多いので、まとまった金額を稼ぐためには数をこなす必要があります。たくさんの案件をこなしてより高い収入を得るためには、何を意識すれば良いのでしょうか。

在宅でできるデータ入力の副業で稼ぐためのコツを5つ紹介します。

 

・作業スピードを上げる

作業スピードは、データ入力の仕事の収入に直結する重要な要素です。データの入力速度が上がれば、より多くの案件を受注できるので収入アップが見込めます。

作業スピードを上げるには、まずは作業に慣れることです。作業に慣れたら入力作業を効率化できるショートカットキーを覚えてみましょう。例えば、Excelでセルをコピーしたいとき、マウスを右クリックして表示されるポップアップから「コピー」の項目を選択してクリックするよりも、コピーしたいセルを選択した状態で「Control」キーと「C」キーを押した方が作業を短縮できます。さらに、Excelのマクロ機能を使えば、繰り返しの作業を効率化できますよ。

 

・計画的に作業する

より多く稼ごうと自分のキャパシティを超えた量の案件を受注しては、本業に支障が出る恐れがあります。スケジュール管理やタスク管理をしながら、プライベートの時間を持ちつつ副業を進められるような余裕をつくるように意識しましょう。

スケジュールやタスク管理に役立つアプリやソフトは数多くあるので、自分に合ったものを探してみることをおすすめします。

 

作業環境を整える

データ入力の仕事は単調で飽きやすい仕事が多いため、集中しやすい作業環境を整えることが重要です。自宅を就業場所とする在宅ワークでは、テレビをつけながら作業したりSNSを開きながら作業したりしても誰からもとがめられず、つい仕事以外の物事に気がそれてしまいがちです。

集中力を維持しながら短時間により多くのデータ入力を進めるために、作業するスペース周辺の私物は、極力手が届かない場所に移動させましょう。家族の話し声や生活音が気になる人は、リビングやダイニングなどの家族との共有スペースから離れた場所をワークスペースに選びましょう。

 

・高単価な求人情報を探す

データ入力の業務内容は多岐にわたります。単純な文字入力だけだと単価が低めに設定されているので稼ぎにくいのですが、入力したデータから図やグラフを作成するといった付随業務がある場合は単価が高くなります。

高単価な求人情報は、多くの人が応募するため競争率が高くなります。求人サイトなどの新着情報をこまめにチェックして、高単価なデータ入力の求人情報を見つけたら、積極的に応募しましょう。データ入力以外にプラスアルファの業務を担当すると、高収入が見込めるだけでなく自身のスキルアップも図れますよ。

 

・休憩を忘れない

「集中力がなくなってきたな」と感じるタイミングでは、無理せず休憩を取りましょう。「数をこなさなきゃ稼げないから」と、集中力が切れているのに仕事を続けては、ヒューマンエラーが起きやすくなってしまいます。また、だらだらと仕事をしていても作業効率が落ちてしまうでしょう。

集中力が維持できなくなったら、20分ほど仮眠を取ったり、体を伸ばしてストレッチしたり、PCの画面から目を離して外の景色を眺めたり、集中力を取り戻せるリフレッシュ方法を見つけましょう。

まとめ

さまざまな職種がある在宅ワークの中でも特に人気がある、データ入力のお仕事について紹介しました。データ入力は、すきま時間や1日数時間の短い時間だけでも進められるので、副業として始めやすい仕事です。

特別なスキルや知識がなくてもスタートできるデータ入力の仕事は、時間に縛られない自由な働き方と、ワーク・ライフ・バランスを実現するメリットがあります。一方で、「単純作業が続くため集中力が必要」、「大きな稼ぎにはつながりにくい」といったデメリットがあるので注意しましょう。

データ入力の仕事は、作業の効率化を図り、スキルアップを目指して続けていけば、副業でも高収入が期待できます。本業に支障が出ないように注意しながら、データ入力の副業を始めてみましょう。