買ってよかった! テレワークや在宅勤務におすすめの便利グッズ26選

在宅勤務やテレワークが普及して、自宅で仕事をする人が増えています。自宅で仕事に集中するためには快適なデスク環境を整えることが大切ですが、せっかくなら「買ってよかった」と思えるグッズをそろえたいですよね。今回はおすすめの便利グッズを紹介します。

便利グッズでテレワークや在宅勤務の悩みを解決! デスク環境を整えて能率アップしよう

新しい働き方の普及

昨今、テレワークやリモートワークなどの新しい働き方を導入する企業が増えています。新しい働き方が普及している背景には、日本政府による働き方改革の推進や新型コロナウイルスの拡大があります。

新しい働き方の中でも、自宅を就業場所とする在宅勤務は特に多くの企業が導入しています。2022年3月に国土交通省が発表した「令和3年度テレワーク人口実態調査」では、テレワークの実施場所の調査が実施されました。調査の結果、テレワークを行う人の約94%が在宅勤務をしていました。サテライト勤務の18.6%やモバイル勤務の14.8%と比べると、在宅勤務の導入率が突出していることがわかります。

多くの企業が働き方改革や感染症対策に取り組む現代において、今後も在宅勤務は継続して実施されることでしょう。長期的に在宅勤務を行うことを踏まえ、「くつろぐ場所」である自宅を「働く場所」にアップデートして、自分が集中できるデスク環境を整えましょう。

在宅勤務でよくある悩み

在宅勤務でよくある悩み

自宅を仕事場とする在宅勤務のメリットは、通勤時間が必要ない点や人間関係のわずらわしさから解放される点などが挙げられます。在宅勤務を行うメリットがある一方で、在宅勤務ならではの悩みもあります。

在宅勤務でよくある悩みを5つ紹介します。効率的に仕事を終えてプライベートの時間を確保するために、事前にしっかり対策しておくと安心ですね。

 

・仕事用の環境づくりが必要

在宅勤務を行うときにまず悩むのは、「どこで仕事をするか」ではないでしょうか。自宅のどこで仕事をするかによって、必要なアイテムが変わってきます。例えば、自宅の一角に新しくワークスペースを設けるなら、新しくデスクやチェアを買いそろえる必要があるかもしれません。確保できるスペースの広さによっては、手持ちのデスクを仕事用にカスタマイズする必要があるでしょう。

自宅の広さや手持ちの家具とのバランスなどから自分に適したデスク環境を考えると、購入するグッズをスムーズに決めやすくなりますよ。

 

・プライベートとの境界線があいまいになりやすい

在宅勤務を始めた人の多くが悩むのが、プライベートと仕事の切り分け方です。オフィスに出社して働いていれば、出社と退社のタイミングでオンとオフの切り替えができます。

一方、在宅勤務はリラックスする場所である自宅の中に仕事のスペースを設けるため、生活のことに気を取られて集中が途切れやすくなったり、オフタイムにも仕事が気にかかってくつろげなくなったりします。

せっかく自宅で仕事をするなら効率的に仕事を終えて、プライベートの時間を充実させたいですよね。デスク環境を整えて仕事とプライベートの切り替えをしっかり行えば、ワークライフバランスを整えられます。

 

・集中しにくい

自宅は趣味のグッズやマンガ・書籍・テレビ・寝具など、たくさんの誘惑があります。ちょっとした休憩のつもりでゲームやインターネットサーフィンを始めて、いつの間にか随分時間がたっていたという経験をすることもあるでしょう。在宅勤務中に家族も在宅している場合は、家族の生活音などが気になって集中が途切れる可能性もあります。

オンライン事務やカスタマーサポートなど、Web会議をする頻度が多い仕事をする場合は、会議中の背景に生活感のある景色が映り込んでしまうことが気になるかもしれません。自分の業務内容やタイプに合わせて、最適なデスク環境を整えましょう。

 

・身体に不調を感じやすい

在宅勤務はインターネットを介して仕事をする場合が多いため、デスクワークが主になります。長時間のデスクワークは座った姿勢で身体が固定されてしまうので、肩こりや腰痛の原因となるため注意しましょう。

出勤が必要なオフィス勤務なら、たとえデスクワークが主な業務内容だとしても通勤自体が運動になります。一方で、在宅勤務は通勤が必要ないため、運動不足に陥りやすいのです。

在宅勤務中の肩こりや腰痛に悩む人は少なくありません。身体の不調を感じていると仕事に集中しにくくなるため、身体をケアできるようなグッズを用意するとよいでしょう。

 

・目が疲れやすい

在宅勤務はオンラインで業務を進めることが多いため、パソコンの画面を見る時間が長くなります。ディスプレイを見つめる時間が長いと、画面の光が目に刺激を与えて眼精疲労になりやすいので注意しましょう。

目に疲れを感じたら休憩を挟む必要がありますが、そのせいで集中が途切れることもあります。目への刺激を軽減するために、事前にブルーライトカットや調光などの対策をしておくことをおすすめします。

 

・通信環境が悪い

在宅勤務を始める際に必要なのは、パソコンとインターネット環境でしょう。在宅勤務をする人の多くは、自宅のインターネット回線を使って仕事をするため、快適な通信環境を整えることが重要です。

自宅にインターネット環境があっても、回線速度の遅さが原因で仕事がスムーズに進まずストレスを抱える場合があります。家族やマンションの住人とインターネット回線をシェアしていたり、動画や画像など容量の多いデータをオンラインで扱う業務を行ったりする場合には特に注意しましょう。

悩み解決に役立つ3つの工夫

在宅勤務でよくある悩みのいくつかは、自宅のデスク環境を整えることで解決できるでしょう。もし在宅勤務をしていて悩むことがあれば、悩みをそのままに我慢するのではなく解決するための工夫をしてみましょう。在宅勤務の悩みを解決するために、今からできる工夫を3つ紹介します。

 

・デスク周辺は物を少なくする

在宅勤務中は、自宅にある趣味のアイテムや娯楽品に目移りして集中が途切れやすくなります。集中を持続させるためには、「デスク周辺にプライベートの物を置かない」「目に入らない位置に移動させる」などの工夫が大切です。

物の移動が難しい場合は、布をかぶせるなどして目隠しをするとよいですね。仕事中に目に入る情報を少なくして、できる限り仕事関係の物事だけ見える環境を整えましょう。

プライベートのアイテムだけではなく、パソコンの充電コードなどの配線も見えないように工夫すると、デスク周りがすっきりと整います。

 

・たまに仕事場の環境を変えてみる

オンラインで仕事が完結する在宅勤務では、座り姿勢が長時間続くため疲れを感じやすく、集中力が持続しにくいと考えられます。

在宅勤務中に「集中力が切れてきたかもしれない」と感じたら、立ち上がったまま仕事をしたり、目を閉じて休憩したり、仕事をする場所の明るさを調整したりして、変化を持たせるとよいでしょう。就業中の姿勢や場所を変えると気分転換になり、高い集中力を回復するきっかけになります。1時間に1度など時間を決めて、疲れを感じる前に軽くストレッチをするのも効果的です。

 

・正しい姿勢を保つ

長時間のデスクワークを行うことが多い在宅勤務は、肩こりや腰痛になりやすいため注意しましょう。身体の負担を軽減するためには、正しい姿勢を保つことが重要です。

パソコンを見つめていると知らず知らずのうちに猫背になりやすいものです。猫背のように体の中心線から頭が前に出てしまう姿勢は、首と肩の筋肉に負荷をかけるため肩がこってしまいます。猫背にならないように、モニターの位置や椅子の高さを調整しておきましょう。

姿勢矯正に役立つグッズは数多くあるため、自分に合ったグッズを選んで活用するのも効果的です。

在宅勤務に役立つグッズを選ぶ3つのポイント 

在宅勤務に役立つグッズを選ぶ3つのポイント 

せっかく自宅で仕事をするなら、自分が気に入ったアイテムや自分のスタイルに合ったグッズをそろえて仕事をしましょう。しかし、在宅勤務を快適にするためのアイテムは多種多様にあるため、自分に合うものを見つけるのは大変かもしれません。

在宅勤務中に「買ってよかった」と思えるグッズを見つけるために、大切にしたい3つのポイントを紹介します。

 

・購入の目的や利用シーンを明確にする

在宅勤務をしていて抱える悩みは、人それぞれです。「在宅勤務に良い」とされているグッズを次々に購入しては、返って物があふれてしまうかもしれません。自分が抱えている悩みに応じて必要なグッズを必要なだけ用意すれば、スムーズに悩みの解消を図れます。

例えば、プライベートとの境界線があいまいになりやすい人はパーテーションなどで空間を区切るとよいでしょう。肩こりに悩む人は姿勢矯正に役立つクッションや椅子の購入を検討するなど、悩みの優先順位を整理しておくことをおすすめします。

 

・ デメリットが気になるものは買わない

在宅勤務の悩みを解決するグッズはさまざまありますが、グッズによってはデメリットが気になる場合もあるでしょう。例えば、仕事に集中するためにパーテーションで空間を区切ろうとしたとき、業務を始める度にパーテーションを準備する手間が負担になるケースがあります。この場合、準備する時間や手間を省くために、徐々にパーテーションを使わなくなるかもしれません。

在宅勤務のために購入したグッズを最大限に活用するためにも、デメリットが気になるものは買わず、納得できるものだけを導入するとよいでしょう。

 

・衝動買いしない

在宅勤務に役立つグッズを買うなら、後悔しない買い物をしたいですよね。買ってよかったと感じる買い物をするためには、衝動買いをしないことが大切です。

衝動買いを防止するためには、必要なグッズの予算を決めてから具体的な商品を探し始めると安心ですよ。気になる商品名をWebで検索してみて、実際に使った人の口コミや商品の紹介記事を確認すれば、良い判断材料になるでしょう。

 

在宅勤務におすすめの便利グッズ26選

在宅勤務中の生活をより快適に過ごすために、さまざまなシーンで役に立つ便利グッズを使ってみてはいかがでしょうか。肩こりが気になる、集中力を持続させたい、仕事を効率的に進めたいなど、在宅勤務に悩みがあるなら、それぞれに合ったグッズを導入することで解決したり悩みを軽くしたりできます。

在宅勤務におすすめしたい26の便利グッズを紹介します。

・業務効率化に役立つグッズ

在宅勤務は通勤時間がないので、仕事を終えたらすぐにプライベートを楽しめるメリットがあります。せっかく在宅勤務をするのなら、プライベートの時間をしっかり確保するためにも業務を効率的に進めて早く終わらせたいという人も多いのではないでしょうか。

業務効率をアップさせるのに役立つグッズを紹介します。

■外付けモニター

在宅勤務の場合、ほとんどの業務がオンラインで完結するため、パソコン1台で在宅勤務をスタートした人も多いでしょう。しかしパソコン1台だけでは、複数のファイルを同時に開いたり調べ物と作業を並行して進めたりする際に、手間が多く面倒だと感じることがあります。

複数のファイルやアプリケーションを行ったり来たりするのは時間的なロスが大きくなるため、外付けモニターを導入してデュアルディスプレイの設定をすると作業効率がアップします。ディスプレイが増えることでファイルやアプリケーションを切り替える手間がなくなり、ストレスフリーな状態で作業を進められるでしょう。

■USBハブ

在宅勤務では、オンラインミーティングを行うためにパソコンとヘッドセットやイヤホンをUSBケーブルで接続する場合があるでしょう。ヘッドセットのほか、仕事で使うデータを格納するUSBや外付けのSSDを使うときもあるかもしれません。

複数のアイテムをパソコンと接続して使う場合、パソコン本体のUSBポートだけでは接続箇所が不足する可能性があります。使うアイテムを変える度にUSBポートの抜き差しをするのは非効率的なので、USBポートの数を増やせるUSBハブを導入しましょう。

ただし、業務内容によってはUSBポートを使わなくても問題なかったり、Bluetoothを介して無線接続できるイヤホンを使うなどしてUSBポートを空けられたりするなら、必ずしもそろえる必要はありません。業務がスタートしてから、自身に必要かどうかを判断しましょう。

■室内用テント

在宅勤務中に家族の生活音が気になったり、家族から話しかけられて集中が持続しなかったりするという悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。家族の存在が気になって仕事に集中できない人は、室内用テントの導入を検討してみましょう。

室内用テントは、デスクごと自分の四方を囲んでくれるサイズのテントです。パソコンと自分だけの空間をつくれるので、プライベート空間と仕事の空間を物理的に区切って集中力を高められます。

室内用テントは、オンとオフの切り替えをしたい人や仕事中は家族と距離を置いて作業に集中したい人に、特におすすめの便利グッズです。

■電子メモパッド

仕事中のタスクやスケジュールなど、ちょっとしたメモを残したいときには電子メモパッドが役立ちます。電子メモパッドは紙を使わず何度も書いて消せるため、ゴミが出ません。ボタンを1度押すだけで書いた内容が消せるので、すぐに新しいメモを書き残せます。

特に、オンラインミーティングやWeb商談などリアルタイムで話題が変わるような場面では、手書きでさっと書き残せる電子メモパッドがあると便利です。タスクやスケジュールを電子メモに書き、スケジュール管理アプリや共通カレンダーなどに転記しておけば、抜け漏れなく業務を進められるでしょう。

電子メモパッドの価格は機能によりさまざまで、安価なものであれば1000円以下で購入できます。高価格帯のものには記載した内容を誤って消さないようにロック機能がついているもの、クラウドサービスに対応したものなどさまざまなタイプがあるため、用途に合わせて製品を選びましょう。

■デスクライト

一般的な家庭で用いられる照明の色は「電球色」「昼光色」「昼白色」の3種類ですが、集中力をアップさせるなら昼白色の照明のある場所で働くことをおすすめします。オレンジがかった電球色はリラックスしやすい雰囲気になるので、集中が途切れやすくなるでしょう。

デスクライトを使えば、手軽に昼白色の明るい作業環境を整えられます。デスクライトで手元の明るさだけを調節すれば、部屋全体の照明を変えるよりも簡単かつ低コストで作業環境を整えられます。

・身体の負担軽減に役立つグッズ

身体の負担軽減に役立つグッズ

在宅勤務は長時間の座り姿勢が続く場合が多いため、肩こりや腰痛に悩まされる人が少なくありません。身体に負担がかかると疲れやすくなり、仕事に集中しにくくなります。集中力の続きにくさは業務効率を下げる原因になるため、身体の負担はできるだけ軽くなるように工夫しましょう。

身体の負担を軽減するために役立つグッズを紹介します。

■オフィスチェア

在宅勤務では、ダイニングやリビングにもともとあった椅子を使って仕事をしている人も多いでしょう。このとき、身体に合ったクッションなどを使用すれば負担を軽くできますが、もし背もたれがない椅子や高さの調節ができない椅子を使っているのなら、在宅勤務中の身体への負担が大きいかもしれません。

オフィスチェアのように、長時間の座り姿勢を前提としてつくられた椅子を使えば、身体への過度な負担を軽減できます。背もたれがS字型になっていて正しい姿勢をキープしやすいものや高さ調節ができて無理のない姿勢を維持できるもの、リクライニング機能があるものなど、さまざまなタイプのオフィスチェアがあります。

在宅勤務向けの椅子は、機能や価格、デザインなど多種多様にあるため、自分の好みや予算に合わせて選びましょう。

■椅子用クッション

長時間座り続けることの多い在宅勤務では、お尻や腰に負担がかかり違和感や痛みを覚えることがあります。座面の硬さや角度が原因のケースでは、椅子用のクッションをプラスするだけでお尻や腰のトラブルを軽減できるのでおすすめです。

椅子用クッションは、正しい座り姿勢を維持するため骨盤ケアの機能があるものや低反発素材を使っているもの、背もたれ付きで座り姿勢をサポートしてくれるものなどがあります。PC操作をしやすいように少しだけ前傾姿勢になるクッションなどもあり、身体が疲れを感じにくくなれば長時間の座り姿勢でも集中して仕事に取り組めるでしょう。

■トラックボールマウス

トラックボールマウスを使えば、手首への負担を軽くできます。光学式マウスと呼ばれるマウスは、手首を起点にマウスを動かしてマウスポインターを操作するため、デスクワークが長引くほど手首に負荷がかかります。

トラックボールマウスは、手首を動かさずに親指だけでマウスポインターを操作でき、手首の負担を感じにくいでしょう。初めてトラックボールマウスを使う場合は扱いに慣れず不便さを感じるかもしれませんが、慣れればスムーズに操作できるようになります。

また、トラックボールマウスはマウス本体を動かす必要がないので、マウス本体を動かすスペースがなくても省スペースで作業ができるというメリットもあります。

■リストレスト

デスクワークでは常にマウスやキーボードを操作するため、手を浮かせた状態が長時間続きます。そのため手首に負荷がかかり痛みを感じることがあります。手首を浮かせた状態をなくして負担を軽くするために役立つのが、リストレストです。

リストレストは、キーボードやマウスの手前に置いて手首を乗せられるグッズです。クッション性のある素材でできているものが多いので、手首を休められます。リフトレストの長さや高さ、素材はさまざまなので、自身の作業環境や好みに合わせて製品を選びましょう。

■PCスタンド

ノートパソコンを使って仕事をしていると、パソコンの画面が視線に対して低かったり角度が合わなかったりして猫背になりやすいものです。長時間下を向く姿勢が続くと首や肩を痛めやすいため、正しい姿勢を保つためにPCスタンドの活用をおすすめします。

PCスタンドを使えば、自分の座高や姿勢に合わせてパソコンを置く角度や高さを柔軟に変えられます。パソコン画面を適切な角度・高さに調整すると、タイピングがしやすくなって作業効率がアップするでしょう。

PCスタンドにパソコンを乗せるとデスクとパソコンの間に空間ができ、PCスタンドがパソコンの放熱をサポートする役割も担ってくれます。また、PCスタンド下部に書類を置いたり文房具を配置したりすることもでき、デスクスペースの有効活用に役立ちます。

■ブルーライトカットメガネ

眼精疲労を予防するために役立つのがブルーライトカットメガネです。在宅勤務では長時間パソコンのディスプレイを見つめることになるため、目への刺激が強く目に疲れを感じやすくなります。

眼精疲労になる前に、目への負担を軽減するためのブルーライトカットメガネをかけて仕事をするとよいでしょう。メガネが煩わしいと感じるなら、ディスプレイに貼り付けてブルーライトをカットするフィルムタイプのものもあります。

■スタンディングデスク

在宅勤務で心配な運動不足や腰痛などを解消するために、スタンディングデスクを導入するのもよいですね。座り姿勢が長時間になりやすい在宅勤務では、意識的に立ち上がってストレッチしたりすることが大切です。

スタンディングデスクにはさまざまなものがありますが、昇降式のものを使うと立ち姿勢でも座り姿勢でも、気分に合わせて作業ができるのでおすすめです。高さの調節方法は手動式や電動式などがありますが、手動式なら比較的安価に購入できます。

集中力が切れてきたタイミングで立ち上がって仕事をすれば、姿勢が変わったことでリフレッシュでき、血流促進にも役立ちます。

■ステッパー

ステッパーとは、左右の足をステップに乗せて交互に足踏みをする運動器具です。「集中が切れてきたな」と感じたタイミングでステッパーを使えば、適度な運動によって集中力の回復が期待できます。

運動不足の解消にもつながるため、手軽な運動方法の一つとしてステッパーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。ステッパーには、まっすぐ踏み込むだけのストレートステッパーや、回転を加えて踏み込むツイストステッパーなどの種類があります。

座りながら使えるステッパーも販売されているので、座ったまま作業を続けながらステッパーで運動をすることも可能です。

・在宅勤務を快適にする便利グッズ

集中力を保ちながら在宅勤務を快適に過ごすには、自分にとって居心地の良い空間をつくることが大切です。自宅で仕事をする際に、あったらうれしい便利グッズを紹介します。

■タンブラー

オンラインで業務が完結する在宅勤務中は、席を立つ機会が少なくなります。水分補給をするタイミングを失いがちなので、タンブラーを用意していつでも水分補給できる環境を整えるとよいでしょう。

コップに飲み物を入れて置いておくのが手軽な方法ですが、タンブラーなら万が一ぶつかって倒しても中身がこぼれる心配がありません。また、夏に冷たい飲み物を入れるとコップに結露が発生し手が濡れたり書類を汚したりしてしまいますが、結露を防止できるタンブラーもあります。

保温性能が高いのもタンブラーの魅力です。ある程度時間がたっても温度を維持してくれるタンブラーなら、長時間の作業中、いつでもおいしく水分補給ができますよ。

■カップウォーマー

タンブラーでは毎回飲み口を開ける手間があって面倒という人は、カップウォーマーを使ってみましょう。小さなプレートの上にマグカップなどを置いておくだけで、飲み物を温かいまま維持できます。

紙コップやプラスチックのカップに対応している製品もあり、カフェやコンビニから持ち帰ったコーヒーも味を変えることなく温めてくれます。保温機能だけでなく保冷機能を持つ製品ならホットドリンク・コールドドリンクのどちらにも使え、一年中、適度な温度のドリンクを楽しめますよ。

■プライバシーフィルター

在宅勤務で気になるのが、家族の目ではないでしょうか。仕事をする場所によっては家族が近くを通る度にパソコンの画面を見られ、視線が気になる場合があります。

また、多くの企業が情報漏洩対策として業務内容についての口外を禁じています。企業の機密情報を守るためにも、パソコン画面ののぞき見を防ぐプライバシーフィルターを活用しましょう。

プライバシーフィルターを貼ると、正面から見ると違和感なく画面を見られますが、横から見ると画面が真っ黒になります。ディスプレイに直接貼り付けるのに抵抗がある人は、マグネット式やアタッチメント式のフィルターを選ぶなどして、快適な作業環境をしましょう。

■防音ボックス

在宅勤務中に家族の足音や生活音が気になる人は多いものです。音を気にせず仕事に集中したいなら、防音ボックスがおすすめです。防音ボックスは高い防音性能を備えており、一人きりの空間を実現します。

周囲の音を遮断してくれるので仕事に集中しやすくなる他、自分が出す音も周囲にもれないので、Webミーティングをしたり動画の再生をしたりする場合にも役立ちます。防音ボックスはサイズが大きく購入費用もかかるので、導入するハードルが高めなのが難点です。自宅のスペースや業務内容を考慮して購入を検討しましょう。

・気分転換に役立つ癒やしグッズ

気分転換に役立つ癒やしグッズ

長時間座ってパソコンの画面を見つめていると、どうしても疲れて集中が途切れてしまうものです。適度に休憩を挟んで疲れを解消しなければ、業務効率は下がってしまうでしょう。

在宅勤務での疲れを癒やしてくれるグッズを紹介します。

■ホットアイマスク

在宅勤務でパソコンの画面を長時間見つめていると、目元の筋肉が固くなり目の疲れを感じることがあるでしょう。目に疲労がたまった状態で仕事を続けていても、仕事に集中できず業務効率が下がってしまいます。目に疲れを感じたらホットアイマスクを使って目を休めると、休憩後の集中力がアップしますよ。

ホットアイマスクは目を温めるので血流が良くなり、眼精疲労の予防に効果を発揮します。温度調節機能がついたものを使えば、自分にとって快適な温度を保ちながら目を休められるでしょう。

ホットアイマスクには、使い捨てタイプや電子レンジで繰り返し加熱できるタイプ、充電式などさまざまな種類があります。使う頻度によって自分に合う製品を選びましょう。

■アロマディフューザー

アロマディフューザーとは、エッセンシャルオイルの香りを部屋に拡散してくれる装置のことです。アロマディフューザーには、噴霧式、超音波式の他、エッセンシャルオイルが入った瓶にスティックを挿して香りを広げるリードディフューザーなどがあります。

仕事をする空間全体に香りを広げたいなら噴霧式、手軽に香りを楽しむならリードディフューザーが適しています。超音波式は使用するエッセンシャルオイルの量が少ないので、ランニングコストが抑えられるでしょう。

アロマディフューザーで使用できるエッセンシャルオイルの香りにはさまざまなものがありますが、せっかくなら集中力を高めてくれる香りを使いたいですよね。就業中は「レモングラス」「ローズマリー」など、ミント系のさわやかな香りのオイルがおすすめです。

休憩時間に香りを楽しむなら、「イランイラン」や「ラベンダー」の香りでリラックスしましょう。好みの香りを探して自分なりの在宅勤務の過ごし方を楽しんでみましょう。

■ネックマッサージャー

長時間のパソコン作業による首の痛みや肩こりに悩む人は、ネックマッサージャーを使ってみてはいかがでしょうか。ネックマッサージャーは、首や肩周りの筋肉をほぐして血流を良くしてくれるマッサージグッズです。

首に巻き付けるホールドタイプや自分でほぐしたい場所に当てられる手持ちタイプ、寝転がって使うタイプなどがあります。ホールドタイプなら仕事をしながら使えるものが多く、加熱機能があり首元を温められる商品もあります。

手持ちタイプは自分で好きなところを重点的にマッサージできる利点がありますが、片手がふさがってしまうため仕事をしながらの使用には向いていません。寝転がって使うタイプはしっかり筋肉をほぐせるので、頑固なこりも解消しやすいでしょう。

■観葉植物

観葉植物は仕事を効率化する効果はありませんが、見る人をリラックスさせる効果があります。鮮やかな緑色を見るだけで気分が明るくなり癒やされる人は多いのではないでしょうか。

常にパソコンのディスプレイを見つめていると、目が疲れてしまいます。目の疲れは集中力を低下させる一因なので、適度に休憩を取るように注意しましょう。仕事をするスペースの近くに観葉植物を置いて、目を休めるために活用することをおすすめします。

・デスクをすっきり見せる便利グッズ

デスク周りがごちゃごちゃしていると、目に入る情報が多すぎて仕事に集中しにくくなってしまいます。在宅勤務をする人は、パソコン周りを整理したくても配線の難しさに悩む場合が多いでしょう。

デスク周りをすっきりとさせて、仕事に集中しやすくする便利グッズを紹介します。

■ケーブルホルダー

ケーブルホルダーは、ケーブルクリップやコードクリップとも呼ばれる整理グッズです。ケーブルホルダーを使うと、ごちゃごちゃしやすい電源ケーブルや充電ケーブル、USBケーブルなどの配線をすっきりとまとめられます。見た目がすっきりするだけでなく、複数のケーブルが絡まったり、断線したりするのを予防する効果も期待できます。

ホルダー部分はマグネット式のものは、ケーブルのつけ外しが簡単な点が魅力です。ホルダー部分の太さが固定されているものを選ぶ場合は、管理したいケーブルの太さがケーブルホルダーの対応している太さと合っているか確認しておくと買い物に失敗しません。

■デスク下収納トレー

デスク周りがすっきりしていると余計な物が目に入らなくなり、集中力が持続しやすくなるでしょう。普段は使わない事務用品やデバイスなどがあるなら、見えない場所にしまっておくようにしましょう。

デスクの上をすっきりさせつつ手が届くところに事務用品を置きたいなら、デスク下に設置できる収納トレーを導入すると便利です。引き出しのようにスライドして小物を出し入れできるようになるので、ちょっとしたときに取り出しやすく片付けも簡単になりますよ。

・Webミーティングが多いときに役立つグッズ

在宅勤務では、同僚や上司と直接顔を合わせて会話する機会はそれほど多くありません。しかし、密なコミュニケーションが必要な業務などでは、オンラインミーティングツールを使ったWebミーティングを行う頻度が高くなるでしょう。

Webミーティングでは、十分なデスク環境が整っていないとストレスを感じるケースがあるため、事前に環境を整えておくと安心です。快適なWebミーティングを実現するグッズを紹介します。

■Webカメラ

一般的なノートパソコンにはカメラが内蔵されているので「わざわざ外付けのカメラを用意する必要はない」と思う人もいるかもしれませんが、業務内容などによってはWebカメラを用意した方がよいケースがあります。例えば、商談などのために顧客とのWebミーティングが多い人やオンラインセミナーに登壇するために顔をはっきりと映したい人などの場合は、外付けのWebカメラを導入した方が質の良い映像を送信できます。

また、パソコンに内蔵されているカメラは角度の調節ができないため、生活感のある自宅が背景に映り込んでしまうなど、映したくない部分まで見えてしまいます。一方、外付けのWebカメラなら角度の調節ができるため、映り込む範囲を調節して見せたくない部分は隠せます。

■ヘッドセット

Webミーティングでは、自分の音声をクリアに相手に届ける配慮と、相手の音声をしっかり聞き取れる環境が必要です。パソコン本体に搭載されているマイクでは、周囲の音も拾ってしまい自分の声が相手に聞き取りにくくなるケースがあるため、マイク付きのヘッドホンやイヤホンを用意しましょう。

ヘッドセットには有線タイプと無線タイプがありますが、接続を安定させるためにはできるだけ有線タイプを選ぶことをおすすめします。無線タイプは有線タイプに比べて接続が不安定になりやすい難点がありますが、Webミーティング中でも動きやすいので、PCから離れて作業しながら話すことがある人にとっては使いやすいでしょう。

■リングライト

自宅の天井にあるシーリングライトだけでは、顔の下半分が影になって暗い印象になりやすいものですが、リングライトは円形に照明が配置されており顔全体を明るく照らしてくれます。リングライトを使うと顔の影を消してくれるので、Webミーティング中に映る自分の表情が明るい印象になりますよ。

リングライトは商談や面接など、相手に明るい印象を与えたいときに活用できます。リングライトの大きさや明るさはさまざまあるので、自宅の照明の明るさや色などを考慮して選ぶとよいでしょう。

スマートフォンからWebミーティングに参加する機会がある人は、コンパクトなサイズで持ち運びやすいリングライトを選ぶなど、自分の使い方に合わせて最適な製品を選ぶと購入後の後悔がありません。

まとめ

在宅勤務を行う人の中には「集中が途切れる」「ついサボりがちになる」「肩こりがつらい」などの悩みを抱える人が少なくありません。在宅ワーカーが抱える悩みの中には、デスク環境を整えることで解決できるものがあります。

オフィスに出社する場合はデスクやチェア、照明などの備品は企業が準備し管理してくれますが、在宅勤務では自分でデスク環境を整えなければなりません。在宅勤務に適した環境が整っていなければ、集中が途切れやすく仕事を効率的に進められなくなる可能性があります。

在宅勤務を始めるなら、仕事に集中して取り組める環境をつくってプライベートの時間をしっかり確保したいですよね。在宅勤務中の生活を快適にするグッズにはさまざまな種類があります。身体の負担を軽減するものや気分転換に役立つもの、集中力をアップさせるものなど、多種多様なグッズから自分に合ったものを選び取り入れていきましょう。

自分に合ったものを探すには実際にいろいろと試してみるのがベストですが、Amazonや楽天市場などのネットショップで購入する場合には、自身に近い環境で使用している人の口コミを参考にするとよいでしょう。