在宅勤務中に遊んでるとどうなる? 集中力を高める7つの対策方法

在宅勤務は上司や先輩から姿が見えにくい働き方であり、集中力が途切れてしまう方も多いのではないでしょうか。今回の記事は在宅勤務中に遊んでしまうとどうなるのか、遊ばないようにするにはどうしたらいいのかをお伝えします。仕事に集中できる環境をつくりましょう。

在宅勤務中に遊ぶリスクとは 仕事環境を整えよう

在宅勤務で遊んでしまう理由とは

在宅勤務で遊んでしまう理由とは

意欲的に仕事をスタートしたはずが、気がつくと遊んでいた経験はありませんか。「真面目に働きたいけれど集中力が切れる」「業務中とわかっていても遊んでしまう」、その原因はどこにあるのでしょうか。

 

・緊張感がない

在宅勤務は自宅を就業場所とするため、周りに上司や先輩、同僚が不在の環境で働きます。オフィスにいるときは、周りの緊張感やメリハリのある環境により、集中力を高められますが、在宅勤務ではオフィスのような緊張感はありません。

「やる気がないな」と思っていた日でも、オフィスに出勤すると、キーボードをたたく音や電話の話し声などで気分が切りかわった経験はありませんか。在宅勤務は、緊張感がなく仕事モードに切り替えにくいので、集中力が切れて遊びモードになりやすい環境です。

 

・生活する環境で働いている

在宅勤務で働く環境は、オフィスのように「働くこと」を前提として整えられた環境ではありません。人によっては、普段くつろいでいるリビングを仕事場としたり、趣味のものに囲まれたデスクで仕事をしたりすることがあるでしょう。普段、リラックスしたり趣味を楽しんだりしている空間にいることで、気持ちが「遊びたい」「のんびりしたい」という方向へ傾きやすくなります。

 

・集中力の妨げとなる要素がある

やる気があってもふとしたきっかけで集中力が途切れ、そのまま回復できない場合もあります。例えば、オフィスであればインターネット通信が安定していたり、パソコンを操作しやすいツールが整っていたりします。しかし、自宅ではオフィスのような環境を用意できず、ストレスの要因をつくりやすい点がデメリットです。

・インターネットのサイトが開くまでに時間がかかる
・パソコンのディスプレイに見たいデータをすべて表示できない
・デスクが小さく、見たい資料を広げられない など

自宅で仕事をしていると、小さなトラブルを大きなストレスに感じてしまうことがあるでしょう。「サイトが表示されるまでの間だけ」とスマートフォンやマンガに手を伸ばし、そのまま遊びモードになるといった恐れがあります。

在宅勤務中に遊ぶことでまねく5つのリスク

在宅勤務中に遊ぶことでまねく5つのリスク

「在宅勤務中は誰にも姿を見られないから、遊んでいても平気だろう」と思うのは危険です。在宅勤務中に遊んでいるとさまざまなマイナスの状況をまねくリスクがあります。

 

・モチベーションの低下

在宅勤務中に遊ぶと仕事へのモチベーションが下がります。仕事中に遊ぶことを習慣にしてしまうと、簡単に姿勢を正せずサボり癖がついてしまうでしょう。モチベーションが低下したまま仕事をすると、生産性が低く、仕事の質も保てないかもしれません。

下がったモチベーションを向上させるには、気合が必要です。在宅勤務では気合を入れるきっかけも少なく、モチベーションが下がったまま時間だけが過ぎるといった事態を避けられなくなります。

 

・評価に影響

在宅勤務中に遊ぶと「仕事のペースが遅くなる」「完成度が下がる」など、評価が悪くなるきっかけとなります。「遊んでいる」と上司や先輩に気づかれなくとも、遊んでいる間に他の人との差が広がり、結果的に良い評価を受けることが困難になるでしょう。

在宅勤務中は働いている姿が見えず、「遊んでいても真面目にしていてもわからない」と思うかもしれません。しかし、仕事への態度は電話の対応やメールの返信、パソコンの稼働状況などから意外と伝わるものです。

 

・仕事の進捗が遅れる

遊んでいる時間が長くなればなるほど仕事に費やす時間が短くなり、結果的に仕事の進捗が遅れます。遊んでいると、納期直前の対応になったり完成度が低くなったり、ときには締め切りを過ぎてしまう危険性もあります。

仕事中に遊べば遊ぶほど進捗状況を把握しにくくなり、気がついたときにはすでに取り返しのつかない状況になっているかもしれません。「少しだけ」のつもりの遊び時間が日に日に長くなるとより危険です。

 

・信頼関係を失う

仕事中に遊んでいると、「連絡が遅い」「電話に出ない」「納期ギリギリにしか仕事ができない」など、不真面目な態度が上司に伝わります。その結果、上司やメンバーからの信頼を失ってしまうかもしれません。

在宅勤務中は上司や先輩が周りにいないので、自分で判断して仕事を進めていく力が求められます。また、必要に応じて報告・連絡・相談をして、スムーズに仕事を進めていかなければなりません。

遊んでいることで信頼を失うと、「質問したいことがあっても聞きにくい」「上司への連絡を避けてしまい、するべき報告ができない」といった事態になる恐れがあります。一度失った信頼を取り戻すのは簡単なことではありません。

 

・懲戒処分になる

上司から「仕事中に遊んでいるのでは」と指摘され、注意を受けたからといって、いきなりクビになるといった事態にはなりません。しかし、仕事中の過ごし方があまりに悪質な場合は、何らかの処分が下されるリスクがあります。

・仕事中の飲酒を繰り返す
・重要な情報の漏洩
・何度注意をしても改善しない など

業務への支障があったり損害が大きかったりする場合は口頭注意だけでは済まされず、企業全体で大きな問題として扱われるでしょう。「そこまでのことはしない」と思っていても、在宅勤務中のサボりを常習的に繰り返していると気が緩んでいくかもしれません。

在宅勤務で遊んでいると上司にバレる?

仕事中の姿が見えない在宅勤務は、サボっていることがバレにくい環境です。しかし、本当にバレないのでしょうか。在宅勤務中のサボりが上司にわかるきっかけを、いくつか紹介します。

 

・度を超えると上司にバレる

「1度だけ仕事をせずに遊んでしまった」「30分ほどゲームをしてしまった」など、在宅勤務中に少し遊んだからといってすぐにバレることはないでしょう。しかし、それに慣れてしまい、仕事中に遊ぶことが習慣になってしまうと気づかれることになります。

在宅勤務を導入する企業は、「自宅で働く社員の評価をどうするか」「サボらないような環境はどのようにつくるか」などを課題としています。そのため、社員が真面目に仕事をしているかどうかに気づけるシステムを導入したり、チェックしたりしているのです。

 

・バレるきっかけとは

仕事中に遊んでいるかどうかは、サボっている社員のあやしい動きや不真面目な動きから上司に伝わります。特に、集中して仕事をしている人と比較すると、遊んでいる人の対応の遅さや至らなさが目立つようになるでしょう。

電話の対応

電話の対応が遅いと、「遊んでいるのでは」と思われるきっかけになります。仕事の電話がかかってきたらすぐに出る、出られなければすぐに折り返すことがビジネスマナーです。

「トイレへ行き離席中」「他の電話で対応中」「電車で移動中」など、電話に出られない事情も考えられるので、1度や2度の電話対応の遅さでサボりが疑われることはありません。しかし、あまりにも高い頻度で電話に出られないことが続くと、「おかしい」と思われるきっかけになります。

メールの返信

電話ほどの緊急性はないものの、メール対応の遅さから「仕事をサボっている」と疑われるケースもあるでしょう。真面目に働いている人は、定期的にメールをチェックしたり、すぐに返信したりするなど的確な対応をします。

しかし、遊んでいるとメール受信に気づけない、気づいても「このマンガを読み終わってから返信しよう」などと対応が遅れる原因となるでしょう。「マンガを読み終えてから」などと自分都合で後回しにしていると、そのまま返信を忘れる危険性もあります。

Web会議中の映り込み

カメラがオンになっているWeb会議中に、遊んでいることがバレる可能性があります。Web会議直前までマンガを読んだりゲームで遊んだりしていると、そのままデスクに漫画本やゲーム機を置いたままにしてしまうこともあるでしょう。

片付けたつもりでも、カメラの角度や置いた場所によっては画面に漫画本やゲーム機が映り込み、上司から「直前まで遊んでいたのでは」と疑われる原因となります。「Web会議の時間には遊ぶのをやめて出席しているから大丈夫」と思っていても、部屋の様子からサボりがバレるのです。

パソコンの稼働記録

企業によっては、貸与したパソコンのデータから稼働状況がわかるシステムを導入しています。動いているはずの時間帯にパソコンが動いていなければ、「何をしているのだろうか」と疑われるきっかけとなります。

「支給されたパソコンを使用している」「業務に必要な管理ソフトをインストールしている」といった場合は、「稼働状況を調べられるかもしれない」と危機感を持っておきましょう。

遊びはどの程度まで許される?

遊びはどの程度まで許される?

仕事中に遊んではいけない、とわかっていても数時間集中し続けることは体にも疲労がたまります。「オフィスで働く場合に許される休憩」を基準に、在宅勤務でも気分転換をしましょう。

 

・コーヒーやタバコ休憩

オフィスに出勤して働く場合、コーヒーを飲むための休憩やタバコ休憩を取ることがあるでしょう。「同僚と雑談をする」「小腹を満たすために間食を取る」など、適度な気分転換の時間であれば注意されることはありません。在宅勤務中も同じように、気分転換や疲労回復のために数分の休憩を取ってリフレッシュしましょう。

適度に休憩を取ることは、集中力を持続する効果があります。注意しておきたいのが、休憩をとり始める際に「時間を決めること」です。オフィスで働くときは、コーヒーを1杯飲み終えたら自然に仕事を再開できます。周りの「仕事モード」な雰囲気により、「コーヒー休憩をだらだらと1時間取る」などサボりモードになることはありません。

しかし、在宅勤務であればコーヒー休憩をきっかけにそのまま仕事を再開せず、だらだらと遊んでしまう危険性があります。時間を決めてタイマーをセットするなどし、気持ちを切り替えられるようにしておきましょう。

 

・規定通りの昼休み時間

在宅勤務の際にも、出勤時と同じように「昼休み」などの休憩時間が設けられています。当然、その時間は趣味の時間に使ったり、遊んだりして問題ありません。

「出勤していたころは、周りの空気に合わせて何をするでもなくぼんやりしていた」という人も、自宅にいることを活かして好きなことに時間を使ってみましょう。「TVゲームをする」「趣味のダンスをする」「自宅周辺を散歩する」など、自宅にいるからこそできるリフレッシュ方法を昼休みにしてみるといいですね。昼休みに思いっきり遊ぶことで、メリハリのついた時間の使い方ができるでしょう。仕事に集中して疲れた頭や体をほぐし、リフレッシュしてから午後の仕事に臨みましょう。

勤務中の遊び癖を防止するには

「在宅勤務中は気が緩む」「人の目がないとつい遊んでしまう」という方は、自分のタイプを分析して遊びを防止するようにしましょう。まずは、自宅の仕事環境を変えていくことをおすすめします。

 

・仕事部屋を整える

仕事をする空間を整えると、遊び防止につながります。部屋を用意できるなら「仕事部屋」をつくり、仕事とプライベートの時間を切り替えられるようにしましょう。在宅勤務を機に、物置部屋となっている部屋やウォークインクローゼットを片付けて仕事部屋にするのもいいですね。

部屋を用意できない場合には「仕事をする場所」をつくり、集中力を高められるようにしましょう。

「リビングの机とは別に仕事用の机を用意する」「パーテーションで空間を区切る」などすると、普段リラックスしているリビングの空間に「仕事用」の環境を整えることができます。

 

・遊びにつながるものを片付ける

仕事をするデスクの上や動線の周りに、遊びにつながるものが置かれていませんか。マンガやゲーム機などは見えない場所へしまいましょう。

・目につかないように引き出しへしまう
・別の部屋に保管する
・仕事中は箱に入れておく など

遊びにつながりそうなものは、デスクから遠い場所や手に取るために労力がいる場所にしまっておくと、集中力低下を防げます。マンガ・ゲーム機・読みかけの雑誌・タブレットなど、自分が「仕事中につい手に取ってしまうもの」はワークスペースに持ち込まないようにしましょう。

 

・スマートフォンの通知をオフにする

業務で使用しないスマートフォンの通知はオフにしておきましょう。遊ぶつもりがなくても、スマートフォンの通知音を聞くとつい手に取りチェックする習慣はありませんか。「通知が来たメールをチェックするだけ」のつもりが、そのまま気になるアプリを開いたりゲームを始めたりするきっかけとなります。

通知をオフにしても気になってしまうなら、仕事の時間中は電源をオフにしておくとよいでしょう。また、「引き出しにしまう」「カバンの中に入れておく」など、目に触れないように保管しておく方法もあります。

 

・コワーキングスペースで仕事をする

自宅を就業場所と定める在宅勤務ではなく、テレワークとしてコワーキングスペースなどで働くことを許可されているなら、自宅外で働くのも1つの方法です。コワーキングスペースはテレワークや自習などのために集中できるよう整えられた空間なので、周りの空気に合わせて自然と集中力が高まります。

コワーキングスペース以外にも、カフェや図書館など集中しやすい環境を選んでみましょう。自宅からコワーキングスペースに移動することで、仕事モードへ気持ちが切りかわる効果も期待できます。ただし、自宅以外で働くならセキュリティ面の対策を万全にしておく必要があります。

 

・適度な運動を取り入れる

ついつい気持ちが遊びモードになってしまう人は、適度な運動を取り入れてみましょう。深く呼吸をして血行を良くすれば、頭や体をすっきりとさせられますよ。

・就業前にストレッチをする
・1時間ごとに伸びをする
・休憩時間に散歩へ行く
・自宅やマンションの階段、踏み台などで階段昇降する
・集中力が途切れそうなときにラジオ体操をする など

在宅勤務は、出勤して働くときと比較して運動量が少ないというデメリットがあります。適度な運動は遊び防止だけでなく運動不足防止にもなるので、取り入れやすいものを習慣化してみましょう。

 

・仕事モードになるルーティンをつくる

だらだらと休憩してしまう人は、「仕事モード」になるきっかけを意識的につくってみましょう。「仕事スタート」の合図を自分で設定し、始業時や休憩終わりに毎日実行します。慣れてくると、その合図をきっかけに気持ちが切りかわるようになりますよ。

・仕事前に1杯の緑茶を入れて飲む
・仕事着として制服を決める
・仕事用のチェアに座って1分瞑想をする
・「よし、はじめ!」と声に出す など
仕事前に行うことを決めて、ルーティン化してみましょう。

 

・1日ごとにやる仕事を宣言する

自分自身に対する「宣言」により気合を入れ、仕事への集中力を高めます。まず、仕事を始める前に、「今日やること」「達成すべきこと」をリストアップし、「完了させる」と宣言しましょう。

自分に宣言するだけでは達成できるか心配な人は、家族や気心の知れた同僚に宣言するとより気合が入りますよ。「今日中にこれを終わらせる」と誰かに宣言することで、「明日でいいか」といった怠けた気持ちをおさえることができるでしょう。

仕事中の遊び防止! 在宅勤務におすすめのツール5選

仕事中の遊び防止! 在宅勤務におすすめのツール5選

仕事に集中するために、ツールや便利グッズに頼るのもおすすめです。「長時間同じ姿勢で腰が痛くなる」「座っていると眠くなる」「パソコン画面が小さくてイライラする」など集中力を切らしてしまう要因があるなら、対策ツールを取り入れて改善しましょう。

 

・仕事用のチェア

仕事中に使う椅子の座り心地は、集中力の持続に大きく影響します。長時間椅子に座っていることで、腰や背中が痛くなった経験はありませんか。体に痛みを感じて「少しソファで休もう」と椅子を離れると、そのままだらだらと遊んでしまう原因になりかねません。

パソコンデスク用のチェアを使っていないなら、体に負担の少ないワークチェアを取り入れてみましょう。体への負担が軽くなることで集中力の低下を防ぎ、遊びモードになるきっかけを減らせます。ワークチェアはネットショップでも購入できますが、できればホームセンターや家電量販店、インテリアショップなどに行き、実際に座り心地を試してから購入しましょう。

 

・スタンディングデスク

「仕事中に眠くなり、気分転換のために遊び始めてしまう」という人は、思い切ってスタンディングデスクにしてみましょう。立ったまま仕事をすることで、眠気防止や運動不足解消にもつながります。

すでに仕事用のデスクを持っているなら、デスクの上に載せて使うタイプのスタンディングデスクがおすすめです。また、高さを変えられる昇降式のスタンディングデスクもあります。昇降式スタンディングデスクは座って使用する高さにもできるので、立ったり座ったりと気分転換をしながら働きたい人に合うデスクです。

 

・ノイズキャンセリングイヤホン

遮音性の高いノイズキャンセリングイヤホンを使用して、気になる音を遮断して仕事をしてみましょう。自宅で仕事をしていると、さまざまな生活音が耳に入ります。車の走行音、上階の住人の生活音、テレビの音などの雑音が気になり集中力が途切れるのは、在宅勤務ならではの悩みといえるでしょう。

ノイズキャンセリングイヤホンは周囲のノイズを減らせる機能があるので、周囲の生活音や騒音を遮断し、耳からのストレスを軽減できます。また、Web会議に使用すれば相手の声をクリアに聞き取れる点もメリットです。

ノイズキャンセリングイヤホンには、ヘッドセットタイプやイヤホンタイプなどさまざまな商品があります。家電量販店などで機能を試してから選べればよいのですが、テスターがない場合には売れ筋ランキングや口コミを参考にして製品を選びましょう。

 

・デュアルディスプレイ用モニター

デュアルディスプレイ(デュアルモニター)とは、パソコンのモニターを2つ使って画面を表示させることです。モニターを2つにすると、「操作したい画面と資料として表示したい画面」「Web会議の映像と共有したいファイルの画面」などをそれぞれのモニターに映せます。

「小さいノートパソコンでの作業では表示が見づらく効率が悪い」「タブをいくつも開くため必要な画面をすぐに表示できない」などの困りごとがあるなら、モニターを2つにしてみましょう。モニターのどこに何が表示されているのか瞬時にわからないとストレスを感じ、集中力が途切れて遊びたくなる要因になります。モニターを追加するとさくさくと作業を進められるようになるので集中力が持続し、作業効率が良くなるので生産性も上がるでしょう。

 

・タスク管理アプリ

タスクやスケジュールを整理できず、何から着手していいのかわからないことがきっかけでずるずると遊んでしまう人は、まず情報の整理をする必要があります。タスク管理ができるアプリやスケジュール管理ができるアプリを導入して、するべき仕事や進捗状況を「目で見える」状態にしてみましょう。やるべきことがわかると頭がすっきりと整理され、先に取りかかるべき仕事が明確になります。

タスク管理ツールにはチームで共有して使えるタイプのものもあります。同じプロジェクトを進めるチームで共有すると他のメンバーの進捗状況がわかり、「遊んでいられない」という気持ちになれますね。

それでもつい遊んでしまうときは

仕事をする環境を整え、遊びモードになるきっかけをなくしても、それでも遊んでしまう……。そのようなときは、「なぜ仕事中に遊んでしまうのか」の原因を改めて考えてみましょう。もしかしたら、在宅勤務の停止や異動・転職が最良の対策なのかもしれません。

 

・出勤して働く

「在宅勤務で遊ばないように」と、どれだけ工夫しても集中力が途切れてしまう原因は、「そもそも在宅勤務が合っていない」という可能性があります。人はそれぞれ性格によって「合う・合わない」があるのは当然です。

1人でもくもくと集中する在宅勤務の方が向いている人もいれば、対面で顔を合わせて意見交換をしながら働く方が向いている人もいます。後者であれば「在宅勤務から出勤に切り替えたい」と上司に相談してみましょう。担当する業務を変える、部署を異動するなどの対応により、出社して働く道が拓けるかもしれません。

 

・転職を検討する

どうしても在宅勤務の仕事に集中できないのには、「そもそもその仕事が好きではない」「やりたい職種ではない」「会社に愛着がない」などの理由があるかもしれません。やりがいを感じられなかったり、苦手意識を持ったりしていると集中力は低下します。

「やりたい職種」「興味のある仕事」なら在宅勤務でも集中できるかどうかを考えてみましょう。マンガやゲームなどに気を取られず仕事ができそうなら、思い切って転職を視野に入れてみるのも、充実した仕事時間を持つひとつの方法です。

 

まとめ

在宅勤務は普段リラックスして過ごす自宅を就業場所とするため、気が緩みやすい環境で仕事をすることになります。「姿が上司や先輩に見えないから、多少遊んでいても大丈夫」と考えているとサボり癖がつき、業務に支障をきたす恐れがあります。

在宅勤務では、集中力を高めるためにワークスペースの環境を整えたり自分でルールをつくったりすることをおすすめします。まずは仕事モードに切り替えるため、普段の習慣を少し変えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。