テレワークで疲れないおすすめの椅子8選!選び方も紹介
働き方改革によりテレワークが浸透した現代。自宅で働けるようになり、一部の人々の負担は大幅に軽減されました。しかし、テレワークが定着したことで、椅子に座っている時間が長くなり、逆に疲れを感じる人も現れ始めています。
慣れない椅子での作業が8時間前後となると、辛い腰痛を引き起こしてしまう恐れもあるでしょう。そこで今回の記事では、テレワークで疲れないおすすめの椅子を8つ紹介します。椅子の選び方や椅子以外に整えるべき環境についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
テレワークで疲れないおすすめの椅子8選
早速ですが、テレワークで疲れないおすすめの椅子8選をまとめます。疲れない椅子を選ぶことでテレワークの負担も削減できるため、自分に合ったチェアを見つけましょう。ただし、人によって相性もあるので、機能性や耐久性だけでなく座り心地なども加味して選ぶことをおすすめします。
1.DUOREST(デュオレスト)オフィスチェア
「左右2つにセパレートされた背もたれを実装した椅子」
- 2つにセパレートされた背もたれ
- 6つの頑丈なキャスターによる安定感
- 調整可能なヘッドレストとアームレスト
デュオレストの「オフィスチェア」は、左右2つにセパレートされた背もたれが特徴です。他の椅子は背もたれ1つが主流ですが、こちらの椅子は右と左に1つずつ背もたれが設置されています。そのため、腰の両脇が支えられることで腰への負担が軽減されます。
テレワークのように長時間椅子に座っていることの多い仕事の場合、腰への負担が軽減されるのは安心ですよね。しっかりとした構造の背もたれが支えてくれることで、腰痛持ちの人でも長時間作業できます。腰だけでなく背中も的確に支えてくれるので、テレワークするようになってから背中が痛くなった人にもおすすめです。
また5つの頑丈なキャスターが採用されていることで、安定感も抜群。テレワーク中は座ったまま移動することもあるため、キャスターの安定感は重要となります。こちらのチェアであれば作業中に転倒する可能性も回避できるので、普段から姿勢が悪い人にもおすすめです。
その他、数段階変更できるヘッドレストとアームレストが採用されているため、自分の体格に合わせて調整可能です。特に長時間座っていると疲れやすい人は、デュオレストの「オフィスチェア」を選んでみてはいかがでしょうか。
2.Steelcase(スチールケース)オフィスチェア
「作業中の動きをサポートしてくれる椅子」
- 操作性と収納性に優れた軽量&スリムなデザイン
- 使用者に合わせて変化する体重感知機構を搭載
- 背もたれ・クッション・アームによるサポート
スチールケースの「オフィスチェア」は、100年以上の歴史を持つブランドが手掛けている椅子です。そんな歴史あるメーカーの研究によって生まれたのが、こちらのチェアです。長年のノウハウが蓄積された椅子は快適性や機能性に優れているだけでなく、耐久性にも優れた椅子として定評があります。
それだけでなく、操作性と収納性に優れた軽量かつスリムなデザインも評価されています。ユーザーからのレビューも高評価で、実際に使用した人の満足度も申し分ありません。軽くて細めのデザインで、どのような部屋にもマッチします。初めてのテレワークで使用するにも安心しておすすめできるモデルといえるでしょう。
体重感知機構も搭載されているため、自分自身に合った椅子を探している人にもおすすめ。幅広い体重の人が乗っても安定した動作感なので、テレワークで長時間座る場合も安心です。
何より背もたれ・クッション・アームの可動性にも優れているので、体の微細な動きも支えてくれます。テレワークは数時間座ったままの人もいるからこそ、サポート性能が充実したスチールケースの「オフィスチェア」はおすすめです。
3.GTRACING プロ シリーズ
「デザインがスタイリッシュで座り心地にも優れた椅子」
- 165度のリクライニングが可能な背もたれ
- レザーなのにクッション性が抜群
- 人間工学により設計された構造
GTRACINGの「プロシリーズ」は、人間工学を基に設計されている椅子です。頭から肩、背中から腰までしっかりと支えてくれるその構造は、科学的に疲れにくさを追求したデザインといえるでしょう。
背もたれは165度のリクライニングが可能で、テレワークの合間の休憩にも適しています。椅子に座ったままリクライニングで軽いストレッチが可能なので、長時間の作業にも最適。背もたれは自分に合わせて調整可能なので、自身の体型なども気にせず選べます。
そもそもこの椅子はゲーミングチェアとして開発されているものなので、長時間座ることを前提としています。そのため、テレワークはもちろんプライベートでの使用にもおすすめです。特に普段からパソコンでゲームする人は、日常使いも兼ねてGTRACINGの「プロシリーズ」を選んでみてはいかがでしょうか。
値段も2万円以下と比較的リーズナブル。そのため、予算が限られている人にもおすすめです。もちろん品質は確かなので、コストパフォーマンスにも優れているといえるでしょう。
4.ニトリ ワークチェア エルゴクエスト
「自由自在に調節できる万能な椅子」
- 左右に動く背もたれ
- 前後に動かせる座面
- 4段階のロッキング機能
ニトリの「ワークチェア エルゴクエスト」は、背もたれを自由自在に調節できる高機能な椅子です。テレワーク中は作業に集中していることもあり、気づけば何時間も座っていることがあるでしょう。そうすると体への負担も相当なものとなり、人によっては全身に傷みが出てしまう恐れがあります。
しかし、こちらの椅子は背もたれが左右に動くだけでなく、座面も前後に動かせます。そのため、体をひねる動作が必要なストレッチも無理なく可能です。肩こり持ちの人はもちろん、腰痛持ちの人も難なくストレッチできるので、全身が凝りやすい人にも最適ではないでしょうか。ひねる動作に対応できる椅子は他にあまりないため、疲れにくい椅子を探している人にぴったりです。
それでいてヘッドレストやアームレストも高さを調整できるので、どのような人にもフィットします。現に幅広く調整可能な点がユーザーからも評価されており、リピートしている人も少なくありません。
ニトリの「ワークチェア エルゴクエスト」は背中を広くカバーしてくれるので、身長が高くて合わない人にもおすすめです。なお、4段階のロッキング機能付きなので、安定感を重視する人にもおすすめです。
5.ニトリ ワークチェア ファスKD IV
「お手入れ簡単で掃除しやすい椅子」
- 水拭き可能な素材で清掃が楽々
- 首から腰まで支えるハイバック構造
- 体を包み込むロッキング機能
ニトリの「ワークチェア ファスKD IV」は、水拭き可能な素材で製造されている椅子です。テレワークで長時間座ることが前提のチェアは、お手入れのことも考えなくてはなりません。こちらの椅子はそのまま水拭きできる素材なので、毎日の清掃も簡単。掃除しやすいので、万が一汚してしまった場合も安心です。
在宅勤務の場合、コーヒーやジュースを飲みながら作業する人もいるはず。テレワークが普及したことで、椅子など周辺機器を汚す事例も散見されます。その際、布製など清掃が大変な素材の椅子だと、掃除だけでも一苦労ですよね。こちらの椅子は水拭き可能なので、液体をこぼしても問題ありません。汗による汚れも水拭きで対応できるため、管理が面倒な人にもおすすめです。
それでいてハイバック構造なので、全身を背もたれに預けても安定しています。ロッキング機能で全身を包み込んでくれるため、疲れやすい人にもおすすめ。構造上、しっかりと背中や腰を支えてくれるので、背中や腰の傷みが出やすい人にも最適な品物です。
価格も1万円前後とお求めやすくなっているため、コスパ重視の人にもニトリの「ワークチェア ファスKD IV」がおすすめです。
6.ITOKI(イトーキ)levi(レヴィチェア)
「スマートでかさばらない椅子」
- 洗練されたスマートなデザイン
- 体重移動がスムーズなクッション
- 6種類のカラーバリエーション
イトーキの「レヴィチェア」は、シンプルなデザインを採用した椅子です。スマートでかさばらないため、自宅で作業するテレワーカーにも安心しておすすめできます。家具や家電があるなか、テレワーク用のスペースを作ることで居住スペースが圧迫されることに悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
こちらの椅子は肘掛けもコンパクトで洗練されたデザインなので、どのような部屋にも合わせやすいのがポイント。一人暮らしなどで限られたスペースしかない人はもちろん、ファミリーやカップルで暮らしている家にも導入しやすいでしょう。
それでいて柔らかいクッションを採用しているため、体重移動による体への負担も軽減できます。むしろ、ふわっとした座面がお尻を支えてくれるので、全体的に疲れにくいのもポイントです。
カラーバリエーションも豊富なので、やる気を維持したい人にもイトーキの「レヴィチェア」は最適といえるでしょう。
7.コクヨ ing(イング)シリーズ
「背もたれを選べる変幻自在な椅子」
- バラエティ豊かな背もたれ
- 360度座面で体の動きにフィット
- カーペットにもフローリングにも対応
コクヨの「ingシリーズ」は、他のチェアとは一風変わっていて背もたれを数種類から選択可能な椅子です。背もたれはバーチカル・メッシュ・ラテラルの3種類から選択可能で、自分好みの椅子を探している人におすすめ。テレワークは人によって8時間続けて座ることもあるため、背もたれ選びが命運を分ける場合もあります。
体にフィットしない背もたれに長時間座っていると、肩こりや腰痛の原因にもなります。そのため、背もたれを選べるだけでも大きなアドバンテージです。
それでいて360度座面が動く椅子でもあり、体の動きにも合わせてくれます。テレワークでWeb会議がある場合はもちろん、作業する場合も体に合わせて椅子が動いてくれるので安心です。余計な負担もかからないのが強みといえるでしょう。
さらにはカーペット用とフローリング用が用意されているため、自宅の床素材に合わせて選べます。これからテレワークする場合、新たにカーペットやフローリングを張り替えるのは大変。そんなシーンでも問題なく使用できるのは心強いのではないでしょうか。
8.P!nto(Pinto/ピント)エスリーム
「椅子においても座椅子にしてもOKなチェアシート」
- 椅子にも座椅子にもなるチェアシート
- 持ち運びやすい約900グラムの軽量モデル
- 作業療法士が設計した立体形状
P!ntoの「エスリーム」は、椅子に置くタイプのチェアシートです。ただし、椅子に置いて使用するのはもちろん、座椅子にしても問題ありません。テレワークで長時間椅子に座ると全身が痛くなる人は、あえて座椅子として使用するのもおすすめです。
もちろん「現在の椅子を買い替えたくないけれど、テレワークで使用するには……」と迷っている人にもおすすめです。こちらのチェアシートは置くだけで座り心地を改善してくれるので、既存の椅子にそのまま使用できるのも強みとなります。
重量も約900グラムと1キログラムにも満たないため、大人から子供まで扱えます。場所に縛られず使える点もテレワーク向けといえるでしょう。
さらには、作業療法士が設計した立体形状も魅力。肋骨と腰骨だけでなく、お尻から太ももまで支えてくれるデザインで、男性にも女性にもフィットします。自然と姿勢を正してくれる形状なので、長時間のテレワークで姿勢が悪くなってしまいがちな人にもおすすめです。
テレワークの椅子(チェア)の選び方は?
テレワークの椅子を初めて購入する人は、選び方のポイントも知りたいですよね。体に合わないものを選ぶと、テレワークが苦行になる恐れがあります。ここでは、テレワークで使用するチェアの選び方を紹介します。
料金が予算の範囲内か
テレワーク用の椅子は、値段も商品ごとに変わります。どれほど素晴らしいチェアでも数万円以上するとなると簡単には選べません。そのため、料金が予算の範囲内かどうかは先にチェックしておくべきです。
最近は幅広い価格帯の椅子も登場しており、メーカーによっては1万円前後で購入できます。品物によっては2〜3万円以上するものもありますが、手頃な価格設定のものもあります。コスパが良い商品となると数千円で購入できるものも見つかるかもしれません。こればかりは販売されているチェアによって変わるので、事前に相場を調べてから購入を検討しましょう。
サイズ的に部屋に合うか
テレワーク用の椅子は、サイズ的に部屋に合うかどうかも考えておきたいところ。一般的な仕事用のチェアは、座面の高さ「身長×0.25センチメートル」が目安です。座面の可動域がこの数値内であれば、快適に使用できます。そのため、サイズ感にも注目してみましょう。
なお、オフィスチェアのなかには場所を取るものもあります。それこそ、自宅で使用する場合は部屋のスペースを圧迫する恐れがあります。単にサイズが大きいことで、搬入経路や設置場所が限られることもあるでしょう。購入の際はサイズを確認し、デスクの下に収まるかどうかも確認してください。
背もたれの形
テレワーク用の椅子は、背もたれの形も考慮すべきです。主にオフィスチェアにはハイバックとローバックがあり、背もたれが高いものをハイバック、低いものをローバックと呼びます。
背中をしっかりと椅子に預けられるハイバックは疲れにくい一方、部屋に圧迫感を与えます。逆にローバックは部屋に圧迫感を与えない反面、背中を自分で支えなくてはなりません。どちらも一長一短。何を重視するかで選びましょう。
ちなみに、テレワーク用のオフィスチェアによっては背もたれが特殊形状のものもあります。長時間のテレワークは椅子の形状一つで快適度・疲労度が変わるので、実際の座り心地を確かめながら購入するのがおすすめです。
素材の相性
仕事用の椅子に使用される素材には、通気性に優れたメッシュが主流ですが、部屋に合わせやすいファブリック素材や総革張りの高級素材もあります。これらの素材によって座り心地が左右される他、見た目も大幅に変わります。そのため、好みの素材が何か把握しておくことも大切です。
例えば、通気性を重視するならメッシュがおすすめ。ただし、座り心地もデザイン性も重視したいならファブリックを選ぶのがよいでしょう。他にも肌にもマッチしやすい手触りが特徴のレザーも魅力的です。
特にレザーは特有のエイジング(経年劣化)により色味や渋味が変化するので、質感を含めて長く愛用したい人に最適といえるでしょう。
デザイン性
性能面ではあまり意味を持ちませんが、デザイン性で選ぶことも忘れてはなりません。テレワークは自宅が仕事場になるため、いかに人に見られていない状態でモチベーションを維持するかが大きな課題となります。ゆえに、自分自身のやる気をアップさせる要素も欠かせません。
その一つがデザインです。自宅は生活の場でもあるので、他のインテリアから浮いてしまうと部屋全体が野暮ったくなります。そうした審美的な観点から見てもデザインで選ぶことは大切です。なかでも背もたれの裏面は部屋から見えやすい部分となるため、収納中も含めてどのような見た目となるのか考慮して選びましょう。
テレワークで椅子以外に整えるべき環境
最後に、テレワークで椅子以外に整えるべき環境をまとめます。テレワークは、チェアだけ購入したところで常に快適に働けるとは限りません。そのため、他の要素も整えつつ快適に働ける環境をつくることが大切です。ここではその際に知っておきたい環境の整え方を紹介します。
まずは十分な作業スペースを確保する
まずは仕事するうえで十分な作業スペースを確保しましょう。以下は目安となる5項目です。
1.部屋
・業務に十分なスペースが確保されているか
・転倒しないよう整理整頓されているか
2.照明
・業務に支障がない十分な照度であること
・机上は照度300ルクス以上
3.室温・湿度
・冷暖房や通風を利用すること
・業務に適した温度や湿度に調整すること
4.窓
・換気を適切におこなうこと
・ディスプレイに太陽光の入射を避けるためにブラインドやカーテンを使用すること
5.家具・パソコンなど
・家具や家電は目・肩・腕・腰に負担がかからないように配慮すること
・無理のない姿勢で作業できるか
以上の5項目を整えつつ、さらに以下の3項目を整えましょう。
1.デスク
・必要なものが配置できるスペースが確保されている
・業務中に足が窮屈でないスペースが確保されている
・体型に適した高さまたは高さの調整が可能
2.チェア
・安定かつ移動が容易
・座面の高さの調整が可能
・背もたれの傾きの調整が可能
・肘掛けがある
3.パソコン
・輝度やコントラストの調整が可能
・キーボードとディスプレイは分離して位置調整が可能
・マウスは操作しやすいものを選ぶ
ただし、以上の3項目は十分なスペースのある部屋でテレワークする場合に限ります。一人暮らしの人は物件の間取りにより、リビングやダイニングで仕事する場合もあるでしょう。なかには寝室がそのまま仕事部屋となることも。そのため、どの部屋をテレワークスペースにするか考慮して環境を整えていく必要があります。
作業しやすい机を買う
テレワークに適した机がない場合、作業しやすい机の購入も検討しましょう。すでに備え付けてあるテーブルで代用しても問題はないものの、生活に使用する机と仕事に使用する机は別物と考えねばなりません。
テレワークするなら、サイズやデザインだけでなく機能性も考えて選ぶべきです。椅子の選び方は前述の通りですが、机の選び方となると条件もまた変わります。例えば、一般的に仕事で使用するデスクの高さは72センチメートルが理想とされています。そのため、ある程度は大きさで選ぶ必要も出てくるでしょう。
ただし、本人の身長や体格によりベストな机のサイズも変わります。こればかりは自分自身の体型も加味しながら選びましょう。最近は高さを調節できるデスクもある他、天板のデザインも多種多様です。最終的にはL型やI型など、レイアウトに合わせて選んでください。
インターネット環境を整備する
テレワークに必要不可欠なもの、それがインターネット環境です。最近はスマートフォンで仕事する人もいますが、テレワークで作業するならデスクトップパソコンもしくはノートパソコンが必要です。そして、遠隔で仕事できるよう電子機器にインターネットを接続しなくてはなりません。
代表的なものだと通信速度が速く、安定している光回線が一般的です。光回線は通信容量の制限もないので、膨大なデータ通信を必要とするテレワークにも対応可能です。逆にWi-Fiなど無線回線は持ち運びができて便利な他、契約から数日で利用可能なものもあります。このようにインターネット回線が必要となることは忘れないようにしましょう。
まとめ
テレワークは、椅子選びで快適に仕事できるかどうかが決まります。合わないチェアを使用すると体の不調にもつながるため、自分自身に合ったものを選ばなければなりません。今回の記事は、在宅勤務に適した椅子の選び方もまとめたので、購入を検討中の人は何度も見返して最適な相棒を見つけましょう。
ただし、どの椅子が体にフィットするかは人それぞれなので、可能であれば試用してから購入がおすすめです。選ぶチェアによっては作業の効率が変わるものもあります。それゆえ、いくつかの製品を比較検討しながら判断するのがよいでしょう。