【これだけは必須】リモートワークにおすすめのツール9選

リモートワークは、特定のツールがあると便利に作業可能です。しかし、最近はツールの種類も増えているため、何を選べば良いのかわからない人もいるでしょう。そこで、今回の記事ではリモートワークに便利なツール9選を紹介します。

ここでは業務を効率化するツールを中心にまとめるので、ぜひ参考にしてください。もちろん、すべて導入する必要はありません。自分に合ったものだけ厳選して使用するとよいでしょう。併せて、今後も便利なツールが出てくる可能性があるので、常にアンテナを張っておくことをおすすめします。

リモートワークにおすすめのツール9選

リモートワークにおすすめのツール9選

早速リモートワークにおすすめのツールを見ていきましょう。ここでは9選と題して紹介するので、自分自身に合ったものを選ぶのがおすすめです。適切に取捨選択することでより業務を効率化できるので、気になったものから導入してください。

 

1.Web会議ツール(システム)

リモートワークに欠かせないのが、Web会議ツールです。遠隔での仕事中、会議に参加しなければならない場面も出てくるでしょう。その際にWeb会議ツールがあれば、どのような場所からでも参加可能です。Web会議ツールは、参加者が一つの場所に集まらずに済むため、感染症予防の観点からも注目されています。

ここでは、そんなWeb会議ツールのなかでもおすすめのものを紹介します。

  1. Zoom(ズーム)
    Zoomは優秀なWeb会議ツールで、通信の安定性と高品質なビデオ通話機能が特徴です。低速のインターネット回線でも、安定して動作するのも安心です。大規模なオンライン会議やワークショップなどにも利用されており、ユーザーも世界中にいます。会議の参加者はアドレスに招待されることで誰でも参加可能なので、その手軽さも魅力です。
  2. Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
    Microsoft Teamsは、Microsoftが提供する統合コラボレーションツールです。ビデオ通話機能やチャット機能、ファイル共有機能などがあり、特に組織内のチーム間のコミュニケーションに適しています。
  3. Google Meet(グーグルミート)
    Google Meetは、Googleが提供するWeb会議ツールです。GmailやGoogleカレンダーとの統合が強く、使いやすさと安定性が特徴です。特にGoogle Workspace(旧G Suite)を利用している組織に人気です。
  4. Cisco Webex(シスコウェベックス)
    Cisco Webexは、セキュリティに優れたビデオ通話やオンライン会議のための統合プラットフォームです。多機能な会議コールや画面共有、ホワイトボード機能などが利用できます。

 

2.チャットコミュニケーションツール

リモートワークに欠かせないのが、チャットコミュニケーションツールです。Web会議するほどではない簡単な連絡は、チャットツールで済ませる企業も少なくありません。チャットは電話やメールと違って空いてる時間に確認・返信しやすいため、余計な労力もかかりません。逆にリアルタイムで会話も可能なので、忙しい人にもおすすめのツールです。

ここでは、そんなチャットコミュニケーションツールのなかでもおすすめを紹介します。

  1. Slack(スラック)
    Slackは、ビジネス向けのチャットツールであり、チーム内のコミュニケーションを促進するための機能を提供しています。チャンネルベースの会話やファイル共有、統合されたツールとの連携などが特徴です。
  2. Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
    Microsoft Teamsは、チャットベースのコミュニケーションを中心とした統合コラボレーションツールです。チャットやビデオ通話、ファイル共有、プロジェクト管理など、さまざまな機能を1つのプラットフォームで提供しています。
  3. Discord(ディスコード)
    Discordは、ゲーミングコミュニティ向けに開発されたチャットツールですが、ビジネスなど他の目的にも利用されています。チャットチャンネルや音声チャンネル、ファイル共有などの機能があり、柔軟なカスタマイズも可能です。
  4. Chatwork(チャットワーク)
    Chatworkは、日本国内で人気のあるビジネス向けチャットツールです。メッセージングとタスク管理が統合されており、チーム内でのコミュニケーションとタスクの管理を一元化できます。

 

3.勤怠管理ツール(システム)

リモートワークは、勤怠管理ツールも必須。従業員が遠隔で仕事する場合、企業にとっては勤怠状況の把握が困難となります。そのため従業員の出勤や退勤、残業などを把握できるツールは導入しておきたいところです。勤怠管理ツールがあれば各従業員の管理も楽になるでしょう。

ここでは、そんな勤怠管理ツールのなかでもおすすめを紹介します。

  1. ジョブカン勤怠管理
    ジョブカン勤怠管理は、月額200円から利用できる勤怠管理ツールです。クラウド型システムで導入までのスピードも速く、出勤・退勤の他、休暇申請まで可能なツールとなっています。
  2. タイムキーパー
    タイムキーパーは、シンプルで使いやすい勤怠管理ツールです。出勤時間や退勤時間、休憩時間などを記録できます。また、勤怠データの集計や報告書の作成なども可能です。
  3. クロックリアルタイム
    クロックリアルタイムは、オンラインでの勤怠管理をサポートするツールです。出勤時間や退勤時間の打刻や、休暇や残業時間の管理ができます。さらに、シフト管理や給与計算などの機能も備えています。
  4. リマインダー
    リマインダーは、スマートフォンやパソコンで利用できる勤怠管理アプリです。出勤・退勤の打刻や休憩時間の記録、有給休暇や残業時間の管理が簡単にできます。また、勤怠データの履歴や統計情報の閲覧も可能です。
  5. サイボウズ Garoon(ガルーン)
    サイボウズ ガルーンは、大規模な組織向けの勤怠管理ツールです。シフト管理や休暇申請、勤怠データの集計や統計分析など、幅広い機能を提供しています。カスタマイズ性も高く、多くの組織で利用されています。

 

4.オンラインストレージ

リモートワークには、オンラインストレージも必要です。オンラインストレージとは、社内のファイルをオンラインで共有できるストレージ型サービスです。このシステムがあれば、データの共有も簡単。場所を問わず他の社員と共有しながら働けます。

ここでは、そんなオンラインストレージのなかでもおすすめを紹介します。

  1. Dropbox(ドロップボックス)
    Dropboxは、使いやすく信頼性の高いオンラインストレージサービスです。ファイルの同期や共有が容易であり、さまざまなプラットフォーム(スマートフォン・パソコン・タブレット)で利用できます。また、ファイルのバージョン管理やアクセス制御の設定など、便利な機能も提供しています。
  2. Google Drive(グーグルドライブ)
    Google Driveは、Googleが提供するオンラインストレージサービスで、多くのユーザーに利用されています。GmailやGoogleドキュメントとの統合が強く、ファイルの共有や編集が容易です。無料の容量も提供されており、Google Workspace(旧G Suite)ユーザーは大容量のストレージも利用可能です。
  3. Microsoft OneDrive(マイクロソフトワンドライブ)
    Microsoft OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージサービスです。WindowsやOffice製品との統合が強く、ファイルの同期や共有がスムーズに行えます。特にMicrosoft 365(旧Office 365)のユーザーには、大容量のストレージが提供されています。
  4. Box(ボックス)
    Boxは、ビジネス向けのオンラインストレージおよびコラボレーションプラットフォームです。セキュリティ機能が強化されており、ファイルの共有やアクセス制御の管理が容易です。企業や組織での利用におすすめとなります。

 

5.タスク管理ツール

リモートワークでは、各従業員のタスク管理も必須となります。しかし遠隔で仕事しているからこそ、それぞれの進捗状況を把握するのは困難です。そのようなときに便利なのが、タスク管理ツール。これがあれば、各従業員のタスクを一元管理できて便利です。

ここでは、そんなタスク管理ツールのなかでもおすすめを紹介します。

  1. Todoist(トードゥーイスト)
    Todoistは、シンプルで使いやすいタスク管理ツールです。タスクの作成や締切日の設定、優先順位の付け替えなどが簡単にできます。また、プロジェクトやラベルを使用してタスクを整理することも可能。さらに、リマインダーやタスクの共有などの便利な機能も備えています。
  2. Trello(トレロ)
    Trelloは、カードとボードを使ってタスクを管理するための可視化ツールです。タスクをカードとして作成し、進捗状況をボード上での移動が可能です。チームでの協力やプロジェクト管理にも最適。また、ラベルや期限の設定、コメントの追加などの機能も利用できます。
  3. Asana(アサナ)
    Asanaは、タスク管理とプロジェクト管理のための統合プラットフォームです。プロジェクトやタスクの作成、割り当て、期限の設定などが容易に行えます。チームでのコミュニケーションやファイルの共有も可能。さらに、カレンダーや進捗状況の表示など、高度な機能も提供しています。
  4. Microsoft To Do(マイクロソフトトードゥー)
    Microsoft To Doは、シンプルなインターフェースでタスクを管理するためのツールです。タスクの作成やリマインダーの設定、優先順位の付け替えが簡単にできます。OutlookやMicrosoft 365(旧Office 365)との連携も強化されており、タスクの同期や共有が迅速です。

 

6.セキュリティソフト

リモートワークの命、それがスマートフォン・パソコン・タブレットなどの電子機器です。こうしたデバイスを仕事で使用する場合、ウイルス感染などに気を付けねばなりません。外部からの脅威はどのような人にも訪れるので、セキュリティソフトは必須といえるでしょう。端末によってはデフォルトで導入されているセキュリティソフトもありますが、可能であればさらなる強化を進めたいです。

ここでは、そんなセキュリティソフトのなかでもおすすめを紹介します。

  1. Bitdefender(ビットディフェンダー)
    Bitdefenderは、優れたマルウェア対策機能を備えた総合的なセキュリティソフトです。リアルタイムのウイルス対策やマルウェア検出、フィッシング詐欺防止などの機能を提供しています。さらに、セキュリティの脆弱性やプライバシー保護も強化されています。
  2. Norton(ノートン)
    Nortonは、長い歴史と確かな信頼性を持つセキュリティソフトです。高度なウイルス対策やマルウェア検出、フィッシング詐欺対策などの機能を提供しています。また、パスワード管理やファイアウォールなどの追加機能も備えています。
  3. Kaspersky(カスペルスキー)
    Kasperskyは、高い検出率と効果的なセキュリティ機能で知られています。マルウェア対策だけでなく、ネットバンキングのセキュリティやプライバシー保護にも重点を置いています。また、脆弱性スキャンやパスワードマネージャーなどの便利な機能も提供しています。
  4. McAfee(マカフィー)
    McAfeeは、包括的なセキュリティソリューションを提供するベンダーです。ウイルス対策だけでなく、スパムフィルタリングやファイアウォール、パスワードマネージャーやデバイスの最適化などの機能も搭載。クラウドベースの管理コンソールも利用できます。

 

7.営業支援ツール

リモートワークでは、営業の効率化も必須です。従来は足で稼いでいた営業も、最近はオンラインで効率化している企業もあります。営業支援ツールによっては、顧客管理の機能や案件管理の機能が備わっていて業務効率化に役立つものもあります。そのため、営業部を持つ企業であれば、導入しておいて損はないでしょう。

ここでは、そんな営業支援ツールのなかでもおすすめを紹介します。

  1. Salesforce Sales Cloud(セールスフォースセールスクラウド)
    Salesforce Sales Cloudは、世界的に有名な営業支援ツールであり、幅広い機能を提供しています。顧客管理や商談の追跡、見積もりや契約管理、予測分析など営業プロセス全体をカバーしてくれるのが特徴です。また、カスタマイズ性も高く、企業の個別のニーズに合わせて柔軟に構築できます。
  2. HubSpot Sales(ハブスポットセールス)
    HubSpot Salesは、マーケティングオートメーションと営業支援を統合したプラットフォームです。顧客管理や商談の追跡、電子メールの自動化、タスク管理などの機能を提供しています。また、CRMとの連携も強化されており、営業活動とマーケティングの連携が円滑に行えます。
  3. Pipedrive(パイプドライブ)
    Pipedriveは、シンプルで使いやすい営業支援ツールであり、主に中小企業や個人事業主に人気のツールです。見込み客の管理や商談の追跡、タスク管理などを効率的に行えます。Pipedriveの直感的なインターフェースと柔軟なパイプライン設定が特徴です。
  4. Zoho CRM(ゾーホーシーアールエム)
    Zoho CRMは、多機能なクラウドベースの営業支援ツールであり、中小企業から大企業まで幅広いユーザーに利用されています。顧客管理や商談の追跡、タスク管理などの機能に加え、メールやソーシャルメディアとの統合も可能です。また、Zohoの他のビジネスアプリケーションとの連携も強化されています。

 

8.リモートアクセスサービス

リモートワークでは、自宅など職場以外の場所から社内のネットワークに接続しなければならない状況もあります。その際に便利なのが、リモートアクセスサービスです。このシステムがあれば、自宅をはじめどこからでもアクセス可能となります。

ここでは、そんなリモートアクセスサービスのなかでもおすすめを紹介します。

  1. TeamViewer(チームビューワー)
    TeamViewerは、リモートデスクトップ接続やファイル共有などのリモートアクセスを提供する人気のサービスです。クロスプラットフォーム対応であり、高速かつ安全な接続を提供します。さまざまなデバイスやオペレーティングシステムに対応しているため、幅広い環境で使用できます。
  2. AnyDesk(エニーデスク)
    AnyDeskは、高速なリモートアクセスを可能にするツールです。低遅延と高品質な画面共有を提供し、リモートでの作業やファイル転送もスムーズに行えます。セキュリティ機能も充実しており、エンドツーエンドの暗号化や認証機能などを提供しています。
  3. Chrome Remote Desktop(クロームリモートデスクトップ)
    Chrome Remote Desktopは、Google Chromeブラウザによるリモートアクセスが可能なサービスです。簡単なセットアップと使用が特徴であり、クロスプラットフォームに対応しています。リモートデスクトップ接続やファイルアクセスなど、基本的なリモート操作も可能です。
  4. Microsoft Remote Desktop(マイクロソフトリモートデスクトップ)
    Microsoft Remote Desktopは、Windowsデバイスからリモート接続を行うための公式のツールです。Windows同士のリモートアクセスに特化しており、高度なセキュリティとパフォーマンスを提供しています。さまざまな設定オプションやセッション管理機能も備えていて便利です。

 

9.電子契約サービス

リモートワークでは、契約をオンラインで完結できる電子契約サービスも重宝します。ほぼ全業種で必須のシステムとされ、ハンコを押すためにわざわざ出社するような無駄な作業も省けます。特に契約業務が多数発生する企業では必須レベルのシステムといえるでしょう。

ここでは、そんな電子契約サービスのなかでもおすすめを紹介します。

  1. DocuSign(ドキュサイン)
    DocuSignは、世界的に有名な電子契約プラットフォームであり、広範な機能を提供しています。契約の作成、署名の追加、ワークフローの自動化、通知の設定など電子契約プロセス全体をカバーしています。セキュリティも強化されており、信頼性が高いサービスです。
  2. Adobe Sign(アドビサイン)
    Adobe Signは、Adobeが提供する電子契約サービスであり、シームレスなワークフローを実現します。PDF文書の作成、署名の追加、ワークフローの管理など、契約プロセスを効率化する機能も充実。Adobeの他のツールとの統合も強化されており、一貫性のあるデジタルワークフローを実現します。
  3. HelloSign(ハローサイン)
    HelloSignは、シンプルで使いやすい電子契約ツールで、契約の作成や署名の要求、フォームの埋め込みなどが可能です。チームでの協力やワークフローの管理も簡単にできます。HelloSignは、法的に有効な電子署名を提供しており、セキュリティも重視しているのが特徴です。
  4. CloudSign(クラウドサイン)
    CloudSignは、国内で広く利用されている電子契約サービスです。契約の作成や署名の要求、ドキュメントの管理など基本的な電子契約機能を提供しています。セキュリティや法的な規制にも準拠しており、信頼性の高いサービスといえるでしょう。

リモートワークで使うツールの選び方

リモートワークで使うツールの選び方

ここからはリモートワークで使用するツールの選び方をまとめます。ツールの選び方は人それぞれですが、的確に選ぶことで最適なツールが見つかりやすくなります。ここで紹介する方法を活用し、リモートワークに役立つツールを見つけましょう。

 

基本的には社内で使っているものに合わせる

リモートワークで使用するツールは、社内で使用しているものに合わせましょう。各従業員が別々のツールを導入すると、ツールの数だけで膨大になります。社内システムの統合にも悪影響を及ぼすだけでなく、管理も困難となるでしょう。

例えば、社内でZoomを使用するなか、リモートワーカーがGoogle Meetを使用していた場合どうなるでしょうか。この場合、どちらかがもう片方のツールを導入しなければなりません。こうなるとダウンロード・インストールしなければならないアプリケーションが膨大となり、管理も追いつかなくなります。

そのため、基本的にリモートワーカーは社内で使用しているものに合わせましょう。ただし、最近は外注で社外のフリーランスに依頼することも多く、複数のツールを用意している企業も少なくありません。その点は、リモートワークする際にどのようなツールが必要なのか、一度双方で擦り合わせておく必要があります。

 

料金よりも使い勝手の良さを優先する

リモートワークを始める際、スマートフォンをはじめパソコンやタブレットの購入、配線、インターネット環境の整備が必要です。加えて、デスクや椅子など周辺環境も整えなくてはなりません。そのため、リモートワーカーは使い勝手よりも料金を優先してしまいがちです。ただし、原則としては料金よりも使い勝手の良さを優先しましょう。

もちろん、コストパフォーマンスに優れていて使い勝手も良いのがベストです。最近は基本プランであれば、無料で使用できるツールもあります。そのため、料金と利便性の両立は可能といえるでしょう。

その一方、ツールのなかには料金がリーズナブルなぶん、機能が制限されるものもあります。そのため、あまりコストばかりに目を向けるのではなく、使い勝手の良さにも目を向けてみてください。そうすることでよりリモートワークも快適になり、結果的に仕事の効率もアップするでしょう。

リモートワークでツールを使う際の注意点

最後にリモートワークでツールを使用する際の注意点を解説します。最近は便利なツールも開発され、業務の効率化もより一層進んでいます。しかし、手放しでツールを使用するのはおすすめできません。あくまでも、注意点を理解しつつ使用することをおすすめします。

 

セキュリティ(情報漏洩)には十分注意する

リモートワークで、常に警戒しなくてはならないのがセキュリティです。最近はリモートワークを導入する企業が増えている反面、情報漏洩により機密情報が流出する事案も発生しています。

現代、ツールの開発が進むことに並行して、ウイルスも次々と新しいものが生み出されています。そのため、セキュリティを強化しておかないと新たなウイルスに感染し、情報漏洩してしまう可能性も否めません。だからこそ、セキュリティソフトの導入などは必須です。

それだけでなく、自分自身がデバイスの管理に注意しなければなりません。リモートワーカーは自宅だけでなくカフェやコワーキングスペースなど、外部で仕事する人もいます。そんななか、休憩で離席した際に個人情報が抜かれてしまう可能性もあります。日本ではそのような事件も稀ですが、少しの気の緩みから社内の機密情報が流出する恐れもあります。その点は十分に注意しましょう。

 

新しく使いたいツールがある場合は社内で確認を取る

リモートワークに使用されるツールは日進月歩。数ヶ月・数年単位で新しいものが生み出されています。リモートワーカーのなかには、そういった新しいツールの導入を検討している人もいるはずです。

ただし、新しいツールは既存のデバイスとバージョンが噛み合わないこともある他、社内システムとの親和性がないものもあります。そのため、使用したいツールがある場合は社内で確認を取るようにしましょう。

勝手に導入したことで問題が発生した際、取り返しのつかないことになる可能性もあります。それゆえ、リモートワーカーほどツールの導入は慎重になるべきです。

まとめ

リモートワークには、便利なツールもたくさんあります。なかには導入必須とされるツールもあり、業務効率化のために採用している企業も少なくありません。

特にWeb会議ツールやチャットコミュニケーションツールなど、連絡手段に活用できるツールは必須です。また勤怠管理ツールやオンラインストレージ、タスク管理ツールやセキュリティソフトも欠かせません。さらに、営業支援ツールやリモートアクセスサービス、電子契約サービスなど多種多様なツールが活用されています。

しかし、これらのツールは便利な反面、セキュリティ面などの懸念もあります。そのため、闇雲に導入するのではなく、社内で十分検討して導入するのがおすすめです。