主婦が在宅ワークを始める上で抑えておきたいポイント4点!

在宅ワークは主婦の方にも挑戦しやすい仕事である反面、あやしい案件が存在しているのも事実です。報酬の未払いや高額の教材費を買わされるなどのトラブルにはあいたくありませんよね。あやしい案件を避けるにはどういった点に注意すればいいのでしょうか。今回は、主婦の方が在宅ワークを始める上で抑えておきたいポイントを紹介します。
在宅ワークは詐欺も多い!
在宅ワークに興味を持ち、Webで検索してみると、膨大な数のサイトが存在しています。
それだけ在宅ワークには大きな需要がありますが、その中には在宅ワークと見せかけて、お金を騙し取ることが目的のサイトも存在しているのです。まずは、それらを見分けるポイントをしっかり把握したうえで、在宅ワークを探しましょう。
主婦が在宅ワークを始めたい理由
在宅ワークを行っている人の性別や年齢はさまざまです。
自身のライフワークバランスを考え、フリーランスや副業として行っている場合もあれば、扶養の範囲内で収入を得たい、またはお小遣い程度を稼ぎたいと主婦層が在宅ワークを行うケースも多くなっています。
自分でスケジュールを組みやすい
在宅ワークの中にも、決まった時間業務を行わなくてはいけない仕事もありますが、大半は自分で働く時間を決めることができます。特に、成果物を納品するというイラストレーターやライターなどの仕事は、納品期限はあるものの、その日の間に合いさえすれば、いつどこで働いても大丈夫なのです。
自分でスケジュールを組みやすいという点が主婦に人気のポイントと言えます。
子育てや介護と両立しやすい
子育てや介護を行っている人は毎日決まった時間に出勤するのは難しい傾向にあります。
長時間目を離すことが難しかったり、体調を崩しやすいので、予定を立てることが困難であるという点も挙げられます。
在宅ワークであれば、短時間であっても空いた時間などに仕事をして報酬を得ることができるので子育てや介護と両立してできる仕事に最適なのです。
人間関係が難しくない
出勤するスタイルでは業務以外でも他人と関わる機会も多くなり、それが良い影響を与える場合もあればそうでない場合もあります。
在宅ワークの場合、業務上のやりとりさえキチンと行えば、必要以上に誰かと関わるという必要がありません。人間関係に振り回されることなく、仕事に集中できるということも人気のポイントです。
主婦が在宅ワークをする際に引っ掛かりやすいポイント
自由な働き方に魅力を感じて在宅ワークを始める方は多いと考えられますが、実際に働き始めると予想外の事態が起こる場合があります。
多くの在宅ワーカーが陥りやすいポイントをご紹介します。
意外と集中する時間が取れない
日中、空いた時間が多いと感じて在宅ワークを初めてみたが、意外と集中できなかったというケースがよくあります。子育て、介護を行いながらの場合、予定が狂うことも度々あるので、想像していたより収入が少ないということも。
また途切れがちに業務をこなすのは効率も悪いので、可能であれば、皆が寝静まってからや早朝など、仕事の時間をキチンと確保しておくことをおすすめします。
単価が低く、買いたたかれやすい
どの業種でも同じことが言えますが、経験者やスキルがある人は単価が高く、未経験者は単価が低い傾向にあります。在宅ワークは未経験からでも始めることが可能ですが、スタート時はなかなか大きな報酬を得ることができません。
しかし、おおよその平均単価がわからない状態から始めてしまうと、とてつもなく単価の低い仕事を引き受けることになってしまいます。特に未経験者に人気の職種は買い叩かれる場合も多く、あまりに単価が低い仕事は避けた方が賢明です。
詐欺を見抜けない
在宅ワークがどのようなものかを分からないまま始めると、相手に言われるがままにお金を払ってしまい、後に詐欺であることに気づくということが頻繁に起きているようです。残念なことに、このような場合にどのような手段を講じたとしても、お金が返ってくる可能性は低いようです。
詐欺を見抜く知識を身につけた上で、在宅ワークを始める必要があります。
よくある在宅ワーク詐欺とは
よくある詐欺の手口をご紹介しますので、これから在宅ワークを行いたいと考えている人は、必ず覚えておきましょう。
購入代行詐欺
「購入代行」とは、クライアントの代わりにネットショップなどで商品を購入し、送られてきた商品を着払いなどで指定された場所へ送り、報酬を得るといったような仕事です。パソコンでもスマホでも行えますし、短時間で簡単に報酬を得ることができます。
しかしこの仕事は、仕事の契約をする際に提示を求められた身分証を悪用されたり、身に覚えがない高額の請求書が届くといった被害が出ています。全てが詐欺というわけではありませんが、この手の被害が急増しているのが実状です。
講習料・教材料だけ徴収される詐欺
仕事をするために必要と「講習料」や「教材費」だけ徴収され、その後仕事は全く回してもらえないというパターンもよくある手口です。
「スキルがないのに仕事ができると思っているんですか?そんな都合の良い仕事はないですよ。」などと、あたかも応募者が無知であるかのような言い方をして、高額な金額を請求されます。「講習料」「教材費」などを請求される仕事は避けましょう。
不払い・未払い詐欺
成果物を納品した後、支払われる予定の報酬が支払われず、クライアントに連絡をとってもつながらないという未払い、不払い詐欺も起こっています。
自分が働いた分の報酬を得ることができない上に、成果物まで取られてしまいます。最初から騙そうとしていた場合もありますが、クライアント先のプロジェクトが途中で無くなり、担当者と連絡が取れなくなるという無責任な理由の場合もあります。
いずれの場合も、契約前にクライアントの企業情報を調べるという習慣をつけましょう。
最初の条件と異なる労働条件が提示される詐欺
1本納品するごとに◯円という契約だったにも関わらず、実際に働いてみると、お試し期間など何かと理由をつけて、提示していた内容と異なる条件で働かされる詐欺も多く見られます。
期限がはっきりしない、後出しで条件を出されるなどの場合、安い単価で成果物を得ようとしている場合があります。最初の条件と異なる場合は、決して曖昧にせずクライアントとキチンと交渉しましょう。改善されない場合は詐欺であると言えるでしょう。
詐欺に引っ掛からないために!
初めて在宅ワークを行う人の場合、詐欺をする側から「これが在宅ワークの常識ですよ。」と言わんばかりに強気で言われてしまうと、「そういうものなのか。」と考えてしまい、つい詐欺に引っ掛かってしまうものです。
被害に合わないためには、詐欺についての予備知識をつけておくことが最大の防御となります。詐欺に引っかからないためのポイントをご紹介します。
絶対にお金は支払わない!
在宅ワークを始める前の段階から、いろんな名目でお金の支払いが必要になる場合は「詐欺」だと考えましょう。そもそも、お金を払わなくても始められる仕事は、未経験者の場合でもたくさんあるのですから、絶対にお金を支払ってはいけません。
条件のよすぎる案件には注意!
手軽で簡単にやれる仕事なのに高収入といったような、条件の良すぎる案件は詐欺の可能性が極めて高く、個人情報の入手が目的であったといったような事例も頻発しています。
万人ができない高いスキルや経験がある場合は高収入、未経験者のスタート時は収入が低めということは、どのような働き方や業種であっても当たり前のことだと言えます。
条件の良すぎる案件には注意が必要です。
クライアントの口コミを要チェック!
在宅ワークの場合、クライアントと顔を合わせるのはWeb面接の時のみの場合が多く、企業情報を得ることが難しい状態です。詐欺の場合、架空の企業である場合が多いので、必ず企業情報を確認しましょう。
また、在宅ワークのサイトには、クライアントの口コミが掲載されている場合が多く存在します。こちらも同時に確認することをおすすめします。
万が一詐欺に遭った時の対処法を決めておこう!
在宅ワークを探す時に、ご紹介したようなポイントに気をつけていたとしても、詐欺は日々巧妙化してくるため、万全であると断言することはできません。
もし万が一、詐欺に引っ掛かってしまった場合は、消費者庁の「消費者ホットライン」に連絡をしましょう。もしくは被害が高額であった場合は、最寄りの警察署の窓口に相談にいきましょう。
いずれの場合も「証拠」が必要となります。相手とのやりとりのメールやチャット、資料などは必ず手元に残しておきましょう。相手企業のWebサイトなどがある場合、突然無くなってしまう可能性もありますのでスクリーンショットで撮影しましょう。
在宅ワークはクライアントの企業の実態が見えにくいという実状があります。しかし、現在では企業のWebサイトは当たり前のように存在しますし、健全なサイトで検索すれば利用者の不安を取り除くことができるような工夫もあります。
安心して在宅ワークを始めるためには詐欺のポイントをしっかり把握しておき、健全で信頼できるクライアントかを見極める力をつけるだけでなく、未経験者であっても自信を持って相手と交渉することも必要です。