フルリモートワークなら正社員がおすすめ! 転職先として人気が高い事務の求人情報をご紹介

フルリモートワークは場所にとらわれない「自由」な働き方です。なかでも、フルリモートOKな正社員の事務職求人は人気があります。事務の仕事は未経験でも挑戦しやすくおすすめですよ。今回は、事務の仕事内容や求人の検索方法などを紹介します。

未経験でも正社員事務になれる? フルリモートで働ける求人情報の見つけ方

就業形態の違い

正社員や派遣社員、アルバイトなど、個人の働き方はさまざまあります。昨今は、企業に雇用されないフリーランスや個人事業主という働き方が選べます。

自分の希望や個人の事情に合わせて働き方を選べる今、それぞれの違いを理解して自分に合った働き方を見つけたいですよね。日本社会における就業形態と雇用形態を紹介します。

 

・正社員

正社員は、企業と「雇用契約」を取り交わして1日8時間ほど勤務する働き方です。週5日間、1日8時間を基本として、場合によっては残業をするのが一般的な企業の働き方です。

社員は「労働者」、企業は「雇用主」となり、労働者は雇用主の指示や規程に従います。労働者は、雇用先企業が定める就業時間や休日に従う必要があるため、フリーランスのような働き方に比べて自由度が低いといえます。

正社員として働く魅力は「安定した収入」でしょう。多くの企業は月給制を導入しており、労働者は毎月一定の給与を得られるため経済的な不安が少なくなります。企業の福利厚生を利用できる点も大きな魅力です。

安定性が高い一方、正社員は業務内容や就業場所などを企業から指定される不自由さがあります。自宅から遠い場所を就業場所に指定されたり、意に沿わない転勤を命じられたりする可能性があるので、働く場所を自由に選びたい方は違う働き方を探してみましょう。

 

・契約社員

契約社員は、企業と有期雇用契約を結ぶ働き方です。企業と雇用関係にあるのは正社員と変わりありませんが、雇用期間に定めがある点が異なります。

契約社員は雇用契約書で定めた期間を満了するタイミングで、契約を継続するか終了するか検討できます。企業か契約社員のどちらかが契約終了を申し出ない限り、契約が自動更新されるケースも多いでしょう。

有期雇用では働き手の都合で契約を終了できるので、もし業務内容が合わないと感じた場合でも契約期間満了のタイミングで契約を終了し、キャリアをリスタートしやすいでしょう。また、契約社員から正社員への登用制度を導入している企業があるので、働きぶりが評価されればキャリアアップも期待できます。

 

・派遣社員

派遣社員とは、派遣会社にスタッフとして登録して、派遣会社から紹介された企業で働く就業形態です。派遣社員は派遣会社と雇用契約を結ぶのが一般的で、待遇は派遣会社の規定に準じます。雇用元の企業はあくまでも派遣会社になるため、派遣先企業ではなく派遣会社の福利厚生や指示に従うのが原則となります。

派遣社員の魅力は、派遣会社と一緒に自分に合ったお仕事内容を検討できる点です。「ノウハウを持つ第三者に相談しながら仕事を選べる」「派遣会社が間に立つことで就業中のトラブルに対応しやすい」などのメリットがあります。

 

・アルバイト/パート

アルバイトやパートは、非正規雇用として時短労働をする働き方です。企業に雇用される働き方なので、就業時間数によっては社会保険へ加入できたり、福利厚生を利用できたりします。

正社員や派遣社員と比べて、アルバイトやパートの仕事は難易度が低いケースが多いでしょう。未経験でも挑戦できる求人情報が多いので、初めてフルリモートワークを始める方はアルバイトやパートから始めるのがおすすめですよ。

アルバイトやパートは単位時間あたりの給与額が決められている時給制の仕事が多くあります。働いた時間分の収入を得る仕組みのため、正社員の月給のように安定した収入を得るのは難しいかもしれません。

シフトを組んで自分が働きやすい時間に働けるアルバイトやパートの仕事は、子育てや家事、学業などでプライベートが忙しい方に向いています。子どもの急な発熱やテスト期間などを理由に休みを取りたい場合も、周囲の理解を得やすい働き方です。

 

・業務委託

業務委託は企業と雇用契約を結ばない働き方です。クライアントと受託者は対等な関係にあり、受託者は依頼内容の完遂に対して報酬を受け取ります。

報酬を受け取るタイミングは契約内容によりますが、単発の案件であれば業務が終わったタイミングです。継続的に発生する依頼なら、月ごとに報酬をまとめて支払われる場合もあります。

業務委託はクライアントと対等な関係なので、働く時間や場所の指定をされることがありません。土日祝日や夜間など、好きなタイミングでフルリモートワークができるので、外に働きに出られない事情がある方は業務委託を検討してみてはいかがでしょうか。

業務委託には、大きく分けて「準委任契約」と「請負契約」の2つの契約方法があります。それぞれの契約方法を解説します。

委任契約/準委任契約

委任契約および準委任契約は、業務への従事を目的にした働き方です。動画編集のように動画1本をつくったら業務が終わるというタイプではなく、成果物なしに業務を行うタイプの仕事を請け負うときに委任契約になります。

委任契約と準委任契約の違いは、法律行為を伴う業務かどうかです。委任契約に該当するのは弁護士や税理士など、法律行為に関わる仕事となります。準委任契約はコンサルタントや塾講師など、成果物がなく法律行為を伴わない仕事が該当します。

請負契約

請負契約は、業務への従事ではなく成果物の納品を目的とする契約です。働く場所や時間に縛られず、あらかじめ決められた業務を遂行します。例えば、プログラマーやWebライター、デザイナー、データ入力などは請負契約になります。

 

・フリーランス/個人事業主

フリーランスや個人事業主は自分の得意なスキルを活かして企業から仕事を請け負う働き方です。一般的に、仕事を請け負う際は業務委託契約を結ぶ場合が多く、企業に雇用されずに働く点は業務委託と同じなので両者に法律上の違いはありません。

フリーランスや個人事業主は企業の求人情報を検索・応募する他にも、「自分で企業に営業をかけて仕事を獲得する」「個人サイトなどを運営し仕事を請け負う窓口としている」「クライアントから次の依頼主を紹介してもらう」などの方法で仕事を得ています。実績次第では企業から指名されて仕事を請け負うこともあり、これらの仕事に対する姿勢が業務委託とは異なるといえるでしょう。

仕事量や仕事の進め方を自由に決められる働き方は、報酬額に上限がないのが魅力ですよね。頑張りに応じて報酬額が増えるので、モチベーションアップにつながります。

リモートワークとは?

リモートワークとは?

「リモートワーク」とは、オフィス以外の自宅やコワーキングスペースなど、オフィスの遠隔地(リモート)で働く就業形態です。どこを仕事場とするかは基本的にリモートワーカー自身が決められます。具体的には、「子育てや介護のために外出が難しいので自宅で」「自宅では家族の生活音が気になるのでコワーキングスペースで」と、個人の事情や希望に合わせた環境を整えられます。

リモートワーク可能な求人情報を検索すると、求人情報のなかには「週に1回出社が必要」など、定期的にオフィスへの出社を求めるものがある点に注意しましょう。家庭の事情などで出社を避けたいときは、出社なしにリモートワークを続けられる「フルリモートワーク」の求人を探してみましょう。

まったく出社せずに働けるフルリモートワークなら、服装自由で全国どこからでも好きな企業に勤められます。東京都港区のビジネス街にある企業に北海道や東北などの地方在住者が就職したり、神奈川県や千葉県などのベッドタウンにいながら、ラッシュアワーに揉まれることなく都内の企業に勤めたりできるでしょう。

「今住んでいる場所ではやりたい仕事が募集されていない」「流行の最先端を取り入れたい」など、フルリモートワークが個人の夢や希望をかなえやすくしてくれるはずです。

 

・テレワークと大きな違いはなし

リモートワークとよく似た言葉に「テレワーク」がありますが、両者に違いはあるのでしょうか。テレワークは、情報通信技術を活用して場所や時間にとらわれずに働くことです。リモートワークはオフィスから離れた場所で働くことなので、2つの言葉に働き方としての明確な違いはないといえます。

テレワークは、就業場所の違いによって「サテライトオフィス勤務」「在宅勤務」「モバイル勤務」に分けられます。「サテライトオフィス勤務」は、本来のオフィスと異なるオフィスを企業側が用意し就業場所とする働き方です。従業員が本来のオフィスより通いやすい場所に設置されるケースが多く、通勤時間の短縮が期待できます。

「在宅勤務」は「在宅ワーク」とも呼ばれ、自宅を就業場所とする働き方です。まったく出社せずに働く場合は「完全在宅勤務」と呼ばれ、フルリモートワークとほぼ同じ意味になります。通勤の手間なくすぐに働けるのが在宅勤務の魅力です。

「モバイル勤務」とは、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、持ち運びに便利なモバイル端末を活用した働き方です。持ち運べるモバイル端末を使って仕事をするので、公共交通機関での移動時間や外出先での空き時間などを有効活用できます。

未経験でもフルリモートワークができるの?

フルリモートワークが可能な求人は数多く、求人サイトにはさまざまな業界の仕事が掲載されています。各種求人サイトを新着順にみるだけでも「フルリモートワークOK」「急募」「未経験歓迎」「ブランクOK」など、さまざまなキーワードを含む求人が見つかるでしょう。

さまざまな職種でリモートワークの導入がすすみ、未経験者でも応募できるフルリモート求人は増加傾向にあります。ゼロからキャリアをスタートしたい方は、求人サイトの絞り込み検索機能を使って「未経験歓迎」の求人情報だけを絞り込むと効率的に求人探しができますよ。

 

・スキルや実績があれば採用されやすい

未経験でも応募できる求人情報は増えていますが、業務に関連する資格やスキル、実績があると採用されやすくなります。新しい仕事に挑戦するなら、スキルアップをしてから気になる求人に挑戦するとよいでしょう。

採用率を高めるためには、特別なスキルや資格が必要ない業務を選ぶのも1つの方法です。例えば、データ入力のように決められた内容を決められた場所に打ち込む作業をする場合は、特別なスキルや実績は求められません。業務開始時に簡単な研修を受けるだけで実務をスタートできる業務は多いので、未経験でも始めやすいでしょう。

たとえ経験がなくても、前職の経験や知識が役立つ場合があります。「経験がないから自分にはできない」と諦めず、過去の経験やスキルを活かせないか考えてみることをおすすめします。

 

・正社員求人は見つかりにくいので注意

未経験者を歓迎するフルリモートワークの求人情報は多くありますが、正社員求人となると数は少なくなります。フルリモートワークは同僚や上司の目がない場所で仕事をする性質上、人材育成に時間や手間をかけにくい就業形態です。そのため、フルリモートワーク求人では経験者やスキルを持つ即戦力となる人材を求めるケースが多くあります。

業務経験がないと、仕事の効率的な進め方や一般的に使われるツールの使い方などが身に付いているかどうかが不明確で、企業側も積極的には採用しづらいと考えられます。正社員を目指す場合は他の雇用形態で経験を積んでから求人に応募すると、採用率アップにつながりますよ。

フルリモートOKな事務の仕事内容

フルリモートOKな事務の仕事内容

事務の仕事内容は多岐にわたります。仕事内容によって必要なスキルや知識は異なるため、自分が挑戦したい仕事を明確にしておくと求職活動がスムーズです。

フルリモートで働きやすい事務職の仕事内容を紹介します。

 

・一般事務

一般事務は、企業の事務処理全般を担います。パソコンやファクシミリなどのOA機器を使うことから、「OA事務」とも呼ばれます。

業務内容は、書類整理や書類作成をはじめ、データ入力、電話対応、名簿整理などさまざまです。一般的には、WordやExcel、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどのツールを使います。単純作業が多く、慣れれば誰でも仕事を進められるので未経験者でも安心ですよ。

フルリモートワークでは、オンラインでデータのやり取りをすることになります。基本的なPCスキルがあれば実務で困ることは少ないですが、企業や業界独自のシステムを使う場合は慣れるまで時間が必要かもしれません。

電話対応はフルリモートでできるようにオンラインシステムを使う場合があります。正社員待遇であればオンライン通話に必要なスペックを持つパソコンやマイクなどの機器を企業から支給されるケースが多いので、事前準備が少なく済んで安心ですね。

 

・営業事務

企業の商品やサービスを販売する営業担当者をサポートするのが、営業事務の仕事です。商品の在庫管理や売れた商品の発送手続き、見積書や発注書などの書類作成と送付などを行います。営業担当者に代わって取引先企業の担当者とのアポイントメントを取ったり、顧客の入金を確認したりする場合もあるでしょう。

営業活動全体をサポートするので、幅広い知識が求められます。取引先企業の希望や状況に合わせた臨機応変な対応が求められるシーンがあるため、単純すぎない仕事にやりがいを感じられるでしょう。

営業事務の目的は、営業担当者が営業活動に集中できるように雑務やスケジュール管理をすることです。営業事務は人とのコミュニケーションに抵抗がない人や誰かのサポートが得意な人に向いています。

 

・経理事務

経理事務は経費の仕訳入力や入出金管理、伝票整理などを行います。従業員の給与計算や源泉徴収税の納付、税務申告も担当します。

企業のお金を管理する重要なポジションなので、専門的な知識が必要です。経理事務が、企業のお金の動きを把握することで、企業の経営陣はその後の経営戦略や財政管理方針を練ることができます。

企業の重要な情報を扱う仕事であり小さなミスも許されない仕事なので、正社員求人の多くが、応募資格に「簿記検定2級以上」などの条件を提示しています。必要な経験年数や資格の有無をしっかり確認してから、求人に応募するようにしましょう。

 

・人事事務

人事事務の仕事は人材の採用活動や人事戦略の策定、新人教育の実施などです。人材に関わる業務全般を担い、教育や採用だけでなく従業員が無理なく働ける職場環境づくりにも携わります。

採用活動では人事担当者との採用面談や面接を実施する企業がほとんどです。昨今のIT技術の発達によりオンラインミーティングシステムを使った採用面談や面接ができるようになりました。非対面で話せる環境が整い、人事事務の仕事がフルリモート化しやすくなっているのです。

採用活動の他、企業の離職率低下や人材開発への取り組みも重要な仕事です。人事担当者としての経験があると正社員で採用されやすくなるでしょう。

 

総務事務

総務事務は企業運営に必要なサポート全般を行います。具体的な業務内容は、備品管理や足りなくなった物品の発注、社内イベントの企画運営などです。必要なら社内イベントの会場設営や運営サポート、社内規定の作成を行うこともあるでしょう。

総務事務はオフィスに出向いて作業したり、在庫確認したりする必要があるため、フルリモートワークがしにくい業種です。リモートワークOKな求人であっても「週に数回出社が必要」だと応募要項に記載している求人があるので、就業場所に注意して応募しましょう。

 

・貿易事務

日本企業と海外企業との取り引きをサポートするのが貿易事務です。海外企業とやり取りする必要があるため、一定以上の語学力が求められます。日常会話程度ではなく、ビジネスレベルの語学力が必要なので、事務の仕事のなかでは特に年収が高い傾向にあります。

貿易事務の業務内容は、スケジュール管理や伝票作成、税関申請の手続きや英語を使った書類作成などです。専門性が高い仕事なので「経験不問」とする正社員求人情報は少ないでしょう。

 

・オンラインアシスタント

オンラインアシスタントは、企業のバックオフィス業務をサポートする仕事です。社内の事務的な業務全般のみならず、電話受付やSNSによる情報発信、Webサイトの更新など、幅広い業務を担当します。

オンラインアシスタントになるには、オンラインアシスタントサービスを提供している企業に登録しましょう。登録後、オンラインアシスタントサービスの担当者と面談して、希望する職種や業務内容を相談できます。「こんな仕事をしたい」「〇〇のスキルがある」と担当者に相談すると、担当者がオンラインアシスタントの適性を判断して自分にぴったりの仕事を紹介してくれるでしょう。

オンラインアシスタントサービスの運営会社の多くは、正社員登用制度を導入しています。まずは業務委託からオンラインアシスタントとしてデビューし、頑張りが認められればオンラインアシスタントチームのリーダーとして活躍できるかもしれません。

具体的な年収イメージを持とう

フルリモートで働くのは自由度が高くワークライフバランスを整えやすいので、多くの人が「フルリモートで働きたい」と感じることでしょう。しかし、希望通りにフルリモートワークを始めてから、「思ったより収入が少ない」と思うケースが少なくありません。

国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、30代前半の男性の平均年収は407万円、30代後半では533万円とあります。30代前半の女性の平均年収は413万円、30代後半では449万円です。職種や役職にもよりますが、平均的な年収を目指したい方は調査結果を参照してみてはいかがでしょうか。

また、事務の仕事と一口にいっても、業務内容によって年収は変わります。収入に不満があると仕事への納得感が薄くなり、せっかく始めたフルリモートワークを辞めたくなる可能性があります。転職先を検討するときは、自分の希望する年収額をクリアしているかを大切にしましょう。

年収の具体的なイメージを持つには、大手求人サイトに掲載されているフルリモートワーク求人を実際に見ることが大切です。

例えば、パーソルテンプスタッフ株式会社が募集している、飲食店情報サイトの店舗紹介文の作成や料理画像の選定を行う事務の仕事は、年間休日120日以上で月収23万円〜28万円ほど見込めます。つまり、年収にして400万円以内になると予想できますね。

ITシステム開発をするエンジニアのアシスタント事務として、資料作成や問い合わせ対応をする仕事は、「第二新卒歓迎」「学歴不問」「フルリモート」「未経験OK」などの条件で月収は20万円以上です。

求人情報によっては、エリアごとに収入額を設定している場合があります。具体的には「東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県在住の場合は月給20~25万円、その他エリア在住の場合は月給19万円〜22万円」などと記載されています。

時給制のアルバイトやパートの仕事を探す場合、応募元企業の所在地を参照するとよいでしょう。地域ごとに最低賃金が異なるため、企業の所在地の最低賃金からおおよその収入額が予測できます。最低賃金は厚生労働省が「令和4年度地域別最低賃金改定状況」で公開しています。たとえば福岡県が900円、愛知県が986円、静岡県が944円、宮城県が883円です。なお、大阪府の1023円、東京都の1072円のように、大都市は最低賃金が高くなります。

フルリモートワークをスタートした後は、頑張りに応じて昇給や昇格を目指せるので、自分次第で年収アップも期待できますよ。

正社員フルリモートワーカーになるメリット

正社員フルリモートワーカーになるメリット

安定した収入が欲しいなら、正社員になるのがおすすめです。しかしなかには、家庭の事情で外に働きに出られない方がいます。子育てや介護を理由に外出が難しい方こそ、フルリモートで働く選択をしてはいかがでしょうか。

フルリモートワークOKとしている正社員事務の仕事を始めると、多くのメリットが得られます。フルリモートの正社員になると得られるメリットを5つ紹介します。

 

・通勤不要でプライベートの時間が増える

フルリモートワークなら全国どこからでも、好きな企業に勤められます。就業場所を自宅にすれば、外出する必要なしに仕事をスタートできるので、浮いた時間をプライベートに充てられますよ。

混み合う駅や新宿区、都心3区と呼ばれる中央区・千代田区・港区のように人が多いビジネス街に行かずに済むだけでも、精神的なストレスが軽減されますね。

 

・収入が安定する

正社員は月給制の場合が多いため、毎月の収入が安定します。業務量や業務内容によらず、雇用契約書に定められた基本給に残業代をプラスした金額が従業員の銀行口座に振り込まれます。

正社員は収入が安定する一方、大きくジャンプアップするような収入が見込めないのが難点です。フリーランスなら仕事量を増やしスキルを磨くごとに収入が増えるので、正社員として昇給を待つよりも早くに年収600万円以上を達成できる可能性があります。しかし、正社員として働き続け収入が安定することで経済的な不安が少なくなるのは大きなメリットだといえます。

 

・手当などを受け取れる

フリーランスや個人事業主のように企業に雇用されない働き方には、福利厚生や残業代、特別休暇などの制度が適用されません。正社員なら、会社の福利厚生を最大限活用できるため生活の支えになるでしょう。正社員であれば福利厚生として、住宅手当や育児手当の受給、産前産後休業の取得など、ライフイベントに合わせたサポートを受けられます。

 

・キャリアを諦めなくていい

女性にとって出産はライフイベントの一つですが、出産のためにやむを得ず求職や離職する場合があります。出産以外でも、持病や家庭の事情を理由に離職した方は、「ブランクを経て社会復帰するのは難しい」と不安を感じるかもしれません。

ブランクが長いほど転職活動は難航しがちですが、フルリモートワークなら「ブランクOK」「未経験歓迎」とする求人情報を多く見つけられます。「mama works(ママワークス)」のようにブランクがある方への理解がある企業の求人情報を積極的に掲載する求人サイトもあります。

 

・作業に集中しやすい

フルリモートワークは、上司や同僚などの目がない場所で働きます。そのため、就業中は基本的に1人で作業するでしょう。

事務の仕事はもくもくと進める場合が多くあるため、周囲から話しかけられないフルリモートワークなら集中力を維持しやすいといえます。

採用率アップに役立つ資格5選!

採用率アップに役立つ資格5選!

未経験からできる事務の仕事は多くありますが、誰でも挑戦しやすい人気の職種なので採用率を高める工夫が必要です。特に、即戦力としての活躍を求められる正社員のフルリモート求人に応募する際は、資格やスキルを習得しておくとよいでしょう。

採用率アップに役立つ事務系の資格を5つ紹介します。

 

・日商簿記検定

オンラインアシスタントや経理事務を目指す方におすすめなのが「日商簿記検定」です。日商簿記検定は、企業のお金の管理について学べる検定です。日商簿記検定資格を取得すると、企業の帳簿をつけられる知識とスキルがある証明になるため、転職活動で有利になります。

実務では日商簿記検定2級か1級資格が必要な場合が多くあります。3級を取得しても応募資格を満たさない可能性があるため、日商簿記検定資格を取得するなら2級以上を目標にするとよいでしょう。

 

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

「MOS」とは、マイクロソフト社のOffice系ソフトの操作スキルレベルを証明する資格です。例えば、Word、Excel、PowerPointなど、一般的に広く使われているソフトの使い方が出題されます。

事務の仕事に欠かせないスキルを身に付けられるので、さまざまな企業や職種で活躍できます。

 

・秘書検定

営業事務やオンラインアシスタントなど、社内外とのやり取りが必要な仕事では「秘書検定」が役立ちます。秘書検定は公益財団法人実務技能検定協会が主催しており、社会人が身に付けたいビジネスマナーやコミュニケーションスキルを学べます。

「必要とされる資質」「職務知識」「一般知識」「マナー・接遇」「技能」の5つの分野から出題される秘書検定を通して、オンラインでもスムーズに仕事を進められるスキルを身に付けられるでしょう。

 

・TOEIC

英語を使う仕事なら「TOEIC」で高得点をとっておくと採用されやすいでしょう。貿易事務のように海外企業とのやり取りがある仕事はもちろん、グローバル化が進む昨今は、外資系企業ではない企業でも海外企業と取り引きする機会が増えています。

英語力が求められるシーンは今後増えていくと予想できるため、高い英語力をアピールできると採用率がアップします。

 

・FASS検定

「FASS検定」とは、経理や財務の関連知識や実務に必要なスキルの習得度を測る検定です。FASS検定は信頼度が高いため、検定資格を持っていると多くの企業で採用されやすくなるでしょう。

経理事務に役立つ資格は、日商簿記検定が有名です。日商簿記検定は帳簿の付け方などに出題範囲が絞られ専門性が高い検定である一方、FASS検定は経理や財務に関する総合的な知識が問われます。

 

・給与計算検定

実務能力開発支援協会が主催する「給与計算検定」は、人事事務を目指す方におすすめです。給与計算検定では、従業員の給与計算に関する知識や実務能力を測ります。

正しく給与を計算するスキルは、企業の信用を維持するために重要です。社会保険制度や労働法令、税法など、給与計算にはさまざまな専門的知識が必要になるため、給与計算検定資格を取得しておくと高スキル人材として重宝されるでしょう。

まとめ

フルリモートで正社員事務の仕事を始める場合、自分に合った事務の仕事を見つけることが大切です。せっかく始めたフルリモートワークを長く続けるためにも、自分の性格やライフスタイルを考慮して転職先を検討するとよいでしょう。

事務の仕事内容は多岐にわたります。職種によっては求められるスキルや資格が異なるうえ、期待できる収入額も異なります。

未経験でも挑戦できる仕事は数多くありますが、正社員求人の採用率を高めるためには資格取得を目指したりスキルアップしたりしておくことをおすすめします。