在宅ワークができる仕事に転職したい!可能な職種10選やメリットデメリットを解説
新しい働き方として定着しつつある在宅ワーク。正社員で在宅可能な仕事も増えてきました。ワークライフバランスを実現するために、在宅ワーク可能な仕事に転職したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、在宅ワークはメリットばかりではありません。両方を把握したうえで働き方を検討することが大切です。本記事では在宅ワーク可能な職種10選に加え、メリットやデメリットを詳しく解説します。在宅ワーク可能な仕事へ転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
在宅ワーク可能な正社員求人はある?
そもそも在宅ワーク可能な正社員の求人があるのか疑問に思う人もいるかもしれません。在宅ワークといえば、シール貼りや袋詰めなどの内職をイメージする人もいるでしょう。しかし、IT技術の発達や2020年に起こった新型コロナウイルスの影響で、在宅型の勤務スタイルを導入する企業が増えている傾向にあります。
求人サイトを見ても一部在宅の他、完全在宅型の仕事が多く見られるようになりました。在宅で可能な正社員求人は、これからも増えると予想されるでしょう。なお「ReWorks(リワークス)」では完全在宅で正社員に特化した転職支援サービスを提供しています。未経験者向けのオンライン講座も提供しているので、完全在宅で働きたいと考えている人は、ぜひご活用ください。
【正社員】在宅ワーク可能な職種10選
在宅ワーク可能な職種は多数ありますが、ここでは特におすすめの10種類を紹介します。
- 営業職
- マーケティング職
- 人事
- 広報
- バックオフィス
- カスタマーサポート
- オンライン講師
- Webライター
- Webエンジニア
- Webデザイナー
それぞれ特徴を解説します。
1.営業職
求人数が多く、未経験向けの求人も比較的多い営業職。販売する商品やサービスにもよりますが、営業職でも在宅ワークが可能です。従来は取引先や新規開拓先に出向いて営業活動するのが一般的でした。しかし最近では営業職もオンライン化が進み、インサイドセールスなど電話やメールをメイン手段にして営業活動するスタイルの仕事もあります。
とはいえ、営業職の仕事内容もさまざまです。場合によっては顧客に合わせて出社や訪問するケースもあるため、柔軟に対応できる人が向いているでしょう。
2.マーケティング職
マーケティングとは、ニーズを汲み取って商品やサービスが売れる仕組みを構築することです。どんなに優れた商品やサービスも、売る方法やターゲティング、戦略がズレていれば売上は上げられません。近年はインターネットが発達し、Webマーケティングの重要性が増しています。
マーケティング職は人気の職種の一つですが、就くためにはマーケティングの基礎やビジネスについて深く理解する必要があります。そのうえで分析力や提案力を身に付ければ、転職でも有利になるでしょう。
3.人事
企業がデジタル化に積極的であれば、人事の仕事も在宅で可能です。人事の仕事は主に採用や管理配属、従業員向けの教育研修や人材の配置・異動など多岐にわたります。説明会や面接など人と関わる機会が多いため、コミュニケーション能力は特に必須スキルといえるでしょう。
4.広報
広報は大きく分けて「社外広報」と「社内広報」の2種類あり、社外広報は自社商品やサービスなどをPRするためにプレスリリースを発表したり、イベントを企画したりが主な仕事です。一方、社内広報は自社の従業員向けに情報を発信するのが主な仕事になります。
メディアへの対応や情報のやり取りは在宅でできるケースも多いため、広報の仕事を在宅可能にしている企業も増えてきました。自社の顔ともいえる立場のため、コミュニケーション能力やアピール力が求められるでしょう。
5.バックオフィス
バックオフィスとは、営業やマーケティング部門などを後方から支援する仕事です。具体的には経理や庶務、会計や総務などの仕事がバックオフィスに該当します。仕事上紙ベースの書類を扱う機会が多いため、完全在宅が可能かは企業のデジタルがどこまで進んでいるかにもよるでしょう。
数字を扱う機会が多いため、数字に強い人や細かい事務作業が苦にならない人に向いています。すでに事務経験を持つ人は、有利といえるでしょう。
6.カスタマーサポート
カスタマーサポートは問い合わせに対応する仕事で、商品やサービスを購入したお客様からの疑問や不安、課題を解決に導くのが役割となります。基本的には電話やチャット、メールを活用するため、完全在宅OKの求人も比較的多めです。
お客様に対応する仕事のため、丁寧な言葉遣いを普段から心がけている人や、人と関わることが好きな人に向いているといえます。また未経験からでも挑戦しやすい仕事のため、新しいことに挑戦したいけど特別なスキルや資格がない人、仕事にブランクがある人も始めやすいでしょう。
7.オンライン講師
特別なスキルや自分の得意なことを持っている人、教えることが好きな人はオンライン講師がおすすめです。塾を運営している企業の募集が比較的多く、家庭教師や塾の指導を経験したことがある人は有利でしょう。
またオンライン講座に特化したサービスも増えており、正社員ではなくフリーランスとしてオンライン講師になる人も増えています。
8.Webライター
企業のオウンドメディアやECサイトのコラムなど、Webサイト上に掲載する文章を執筆するのがWebライターの仕事です。パソコン1台あればできるため、始めやすい仕事ではありますが、ライティングスキルやリサーチ力が求められるため誰でもすぐに正社員として活躍できるとは限りません。副業で実績を積んでから、正社員へステップアップを目指す人もいます。
9.Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトやECサイトの設計などWeb系のシステムを扱う仕事です。パソコン1台で取り組めるため、完全在宅にしている企業もあります。ただし、制作はチームで進めることがほとんどのため、スムーズな業務遂行のためにはコミュニケーション能力が必須です。
またWebは日々進化するため、情報を常にアップデートする力も求められます。実務経験がなくてもOKの正社員求人もありますが、スキルがない状態では難しいでしょう。しかし、業界全体では人材が不足しているため、しっかりとスキルを身に付ければ仕事に困ることなく活躍できるチャンスがあります。
10.Webデザイナー
Webサイトのデザインをするのが、Webデザイナーの仕事です。ただし、ただおしゃれなサイトをつくればよいわけではありません。ユーザー目線で考え、使いやすさや見やすさも考慮してデザインを考える必要があります。作成したサイトが多くの人の目に触れることに、大きなやりがいを感じられるでしょう。
技術や流行の流れが速いため、WebデザイナーもWebエンジニア同様に常にアンテナを張る必要があります。未経験から挑戦できる正社員求人もありますが、ある程度スキルや知識を学んでおいたほうが転職に有利です。
在宅ワークの仕事に転職するメリット
在宅ワーク可能な仕事に転職することには、主に次のメリットがあります。
- 通勤時間が削減できる
- プライベートの時間を確保できる
- 自分のペースで仕事できる
- わずらわしい人間関係から解放される
- エリアに制限されずチャレンジの幅が広がる
なかでも大きなメリットは、通勤時間の削減ではないでしょうか。例えば片道1時間以上かかっていた人は、通勤時間がなくなれば1日2時間以上の時間が空くことになります。家族や趣味の時間が増えますし、自己投資としてスキルアップに使うのもよいでしょう。
またエリアに制限されず、やりたい仕事に挑戦できるのも魅力。最近では地方に移住して首都圏の企業で働くスタイルを選ぶ人も増えています。
在宅ワークの仕事に転職するデメリット
多くのメリットがある在宅ワークですが、いくつかデメリットもあります。
- 仕事環境を整える必要がある
- オンとオフの切り替えがしづらい
- 運動不足になりやすい
在宅で仕事に集中するためには、環境を整える必要があります。すでにデスクやチェア、インターネット環境が整っている場合は問題ありませんが、そうでない場合は初期投資がかかるケースもあるでしょう。生産性が低下する恐れもあるので、環境整備は必須といえます。
またオンとオフの切り替えがしづらいのもデメリットの一つ。集中しすぎていつまでも仕事してしまう場合や、逆に集中できず動画の閲覧やスマートフォンをいじる人もいるでしょう。セルフマネジメント力が求められます。
そして多くの人が悩むのが運動不足。在宅ワークになると外出する頻度が極端に減る人も多く、自主的に体を動かすことが必要となるでしょう。在宅ワークを検討する際は、これらデメリットへの対策を用意しておくのがおすすめです。
まとめ
在宅ワーク可能な正社員の求人は増えています。完全在宅から一部在宅可能な仕事まで、自分の挑戦したい仕事や条件に合わせて選ぶとよいでしょう。また時間の有効活用や通勤時のストレスが減るなど多くのメリットがある在宅ワークですが、いくつかデメリットもあります。
考慮しないまま転職すると「こんなはずではなかった」と後悔する原因になるので、事前に対策しておくことをおすすめします。万全の準備で理想の仕事スタイルを実現しましょう。