フルリモートワークは本当に楽なの?メリット・デメリットと共に紹介

快適に働けそうなイメージから、最近はフルリモートワークが注目されています。実際に、オフィス勤務と比較して楽だと感じる人もいるでしょう。しかし、一方で大変なこともあります。今回の記事では、フルリモートワークが楽だとされる理由や、メリット・デメリットを紹介します。これからフルリモートワークに挑戦する人や、すでに遠隔で仕事している人に役立つ情報を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フルリモートワークが楽だといわれる理由

フルリモートワークが楽だといわれる理由

まずは、フルリモートワークが楽だとされる理由を解説します。

 

通勤不要

フルリモートワークは、通勤の必要がありません。朝の満員電車や、夜の帰宅ラッシュに苦痛を感じることもなくなります。通勤がストレスと感じている人にとって、フルリモートワークはストレスの原因そのものがなくなります。そういった意味では、フルリモートワークを楽だと思えるのではないでしょうか。

こうした働き方は、単に通勤時間を削減するだけでなく通勤費用も削減できます。時間と費用、その両面から節約できるのは、経営者にとっても従業員にとっても嬉しいもの。どちらの負担も減って、楽になることは間違いありません。

また通勤の際は、顔を洗ったり着替えたりなどの準備も必要です。こうした身支度に対して、ストレスを感じている人もいるでしょう。そういった通勤に関する要素を削減できるのも、フルリモートワークが楽だといわれる理由です。

 

対人ストレスが減る

フルリモートワークはオフィスに出向く必要がないため、最低限の人としか関わらなくなります。人間関係は人の悩みの大半を占めるとされているので、その対人ストレスがなくなるだけでも楽と感じるのではないでしょうか。普段のやり取りも対面ではなく音声・映像・テキストなどで進めるため、人に対するイライラも軽減できるでしょう。

しかし、フルリモートワークだからこそ電話やメールでは誤解が生じる場合もあります。文章の書き方によっては相手を不快にしてしまうこともあるでしょう。そういったコミュニケーションの難しさも、フルリモートワークならではのもの。またコミュニケーション不足に陥りやすいのも、問題点とされます。

 

早起きしなくて良い

フルリモートワークは、通勤が不要です。従来はオフィスに出社するため、出発の数時間前に起床していた人もいるでしょう。しかし、フルリモートワークはその準備も必要ありません。

ゆえに、睡眠時間を多めに確保できます。例えば、今まで通勤に片道1時間かけていた場合、往復2時間の節約となります。その2時間を睡眠時間に充てられると考えたら、魅力的ではないでしょうか。身支度の時間も含めると、1日3時間〜4時間ほどは確保できるでしょう。フルリモートワークは、まさに時間の節約そのものに通ずるわけです。

もちろん、早起きして他のことに時間を有効活用するのもおすすめ。人によっては、朝からウォーキングやランニングをするなど、朝活に力を入れている人もいます。睡眠時間を確保できるだけでなく、そういった健康的な生活を手に入れられるのも、フルリモートワークの魅力ではないでしょうか。

フルリモートワークのメリット

フルリモートワークのメリット

ここからは、フルリモートワークのメリットを解説します。

 

自分の好きな場所で働ける

フルリモートは、インターネット環境とパソコンさえあれば作業をこなせるため、働く場所を選びません。自宅で働くことも可能ですし、カフェやコワーキングスペースで働くことも可能です。このように、働く場所は自由自在。お気に入りの場所で作業して、仕事の効率がアップする人もいます。

また最近では、リゾート地で働く「ワーケーション」も流行っています。これは、ワークとバケーションから生まれた造語で、休みながら働くことを意味します。人によっては、生活拠点を海外に移すなど、今まで以上に働き方が多様化しているといえるでしょう。そういった働き方の柔軟性を向上させてくれるのも、フルリモートワークの魅力です。

例えば、地方で暮らしたい人もフルリモートワークであれば都会の企業で働くことが可能です。企業も地方の人材を発掘でき、効率良く仕事を進められる場合もあります。そういった背景もあり、最近は従業員が働く場所に縛られるのではなく、自ら働く場所を選ぶ時代に変わってきています。これから、さらにそういった働き方がスタンダードとなっていくでしょう。

 

通勤のストレスが減る

通勤は、誰にとってもストレスになるもの。移動時間が快適であれば、その時間に音楽を聞いたり、書籍を読んだりできるでしょう。しかし、実際は満員電車に揺られ、他の乗客に気を遣って過ごすことが大半ではないでしょうか。結果、ゆっくりと快適に出勤することが叶わず、日々の喧騒のなかで消耗してしまうわけです。

なかには満員電車での通勤がストレスとなり、体だけでなく心の不調を訴える人も。それほど、通勤はストレスがそこかしこに転がっているわけです。

フルリモートワークなら、通勤が不要になります。乗車する予定の電車に間に合わず、プラットホームを全速力で走るようなこともないでしょう。人にぶつかって謝ったり、逆にぶつかられてイライラしたりすることもありません。フルリモートワークは、そのようなストレスの原因から開放されるわけです。

空いた時間は有効活用できます。通勤時間とそれに伴う準備の時間、この両面を削減できるだけで、人生の貴重な時間を生み出すことにつながるでしょう。

 

作業に集中できる

オフィスに出社しているあいだは、何かと作業を中断しなければならない場合もあります。例えば、作業中に上司や先輩に呼び出されることもあるでしょう。それにより、自分の作業が止まるだけでなく、人によっては「何か失敗したかも」と余計な気苦労が生まれます。部下や後輩から話しかけられ、その対応に追われることもあるでしょう。

オフィス勤務は、仕事とは関係ないカジュアルな会話も生まれるので、コミュニケーション不足の人には最適です。しかし、逆に話しかけられることで集中が途切れやすい人にとっては、負担と感じることも。なかには「一人で静かに作業したい」と思う人もいるでしょう。

フルリモートワークなら、職場の人と離れて作業できます。結果的に話しかけられることによる集中力低下のリスクを極限まで減らせるわけです。カフェやコワーキングスペースなど、お気に入りの場所で作業すれば集中力も高まるでしょう。

しかし、フルリモートワークが必ずしも集中につながるわけではありません。例えば、自宅でリモートワークする場合、家族と同じ部屋で作業するケースもあるでしょう。子供がいる人ほど「騒がしくて逆に集中できない」と嘆く場合もあります。パートナーの生活音が気になって、何度も集中が途切れることもあるでしょう。

このように、オフィス勤務だけが集中できない環境というわけではありません。外で働く場合も同様です。周囲の人の雑音や爆音マフラーの音、緊急車両の音など集中を阻害する要因は数え切れません。その環境に対して、いかに自分が集中できる環境を構築していくかも、フルリモートワークでは欠かせない要素となるでしょう。

フルリモートワークのデメリット

フルリモートワークのデメリット

ここからは、フルリモートワークのデメリットを解説します。

 

孤独を感じやすい

フルリモートワークは、人と関わる機会が格段に減ります。朝起きて夜寝るまで、誰とも会話しない人もいるでしょう。しかし、そういった状況が長く続くと、極度の孤独感や社会からの孤立感を抱くようになります。

最初は、フルリモートワークになることで「やっと開放される」と喜ぶ人もいるでしょう。しかし、同時に「自由であるがゆえの孤独」を生み出す可能性もあります。なかには、誰とも関わらなくなることで「孤立しているのでは」と落ち着かず、何かと外に出てしまう人も。人は一定の人間関係がないと不安や心配が襲ってくるわけです。この孤独感・孤立感はフルリモートワークを体験した人なら一度は感じたことがあるかもしれません。

もちろん、フルリモートワークが自分に合っていて、まったくストレスを感じない人もいます。そういった人であれば、快適に働けるでしょう。人に見られることなく好きに作業できるゆえに、生産性の向上につながる場合もあります。

もし、孤独感や孤立感が強いなら、定期的に外に出るのがおすすめ。スーパーやコンビニエンスストアの店員と会話したり、グルメやショッピングを楽しんだりするだけで「自分も社会の一員なんだ」と思えるようになります。大切なのは、社会との関わりを完全に断ち切らないこと。何かしら社会と関わっていれば、孤独感や孤立感も軽減されます。

 

生産性が下がる

フルリモートワークは、工夫すれば生産性が上がる一方、スケジュールやタスクを管理できないと逆に生産性が下がるリスクもあります。しっかりと業務を遂行するためにも自己管理する必要があるでしょう。

例えば、セルフマネジメント能力のある人は、「今日はここまで作業しよう」とあらかじめ決めて行動できます。しかし、セルフコントロール能力のない人は、とりあえずの気持ちで作業に着手してしまいがち。そうするとオンとオフの境界線が曖昧となり、だらだらと仕事するか、もしくはまったく集中できない状況となってしまいます。

いかに自分を律することができるのか。その点が重要となるでしょう。つい自分に甘くしてしまう人は、作業も進まないことがしばしばです。結局のところ、生産性の上下は本人次第です。自宅勤務でも、真面目にその日の仕事を終わらせられる人は、一定の生産性を保てるでしょう。しかし、自由にかまけて「もうちょっとしたらやろう」と自分を甘やかしてしまう人は、生産性が上がるどころか下がってしまいます。そういった仕事とプライベートの境目をどのように切り分けるか。まずは自分に合った方法を見つけましょう。

 

安定したインターネット環境が必須

フルリモートワークは、安定したインターネット環境が必須です。パソコン1台でできる仕事もありますし、現代はタブレットやスマートフォンで仕事する人もいます。しかし、これらはすべてインターネット環境があってのもの。インターネットに接続できなければ、十分なやり取りができません。仕事で納品するデータやファイルも納品できないでしょう。

最近では、オンラインストレージ内に入れることで、瞬時に納品物を共有できるシステムもあります。しかし、それらのシステムを利用するにもインターネット環境が欠かせません。つまり、フルリモートワークとネット環境は、切っても切れない関係なのです。快適にフルリモート勤務するためにもインターネット環境を整えておきましょう。インターネット環境がない場所で仕事したいときのために、ポケットWi-Fiを用意しておくと便利ですよ。

まとめ

近年、快適に働けるイメージから、フルリモートワークが注目されています。昨今は新型コロナウイルスや働き方改革の影響もあり、すでに地方に移住して暮らしている人も少なくありません。

自分の好きな場所で働ける、通勤のストレスが減る、作業に集中できるなど多くのメリットがありますが、一方で孤独感や孤立感を抱きやすい、生産性に影響が出ること、ネット環境が必要なことなど、デメリットもあります。その点は、新しい働き方に柔軟に対応していく姿勢が、必要となるのではないでしょうか。