カスタマーサポートはリモートワーク可能?必要なスキルも紹介

「通勤の負担がなく時間の融通が利きやすい」「プライベートと両立しやすい」などの理由から、リモートワークの注目度が高まっています。自分の職種でもリモートワーク可能な求人があるかと気になる人も多いでしょう。

お客様からの電話やメールに対応する、カスタマーサポートの仕事はどうでしょうか。コールセンターの仕事といえば、オフィスに出勤して皆で電話をかけているイメージが強いかもしれませんが、実はリモートワークも可能です。

今回はリモートワーク可能なカスタマーサポートのメリットやデメリット、実際に働くときのポイントを解説します。仕事で求められるスキルやリモートワーク求人に特化したおすすめサイトも紹介しているので、ぜひ仕事探しの参考にしてください。

リモートワーク可能なカスタマーサポートの正社員求人はある?

リモートワーク可能なカスタマーサポートの正社員求人はある?

リモートワークが可能なカスタマーサポートの仕事で、正社員の求人はあるのでしょうか?働きやすいリモートワークで、さらに安定した正社員の求人は実際にあります。現在は各企業が人材確保の手段としてリモートワークを積極的に導入しており、正社員のカスタマーサポートの仕事も増えてきました。

カスタマーサポートは、メールやチャットに応答するパソコンや電話、さらにインターネット環境があれば業務に取り組めます。オフィスに出社せずとも、必要な環境さえあれば十分に自宅で働けるでしょう。

さらに現在は、社内の人とのコミュニケーションもビジネスチャットやオンライン会議システムで行われることが一般的になっています。上司に指示を仰ぎたいときや、自身の仕事を正しく評価してもらえるよう報告するときも、オフィスにいる必要はありません。リモートワークでも正社員としてスキルアップし、キャリアを築いていくことが可能です。

リモートワーク可能なカスタマーサポートのメリット4つ

リモートワーク可能なカスタマーサポートのメリット4つ

リモートワークの仕事にはさまざまな魅力がありますが、カスタマーサポートとして働くメリットは主に以下の4つです。

  • 服装が自由
  • 通勤ストレスがない
  • 未経験でも始めやすい
  • ワークライフバランスの向上が期待できる

それぞれ詳しく解説します。

 

1.服装が自由

自分の好きな服装で働けるのは、リモートワークの魅力の一つです。オフィス勤務であれば、ビジネスパーソンとして求められる身なりがあります。しかし、誰と顔を合わせることがないリモートワークでは、毎日自由に服装を決められるのです。くつろいで働けるようラフな服装でもよいですし、大胆な流行のファッションを楽しんでもよいでしょう。自分の好きな服装で働けば、明るく前向きな気持ちになれて、ストレスも軽減されるのではないでしょうか。

またビジネス向きの服は全体的に価格が高い傾向にあり、クリーニング代などの費用もかかります。服装が自由になれば、経済的な負担も減らせるでしょう。

 

2.通勤ストレスがない

リモートワークであれば、通勤による疲労やストレスはありません。そのぶんエネルギーや時間を有効に使えます。特に遠方から出勤している人は、通勤時間だけで1時間以上かかることもあるでしょう。リモートワーク可能な仕事に転職すれば、自宅から離れた企業でも、通勤に多くの時間を取られることはありません。朝、自分の趣味を楽しんだり、家族とのんびり過ごしたりして、リフレッシュした状態で仕事を始められます。

満員電車や悪天候のなかの通勤は、気力・体力を奪われますよね。そのような外的要因に左右されないことで、常にベストなコンディションで仕事に取り組めるでしょう。

 

3.未経験でも始めやすい

カスタマーサポートの仕事は、未経験から始めやすいこともポイントです。リモートワークの求人は、一般的にある程度の経験やスキルを備えた人材の募集が多い傾向にあります。オフィス勤務の場合に比べてリモートワークは未経験者への指導が難しく、最初から自分一人で仕事をこなせる人材のほうが成果を上げやすいためです。

しかしカスタマーサポートの仕事は多くの場合、未経験者でもすぐに顧客応対ができるようにマニュアルやトークスクリプトが用意されています。それらに忠実に業務に取り組むようにすれば、知識や経験がない人でも顧客に適切に対応できるでしょう。仕事を始める前に商品やサービスについての知識を身に付ける必要はありますが、顧客対応のスキル自体は働きながらでも習得可能です。

 

4.ワークライフバランスの向上が期待できる

リモートワークを実践している人の多くは、ワークライフバランスをうまく保ちながら働いています。カスタマーサポートの仕事は顧客中心になりがちですが、自分が働きやすい時間帯に勤務時間を設定することで、家庭やプライベートとの両立が可能でしょう。

特に育児中の人にとっては、子供に合わせて働けることは大きな魅力です。子供を送り出してから勤務を開始し、子供のお迎えの時間に一旦退席できれば、正社員として契約に定められた勤務時間をこなしながら、育児との両立が可能になります。働く場所が自宅であれば、通勤の必要がないため、時間のロスを最小限に抑えられるでしょう。

ワークライフバランスが保てれば、正社員として長く勤めやすくなります。せっかく転職したにもかかわらず育児との両立で生活が回らず、退職せざるを得ないという事態を避けられるはずです。

リモートワーク可能なカスタマーサポートのデメリット3つ

柔軟な働き方が可能になり、理想的ともいえるリモートワークのカスタマーサポートですが、応募の際にはデメリットも心に留めておかなくてはなりません。リモートワークで注意すべき点は以下の3つです。

  • プライベートとの線引きが難しい
  • 周囲に相談できる人がいない
  • セルフマネジメントする力が必要になる

それぞれ詳しく解説します。

 

プライベートとの線引きが難しい

リモートワークで気を付けなくてはならないのは、仕事とプライベートとの境界が曖昧になることです。ついだらだら作業してしまう、もしくは反対に夜遅くまで働きすぎてしまう人もいるでしょう。

自宅とは、通常は体を休めたり趣味を楽しんだりする場所です。それをそのまま仕事場として利用していると、気持ちもオンオフの切り替えができなくなります。すぐ側に漫画や動画を楽しめるアイテムがあれば、怠けたい誘惑にも駆られるでしょう。あるいは勤務時間が終わっても、仕事のパソコンが目の前にあると「もう少し作業を進めた方が良いかもしれない」と不安になって、気が休まらなくなるのです。

自宅でリラックスして働けるのは魅力ですが、きっちりプライベートと線引きをしなくては、作業効率が落ちてかえってストレスが溜まります。自宅のなかでも仕事をする場所とくつろぐ場所をしっかり分け、気持ちを切り替えられるようにしましょう。

 

周囲に相談できる人がいない

自宅で働く場合、すぐに相談できる相手が周りにいないケースがほとんどです。そのため仕事で何か困ったことがあったときに、1人で抱え込む恐れがあります。

オフィスで働いていれば、疑問に思ったことや不安に感じたことをすぐ周囲の人に伝えてレスポンスをもらえます。人に話を聞いてもらって気持ちが楽になることもあるでしょう。しかしリモートワークでは、チャットやメールなどでやりとりできるといっても、相手の忙しさが目に見えません。特に新しい職場では相手に気を遣い、連絡を控える傾向にあります。

困ったときに気軽に相談できるよう、日頃からちょっとした雑談をしたり、こまめに連絡を取ったりする習慣を付けておくとよいでしょう。

 

セルフマネジメントする力が必要になる

リモートワークの場合、セルフマネジメント能力がない人材は成果を上げることができません。リモートワークでは、オフィス勤務のように上司に業務を管理してもらうことは難しいでしょう。

互いに顔の見えない状態で、逐一進捗の確認をしたり、声をかけたりするのは現実的ではないためです。上司は報告を受けて必要なフィードバックをすることはできますが、基本的な作業スケジュールの管理は本人に任せられるのが一般的です。そのため自身で目標を立て、適切な作業ペースを維持して取り組む必要があります。

これまで自分の仕事の優先順位やスケジュールを上司に決めてもらっていた人は、リモートワークでは今までにない責任とプレッシャーを感じることになるでしょう。誰にも管理されることなく作業ペースを維持するには、常にモチベーションを保つ努力も必要です。

リモートワークで快適にカスタマーサポートとして働くためのポイント

リモートワークで快適にカスタマーサポートとして働くためのポイント

リモートワークは出社よりも仕事のストレスや疲労が少ないように感じられますが、気付かないうちに蓄積して、心身にダメージを与えている可能性があります。リモートワークに快適に取り組むためには、事前準備や自分のなかでのルールづくりが大切です。

ポイントは以下の5つです。

  1. 仕事しやすい環境を整える
  2. Zoomでも落ちないネット環境、パソコンを用意する
  3. 疲れづらい椅子などを用意する
  4. セキュリティ対策を軽視しない
  5. 家族とのコミュニケーションも大切にする

それぞれ詳しく解説します。

 

1.仕事しやすい環境を整える

リモートワークを始めるには、まず自宅に仕事用スペースをつくり、業務に集中しやすい環境を整えることが大切です。仕事用スペースをプライベートと切り離すことがポイントで、仕事机の周辺には娯楽のためのものは置かないようにしましょう。リモートワークでは周囲の監視の目がないため、仕事とプライベートを切り離しておかなくては怠ける恐れがあります。

ただし、自分の好みに合った香りや、ときに音楽を流すことは集中力を高めることになるでしょう。自然光を取り入れる窓の側に仕事机を置くこともおすすめです。暗い部屋のなかで閉じこもって長時間作業していると、孤独感を強めるため注意が必要になります。

 

2.Zoomでも落ちないネット環境、パソコンを用意する

リモートワークにはインターネット環境と、ある程度のスペックを備えたパソコンが必要です。Zoomなどのオンライン会議システムと他のソフトを同時に使用できるレベルのものを用意しておきましょう。

インターネット回線は、速度と安定性に優れた光回線がおすすめです。大量のデータ送信も可能で、ストレスなくリモートワークに取り組めます。パソコンはCPUとメモリのスペックをチェックし、CPUはCore i3やRyzen 3程度でメモリが8GB以上のものを用意しておくと安心です。

正社員の場合、パソコンは企業から貸与されるケースも多いですが、もし自費で購入するとなると価格も気になるところでしょう。スペックが高いパソコンほど価格も高い傾向にありますが、安さだけで選ぶとリモートワークの期間中ストレスを抱え、業務が滞る可能性があるため気を付けましょう。

 

3.疲れづらい椅子などを用意する

リモートワークでは長時間座っているため、自分の身体に合った椅子や机を揃えることは大切です。通常のオフィス勤務の仕事であれば通勤の行き帰り、さらに会議室への移動などで自然と体を動かすことになります。しかし、自宅でリモートワークに取り組んでいる場合、1日のほとんどの時間を椅子に座っていることも珍しくありません。そのような状況では、知らないうちに腰などに負担がかかっているため、少しでも軽減できる椅子を選ぶ必要があります。座面や背もたれのクッション性なども確かめ、実際に座って楽に感じられるものを購入しましょう。

またパソコンや机の高さが目線に合っていないと姿勢が悪くなり、疲れを感じやすくなります。パソコン画面が目線の少し下にくるように調節し、毎日正しい姿勢で作業に取り組めるようにしましょう。

 

4.セキュリティ対策を軽視しない

リモートワークではセキュリティ対策が必須です。特にカスタマーサポートの仕事でセキュリティ対策が疎かになっていると、顧客の個人情報を流出させてしまう恐れがあります。

リモートワークではオフィス勤務のように組織で一律の対策をとることが難しいため、セキュリティに関する責任は個々が負うことになります。企業のセキュリティポリシーやルールに従うことも大切ですが、他人任せではなく、自分でも必要な対策を講じなくてはなりません。

パスワードや暗号化などの基本はもちろん、パソコン画面を周囲から覗き見られないようにする、トイレなどで一時的に退席するときにパソコンを放置しないといった、アナログな対策も重要です。外出先で作業するときには、ネットワークの安全性にも気を配りましょう。

 

5.家族とのコミュニケーションも大切にする

リモートワークでは職場の人間関係が希薄になりやすいため、そのぶん家族とのコミュニケーションを大切にしましょう。自宅でずっと1人で仕事をしていると、孤立感からくるストレスが強くなります。そのようなリモートワークで気持ちを切り替えさせてくれるのが、家族の存在です。仕事の前やあとに子供と触れ合ったり、夫婦でゆっくり過ごす時間を持ったりすれば、仕事のストレスが軽減します。時間に融通が利くリモートワークのメリットを活かし、家族とのコミュニケーションにはしっかり時間を割くようにしましょう。

また自宅で作業するときには、家族の協力も欠かせません。情報漏洩の観点から、勤務中は仕事部屋に来ないようにお願いする必要もあります。家族の生活の場でスムーズにリモートワークに取り組むためにも、家族で連携しましょう。

カスタマーサポートに求められる4つのスキル

カスタマーサポートに求められる4つのスキル

特別な資格や知識が必要ないように思われるカスタマーサポートの仕事ですが、満足な成果を上げるためには、以下の4つのスキルが求められます。

  1. コミュニケーションスキル
  2. 傾聴スキル
  3. 臨機応変に対応する力
  4. 商品・サービスに関する知識

それぞれ詳しく解説します。

 

1.コミュニケーションスキル

カスタマーサポートは顧客の要望をうまく汲み取り、的確な情報を伝えるのが仕事です。そのためコミュニケーションスキルは欠かせません。

コミュニケーションスキルと聞くと、話すのがうまくなければならないイメージがありますが、実際にはちょっとした工夫でスキルは高められます。例えば感謝や謝罪の気持ちを都度きちんと言葉にするのもコミュニケーションスキルの一つです。また無闇に専門用語を使うより、誰にでもわかりやすい平易な言葉を心がけるのもよいでしょう。そしてコミュニケーションにおいては、話すこと以上に聞くスキルが求められます。聞く力についてはこのあと詳しく解説します。

 

2.傾聴スキル

カスタマーサポートでは「自分の不安や不満を理解してほしい」という気持ちを抱えた顧客に対応しなくてはならないため、傾聴スキルが必要です。傾聴スキルとは相手の話に耳を傾け、共感する力を指します。

傾聴のポイントは、相手が話しやすい雰囲気をつくり出すことです。例えば相手の目を見て相槌を打ち、うなずいたり微笑んだりとリアクションすれば、相手は「話を聞いてくれている、理解してくれている」という安心感を得られ、話しやすくなるでしょう。カスタマーサポートの仕事では対面でのコミュニケーションが取れないため、相手の話をしっかりと理解して聞き返したり確認したりと、言葉でリアクションを取る必要があります。

傾聴スキルが身に付けば相手と信頼関係を築くことができ、カスタマーサポートの仕事はスムーズに進むでしょう。顔の見えない相手から信頼を得ることは難しく感じるかもしれませんが、相手の気持ちや考えを尊重するよう心がけることが大切です。

 

3.臨機応変に対応する力

カスタマーサポートの仕事には、臨機応変な対応力も求められます。カスタマーサポートの仕事の多くは、マニュアルやトークスクリプトに忠実に従うことで対処できます。しかし、ときにはマニュアルにないような質問を受けたり、より緊急性の高い問題に優先的に対処したりしなくてはならないケースもあるでしょう。そのような場合には、自分の頭でその場合の最適な対応の仕方を考えなくてはなりません。

自分だけで解決できない問題にぶつかったときには、他部署や上司と連携して解決策を探る必要があります。常に幅広い選択肢を視野に入れつつ、落ち着いた対処が大切です。

 

4.商品・サービスに関する知識

カスタマーサポートとして働くためには商品・サービスに関する知識は必須です。商品・サービスについて顧客から問い合わせがあったとき、カスタマーサポートの人間がその場で回答できなかったり間違った情報を伝えたりしてしまうと顧客満足度が低下し、企業の信用も下げることになります。仕事を始める前には、必要な知識をしっかりと頭に入れておくようにしましょう。

リモートワーク中にわからないことがあったときは、すぐ周囲の人に尋ねて疑問を解消することができません。そのため、リモートワークでカスタマーサポートとして働く場合は、事前の研修制度が整った企業を選ぶのがおすすめです。知識を身に付けたという自信があれば、顧客にも明るい態度で接することができるでしょう。

リモートワーク可能なカスタマーサポートの正社員求人を探すならReWorks

最後に、リモートワーク可能なカスタマーサポートの正社員求人を探すのにおすすめのサイトを紹介します。リモートワークできる求人は増加傾向ですが、無数の求人のなかから条件に合ったものを選ぶことは容易ではありません。そのため効率的にリモートワークの仕事を探すなら、リモートワークに特化した求人サイトを利用するのがおすすめです。

Reworks(リワークス)」はリモートワーク可能な正社員求人を中心に扱っており、希望の職種や福利厚生といった条件で求人を絞り込むことができます。求人ページで詳細な仕事内容も確認できるため、きっと理想の仕事が見つかるでしょう。カスタマーサポートの正社員求人をお探しの人も、ぜひ一度「Reworks」をご覧ください。

まとめ

リモートワークで取り組めるカスタマーサポートは、自由な環境で家庭やプライベートとも両立できる魅力的な仕事です。さらに安定した正社員となると、求人が出てきても競争率は高くなるでしょう。

人気の仕事を勝ち取るためには、仕事に必要なスキルを身に付け、面接でアピールする必要があります。カスタマーサポートであればコミュニケーション能力・傾聴力、またリモートワークにおいてはセルフマネジメント力やITリテラシーをアピールしましょう。

なお理想の仕事を探す際には、リモートワークに特化した求人サイト「Reworks」の利用がおすすめ。「未経験歓迎」「ブランクOK」「女性活躍中」など、希望の条件に合った仕事を探すことができます。カスタマーサポートやアシスタント業務のお仕事も掲載中です。ぜひ「Reworks」を仕事探しにお役立てください。