リモートワーク可能なWebデザイナー!クリエイティブな環境で活躍しませんか?

Webデザイナーの仕事は、IT業界に属します。IT業界は今後の発展と比例する形で人材不足が懸念されており、Web関連の職業もますます需要が高まるでしょう。また、Web関連の仕事はリモートワークとも相性が良く、「リモートワークがしやすいから」との理由でWebデザインに関わりたいと思う人もいるでしょう。今回は Webデザイナーの仕事内容や必要なスキル、リモートワークのメリット・デメリットについて解説します。ぜひ最後までご覧ください。

リモートワークに最適なWebデザイナーの仕事とは?

リモートワークに最適なWebデザイナーの仕事とは?

働き方改革以降、リモートワークやテレワーク、在宅ワークといった言葉が一般化しましたが、IT業界は以前からリモートワークが進んでいた業界です。IT関連の仕事はリモートワークに関する知見も蓄積されているため、オフィスに通勤しなくても業務を進めやすいのが大きな特徴といえるでしょう。

なかでもWebデザイナーは、センスとスキルがあれば正社員やフリーランスなどの契約形態で収入を得やすいので、常に人気の職業です。Webデザイナーの仕事内容とリモートワークの導入実績、なぜWebデザイナーがリモートワークに向いているのか解説します。

Webデザイナーの仕事内容

Webデザイナーは、インターネットで公開されるWebサイトを作成するのが主な仕事です。Webサイトの作成には、企画・コンセプトの決定、デザイン、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)の設計、コーディング、SEO対策などのステップがあります。

同じWebデザイナーの名称でも企業やプロジェクトによって担当する領域は異なり、デザインのセンスだけでなく、周辺業務への理解とスキルが求められます。Webデザイナーとしての実績が認められれば、企画の前段階のマーケティングやサイト公開後の効果測定とブラッシュアップを任されるケースもあります。

 

Web制作業界のリモートワーク導入割合

東京商工リサーチが2021年3月に発表した「第14回 新型コロナウイルスに関するアンケート調査」によると、在宅勤務を「現在、実施している」企業は38.4%でした。コロナ禍前からテレワークが制度化されていた企業は6.09%で、コロナ禍以後に制度化した企業は22.03%、制度化を予定している企業は9.44%です。これらの数字から、新型コロナウイルスの感染拡大と緊急事態宣言を契機としてリモートワークが急速に普及したことがわかります。

また、総務省の「令和3年版 情報通信白書」によると、全体のテレワーク実施率が24.7%であるのに対し、Web業界が含まれる情報通信業は55.7%と、倍以上の実施率が報告されています。情報通信業においては、業務のテレワーク化・リモート化が他業界よりもスピーディーに進行しているのです。

 

Webデザイナーの仕事がリモートワークに向いている理由

Webデザイナーの仕事がリモートワークに向いている理由は2つあります。一つは、Webデザイナーの業務がパソコンだけで完了可能という点です。

少し前であれば「オフィスに設置してあるデスクトップパソコンでなければデザインソフトを操作できない」「フォトスタジオや屋外でカメラマンに指示しながら撮影する」「レンタルフォト事務所へ行き写真を選ぶ」など、自宅外で業務を行わなければならないステップが多くありました。しかし、今やほとんどのデータが個人用のパソコンでもやり取りできるようになり、リモートで作業が完了します。

もう一つの理由は、対人コミュニケーションもリモート可能になった点です。Webデザイナーはコツコツと1人で作業をするだけでなく、プロジェクトチームで打ち合わせをしたり、クライアントと打ち合わせをしたりする必要があります。これらもWeb会議システムが一般化したことでオンライン化が可能になりました。

サイト制作における企画会議から納品までがオンライン化できるようになり、Webデザイナーはリモートワークがしやすい職業となったのです。

Webデザイナーに必要なスキル

Webデザイナーに必要なスキル

Webデザイナーに必要なスキルは、デザイン制作スキルと対人スキルに分けられます。デザイン制作スキルには、消費者心理や色の効果をデザインに役立てるスキル、レイアウトやフォントへの理解、デザインソフトや画像ソフトを扱うスキルが含まれます。さらに、HTMLやCSSのようなマークアップ言語、PHPやJavaScriptといったプログラミング言語の知識があると仕事の幅が広がります。

対人スキルとしては、クライアントがサイト制作によって実現したい未来を聞き出すヒアリングスキルやプロジェクトメンバーに要望を的確に伝えるコミュニケーションスキル、チームを引っ張るリーダーシップなどが必要です。しかし、いきなりヒアリングスキルやリーダーシップを身に付けようとしても難しいでしょう。

まずは広く利用されているAdobe社のソフトを扱うスキルを身に付け、画像作成やバナー作成など、サイトの部分的な業務を担う経験を積むことをおすすめします。そして先輩デザイナーの仕事振りを研究しながら仕事の幅を広げていけば、目指すWebデザイナーへと近づけるでしょう。

リモートワーク可能なWebデザイナーの契約形態

Webデザイナーの契約形態には一般的な職業と同様に正社員、フリーランス、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、自営業があります。また、正社員の就職先には、デザイン制作を専門とするWeb制作会社や広告制作会社の他に、一般的な企業に所属してサイト制作に携わるインハウスデザイナーという形があります。

リモートワークが実現しやすいのは、リモートワークの制度が整えられている企業への就職や業務委託契約などで仕事を請け負うフリーランスでしょう。また、派遣元企業へ「リモートワークがしたい」と相談したり、リモートワークを専門に紹介している求人サイトでリモートワークが可能なパート・アルバイトの求人を探したりする方法があります。

Webデザイナーのリモートワークにおけるメリットとデメリット

Webデザイナーのリモートワークにおけるメリットとデメリット

メリットが多いリモートワークの働き方ですが、Webデザイナーならではのメリットはあるのでしょうか。また、デメリットについても紹介するので、リモートワークを考えている人はチェックしておきましょう。

 

Webデザイナーがリモートワークするメリット

デザインの制作作業には、イメージ力と高い集中力が必要です。落ち着いた環境で仕事ができるリモートワークでは、同僚に話しかけられたり上司に呼ばれたりといった集中力の妨げとなる要素が少ないため、集中力を保ったまま作業を進められるでしょう。

リモートワークでは通勤時間が削減できるので、その分の時間をスキルアップに当てたりプライベートを充実させたりできます。また、リモートワークといえば自宅での在宅ワークをイメージしますが、契約内容に反しない限り自由な場所で仕事ができるのもリモートワークのメリットです。自然豊かな郊外でイメージを膨らませたり、くつろげる喫茶店でリラックスしながら作業をしたりすれば、発想力を高められるでしょう。

 

Webデザイナーがリモートワークするデメリット

リモートワークでは作業環境も課題となるでしょう。特に、Webサイト上に動画を設置したり動作の多い構成としたりする場合には、パソコンに大きな負担がかかります。オフィスと同等のパソコン環境やインターネット回線速度を整えようと思えば、初期費用がかかる可能性があります。

リモートワークを始める前に、「作業環境に問題はないか」「ビジネス仕様のパソコンの貸与は受けられるか」「業務に必要な回線速度を保てるか」などを確認しておきましょう。

リモートワークでWebデザイナーとして働く際の注意点3つ

リモートワークでWebデザイナーとして働く際の注意点3つ

Webデザイナーとしてリモートワークで活躍したいと思うなら、オフィスワークとの違いを知り、準備を進めておきましょう。リモートワークで働く際の注意点を3つ紹介します。

 

セルフマネジメント力を身に付ける

リモートワークでの働き方は企業や契約形態によってさまざまです。パソコンを立ち上げたりシステムにログインしたりしている時間を監視している企業もあれば、成果物さえ期日通りに納品できれば、作業時間や就業する時間帯は問わないタイプの働き方もあります。

リモートワークは1人で集中しやすい反面、一度集中が途切れると、だらだらと過ごしたり、つい怠けてしまったりと誘惑の多い働き方でもあります。リモートワークでは「工程通りに作業が進められているか」「疑問点を自分で解決できるか」など、自分を律しながら業務を進めるセルフマネジメント力が大切です。

 

情報収集を怠らない

Webデザイナーはトレンドに敏感である必要がありますが、リモートワークでは外出の機会が失われ、情報収集の手段がインターネットに頼りがちになります。情報収集をネット検索に頼っていると、エコーチェーンバー効果により「一部の流行をトレンドと見誤る」「消費者の動向を知らないままに過ごしてしまう」などの可能性があります。「イベントへ出かける」「ウインドウショッピングを楽しむ」などして、リアルな体験の機会を積極的につくりましょう。

 

意識的に心身のケアをする

リモートワークの課題として「運動不足による体調の変化」「孤独感によるメンタルへの負荷」などが報告されています。また、集中しやすい環境だからといって、時間を忘れて仕事をしていては生活リズムを崩してしまい、体調や心理面への悪影響が懸念されます。

オフィスワークであれば「働きすぎではないか」「顔色が悪い」「覇気がない」など、同僚から指摘を受けることもあるでしょう。人と会う機会の減るリモートワークを実施する際には、自身の変化にこれまで以上に敏感になり、深刻な事態へ陥る前にこまめにケアしていきましょう。

規則正しい生活を送り食生活や睡眠時間に気を付けること、定期的に運動したり友人と会ったりする機会をつくることなどを心掛けましょう。

リモートワーク可能なデザイナーの正社員求人を探すならReWorks

リモートワーク可能なWebデザイナーなら、リモートワークに特化した求人サイトを利用するのがおすすめです。通常の求人サイトではリモートワークだけを検索したくても、一部出社が必要なハイブリットリモートワークや研修時に通勤が必要な求人なども表示されるでしょう。リモートワーク専門の求人サイトなら選別の手間が省けるので、より素早く自分に合った求人へアクセスできます。

リモートワークに特化した求人サイトには「ReWorks(リワークス)」があります。「ReWorks」で無料の会員登録をすればオンライン講座を受けたりキャリア相談をしたりできるので、「リモートワークに興味がある」というライトユーザーから「今すぐリモートワークに転職したい」と真剣に仕事を探している人まで、さまざまに活用できますよ。ぜひお役立てください。

まとめ

Webデザイナーは今後人手不足が懸念されるIT業界のなかでも、特にリモートワークとの相性が良い職業の一つです。デザインソフトのスキルを身に付けるのもオンラインで可能なため、事情があって外出が難しい人でも目指しやすいでしょう。また正社員をはじめさまざまな働き方で活躍できるので、ライフワークバランスに気を配りながらスキルアップできます。

リモートワークには、メリット・デメリットがあります。デメリットへ備えつつ、リモートワークに特化した求人サイトでWebデザイナーの仕事を探してみてはいかでしょうか。