リモートワークで足元が寒い!原因とおすすめアイテムを紹介

冬場のリモートワークで足元の冷えに悩まされている人はいませんか?この記事では冬のリモートワークにおける寒さ対策の方法と冬の足元の寒さ対策におすすめのアイテム12個を紹介します。快適な室内環境づくりに役立ててください。

冬の在宅勤務で足元の冷えに悩んでいる人はいませんか?

「冷え」と聞くと、女性に多い悩みと思うかもしれませんが、在宅ワーク中に足元の冷えを感じる男性も数多くいます。

足元の冷えは痺れや集中力の低下などを引き起こし、仕事のパフォーマンスも低下しかねないため、見過ごしてはいけません。

この記事では、リモートワークの寒さ対策に便利なアイテムや、足元の冷えを解消する方法を紹介します。

リモートワークで足元が寒い原因

リモートワークで足元が寒いと感じる主な原因は、血行不良と室内の温度差によるものと考えられます。

リモートワーク中、長時間同じ姿勢でいると、血行不良になり足元が冷えてしまうことも。また空気の性質から温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ流れるため、足元はどうしても冷えやすくなります。

生活習慣の見直しや足元の寒さ対策をして、リモートワーク中の足の冷えを解消しましょう。

足元が寒い場合のチェックポイント

足元が寒い場合のチェックポイント

リモートワーク中に足元の冷えが気になる場合は、下記の2点を確認しましょう。

  • 部屋は適温か
  • 隙間風はないか

それぞれポイントを説明します。

 

部屋は適温か

部屋の温度と湿度は、快適にリモートワークするうえで大切です。

室内の温度は暑すぎても寒すぎても良くありません。目安として、室内の気温が15度を下回ったら暖房など防寒対策をし、常に2023度になるよう調整しましょう。

また湿度は4060%が最適とされています。低すぎると喉や肌の乾燥につながり、高すぎるとカビが発生しやすくなるため、湿度の調節も重要です。特に「湿度が10%上がると、体感温度が1度上がる」と言われる冬は、適度な加湿を心がけましょう。

 

隙間風はないか

空気は温かければ上に、冷たければ下へ流れます。この性質は暖房を使用していても同じです。ストーブやエアコンで暖めているのにいつまでも足元が寒い場合は、窓やドアから隙間風が入っているかもしれません。外部から冷気が入っていないかチェックしてください。

隙間風を防ぐテープや、冷気をシャットアウトするカーテンの活用もおすすめです。隙間風を防いで室内が温かくなるだけでなく、節電にもつながりますよ。

リモートワークの寒さ対策におすすめのアイテム

リモートワークの寒さ対策におすすめのアイテム

新型コロナウイルスの流行で、在宅勤務が広がりました。また、昨今の世界的なインフレーションも影響し、節電対策を兼ねた防寒アイテムが見直されています。

ここではリモートワークの寒さ対策におすすめのアイテムを、12点紹介します。

 

1.電気あんか

電気座布団とも呼ばれる電気あんかは、内部にヒーター線を通した暖房器具です。

電気あんかのメリットは3つあります。

まずはすぐに温かくなることです。エアコンやヒーターは部屋が温まるまで多少時間がかかりますが、電気あんかならピンポイントで温められます。室内の空気も乾燥せず、長時間使用しても一定の温度をキープできます。

2つ目は温度調節機能を持つ商品が多いこと。好みの温かさに調節でき、他の暖房器具と比べても比較的安価で消費電力が低く経済的です。

そして3つ目はスイッチ一つで暖が取れる手軽さです。湯たんぽのようにお湯を沸かす手間もないため、仕事で忙しくても使いやすいでしょう。

電気あんかは、特に腰回りを温めたい人におすすめです。
ただし、長時間の使用による低温やけどに注意してください。

 

2.電気ストーブ

電気ストーブは遠赤外線ヒーターとも呼ばれ、スイッチを入れると赤くなるタイプのストーブです。

メリットは即暖性があり、比較的安価で持ち運びしやすい点です。

電気ストーブは部屋全体ではなく、ストーブのすぐ前を温めるのに適しています。リモートワーク中に電気ストーブを使う場合は、足元やデスク周りに置くとよいでしょう。使用中、熱で赤くなった部分でやけどしないよう気を付けてください。

 

3.ブランケット

寒い冬だけでなく、エアコンで冷えやすい夏にも役立つブランケット。デザインや素材によりますが、オールシーズン活用できるアイテムです。

おすすめはウール素材のもので、空気を含んだ繊維が保温に優れ、撥水性も高いのが特徴です。しかしウール素材は虫食いに弱いため、長持ちさせるには定期的な洗濯や防虫対策が必要です。

 

4.着る毛布

冬の寒さ対策にブランケットを活用する人は少なくありません。しかしブランケットを肩にかけてパソコンに向かうのは、暖かいものの動きづらいでしょう。そんな悩みを抱える人には「着る毛布」をおすすめします。

着る毛布は、主にマイクロファイバーでできたルームウェアです。毛布をまとっているような感覚ながら軽くて動きやすく、暖房機器を使わなくても着るだけで寒さ対策ができます。

リモートワークに最適な防寒グッズの一つですが、料理や洗濯など家事の際は動きづらく、引火の可能性があるためご注意ください。

着る毛布は、袖のあるタイプやポンチョ型などさまざまなデザインがあります。暖かさだけでなく動きやすさや着心地を確認し、仕事しやすいものを選ぶのがポイントです。

 

5.ルームシューズ

冬のフローリングは冷たく、靴下を履いていても寒さを感じることがあります。そのような場合は、ルームシューズがおすすめです。下半身の冷え対策だけでなく、かかとのひび割れやかゆみなど乾燥による肌トラブルの対策にもなるでしょう。電気を使わないため、エコで経済的にも優れています。

保温性を重視するならボア素材を、保湿性を求める場合はフェルト素材を選びましょう。

また足首まで覆うタイプのものは、足元だけでなく全身を効率良く温めてくれるので候補の一つにご検討ください。

 

6.ルームソックス

ルームソックス

ルームソックスは外出用ではなく、自宅で快適に過ごすためにつくられた靴下です。

保温性のあるルームソックスは、リモートワークの強い味方です。デザイン性が高いもの、着圧ソックスや足つぼタイプなど機能性に優れたものなど、さまざまなルームソックスが販売されています。

保温性を重視する場合は、ウール素材やボアフリースのルームソックスがおすすめです。

 

7.カイロ

カイロと聞くと、使い捨てタイプが一般的ですが、近年「充電式」のカイロが開発されました。

速暖性に優れ、商品により異なりますが300500回ほど繰り返して使用でき、安価で消費電力も低いためコスト面でも安心です。使い捨てタイプとは異なり、ゴミも出ないため環境への配慮も魅力でしょう。

使用中の発火など危険性を気にする人もいるかもしれませんが、充電式カイロの事故は極めて少ないのであまり心配する必要はありません。

 

8.湯たんぽ

熱湯を入れるだけで寒さ対策ができる暖房器具。電気を使わず、なかのお湯を入れ替えて繰り返し使用できるため経済的です。低温やけどしないよう、袋に入れたり布で包んだりして使いましょう。

最近は熱湯を入れて使う湯たんぽだけではなく、「充電式」も販売されています。コンセントのある場所で使用でき、スイッチで操作も簡単なため手軽さを重視する人におすすめです。

 

9.サーキュレーター

暖房器具で部屋全体を温めても足元が寒いことはありませんか。原因は、冷気は部屋の低い場所に溜まる性質があるためです。

そのような場合は、エアコンとサーキュレーターを組み合わせてみましょう。サーキュレーターの風は直線上に遠くまで届き、真上や斜め、横向きなど角度も自在に変えられます。サーキュレーターによって室内の空気が循環し、温度のムラが解消されます。

またエアコンの設定温度が低くても、サーキュレーターで空気を循環させると体感温度が上がることもあるため、電気代の節約にもなるでしょう。

室内で空気を効率良く循環させるには、次の方法がおすすめです。
サーキュレーターを真上に向けた状態で部屋の中心に置く、あるいはエアコンの対角線上に置き、角度を斜め上に向ける。部屋のレイアウトにもよるので、様子を見ながら調整しましょう。

 

10.ジョイントマット

正方形のマットを、部屋の広さに合わせてつなげて使うジョイントマット。断熱と保温効果があり、冷気が床下に逃げるのを緩和するため床の冷たさをしのぐことができます。

暖房器具との併用で室内を効率良く温めることができ、節電対策にもなります。

冬の寒さ対策には厚さが1.52センチメートルのマットがおすすめです。

またクッション素材のものが多く、寒さ対策だけでなく防音効果も期待できます。小さな子供やペットがいるご家庭におすすめのアイテムです。

 

11.パネルヒーター

金属板のパネル内に密閉したオイルを電気で温め熱を発散させる暖房器具。側面がパネルで覆われているのが特徴で、表面温度は3070度です。

オイルヒーターに比べ、下記の点で優れています。

  • 折り畳み収納ができる
  • 無音で静か
  • 軽量で持ち運びしやすい
  • 消費電力が小さい
  • 部屋が乾燥しない
  • 火災や一酸化炭素中毒など危険が少なく安全性が高い

部屋全体を温めるタイプから、足元など局所的に使うお手軽サイズまで多種多様なので、ニーズに合わせて選びましょう。

 

12.こたつ

こたつと聞くと床に座るイメージですが、近年はスタイルが多様化し、椅子の高さに合わせて使う「ハイこたつ」や「ダイニングこたつ」が販売されています。

通常のこたつは高さが40センチメートルほどですが、ダイニングこたつは足の高さが70センチメートルあり、デスクワークに適しています。

床に長時間座りながらパソコン作業すると、腰が痛くなったり集中力が低下したり、仕事のパフォーマンスにも影響しかねません。そのような人には、椅子に腰掛けデスクに向かって仕事できるハイタイプのこたつがおすすめです。

しかし従来のこたつに比べ価格が高めで、電気代もかかるなどデメリットもあるので注意が必要です。

 

リモートワークで足元が寒い場合の対策法

リモートワークで足元が寒い場合の対策法

暖房器具や寒さ対策グッズを活用して室内の温度を上げるのも手ですが、体内から温めるのもおすすめです。下記に3つの方法を挙げました。

  1. 温かい飲み物を飲む
  2. ストレッチする
  3. 何か食べる

それぞれ解説します。

 

1.温かい飲み物を飲む

温かい飲み物は体の冷えだけでなく、肩こりやむくみ、月経困難症の改善にもつながります。
長時間のデスクワークには、保温性があるタンブラーを使うと良いでしょう。

体を温めたいときにおすすめの飲み物は、下記の通りです。

  • 紅茶
  • プーアール茶
  • 生姜湯、生姜入り紅茶
  • カモミールティー
  • ココア
  • 黒豆茶
  • 白湯
  • カボチャやごぼうなど体を温める食材を使ったスープ

眠気覚ましにコーヒーを飲む人がいますが、コーヒーは体を冷やす飲み物とされています。飲み過ぎに注意しましょう。

 

2.ストレッチする

リモートワークの常態化は運動量と筋肉量の減少につながり、体が冷えやすくなってしまいます。

例えばかかとを上げ下げしたり、手のひらを合わせて胸筋を鍛えたりするなどストレッチを取り入れると、運動不足の解消や血行促進になるでしょう。

ストレッチする際は、呼吸を意識してください。大きく息を吐くと、筋肉がゆるみ血行不良の改善や代謝アップが期待できます。
また仕事の休憩時間だけでなく、入浴中や就寝前でも構いません。ストレッチは123分でも冷えが改善され、リフレッシュできるでしょう。

 

3.何か食べる

意外に感じる人もいるかもしれませんが、実は「食事」も寒さ対策になります。これは食事誘発性熱産生という現象で、食事を摂取すると安静にしていても代謝量が増大するためです。

食事誘発性熱産生の効果を最大限に引き出すには、よく噛んで食べること。リモートワーク中は、タスクやオンライン会議で仕事に追われたり、家事や育児と並行していたりすることもあり、食事に時間をかけない人も多いかもしれません。

特に冬は温かい食事を心がけ、よく噛んでゆっくりいただきましょう。

まとめ

冬のリモートワークでありがちな足元の冷え。
その原因は温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ流れる空気の性質が関係しています。

新型コロナウイルスの流行によりリモートワークが普及しましたが、近年は電気代の高騰も問題となっています。だからこそ注目したいのは、節電を兼ねた寒さ対策です。実際、自宅ですぐに活用できるアイテムが数多く販売されています。

今回は、リモートワーク中の寒さ対策におすすめのアイテムを12点紹介しました。またストレッチしたり、温かい飲食物を取ったりして足元の冷えを解消する方法にも触れました。

この記事を参考に、ご自身のニーズや予算に合わせた適切な寒さ対策を心がけ、冬の快適なリモートワーク環境づくりを目指しましょう。