金融企業はフルリモートワークでも働ける?業務内容や業種も紹介
金融企業でフルリモートワークが可能な職種は、営業・バックオフィス・専門性の高い職種の3つです。リモートで仕事ができるようインターネット環境を整え、情報管理を徹底しましょう。専門知識を学ぶことで仕事の幅が広がります。
顧客情報の扱いや押印が必要な書類が多いなどの理由により、リモートワークは難しいとされていた金融企業ですが、近年はフルリモートワークも可能になってきています。
金融企業の職種は多岐にわたり、なかでもフルリモートワークできるのは主に営業、バックオフィス、専門性の高い業種の3つです。電話とインターネット回線に加え、顧客対応ができる静かな環境があれば、リモートワークできます。個人情報の管理を徹底し、業種によってはファイナンス関連の専門知識を学ぶことでフルリモートが可能でしょう。
この記事では、金融企業のリモートワーク導入例、リモートワーク可能な職種、フルリモートで仕事するポイントについて解説します。
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金融企業はフルリモートワーク可能
金融系の企業は、リモートワークが難しいとされてきました。金融企業では顧客情報を取り扱うため情報漏洩や個人情報流出のリスクが高く、外部への持ち出しや持ち帰りの仕事などはNGでした。しかし近年は銀行や証券会社、保険会社などでリモートワークが可能になってきています。セキュリティ対策を施した専用端末を使用するなど、リモートワークを導入する金融企業が増えています。
例えば銀行では、三菱UFJ銀行、三井住友銀行など都市銀行だけでなく、地方銀行でも導入の動きが進んでいます。
三菱UFJ銀行は、メガバンクで初めてリモートワークを導入しました。対象となる従業員にはセキュリティ対策を施した専用端末を支給し、情報管理を徹底しています。
三井住友銀行も同じく、セキュリティ対策を施した専用パソコンを貸与し、自宅で資料作成など仕事をできるようにしました。サテライトオフィスも開設しています。
またあおぞら銀行では、従業員にモバイルパソコン、内線・外線共用のスマートフォンを配布。決済をリモートで行うため、電子文書決裁システムも導入しています。
このように、セキュリティ対策を万全に行った上でリモートワーク導入する銀行は増えています。今後も銀行に限らず、金融企業全体でフルリモート導入の動きが進んでいくことが予想されます。
フルリモートワーク可能な金融企業の職種
金融企業にはさまざまな職種があり、リモートワークできるものとできないものがあります。フルリモートワーク可能な職種は、主に以下の3つです。
- 営業
- バックオフィス
- 専門性の高い業種
一つずつ解説します。
1.営業
金融企業の営業は、個人に対しては資産運用のアドバイスや金融商品の提案、法人向けの営業では融資の案内や資金繰りのアドバイスなどを行うのが主な仕事です。金融企業の営業は、金融資産などプライバシーに関する部分に踏み込んだ顧客情報を扱うため、情報漏洩は許されず、信用面からも対面での営業が求められてきました。しかし、新型コロナウイルスの流行をきっかけに非接触での営業を求める顧客が増え、徐々にオンラインでの営業へシフトしました。
業務内容にもよりますが、電話と静かな環境があればリモートワークが可能です。営業ではオンライン商談システムを使うのが主流ですが、これは電話回線を使うので顧客側がデジタル化していなくても商談できます。対面に比べスピーディに対応できるだけでなく、移動時間や交通費の削減にもなります。
金融の営業は顧客の年齢幅が広いので、リモートとアナログを併用することで業務効率が上がりやすくなるでしょう。
2.バックオフィス
バックオフィスは一般的に総務や労務、人事などの職種を指します。データ管理や電話対応、書類整理などバックオフィスに関する幅広い仕事をします。特に金融企業のバックオフィスは収支管理の他、窓口や電話での顧客対応や文書作成などを行います。
バックオフィスでフルリモートワークする際は、勤怠管理や会計、経費精算、人事労務、給与計算など業務を一括管理できるクラウドサービスを使用します。クラウドサービスに企業機密や顧客情報を預けることになるので、セキュリティレベルを確認した上で情報の管理を行います。
3.専門性の高い業種
金融系企業で専門性の高い業種といえば、ファイナンシャルプランナーや証券アナリスト、トレーダーなどが挙げられ、このような業種もリモートワークできます。
ファイナンシャルプランナーは、個人の資産運用に関してアドバイスする業務です。証券アナリストは、経済関連の情報を集め今後の動向や企業の将来性などについて予測する専門職です。トレーダーは、顧客の注文を受けて株や債券の売買取引を行います。
このような専門性の高い業種は、リモートで顧客相談の対応ができるのでフルリモートで働くことが可能です。
フルリモートワークで金融の仕事をするためのポイント
フルリモートワークで、金融の仕事をする主なポイントは3つです。
- 仕事ができる環境を整える
- 個人情報管理の徹底
- 専門知識を学ぶ
一つずつ解説します。
1.仕事ができる環境を整える
パソコンや電話、インターネット回線など、リモートワークに適した環境を整えましょう。Web商談のための「オンライン営業システム」は、電話をしながら資料が共有できるため、対面で話さなくても説明がスムーズに行えますし、契約締結も「電子契約システム」などを利用すればリモートで完結できます。オンライン環境を十分に整えれば、金融の業務もフルリモートで仕事できます。
2.個人情報管理の徹底
個人情報を扱うため管理を徹底しましょう。金融業界や保険業界のリモートワークでは強い情報セキュリティが不可欠です。特にオンラインで行う営業ツールは、FISCの安全対策基準に準拠しているかが重要です。顧客情報の紛失もあってはならないことなので、徹底して仕事に臨みましょう。
※FISCはThe Center for Financial Industry Information Systemsの略で、金融情報システムセンターのこと。
3.専門知識を学ぶ
為替や株、保険、ローンなど金融業界にまつわる専門知識を身につけるとよいでしょう。金融業界で役立つ資格にはファイナンシャルプランナーや証券アナリスト、DCプランナー(企業年金総合プランナー)などがあります。専門分野を掘り下げていくことで、プロフェッショナルとしてフルリモートできるようになるでしょう。
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- フルリモートの正社員に特化した転職サイト
- 無料会員登録ですぐに使える
- 人材育成のサポートにも強い
一つずつ解説します。
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まとめ
金融企業は、フルリモートが難しい業界といわれてきましたが、営業やバックオフィス、専門性の高い業種など、仕事内容によってフルリモートが可能です。
金融業界でリモートワークするポイントは、セキュリティの高いパソコンやインターネット環境を整え、静かに電話できる場所を用意すること、個人情報管理を徹底すること、専門知識を学ぶことなどです。リモートワークを導入する金融企業も増えていることから、今後もフルリモートの求人が期待できるでしょう。
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