フルリモート勤務でも保育園に入れる?預けるための対策も解説

フルリモート勤務でも子供を保育園に預けるには、世帯指数を把握し加点できるところを探すとよいでしょう。自治体が公表する最低指数を参考に園を決めるのもおすすめです。認可外保育園や小規模保育園などにも目を向けると入園の可能性が高くなります。

「フルリモート勤務の場合、保育園の入園が不利になるのでは?」と心配してフルリモートの仕事を迷っている人もいるかもしれません。
在宅勤務は、子供の世話をしながら仕事できるとみなされ、自治体が定める施設へ入園する際、優先順位が低くなることがあるようです。とはいえ、最近はそのような対応を撤廃する自治体も出てきており、フルリモート勤務でも保育園へ入園しやすい環境に変わりつつあります。

この記事では、フルリモート勤務の人が子供を保育園に預けるための対策を解説します。世帯指数に加点するアイデアなども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

フルリモート勤務でも保育園に入れる

フルリモート勤務でも保育園に入れる

保育園は、自宅での保育が困難な家庭の子供を優先的に入園させる仕組みになっていて、自治体ごとに基準が決められています。フルリモート勤務でも子供を入園させることができますが、出社勤務の人に比べ、在宅では「育児ができる」と判断されがちです。そのため優先度が下がり、地域によっては入園が難しい場合もあるようです。

ただ、近年は新型コロナウイルスの流行により、リモートワークが社会に浸透したことで、在宅で仕事しながら育児をする大変さも認知されつつあります。自治体により、働く場所の違いで優先順位を変えることがないような動きも出てきているので、住んでいる地域の入園条件をチェックしましょう。

フルリモート勤務しながら保育園を利用するための条件

保育園の利用条件は、就労などで日中子供の面倒が見られず「保育に欠ける」と判断された場合です。そのため、夫婦どちらかがフルリモートワークしていると「仕事しながら子育てできる」と判断されがちです。
ですが、フルリモートでも就労証明を提出し、保育施設に頼る必要性があることを示せば保育園の利用もできます。下記の項目で解説します。

フルリモート勤務しながら保育園を利用するために必要な書類

フルリモート勤務しながら保育園を利用するには、就労証明など書類が必要です。企業に所属している場合とフリーランスや個人事業主では必要書類が異なるので、それぞれ解説します。

  • 企業に所属している場合
  • フリーランス、個人事業主の場合

 

企業に所属している場合

企業に所属している場合は、就労証明書の作成を勤務先に依頼しましょう。夫婦それぞれ書類を準備する必要があります。

 

フリーランス、個人事業主の場合

就労証明書は保育園や自治体から配布されるので、必要事項を自分で記入します。自治体によってはホームページから入手可能です。

税務署に提出する開業届のコピーや、自治体ごとにフォーマットが用意されている就労状況申告書の提出を求められることもあります。この他、確定申告の書類や収入がわかる通帳のコピー、納品書、発注書などの提出が必要になることもあります。必要書類は自治体ごとに異なるので、区役所や市役所の保育課に問い合わせましょう。

フルリモート勤務しながら保育園に預けるための対策4つ

フルリモート勤務しながら保育園に預けるための対策4つ

フルリモートワークで在宅しているとはいえ、子供を保育園に預けることができないと仕事に支障もあるでしょう。ここでは、フルリモート勤務しながら保育園に預ける対策を挙げてみました。

  1. 世帯指数を把握する
  2. 加点する手段がないか調べる
  3. 小規模保育園や新設園も検討する
  4. 認可外保育園も検討する

それぞれ解説します。

 

1.世帯指数を把握する

世帯指数は、認可保育園の入園選考時に使われる点数です。世帯ごとに保育の必要性を点数化し、指数の高い順に入園できる園が決まります。指数の要件は自治体により異なるので、住んでいる地域で確認しましょう。

 

2.加点する手段がないか調べる

上述の通り、自治体ごとに世帯指数の加点要素と点数が決められているので、加点できるところがないか調べましょう。自治体によっては、ベビーシッターの利用や認可外保育園への入園経験で加点される場合もあります。

また、それぞれの保育園で過去の最低指数をチェックしておくのもおすすめです。自分の世帯指数より点数が低い施設へ希望を出せば、入園できる可能性が高くなります。ただし確実に入園できる保証はなく、あくまで目安なので参考程度に考えましょう。

 

3.小規模保育園や新設園も検討する

入園希望者が少ない傾向の小規模保育園や新設園も狙い目です。小規模保育園は主に0〜2歳児を対象とした保育園なので、3歳を迎えるタイミングで再度、保育園を探さなければなりませんが、そのぶん希望者が少なく入園しやすくなっています。

また新設園は見学ができない、あるいは行事対応の実績がないなどの理由により、倍率が低くなる可能性があります。

 

4.認可外保育園も検討する

無認可保育園とも呼ばれる認可外保育園は、施設の広さや設備などが国の定める基準を満たしていない園です。しかしながら、認可外とはいえ一定の基準はクリアしているので子供を預けるのに問題はないでしょう。先ほど、加点する手段について触れましたが、認可外保育園に入園しておくと世帯指数に加点されるケースもあります。

フルリモート勤務しながら子育てと家事を両立するためのポイント

フルリモート勤務しながら子育てと家事を両立するためのポイント

フルリモート勤務は、出社する必要がないぶん使える時間が増えるものの、働きながら子育てや家事をこなすのは大変です。ここでは、仕事と両立するためのポイントを見ていきましょう。

  1. プライベートと作業スペースを分ける
  2. 完璧を目指さない
  3. 家事代行を活用する

それぞれ解説します。

 

1.プライベートと作業スペースを分ける

自宅に書斎や仕事専用の部屋がない場合は、リビングや寝室の一角にスペースを設け、プライベートな空間と区切るとよいでしょう。作業用の机と椅子を用意し、壁に向かって設置すると集中しやすくなります。家族が家にいても、作業スペースが分かれていれば「今は勤務中だな」と理解も深まり、仕事しやすくなるでしょう。

 

2.完璧を目指さない

リモートワーク中は、部屋が散らかっているのが目についたりまだ終わっていない家事が気になったりします。とはいえ、仕事しながら日々の家事を完璧にこなすのは難しいもの。「掃除は週末まとめて夫婦でこなす」などルールを決め、平日は割り切って過ごすのも一つの方法です。

また、仕事中は子供の世話がおろそかになるのも仕方ありません。絵本やおもちゃを子供に与えるなどして静かに過ごしてもらい、退勤後にカバーするべく子供との時間をたっぷりとりましょう。

 

3.家事代行を活用する

家事の負担を減らすため、家事代行サービスの利用もおすすめです。例えばスーパーの買い出しや、日持ちするおかずを数種類つくってもらうなど、お願いできるところはお任せするのも手です。時間単位で依頼できるサービスも多いので、アウトソーシングできる部分は積極的に利用しましょう。その他、ロボット掃除機など、家電を取り入れるのもよいでしょう。

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ここまで見た通り、フルリモート勤務でも保育園への入園は可能です。フルリモートワークに興味があるけれど迷っている人は、転職先の候補として検討してはいかがでしょう。

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まとめ

フルリモート勤務の人が子供を保育園に預けるには、いくつかコツがあります。世帯指数を把握し、加点できる部分を探したり、保育園を選ぶ際は過去の指数を参考にしたり、自分でできることはいくつかあります。
また認可外保育園や小規模園の検討もおすすめです。優先順位の基準は自治体ごとに異なるので、住んでいる地域のものを確認しましょう。

なお、フルリモート正社員を目指すなら、フルリモート正社員に特化した転職支援サイト「ReWorks」をご活用ください。育児や家事と仕事との両立がとりやすいリモートワークで、ワークライフバランスを実現させましょう。