在宅ワークできるスキルを身につける!職種別の勉強法を知っておこう

毎日の通勤は疲れるし、会社での人間関係も煩わしい!誰にも邪魔されることのない、在宅ワークで仕事をしたい!そんなふうに考えて、在宅ワークを検討する方も多いのではないでしょうか。しかし同時に、自分の在宅ワークができるのだろうか?という不安も頭をよぎることも。
そんな不安を払拭させるために、今回は「在宅ワークできるスキルを身につける!業種別の勉強法」をご紹介します。そのようなスキルが在宅ワークでは必要となるのか、また注目のスキルもしっかり把握しましょう!

在宅ワークはスキル勝負!

在宅ワークはスキルが高ければ高いほど、高収入の案件を手に入れることができると言っても過言ではありません。いわば、在宅ワークはスキル勝負でもあるのです!

特に専門的なスキルは報酬単価が高く設定されているので、できればしっかりと勉強し資格取得することをオススメします。しかし、資格があれば何でも良いという訳ではありません。在宅ワークというスタイルに合った職種、また世の中のニーズに合ったものが最適です。

在宅事務職を目指すなら

内勤仕事の代表格イメージがある「事務職」は、今や在宅ワークでできる仕事も増えました。数ある事務職資格の中でも、特に注目されている3つをご紹介します。

すでに資格を取得済みの人は、即戦力とも言えるでしょう。資格の数が多くて悩んだ時には、参考にしてみてください。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

今やパソコンを使えるという人は、世の中に多く存在します。しかし「使えるレベル」は人それぞれでありなかなか証明しにくいものですが、ご紹介する「MOS」はMicrosoft OfficeのExcel・Word・PowerPoint・Outlook・Accessのスキルを客観的に証明してくれます。世界的な国際資格であり、これらのスキルがアップすることで、仕事効率を上げることができるのです。

試験はいくつかの段階に分かれています。ExcelとWordは一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2段階がありますが、そのほかは一般レベルのみとなります。

普段の業務で使っているのであれば一般レベルはクリアできるのではないかと考えられますが、エキスパート試験は、もう少し深く学ぶ必要があります。問題集などの書籍などで不足分をカバーしましょう。

秘書検定

「秘書」といえば要職についている人の側にいて、業務のサポートを行うというイメージがあり仕事ですが、実は秘書も今や在宅ワークでできる仕事です。もちろん、在宅で行える仕事に限られたものになりますが、フリーランスで仕事をしている人などを中心に需要があるようです。具体的な業務としては電話・メール対応、商品の発送・梱包、スケジュール管理、資料作成、宿泊予約、チケット手配、書類作成、Webサイトの管理などが多くみられます。秘書として働くのであれば、基本的なPCスキルも必要です。

秘書検定は社会人としての基本的な常識やマナーを身につけているという証明になるので、この資格を持っておくと、在宅での秘書業務を行う際に役立つスキルです。3級の基本的な社会のマナーを把握できているかというレベルから、上司が業務を行いやすいように、先を読んでサポートするというレベルの1級までの4段階となります。

問題集を購入し独学で勉強する人が多いようですが、レベルの高い級を受験する場合には面接があるので、スクールに通いアドバイスをもらうという方法もあるようです。

日商PC検定

日商PC検定は商工会議所の検定試験です。Wordを活用した文書作成、Excelを活用したデータ作成、PowerPointを活用したプレゼン資料作成が検定試験の内容となります。レベルはベーシックから3級、2級、1級の4段階があり、基本的なスキルのベーシックから、企業責任者として活用できる1級レベルまでとなっています。

Microsoftのスキルを証明するものと言えば「MOS」も似たような試験ではありますが、操作知識を問われる「MOS」に対し、「日商PC」はその他にPC、IT、ビジネスの知識も必要となります。就職前に「MOS」を取得する人が多いことに対し、「日商PC」は就職後のスキルアップの為に取得する人が多いようです。

取得のために、問題集やテキストを購入し、独学で学ぶ人が多いようですが、苦手だという人はスクールに通っているようです。

在宅デザイナーを目指すなら

デザイナーという仕事は個人での作業が多いので、在宅ワークと相性が良いと言われています。しかしデザイナーの仕事も、簡単にできるものは報酬が安く、高いスキルを要するものには報酬が高くとなっています。

在宅デザイナーを目指すのであれば、取得しておきたい資格をご紹介します。

ウェブデザイン技能検定

Webデザインの資格は数多くありますが、その中でも唯一の国家資格なのが「ウェブデザイン技能検定」です。Webデザインをするうえで必要となる技術や知識を習得することができるので、この資格を持っているということは、Webデザインにおける知識を身につけていることの証明となるのです。

レベルは3級、2級、1級の3段階となっています。3級はWebデザイン作成の基礎となるものが中心となります。仕事を得るためのスキルとして必要なものは2級以上だと言われていますので、在宅ワークで活躍するためにはこのレベルを目指しましょう。

スクールで学ぶ人もいますが、独学で勉強する人も多くいるようです。

Photoshopクリエイター能力認定試験

「Photoshop」とは、画像編集のソフトウェアのことです。高品質な編集ができるため、印刷業界などプロも使用するソフトウェアです。その能力レベルを証明する試験として「Photoshopクリエイター能力認定試験」があります。

指示通りに作業を正確に行うレベルのスタンダードと、レベルの高いコンテンツでクライアントのニーズに合ったものを作成するレベルのエキスパートの2種類があります。

テキストや問題集で学ぶことに加えて、実際にPhotoshopを操作することも大切なようです。

Illustratorクリエイター能力認定試験

「Illustrator」とはイラストデザインなどの作成ができるソフトウェアのことです。Webデザインの中では、Photoshopと似たようなソフトだと思われがちですが、Photoshopは主に写真をデザインするものであり、対してIllustratorはイラストデザインに長けているという違いがあります。

Illustratorクリエイター能力認定試験も、Photoshopクリエイター能力認定試験と同様に、スタンダードとエキスパートの2種類があります。

学習方法も同じくテキストや問題集で学ぶことができます。

在宅カウンセラーを目指すなら

在宅カウンセラーという仕事は「人の悩みを聞いて解決に導く」という仕事です。悩みを持ち心の健康を保つことができなくなる人は年々増加傾向にあるため、カウンセラーという仕事は注目されています。

専門的にカウンセラーとして仕事をするのであれば、知識が必要になります。では、どのような資格をとる必要があるのでしょうか。

メンタルケアカウンセラー

「メンタルケアカウンセラー」は、心理学の基礎知識のスキルを証明できる資格です。聴講やコミュニケーションについても学ぶことができるので、カウンセラーのスキルを高めることができます。

この資格を取得するには特別な試験はなく、通信教育などのカリキュラムを修了すれば取得することができます。

メンタルケア心理士

「メンタルケア心理士」は、カウンセリングの基本の他に、精神医科学・解剖生理学・薬理学などあらゆる面からサポートできるメンタルケアの資格です。

心理学資格の中でも認知度が高いので、資格取得すると即戦力として仕事を得やすい資格だと言えます。

指定の養成講座を受ける必要がありますが、受講に特別な条件はないため、始めるハードルは低めです。教育・医療・福祉・産業・公共サービスなどで心理カウンセリングをすることができます。

こころ検定

「こころ検定」とは基礎心理学を中心に、メンタルヘルスを保つための知識を学ぶことができる資格です。基礎知識の4級から、メンタルケア心理専門士の資格を取得できる1級まで4段階が設定されています。

公式テキストが販売されているので、それらで勉強することができます。

在宅プログラマーを目指すなら

ITが社会に広がりを見せると同時に、プログラマーという仕事も需要を伸ばしています。在宅でできる作業も多いため、在宅ワークと相性の良い仕事です。

在宅プログラマーとして活躍するには、どのような資格が必要となるのでしょうか。

Oracle認定 Java資格

Javaとは基幹システムで使われているプログラミング言語のことです。このJavaの知識と言語のレベルを証明できる資格が、「Oracle認定 Java資格」です。

「bronze」「silver」「gold」の3段階がありますが、実際に実務で活かせるものはsilver以上となるようです。実務経験があるのであれば、silverから挑戦してみても良いのかもしれません。

参考書や問題集が多く出版されているので、独学で学ぶ人も多いようです。

PHP技術者認定試験

PHPはWeb開発で利用されるプログラミング言語です。PHP技術認定資格とはこれらのスキルに応じて「初級」「準上級」「上級」と3段階に分かれています。初級は入門編なのですが、実務経験1、2年という人が受ける場合が多いようです。準上級以上はさらに多くの実務経験がある人が受けるようなので、この資格を取得している場合、即戦力で仕事を得ることができると言っても過言ではありません。

出版されているテキストや、過去問などの問題集を参考にしながら勉強するようです。

まとめ

在宅ワークに活かせる仕事は数多くありますが、スキルを証明できる資格を持つことで、より高収入の仕事を得ることができます。また、資格取得を通じてスキルを磨くことで、さらに業務内容を充実させることができます。

大切なのは、資格を取ることだけでなく、その資格を活かして経験や実績を積むことです。しっかりと目標を持ちながら、日々コツコツと学んでいくことが取得の近道となりそうです。