フルリモート可能なJava案件の求人と仕事内容について解説

Javaは堅牢で汎用性が高い言語なので、活躍の場が多く、大型案件を担当してやりがいを感じられる仕事です。この記事ではJavaプログラマーの仕事内容や求められる知識、そしてフルリモート案件の探し方を紹介します。

Javaプログラマーってどんな仕事?」
Javaプログラマーに必要なスキルは?」
Java関連の仕事がしたいけど、未経験者歓迎やフルリモート案件はある?」

 Java関連の仕事に興味があり、このような疑問を持っている人は多いでしょう。

この記事ではJavaプログラマーの仕事内容、求められるスキルや知識、フルリモート案件の探し方を紹介します。

Java関連のフルリモートワークに興味がある、あるいは探している人は必読です。

Javaプログラマーの仕事内容

Javaプログラマーの仕事内容

Javaはプログラミング言語のつで、世界中で利用されています。そのため、Javaプログラマーの需要は高く、他のプログラミング言語と比べても求人案件が多く見られます。 

Javaプログラマーの主な仕事は、下記の4つです。

  1. 家電の組み込みシステムの開発
  2. Webシステムの開発
  3. Androidアプリの開発
  4. 企業のインフラシステムの開発

それぞれ解説します。

 

1.家電の組み込みシステムの開発

Javaは、サーバーサイドの開発に利用されるOSに依存しないプログラミング言語であるため、家電製品など組み込みシステムの開発に多く用いられます。

インターネットに接続できるIoTInternet of Things)家電の普及に伴い、Javaを利用したサーバーサイド開発の需要も高まっています。

2.Webシステムの開発

JavaOSに依存しないため、WindowsMacAndroidなどすべてのプラットフォームで同じように作動させることができます。このような特徴から、サーバーサイドのWeb開発に用いられるケースがあります。JavaにはWebシステム構築に使えるAPIやフレームワークが豊富にあり、Webシステムの構築に便利です。
APIは、Application Programming Interfaceの略で、アプリケーションをプログラミングするためのインターフェースのこと。

Webシステムの開発は、モジュールごとに分割して行う方法と、画面や機能ごとに行う方法があります。 

 

3.Androidアプリの開発

JavaにはAndroidアプリ向けのAPIやライブラリが豊富にあるため、Androidアプリの開発で主要言語として用いられています。また堅牢性が高く、作業も分割しやすいことから大規模な開発に向いているのも特徴です。

Androidアプリの開発を行う場合は、Android StudioなどのIDE(統合開発環境)を利用して開発し、その後Google Payにリリースするのが一般的な流れです。

 

4.企業のインフラシステムの開発

Javaは長い歴史を持ち、企業や官公庁などインフラシステムの開発に使われてきました。インフラシステムは「安定性」が重要です。Javaは信頼性や安心感があることから、長年にわたり日本はもとより世界中で活用されてきました。

これまでインフラシステムの開発に多用されてきたため、新規開発だけでなく、既存のシステムの改修や保守運用などでも必要とされています。

Javaプログラマーに求められるスキル

Javaプログラマーに求められるスキル

Javaプログラマーは活躍の場が多く、大型案件を扱うこともあるため、やりがいが実感しやすい仕事です。 

Javaプログラマーに求められるのは、プログラミングスキルだけでは不十分です。さまざまな分野の開発に関わるため、下記のような幅広い知識が求められます。

  1. Javaに関する知識
  2. Java Servletに関する知識
  3. フレームワークに関する知識
  4. データベースに関する知識

それぞれ説明します。

 

1.Javaに関する知識

Javaプログラマーとして活躍するにはテクニックも必要ですが、まずはJavaに関する基礎知識を習得しましょう。基本を学んだうえで、実務を通し知識を深めていくのがベストです。

Javaの基本として、押さえておきたい知識は下記の通りです。

  • 演算と変数
  • オブジェクト指向
  • クラスの作成方法
  • 条件分岐
  • 繰り返し処理
  • 配列変数
  • アクセス指定子

これらの内容は、プログラミングのスクールや書籍で学習できます。 

 

2.Java Servletに関する知識

Java Servletとは、Webサーバー上で動くJavaで書かれたプログラムです。このプログラムによって動的なWebページの配信システムが実現でき、主にWebアプリの開発に用いられます。

つまりJava Servletは、Webアプリの開発になくてはならない知識です。下記の習得が求められるでしょう。

  • 配列を利用した効率的な処理方法
  • リンクによるページ遷移
  • フォームによるページ遷移
  • セッションの概念と利用方法
  • JSPServletの違い

 

3.フレームワークに関する知識

Javaには、システム開発を効率化させるためのフレームワークが数多く存在します。フレームワークは、Javaを用いてシステムやアプリケーションを開発する際に土台として機能するソフトウェアです。

フレームワークの活用により開発期間の短縮化が実現するため、フレームワークに関する知識は必要不可欠となります。近年は、大規模開発では汎用性の高いSpring Framework、小規模開発では軽量のPlay Frameworkが人気です。

フレームワークには流行があるため、最新の市場動向を常に確認し、知識のアップデートを図りましょう。

 

4.データベースに関する知識

Javaを用いたシステムやサービスを開発する際は、データベースとの連携が必要不可欠です。

そこで、データベースにアクセスするためのJBDCJava Database Connectivity)や、データベースを操作するためのSQLStructure Query Language)を学ぶ必要があります。

JBDCとは、Javaプログラムからデータベースにアクセスするための標準インターフェースのつです。どのようなデータベースでもその違いに関係なく、同じ手順でデータベースに接続できます。

またSQLは、データベースを操作するための言語で、プログラミング言語とは異なるので注意が必要です。データベースにデータを挿入したり検索したりする際に使用します。データベース内には多くのデータが保存されていますが、SQLにより効率的に操作できます。SQLでできる操作は下記のように多種多様です。

  • データの検索、追加、更新、削除
  • テーブルの作成、削除
  • テーブルの主キーの設定
  • ユーザー権限の付与

Javaのスキルはリモートワークに向いているか

Javaのスキルはリモートワークに向いているか

結論から言えば、Javaはリモートワークに向いていません。その理由は下記の4つです。

  • Javaは現場に常駐する案件が多い
  • Javaは難易度が高い言語である
  • リモートワーク用の案件はJava以外の言語が採用されている
  • ベンチャー企業で採用されにくい

前述の通り、Javaは大規模で堅牢なシステムに向いています。大規模なシステム開発を行う企業は、現場での常駐が一般的なので、リモートワーク案件はあまり見られません。

また、Javaは数多いWeb系のなかでも、難易度が高い言語です。習得が難しく、保守にもコストがかかります。そのためコストを抑えようと、リモートワークを推奨するベンチャー企業では採用されにくい傾向があります。

一般的にリモートワークでは、RubyPHPなどJava以外Web系言語が使用されているようです。

以上の理由から、Javaのリモートワーク案件を探すのは難しいでしょう。

Javaでリモートワークが向いている仕事

先ほど、Javaのリモートワーク案件が少ない理由を述べましたが、求人がないわけではありません。 

近年、Javaを用いたAndroidのアプリ開発や、Webシステム開発のフルリモート案件が少しずつ増えています。これらは今後も需要が高まる見込みがあるため、Javaを活用してフルリモートで働きたい人は、この2つの分野に対応できるとよいでしょう。

Android開発の場合、Javaだけでなく他のWeb系言語であるKotlinの知識も身に付けておくことをおすすめします。KotlinJavaより学びやすく、Android製品のさまざまな箇所に使用されています。「新規開発にはKotlinを」と考えるクライアントも多いため、Kotlinもマスターしておいて損はありません。

フルリモートのJava業務は未経験でもできるか

フルリモートのJava業務は未経験でもできるか

IT系企業は慢性的に人材が不足しているため、未経験者歓迎のJavaの求人も少なくありません。しかし上述の通り、そもそもJavaはフルリモートに不向きであるため、案件が少ないのが現状です。さらに「未経験者歓迎」となると、選択肢がさらに狭くなってしまいます。

未経験者は採用する側もリスクがあるため、Javaの知識やスキルだけでなく、その他のPRポイントがあるとよいでしょう。コミュニケーション能力やドキュメント作成スキルなど、社会人として求められる常識や能力をアピールしましょう。

他にも下記のようなJava関連の資格取得も、面接でアピール材料になるためおすすめです。

  • Oracle認定Javaプログラマー
  • Javaプログラミング能力認定試験
  • 基本情報技術者試験
  • Android技術者認定試験

フルリモート可能な正社員Java求人を求めるなら

新型コロナウイルスの影響でフルリモートの求人数は増えていますが、転職用の求人全体で見ると、フルリモートの求人数は少ないようです。

そのため、大手の転職支援サイトを利用してもフルリモートでのJava求人を見つけるのは難しいかもしれません。

そんなときおすすめしたいのが「ReWorks」です。

ReWorks」はフルリモートに特化した転職支援サイトで、建築やITなどさまざまな業界の求人を紹介しています。未経験者歓迎の案件も数多く掲載されているので、効率良くフルリモート案件を探せるでしょう。

まとめ

Javaは難易度の高い言語です。Javaプログラマーの仕事は、現場での常駐案件が多く、ベンチャー企業でも採用されづらいなど、フルリモートワークは難しいかもしれません。

しかし、諦めるのは尚早です。Androidのアプリ開発やWebシステム開発など、職種によってフルリモート案件もあります。

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