週3勤務のフルリモートワークはあるか?求人と業務内容について紹介

時間に余裕を持って働ける短時間勤務やフルリモートワーク。週3でフルリモートワーク
という働き方はできるのでしょうか。週3勤務のフルリモートワークのメリットや少ない日数で働ける職種について解説します。

長時間労働や柔軟性のない勤務形態が問題視され、働き方改革が叫ばれる昨今。求職者のなかには週休3日や、勤務日数が少ない仕事を探す人もいます。

家庭の事情やライフワークバランス改善のため、週3日程度の勤務を希望する場合、どのような仕事や業務形態があるでしょうか?

今回は、週3勤務のフルリモートワークについて、求人の有無や業務内容を紹介します。少ない日数で働きたいと考える人は、参考にしてください。

週3勤務のフルリモートワークはあるか

週3勤務のフルリモートワークはあるか

結論から言うと、週3勤務のフルリモートワークは存在します。

特に雇用形態を問わない場合、フリーランスで週3日対応できる仕事を探し、業務委託契約するのがよいでしょう。実際にフリーランスで働く人のなかには、週1日しか稼働しない人もいます。逆に週7日働くフリーランスもいて、自分の考えや事情に合わせ、柔軟に勤務日数や時間を調整できます。

またアルバイトやパート、契約社員といった形態で、週3日働く人もいます。家庭の事情で限られた時間しか働けないケースでは、勤務シフトに自由がききやすいアルバイトやパートを選ぶ人も多いでしょう。新型コロナウイルスの流行以降、アルバイトやパートでもフルリモートワークする職場が増えました。そのため、アルバイトやパートで週3勤務の仕事は、比較的探しやすいと言えます。

一方で、正社員の週3勤務は探しづらいかもしれません。
正社員の場合、週5日勤務が一般的です。これは厚生労働省が定める「1日8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけない」という労働基準にのっとった形になります。
つまり勤務時間の上限であるため、週3日あるいは4日の勤務を定めるのに問題はありません。しかし現状、正社員のフルタイムは週5勤務の企業が大多数です。

働き方改革により、正社員でも週3勤務や週4勤務を取り入れている企業もあります。勤務日数が少ない正社員の探し方は主に以下があります。

  1. 「短時間正社員」を探す 
  2. フルフレックスタイムを導入している企業を探す 
  3. 一般的な週5の求人を探し勤務日数を交渉する 

それぞれ解説します。

 

1.「短時間正社員」を探す

短時間正社員は、1日の勤務時間や1週間の勤務日数が少ない働き方です。
転職サイトで短時間正社員の求人を探す場合、条件のチェックボックスをチェックしたり、キーワード入力したりします。
また、企業サイトの採用ページや職業紹介所に、求人が出ているケースもあります。一口に短時間正社員と言っても、1日の就業時間が短い週5勤務の求人もあるので、応募前に募集要項を確認しましょう。

 

2.フルフレックスタイムを導入している企業を探す

フルフレックスは、働く時間を自由に設定できる働き方のこと。コアタイムのあるフレックスタイムを導入している企業もありますが、勤務時間が完全に自由な場合もあります。
フルフレックスの多くは、働く時間より成果物や結果が重視されます。そのため、一定の期間またはプロジェクトごとに時間が決められていることも多く、そのなかで出勤日や時間を調整します。
フルフレックスタイムを導入している企業であれば、週3勤務も可能です。また、週ごとに勤務日数を調整するケースもあり、より柔軟な働き方ができるでしょう。

 

3.一般的な週5の求人を探し勤務日数を交渉する

上の2つに比べ、難易度は高くなりますが、週5勤務の職場を探し、週3勤務を交渉する方法も考えられます。面接時に週3勤務または週4勤務の正社員がいるか確認しましょう。前例がある場合、交渉しやすく週3勤務も認められるかもしれません。
最初から週3勤務が難しくても、入社後に実績を積み重ねることで、週3勤務への切り替えを交渉するのも手です。

週3勤務が可能な業務内容

週3勤務が可能な業務内容

週3勤務が可能な職種は、IT系の専門職を中心にさまざまです。業務のなかには週3勤務が難しいものもあるため、週3勤務を希望する場合は、職種も選ぶ必要があるでしょう。
ここで週3勤務できる、代表的な職種や業務内容を紹介します。

 

Webディレクター、Webマーケター

Webサイトを企画、設計、管理するWebディレクターや、デジタルマーケティング戦略の立案、実行をするWebマーケターは、週3勤務の求人も多い職種です。プロジェクトの規模やスケジュールにもよりますが、比較的自由に勤務日数を調整できます。また、パソコンを使う業務なので、リモートワークとの相性も良いのが特徴です。

 Webディレクターの主な業務内容

  • Webプロジェクトの計画、立案 
  • プロジェクトのスケジュールや予算の管理 
  • Webサイトの設計、構築の管理 
  • Webコンテンツの企画、制作、公開、更新

 Webマーケターの主な業務内容

  • デジタルマーケティング戦略の立案 
  • Web広告の企画、実施 
  • SNSの運営、コンテンツ制作 
  • メールマーケティングの実施 
  • マーケティングの分析と効果測定 

 

広報担当

企業の方針やサービス、商品を世間に広める広報やPR業務にも、勤務日数の少ない求人があります。勤務時間より業務の完遂を重視する働き方のため、週3勤務が可能です。もちろんコミュニケーションは必須ですが、リモートワーク向きの業務と言えるでしょう。

 広報担当の主な業務内容

  • メディアリレーション 
  • プレスリリースの作成 
  • PRイベントの企画、運営 
  • 広報活動の戦略立案 
  • ブランドイメージの構築 
  • ソーシャルメディアの管理 

 

エンジニア

エンジニアは、主に技術的な知識やスキルを活かし、ソフトウェアやシステムの開発、設計、保守、改善などを行います。IT関連企業のなかには、フレックスタイムを採用し、柔軟な働き方を推進しているところもあります。案件やプロジェクトごとに勤務を管理する企業では、週3勤務も可能です。

 エンジニアの主な業務内容

  • ソフトウェアやアプリケーションの開発 
  • システムやデータベースの設計、アーキテクチャの構築 
  • バグの修正やメンテナンス、デバッグ 
  • システムの保守運用 
  • ユーザーサポート 

 

営業担当

営業にはさまざまな手法がありますが、主にインターネットを通じた営業のなかには、少ない日数で働ける求人もあります。例えば、カスタマーサクセスやインサイドセールス、エンタープライズセールスといった職種は、働く日数が少ない代表です。
近頃は週休3日が話題となっていることもあり、働く日数を週4日に増やすと、より選択肢が広がります。

 カスタマーサクセスの主な業務内容

  • 顧客が抱える課題のヒアリングと計画立案 
  • サービスや製品の導入サポート 

 インサイドセールスの主な業務内容 

  • 見込み顧客の選定 
  • 電話やメールを通じた営業活動 
  • 顧客のフォロー 

 エンタープライズセールスの主な業務内容 

  • 大企業や組織へのセールス 
  • 顧客との信頼関係の構築 
  • 長期にわたる営業戦略の立案、実行、分析 

実際に正社員の週3勤務を導入している事例

実際に週3勤務の正社員採用を公表している企業もあります。今回は、2社の事例を紹介します。

 

株式会社エグゼクティブ

株式会社エグゼクティブは、インサイドセールスを中心とした営業代行を行う企業です。勤務日数や時間にとらわれず、正社員として働ける「フリー正社員」制度を導入しています。短時間でもフルタイム勤務でも、評価基準は全員平等です。

さらにフルリモートワークのため、非常に柔軟な働き方ができます。営業、Webデザイナー、動画クリエイター、プログラマーと募集している職種も多様です。

 

株式会社Everforth

株式会社Everforthは、新規事業の開発支援やDX支援を行う企業です。自由を大切にしており、勤務場所や時間が自由に設定できます。勤務形態もさまざまで、もちろん正社員として勤務も可能。

募集職種は、エンジニアやデザイナーなど技術職が多く、週3日から働けます。副業や兼業も自由なため、他の仕事との両立も問題ありません。

フルリモートワークで稼働を週3日にするメリット

フルリモートワークで稼働を週3日にするメリット

少ない日数で余裕を持って働きたいと考える人は多いでしょう。実際に週3勤務でリモートワークしている人は、どのようなメリットを感じているでしょうか。
この章では週3勤務でフルリモートワークするメリットを紹介します。

 

平日に休みを取れ、ゆとりが広がる

週3勤務の場合、1週間のうち4日間はお休みです。そのため平日休みが実現します。
平日は働いている人が多く、娯楽施設や飲食店、美容室など、どこへ出かけても混雑が少ない傾向にあります。混んでいる場所が苦手な人や、スムーズに施設を利用したい人にとって、平日休みは外出する絶好のチャンスです。

また銀行窓口や市役所などは、主に平日しか利用できません。そうした施設に行くため、平日に休みを取る必要がないのもメリットです。

 

副業など、自己投資に時間が取れる

週3勤務の場合、時間に余裕ができます。空いた時間を娯楽などプライベートに使うこともできますが、自己投資に使うのもおすすめです。
例えば、スキルアップに向けて資格の勉強をしたり、業務に関連するセミナーに参加したりといったこともできます。
特に技術職の場合、スキルによって収入が増減するため、空き時間で勉強するのはメリットです。

さらに副業で、収入増も目指せます。本業で得た知識やスキルを活用した副業なら、スキルアップも期待でき、次の仕事へつながるかもしれません。

 

子育てや介護の時間がつくれる

子育てや介護は、時間に左右されることがあります。フルタイム勤務の場合、病院の付き添いや子供の行事、送迎など状況に応じて有給休暇を取得する必要があるでしょう。

しかし週3勤務の場合、時間に余裕があるため勤務日の調整が可能です。子育てや介護と仕事を両立したい人にとっては、メリットでしょう。

週3勤務のフルリモートワーク求人を探すなら

週3勤務のフルリモートワーク求人を探すなら

ここまで見た通り、週3勤務のフルリモートワーク求人はありますが、正社員となると探しづらいかもしれません。フリーランスや業務委託など雇用形態を問わなければ、見つけやすいでしょう。

とはいえ、自分の考えや家庭の事情により、週3勤務のフルリモートワークを目指す人もいます。そのような場合は、フルリモート正社員に特化した転職サイト「ReWorks」をご活用ください。週3勤務や週4勤務といった短時間求人も掲載され、職種や勤務形態による絞り込み検索も可能です。利用は無料で、キャリアコンサルタントへの相談も可能。より希望や条件に合った仕事探しができるでしょう。

まとめ

週3勤務のフルリモートワークは、時間に余裕を持って仕事できるため、柔軟な働き方をしたい人におすすめです。週3勤務のフルリモートワークを探す場合は、正社員だけでなく、業務委託も選択肢に入れることで、求人数が増えるでしょう。

また週3勤務のフルリモートワークは、多くのメリットがあります。平日に休みが取れ、家事や子育てとの両立、また副業や資格取得の勉強など自分の時間も確保でき、生活にゆとりが生まれるでしょう。ぜひ、「ReWorks」で、自分に合った週3勤務のフルリモートワーク求人を見つけてくださいね。