Web制作会社はフルリモートでも働ける?仕事の流れや選び方を解説

Web制作会社はデジタル化が進んでおり、フルリモートワークで働ける仕事です。この記事ではWeb制作会社の仕事内容、求められる職種、Web制作会社のフルリモート案件の探し方を紹介します。

Web制作会社にはエンジニアやライター、デザイナーなど、さまざまな職種の人が働いています。

案件によってはチームを組んで進めることもありますが、基本的にはパソコンとインターネット環境が整っていれば、どこでも仕事できるのが特徴です。そのため、リモート勤務に適した職種と言えるでしょう。Web制作会社に限りませんが、フルリモートワークは、移動時間の削減や働き方の選択肢が広がるなど、メリットが多くあります。

この記事では、Web制作会社の仕事内容や求められる職種、Web制作会社のリモートワーク求人の探し方を紹介します。

Web制作会社に転職し、フルリモートで働きたい人は必読です。

Web制作会社の仕事の流れ

Web制作会社の仕事の流れ

案件により多少の違いはありますが、Web制作会社でプロジェクトを進める際の主な流れは、下記の通りです。

  1. ヒアリング
  2. リサーチ、分析
  3. 提案
  4. 設計、コンテンツ制作
  5. リリース
  6. 保守運用

それぞれ説明します。

 

1.ヒアリング

プロジェクトは、クライアントとの打ち合わせから始まります。主に下記のような内容を確認します。

  • Webサイトの目標や目的
  • Webサイトのコンセプト
  • ターゲット、オーディエンスの確認
  • 経営や事業面で抱える問題点や課題
  • 納期とスケジュール
  • 予算と制作費用の見積もり
  • 資金調達や予算管理の方法

最初のヒアリングは、どのようなWebサイトにするか、ターゲットや目的などクライアントのニーズを確認し、サイトの方向性を決める大切なステップです。またヒアリングは、クライアントと制作サイドで意思疎通を図る場でもあり、情報共有するため複数回行われます。

状況に応じてZoomSkypeなどツールを使い、オンライン上で打ち合わせが行われることもあるでしょう。

 

2.リサーチ、分析

ヒアリングの次は、競合サイトの研究やクライアントが抱える課題解決に必要な実装機能についてリサーチします。そしてリサーチ後は、結果に基づき他社との差別化やサイトの強みなど、PRポイントを明確化させます。

戦略を練るうえで、ターゲットやアクセスログの分析を行い、サイト構築を提案する際の参考にすることもあります。

 

3.提案

リサーチ及び分析結果を元に、制作に必要な予算の見積もりやスケジュールをクライアントに提示し、下記のような提案を行います。

  • Webサイトのコンセプト
  • ターゲットやペルソナ
  • Webサイト名やキャッチコピー
  • サイトマップ
  • ワイヤーフレーム
  • トップページデザイン案

ここでの提案は、制作を進めるうえでベースとなる工程です。クライアントのニーズにかなったものとなっているか確認し、大枠を決めていきます。細かな部分は、その都度相談しながらつめていくため、まずはサイトの方向性を確定させる段階です。

制作が一旦スタートすると、方向転換は難しくなります。この段階でクライアントの意向を入念に確認し、ずれが生じないよう擦り合わせておく必要があります。

 

4.設計、コンテンツ制作

いよいよ設計、コンテンツ制作に入ります。

まずはフレームワークの制作です。
ワイヤーフレームは、Webサイトのページレイアウトやコンテンツの配置を定める設計図です。主に下記の作業が行われます。

  • 各ページの構成の決定
  • コンテンツの取捨選択
  • 情報の整理
  • サイトマップの制作

写真、テキストなどの素材をWebサイトのどのページにどのように配置するか決定するのが設計です。こうして大まかな設計図ができたところで、次は制作作業に入ります。 
デザイナーやプログラマー、ライターなど、それぞれ役割ごとに作業を分担し、スケジュールに沿って進めていきます。多くの人が関わる工程なので、ヒアリングで得られた情報を全員に正しく伝え、同じ認識で作業にあたることができるよう気をつけなければなりません。

またフルリモートワークの場合、チーム内でスムーズにコミュニケーションが取れるよう、定期的にWeb会議を行う必要があります。またSlackChatworkなどオンラインツールを活用し、メンバー間の意思疎通を図ることも大切です。

 

5.リリース

制作完了後は、最終チェックをします。

  • システム機能の異常の有無
  • 正常な動作の確認
  • 各ブラウザや端末からアクセスできるか確認
  • 誤字脱字や不適切な表現の確認

上記に注意しながら、サイトを細かく見直します。不具合やおかしな点があれば修正し、検証と確認を行います。この作業には集中力と注意力が必要です。見落としがないよう担当スタッフはもちろん、複数人でのチェックがおすすめです。問題がなければクライアントに納品し、Webサイトのリリースとなります。

 

6.保守運用

Webサイトはリリースしたら終了ではありません。
公開後も情報の更新やコンテンツの追加、システムの更新やメンテナンスなど作業が必要です。

また、アクセス数やコンバージョン率の変化などデータ解析を行い、問題を解決、あるいは改善しながらWenサイトを運用していきます。 安定した運用には、リリース後の更新や管理が重要です。

Web制作会社で活躍できる職種

Web制作会社で活躍できる職種

インターネットが多くの人に身近となった現代、Web制作会社への転職に興味がある人も少なくないかもしれません。
下記の職歴がある場合、転職活動が有利に進められるでしょう。

  1. Webプロデューサー、Webディレクター
  2. Webデザイナー
  3. エンジニア
  4. Webライター、編集者

それぞれ解説します。

 

1.Webプロデューサー、Webディレクター

Webプロデューサーは、Wenサイトを制作するうえでの総責任者です。クライアントのニーズや目的、課題点などを把握し、予算やプロジェクトの方向を決定します。プロジェクトの流れを常に確認し、計画通りかつ円滑に進めていくために重要な役割です。

Webディレクターはページごとの構成や設計業務を担当し、制作スタッフに的確な指示を出します。いわばプロジェクトを進行させる現場の責任者です。

 

2.Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトをデザインする仕事です。

ユーザーが見やすいだけでなく、クライアントのPRポイントが伝わる魅力あるデザインが求められます。またスキルの他にも、プロジェクトごとに企画意図をビジュアル化し、正確かつわかりやすく伝えるプレゼン能力も必要でしょう。さらにコーディングなどプラスアルファでスキルがあるとベストです。

 

3.エンジニア

Webサイト制作に関わるエンジニアは、システムエンジニアやマークアップエンジニアなどさまざまです。エンジニアの役割は、見やすいWebサイトの構築だけでなく、安心して利用できる盤石なWebシステムの開発です。

システムエンジニアは、クライアントのニーズに応じ、システム面での仕様をとりまとめます。システム開発は、JavaScriptPHPなどプログラミング言語を駆使し、クライアントの課題解決を目指します。

一方マークアップエンジニアは、HTMLCSSなどマークアップ言語を使い、Webサイトのソースコードを作成するコーディングを担当します。プロジェクトによってはマークアップエンジニアがUI/UX(ユーザーインターフェイス / ユーザーエクスペリエンス)やSEO(検索エンジン最適化)を行うケースもあるでしょう。

 

4.Webライター、編集者

Webライターや編集者はサイト内のテキスト部分全体の作成を担い、場合によってはブログ記事やコラムなどコンテンツ制作も担当します。

ユーザーの関心を惹きつけるライティングテクニックや、物事をわかりやすく伝える文章力、SEOに関する知識などさまざまなスキルが必要です。

リモートワークのメリットとデメリット

リモートワークのメリットとデメリット

次にWeb制作会社でリモートワークするメリットとデメリットを紹介します。

 

メリット

メリットは主に3つあります。

まずは、居住地域にとらわれずに働ける点です。
リモートワークはパソコンと通信環境が整っていれば、どこでも働けます。現在の居住地はもちろん、UターンやIターンの実現や、企業によっては海外でのリモートワークも可能です。このように居住地にとらわれない働き方は、仕事の選択肢が広がることにもつながります。
一般的に東京や大阪など、仕事は大都市に集中しがちです。これまでは仕事のために首都圏で暮らす必要がありましたが、リモートワークであればその必要はありません。どこで暮らしていても居住地に関係なく、勤務できます。

次は、働き方の選択肢が増えることです。
育児や介護などの理由から、退職したり外で働けなかったりした人も多いでしょう。リモートワークは、家事や育児と仕事が両立しやすいため、求人の選択肢や自由度を高めてくれる働き方です。

最後は、時間的にも精神的にも余裕ができることです。
リモートワークは、通勤時間がかからず、出勤のための準備も必要ありません。また満員電車に乗ったり、事故やトラブルで遅延したりするなど、通勤の苦労とは無縁です。このようなストレスから解放されるリモートワークは、精神的にも余裕をもたらします。心身共にゆとりを持って、時間を有効活用した働き方が可能になるでしょう。

 

デメリット

続いてデメリットを2つ紹介します。

まずは、人間関係が希薄になることです。
マイナビ(https://www.mynavi.jp/)の2021年「転職動向調査」によると、「社内の人間関係の悪さ」は転職のきっかけとなる大きな理由です。社内の人間関係はときには煩わしいものですが、フルリモートワークでは上司や先輩、同僚との関係が希薄になるため、このように悩むことがないメリットがあります。しかし逆に言えば、社内で雑談や愚痴を言い合う機会も減るでしょう。同僚と会話することでストレス発散になる人も多くいます。リモートワークで疎外感や孤独を感じ、寂しさがストレスになる可能性も否めません。

2つ目は仕事に集中しづらい点です。
リモートワークの場合、他の従業員の目がないため、緊張感の維持が難しいかもしれません。また勤務中とはいえ、自宅には誘惑も多いでしょう。リモートワークを成功させるには、強い意志とセルフマネジメント力が不可欠です。 

フルリモート可能なWeb制作会社を選ぶ3つのポイント

さまざまな職種の人が働くWeb制作会社。ここまで見た通り、業務や案件によりますが、多くはフルリモートに適した仕事と言えるでしょう。
フルリモート可能なWeb制作会社への転職を目指すなら、下記がポイントです。

  1. 業務内容をよく確認する
  2. 自分に合う社風か考える
  3. 仕事に求める条件を明確にして考える

それぞれ解説します。

 

1.業務内容をよく確認する

転職活動を検討する場合は、業務内容をよく確認しましょう。
Web制作会社と言っても、企業により業務内容が異なります。

上述しましたが、企業や扱う案件により業務や仕事の領域が変わります。

また、これまでどのような業界あるいは業種のWebサイト制作を手掛けてきたか、過去の作品も要チェックです。特に決まったジャンルはなく、さまざまな業種のサイトを制作している企業もあれば、医療系や金融など特定の業種に特化しているところもあります。

どのような業務を得意としているか事前に確認しておくと、入社後のミスマッチを防げるでしょう。

 

2.自分に合う社風か考える

Web制作会社に限ったことではありませんが、社内の雰囲気は企業により千差万別です。

例えば、従業員が10人未満の小規模な組織は、少数精鋭で効率性を重視する風潮があります。このような企業は人手に余裕がなく、社員教育のための時間がないケースがあります。積極的に動き、自ら進んで学ぶ姿勢が大切です。

対して従業員が多く、ある程度規模の大きな制作会社の場合、研修や教育などサポート体制が整っているところもあります。しかし、仕事が縦割りで細分化されており、担当外の業務や作業には携わることができないケースもあります。Web制作で全工程に関わりたい人にとっては、歯がゆいでしょう。 

このように、社風は仕事へのモチベーションに影響する大切な要素です。入社前に自分に合うかどうかよく確認しましょう。

 

3.仕事に求める条件を明確にして考える

あなたが仕事を選ぶ際に重視する点は何ですか?
給料やワークライフバランス、やりがいなど人によって仕事に求める条件は異なります。自分の理想がすべて叶う企業は難しいでしょう。
しかし、少しでも条件に近い企業に就職できるよう、仕事に求める希望や譲れない点を書き出してみることをおすすめします。条件に優先順位をつけ、明確化させることは、仕事を探すうえで取捨選択でき、迷った際にも役立つでしょう。

ReWorksはフルリモート可能なWeb制作会社を探すのにぴったり

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下記におすすめポイントを挙げました。

  • フルリモート正社員に特化した転職サイト
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これらのリソースを活用すれば、初めてのフルリモートワークも安心して働けるでしょう。

まとめ

この記事ではWeb制作会社の仕事内容や職種を紹介しました。 

新型コロナウイルスや働き方改革の推進により、多くの企業がリモートワークを導入しています。なかでもWeb制作会社は、フルリモートワークしやすい業種と言えるでしょう。

ReWorks」は、フルリモート正社員に特化した転職サイトです。Web制作会社に興味がある人、転職を考えている人はぜひご活用ください。憧れのWeb制作会社に入社し、フルリモートで働くのも夢ではないでしょう。

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