会社にバレない副業ランキング7選!リスク避ける方法を伝授
会社にバレない副業や、副業がバレないようにする方法が知りたい!
政府から「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が出されるなど、世間的にも認められつつある副業。
それに伴って副業人口も年々増加しており、その流れであなたも副業を始めてみようと考えているのではないだろうか。
しかし未だに”副業禁止”の企業も多く、「会社にバレないか不安…」というのが実際の所だろう。
そこで本記事では、会社にバレにくい&稼げる副業を10個に厳選してご紹介。
更に副業をやっても会社にバレなくなる裏ワザについても徹底解説するので、副業を会社にバレない様にしたいなら必見だ。
この記事を読めば安全な副業とその方法が身につき、収入を増やしてあなたの望みを叶える第一歩を踏み出す事が出来るだろう。
3行でわかる! まとめ
- 会社にバレない副業を選ぶなら在宅で出来る仕事がベスト
- 副業で月収5万以上稼ぐなら専門性や経験が必要
- 副業を会社にバレないようにするコツは”確定申告”にあり
1.副業がバレる理由とは?絶対に抑えておくべき3つのポイント
副業をやってみたいけど、会社にバレないか不安で中々始められない…
というあなたに向けて、副業がバレる主な理由4つについて徹底解説する。
バレる理由それぞれについての解決策もしっかりと紹介するので、これを読めば会社にバレず副業を行う術が一発で分かるはず。
安心して副業に取り組む為にも、全ての項目を忘れずにチェックしておこう。
1-1.住民税の金額でバレる
副業が会社にバレる理由として、最も可能性が高いのが「住民税の金額」から人事にバレるケースだ。
住民税の納税額は年間を通した”全ての”所得を元に決定され、通常ではその金額が市町村からの通知書によって企業に伝達される。
そのため副業をしていると、本業の所得額から考えられる以上の納税額が会社に通知され、そのギャップが人事に見つかって副業がバレてしまうのだ。
「国が勝手にバラすんじゃ、副業をバレずにするなんてムリじゃないか」
と思うかもしれないが、回避策もしっかりと存在するので安心してほしい。
詳しくはこちらの部分で解説しているので、気になる方は是非クリックして確認しておこう。
1-2.実際に副業を行っている所を会社の人に見られる
副業がバレるケースの二つ目は、同僚や上司・部下に副業をやっている姿を目撃される事だ。
副業をやっている多くの人が、会社の関係者が周囲にいる時に副業関係のサイトやメール画面を開く等で副業をやっている事がバレてしまっている。
自分の生活が掛かっている部分もあるため気持ちは十分に分かるが、会社にバレたくないなら副業の作業を社内でするのは絶対に避けるべきだ。
そうした事故を防ぐためにおすすめなのが、今回紹介する完全在宅&自分のペースで出来る副業。
参考にすれば会社で副業関連の作業をする必要が無くなり、同僚などにバレる可能性をグッと抑えられるだろう。
1-3.出費の変化・普段の会話からバレる
日頃の生活面においても、あなたの副業がバレる危険性が隠れている。
副業をすれば自由に使えるお金が増えて、好きな物を買う・外食にお金を掛ける等をする余裕も出てくるだろう。
しかしそれが極端になると、周囲の人から怪しまれて次第に隠しきれなくなる可能性も考えられる。
また副業での稼ぎで何か新しい物を買った際、他の人との会話の中で副業を匂わせる事をポロっと話してしまう…という事も。
こればかりはあなた自身で気を付ける他ないが、もし絶対に副業をバレたくないのなら普段の生活から細心の注意を払うように心がけよう。
2.誰でも出来て会社にバレない在宅副業のおすすめランキング7選!
ここでは、会社にバレにくく誰にでも始められる副業を7つに厳選して紹介する。
どれも完全在宅で作業可能・個人として報酬を受け取れて住民税を自分で申告出来る為、会社にバレず副業できる事間違いなし。
「どんな仕事ならバレにくいのかなんて分からないし…」
と不安に感じているなら、是非一通り目を通しておくことをおすすめする。
ランキングの根拠
- バレにくさ:完全在宅で誰にも会わない・出社してもバレる要素が少ないなら★5
- 稼げる金額:月収3万円を平均(★3)として算出
- 手軽さ:始めるために特別なスキルが必要か・即金性が高くすぐ稼げるか
2-1.webライター
webライターは、「副業は初めてだけど特にスキルとかはないし…」という方におすすめの副業。
特別なスキルや知識が無くても、ネットとパソコンさえあれば自分で調べながら出来る手軽さが魅力だ。
そんなwebライターの仕事は、今あなたが読んでいる様なweb上の記事を執筆すること。
webライターの具体的な仕事内容
- 執筆するテーマに関してネットで調べる
- 調べた内容を元に記事構成を作成
- 実際に文字に起こして記事を執筆
- 校正・推敲をして完了
仕事内容を見て「難しそう…」と感じたかもしれないが、実際の作業はクライアントからの指示に従えば基本的にはそれでOK。
下手に考えすぎず、まずは指示通り・既存の記事の真似から始める事が、webライターの仕事を継続・成功させるカギだ。
また執筆するテーマは案件によって決まるため、自分に興味があるテーマの案件を選べば事前知識を使って比較的ラクに記事を書けるだろう。
興味がある方は、まずはクラウドワークス等で「未経験OK」「文字数1,000文字程度」の仕事から始める事をおすすめする。
2-2.スキルシェア
スキルシェアは何か1つでも得意な事・好きな事があって、それを活かしたいという方におすすめの副業。
「ココナラ」等のサービスを通してあなたが持つ経験や知識・時間等を「シェア(販売)」し、稼ぎを得るのが基本的な仕事の形だ。
「人からお金を取れるようなスキルも特技も持ってないしな…」と思うかもしれないが、実際に売買されるスキルは必ずしも仰々しい物ではない。
一般的にスキルシェアで売買されているスキルの例
- 料理・掃除などの家事スキル←需要No.1!*1
- 恋愛や日常の相談・占い
- 語学系(翻訳・レッスンなど)
- 写真・動画編集、イラスト作成
- エクセル・パワーポイント等の仕事術
*1参考:消費者庁「スキルシェアリングサービスの動向整理」
例に”相談”とあるように、「人の話を聞くのが好き」というだけでもお金に変えられる柔軟性の高さが、スキルシェアの魅力だ。
あなたにとっての「当たり前」に、お金を払いたいと思う人がいる。何か一つでも出来る事があれば、是非挑戦してみては如何だろうか。
2-3.YouTubeの切り抜き動画制作
「YouTubeを見るのが趣味で好きなYouTuberがいる」「暇なときはいつも見てる」という方には、切り抜き動画制作はピッタリな副業。
切り抜き動画とは、ユーチューバーが既に上げている動画の面白い部分だけをまとめたハイライト動画のこと。
TikTok等の「短い時間で楽しめる物」が求められている現在、切り抜き動画はYouTubeでも特に需要が高く視聴数も稼ぎやすい。
更に好きなYouTuberの動画で切り抜きを作れば、自分も楽しみながらお金を稼ぐ事も出来るだろう。
ただ「切り抜きOK」としていないYouTuberの動画を使う・無許可の切り抜きは、著作権の侵害で犯罪となる点には注意が必要。
切り抜き動画を作る際は、そのYouTuberが切り抜きを許可しているかを確実に確認しておこう。
また登録者1,000人・年間の総再生時間4,000時間を達成しないと収益化出来ず、その為に視聴者の興味を引くサムネ・タイトルを付ける事も重要な要素の一つ。
そうした創意工夫も楽しめて、好きなことで稼ぎたい!という方には是非おすすめしたい副業だ。
2-4.ブログ
ブログ運営は、文章の読み書きが苦にならず、トライアンドエラーでコツコツやる作業が好き!という方におすすめの副業。
読者にとって「価値のある情報」を記事にし、アクセス数を増やして広告費で稼ぐ働き方だ。
webライターとの違いとしては、「自分でテーマを決められる」ということ。
あなたが今「得意な事」「時間を掛けている事」など、何か”人に教えられるもの”がテーマ選びの基準になる。
自分の好きな事や興味のある事を選んで自由に仕事が出来るので、ハマれば楽しくお金を稼ぐことにも繋がるだろう。
また始めるにあたっては何か特別なスキルもお金も必要なく、成功すれば本業以上の月収も狙えるのもブログを副業にする魅力だ。
ただブログを収益化するには最低でも数か月の期間を要し、コツコツ頑張る根気・記事の上位化に必須なSEO知識を身に付ける必要もある。
決して楽に稼げる方法ではないが、自分の「好き」を発信する・人の役に立つ情報を伝えるブログを作ってみたい!という方は、まずブログのテーマ選びから始めてみよう。
2-5.せどり
せどりは、「本」「洋服」など何か好きなジャンルの品がある・トレンドに敏感な方におすすめ。
ネットショップや実店舗で商品を仕入れ、仕入れ値よりも高い値段で転売することで利益を上げる副業だ。
せどりに人気の商品としては、「本」「家電製品」「おもちゃ」など非常に幅広いジャンルが挙げられる。
ただ少しでもあなたが興味のあるジャンルの方が、あなた自身が”価値”を理解し易く効率的に稼げるだろう。
「でも転売って悪いことなイメージがあるし…」と思うかもしれないが、その様な考えは捨てるべきだと言える。
というのも、せどりの本質は「自ら商品の価値を見出し、それを相応しい場所・相手に提供すること」だから。
あなたはその結果として利益を得るだけで、罪悪感を持つ必要は一切無いのだ。
ただBOOKOFF等から中古品を仕入れる場合、「古物商許可」を受けなければ転売が違法になる点には注意が必要。
新品だけを仕入れるなら必要ないが、可能性を広く持ち安全に稼ぐためにも、せどりをするなら忘れずに取得しておこう。
2-6.ハンドメイド販売
自分の手で何かを創るのが好き・細かい作業をすると落ち着くという方には、ハンドメイド販売がおすすめ。
アクセサリーや財布・バッグといった手芸品を自作し、それらをネット等で売ることで稼ぎを得られる副業だ。
「自作のアクセサリーなんて売れるのかな…?」「大したお金は稼げないんじゃ?」
と思うかもしれないが、実際問題としてハンドメイド販売は”稼ぎ難い”副業だと言わざるを得ない。
継続年数別のハンドメイド販売による月収
ただ画像を見ても分かる通り、ハンドメイド販売は活動歴が伸びるにつれて月収も増加する傾向にある。即ち、あなたの技術向上がそのまま利益に直結するのだ。
そのため最初は小さなキーホルダー等の販売から始め、継続する中で技術を身に付けて凝った物を作り、次第に大きな利益を狙っていくのが良いだろう。
3.スキルや資金が必要だがバレにくくガッツリ稼げる可能性のある在宅副業4選
手軽に出来る副業も良いけど、自分の能力を活かしてガッツリ稼げた方が良い!
という方のために、一定の資金やスキルは必要だがハマれば月収50万以上も目指せる副業をバレにくい順に紹介する。
場合によっては脱サラも視野に入る物ばかりなので、気になる方は是非チェックしておこう。
3-1.投資
日頃の生活に余裕があり、貯蓄の分も確保できてる!という方には、投資がおすすめ。
というのも会社にもよるが投資は「資産運用」と判断され、「副業」には当たらないためバレても問題がない可能性が高いから。
それでいて貯金に回す以上の利率を確保できれば、自分の資本を効率的に増やすことが出来るのだ。
ただご存じの通り、株価が下がり元本割れを起こせば逆に損をする可能性もある点には注意が必要。
「興味はあるけど元本割れが怖くて始められない…」「投資の勉強をする時間も無いしな」
という場合は、投資信託(インデックスファンド)に投資するのも1つの手だ。
投資信託では投資のプロに資産運用を任せる事が出来る為、自分で勉強する必要もなく元本割れのリスクも比較的低い。
さらに昨今では、「積立NISA」を活用すれば節税しながら効率的にお金を増やせる様にもなっている。
そのため投資に興味がある方はまず、「投資信託」について調べる所から始めてみよう。
【注意】会社で働きながらのデイトレードは禁物
デイトレードとは、一日の中で起こる株価の上下を利用して短期で一気にお金を稼ぐ投資方法のこと。
あなたも「たった数日でFX〇百万儲けました!」などという事を、ネットのどこかで目にしたことがあるのではないだろうか。
ただ本業でサラリーマンをしている方の場合、FX・デイトレード等の短期投資はおすすめしない。
というのも、これらの投資形態では値動きを一日中監視しておく必要があり、本業の仕事に支障が出る可能性が高いから。
いくら投資が副業に当たらないと言っても、本業に支障が出る場合は会社から何らかの罰則が下る可能性もある。
「短期で稼げる」という甘い言葉に惑わされず、”本業第一”の基本を忘れない様にしよう。
3-2.スポットコンサル
スポットコンサルは、問題解決・自分の考えを言語化する能力に長けている方におすすめ。
営業や人事・経営・エンジニア等の分野に精通していれば、コンサルの資格・経験が無くても十分に活躍出来る副業だ。
また通常のコンサルと違い、一回単位で仕事が可能でビデオ通話を用いることも出来るため、日頃忙しくてもスキマ時間を活用しやすいのも魅力。
そして何よりも、本業と無関係の業界に対する案件だけを選べば副業が会社にバレるリスクを大幅に減らせるのが、一番のメリットだろう。
ただスポットコンサルの場合、クライアントとの信頼関係が薄いため報酬単価が低くなりがち。
そのため収入を上げるには、自分の専門性や強みを効果的にアピールする事・場合によってはクライアントとの価格交渉の必要もある事は覚えておこう。
スポットコンサルとしての案件を多くこなし実績と信頼を積み重ねれば、将来的には独立なども視野に入ってくる。
そうなれば年収1,000万も狙えるため、専門的なスキルや知識を活かした副業を探しているなら選択肢の1つとして考えてみよう。
3-3.エンジニア
現在エンジニアとして働いている・プログラミングの知識やスキルがある方は、副業でプログラミングの仕事をするのがおすすめ。
コロナの影響でエンジニア業務のリモート化が進んだこともあり、会社にバレにくいのが特徴だ。
パーソルキャリアの調査によれば現役エンジニアの4割に副業経験があり、世間的にもエンジニアの副業はメジャーになりつつあると言える。
そんなエンジニア副業の魅力は、土日・週末のみの稼働にしても平均して月5万・年に60万程度は稼げるという事。
エンジニア副業の平均月収
分野にもよるがエンジニアとしてのスキルと実績があれば、週末のみの作業で月収5万以上を稼げる仕事は比較的簡単に見つかるはずだ。
またそうして副業案件をこなして実績を積み重ねれば、いずれ脱サラ・フリーランスとして独立してさらなる年収upも狙えるだろう。
3-4.SNS等ネット上での創作活動・匿名インフルエンサー
インフルエンサーとは、SNS等で有益な情報を発信してユーザーに大きな影響を与える仕事。
ファンを集めて多くの人に見てもらう事で広告費を得たり、企業の広告塔になって報酬をもらう副業だ。
有名な例で言えば、IT系企業を経営する傍らでYouTube等でお金関係の情報を発信している「両@リベ大学長」さん等が挙げられる。
またその他の例として、インスタでの漫画投稿や「麻布競馬場」さんの”Twitter文学”などの創作活動も、インフルエンサーと同様だ。
この様にSNSで稼ぐ方法は非常に多岐にわたり、必要なスキルもインフルエンサーや創作活動のジャンルによって様々。
しかし副業としてお金を稼ぐために共通して大事なことは、「専門性」「継続」「トライアンドエラー」だ。
無理に毎日投稿等をする必要は無いが、コンスタントな投稿を続けてその中で改善を繰り返す事こそ、ファンを増やす最短の方法だろう。
【注意】YouTubeでのインフルエンサー活動について
「バレない」という文脈で副業を探している場合、YouTubeを用いたインフルエンサー活動には注意が必要。
というのも簡単で、顔を出していれば当然のこと、背景や声・話ぶりなどでも個人を特定できる可能性が0では無いからだ。
事実、2022年9月には仮面YouTuberで有名な「ラファエル」氏が住所特定などの被害を受けている。
そのためYouTubeを活用したいがバレたくはない!という場合は、「両学長」の様に”パワポ画面+音声”という形を取ることをおすすめする。
こうすれば、極限までバレる可能性を減らしてインフルエンサーとして活動することが出来るハズだ。
4.副業を行うデメリット3選!バレた時の末路とは?
ここでは、本業で働く傍らに副業を始める事のリスクについて紹介する。
会社にバレたときに待ち受ける末路についても解説するので、対策を取るためにも必ず目を通しておこう。
副業のデメリット3選
4-1.本業との両立に耐えられずどちらの仕事も疎かになる
これは容易に想像が出来ると思うが、本業と副業の両立には非常に多くの体力を必要とする。
本業に加えて副業を始めた結果疲労が溜まり、次第に副業の効率も落ちて悪循環に…というケースは、実際に後を絶たない。
参考:note記事
特に睡眠不足は多くの副業ワーカーが抱える悩みで、本業にも身が入らなくなって「本業の方で残業を増やした方が稼げた…」と感じる方も少なく無いのである。
副業はあくまでも副次的な収入を得るための手段であり、それによって本業まで疎かになっては元も子もない話だ。
そのためもし現状で時間的な余裕がないなら、いきなり副業に手を付けるのではなく日頃の生活を見直す所から始めてほしい。
時間的な余裕が出来れば、本業の仕事効率も上がってより稼げる可能性もあがるだろう。副業を始めるのは、それからでも遅くはないはずだ。
また副業が苦にならない為にも、あなたが「楽しい」と感じられる副業を探して選ぶ事も非常に大切になる。
副業を初めて後悔しないよう、その前段階の準備は抜かりなく行うようにしよう。
4-2.税金関係の申告に手間がかかる
税金周りの手間が掛かってしまうのも、副業を行う際の大きなデメリットだ。
副業や自営業を経験した事が無い方の場合、確定申告などの税金申請は基本的には会社が行ってくれるため経験が無い場合が殆どだろう。
しかし副業で得た場合で年間の収入が20万を超える場合、自ら確定申告を行わなければならない。
確定申告をし忘れると国税庁からペナルティが課され、余分な税金を支払う必要が出てしまうため注意が必要だ。
最悪の場合「3年以下の懲役または20万円以下の罰金」という罰を受ける事もあるので、確定申告は忘れずに行おう。
また会社に副業がバレたくない場合は、確定申告の際に必ず気を付けなければならない点も存在する。
会社にバレない為の裏ワザは後ほど解説するので、そちらも是非目を通してほしい。
4-3.最悪の場合会社をクビになることも
日本では「職業選択の自由(憲法22条1項)」がある通り、基本的に会社で働いていても副業は自由にすることが出来る。
そのため憲法で許可されている以上、いくら就業規則に「副業の禁止」とあっても絶対の効力を持たないと言えるだろう。
ただし、「本業における業務に支障が出る場合」にはその限りではない。
”支障が出る”というのは、具体的に「副業のしすぎで業務時間に居眠りをする」「会社を休む」等のケースが該当する。
もしそうしたケースに当たる場合、「副業禁止」の規則に基づき会社を解雇される場合がある点は覚えておこう。
参考:副業・兼業に関する裁判例
このサイトに、副業による解雇関連の裁判例が複数掲載されている。
どのような場合に解雇が成立するかが具体的に分かるので、余裕があれば一度チェックしておく事をおすすめする。
5.副業を会社にバレなくするための裏ワザ3選!
「副業を始めたいけど会社には絶対バレたくない!」
と考えているあなたに向けて、本記事の最後に副業を会社にバレなくするための裏ワザを解説する。
基本的には誰にでも出来ることばかりなので、バレずに副業をしたいなら忘れずに理解しておこう。
副業を会社にバレなくするための裏ワザ3選
5-1.住民税の支払いを”普通徴税”にする
記事の冒頭で述べた通り、「住民税の金額」は会社に副業をやっている事がバレる理由として最も多いもの。
通常であれば、市町村が会社宛てに送付する通知によって意図せず副業がバレてしまうのが一般的だ。
しかし確定申告の仕方を変えるだけで、そのリスクをゼロにする事が出来る。
その方法は簡単で、確定申告書類の「住民税に関する事項」の「自分で納付(画面中央)」に丸を付けるだけ。
こうすることで、副業収入に掛かる住民税の通知が自宅に届くようになり、住民税の金額から副業が会社にバレることは一切なくなるのだ。
非常に単純な事に見えるが、これを知っているのといないのとでは副業のバレにくさは段違いになる。
安全に副業をするためにも、実際に確定申告を行う際に忘れないよう確実に覚えておこう。
【必見】副業の年間所得が20万以下で確定申告が不要な場合
副業の年間所得が20万以下で確定申告が不要でも、住民票に関しては個別に申告しなければ会社にバレてしまう。
住民税のみを申告する場合は、まずはお住まいの市町村HPを確認して申告に必要な書類を揃えよう。
必要な書類は地域によって異なるが、基本的には以下の書類が必要になるケースが多い。
住民税の申告に必要な書類一覧
- 住民税申告書
- 収支内訳書
- 源泉徴収票
- 印鑑
これらの書類を揃え、自治体の窓口で申告を行えば住民税を理由に副業が会社にバレる事がなくなる。
また住民税の申告は窓口の他に郵送でも可能で、最近ではネットからの電子申告が出来る地域も存在する。
詳しくは、実際に自治体のホームページを確認してみよう。
5-2.所得の扱いを”給与所得”ではなく”雑所得”にする
住民税の徴税方法に加え、確定申告の際は所得の区分にも気を付ける必要がある。
所得の扱いに関して気を付けなければならないのは、収入・所得金額を記入する場所。
各欄の上部にある「給与」ではなく、その下にある「雑」「業務」の欄に収入と所得の欄を記入しよう。
何故この様に所得の区分に注意しなければならないかと言うと、先ほど触れた住民税の普通徴税は「雑所得」にのみ適用されるから。
もしここで「給与」の欄に金額を記入してしまうと、住民税の欄で「自分で納付」に丸を付けてもそれが認められない可能性があるため注意しよう。
こうして住民税・所得区分についての処理が確実に出来れば、基本的には会社にバレず副業が出来るようになる。
これらの処理を確実に行って、心置きなく副業に取り組もう。
5-3.【年商1,000万を超える場合】自分の会社を設立する
副業における年商が1,000万円を超える場合、自分の法人を設立する事でより副業をバレにくくする事も出来る。
というのも副業の利益を全て「会社の物」としてしまえば、払うべき税金は法人税のみになるから。
役員報酬としての個人所得を一切受け取らないため所得税も住民税も掛からず、副業が会社にバレる可能性が大幅に下がるのだ。
また法人格を手にすれば社会的信用もあがるため、副業を事業として拡大させ安くなり、より利益を上げられる効果もあるだろう。
因みに法人の設立は複雑なようだが非常に簡単で、以下のポイントを決めて税理士や司法書士など専門家に相談すれば完了する。
法人設立の際決めるべき10のこと
- 会社名
- 本店所在地(自宅でも可)
- 事業目的
- 設立予定日
- 事業年度
- 資本金額(100万円前後が一般的)
- 発行株式数
- 発行可能株式数
- 出資者役員
- 株式発行の有無
ただ法人を設立すると、利益に関わらず7万円の課税が掛かってしまう点には注意が必要だ。
また「法人」はあなた個人とは別人格(≒他人)であるため、会社の利益を個人へと自由に動かすには少々コツが必要になる事も覚えておこう。
法人から個人への財産移転に関しては、以下のサイトで詳しく解説されているので参考にしてみてほしい。
6. まとめ|会社にバレないで副業をする事は十分可能!
今回は会社にバレない副業と、副業をバレにくくするための方法について紹介してきた。
本記事で紹介したことを実践すれば、ほぼ確実に会社にバレないで副業をすることが出来るだろう。
しかし副業において最も重要なのは、バレないこと以上に「実際にやってみる」こと。
2022年に行われたJob総研の調査によれば、663人の内で「副業をしたい」という人が約9割だったのに対し、実際に副業をしている方は21.6%に留まっている。
当然のことだが、ただ「やりたい」と思っているだけではお金は降ってこない。
「就業規則で会社に禁止されていて出来ない」
という気持ちも分かるが、本業に支障が出ない範囲であれば会社も副業の禁止を強制することは法的に不可能。
それは、副業関連で過去に行われた裁判の判例からも明らかな事なのだ。
下手に恐れるのではなく、あなたの夢・生活の為に必要なのであれば是非一歩踏み出して実際に自分でお金を稼いでみよう。
この記事があなたが副業を始めるきっかけとなり、より良い生活への一助になっていれば幸いだ。
副業でよくあるQ&A
Q 法律的に副業をするのは違法ですか?
A 結論、副業をすること自体は全く違法ではない。たとえ就業規則等で副業が禁止されていても、副業が本業に支障をきたさなければ特に問題は起こらないだろう。
Q 副業をする具体的なリスクは何ですか?
A まず一つ目は、副業をする事で時間的・体力的余裕がなくなって本業に支障が出る可能性がある。そしてもし仮に法的な観点で本業への支障が出ていると判断された場合、最悪会社をクビになる事も否定はできない。
またその他にも税金関係の手続きに手間がかかり、申請ミス等があれば余計なお金を払わなければならないケースがある点にも注意が必要だろう。