「なぜITエンジニアになりたいか?」志望動機の書き方をアドバイス

就職するにあたっては、履歴書などで「志望動機」を書く必要があります。「なぜエンジニアになりたいのか?」「なぜその企業を志望したのか?」その部分を掘り下げて志望動機を書けていますか? 「志望動機」の欄は、書き方を間違えると、あなたの気持ちやアピールポイントが伝わらなくなります。採用担当者に響く、志望動機の書き方をお伝えします。

なぜITエンジニアになりたいか、志望動機の正しい書き方を伝授!

志望動機の基本的な書き方

ITエンジニアを目指す方が志望動機として書く内容は、大きく分けて以下の3種類の書き方になります。

就職試験や面接等で、短時間で書き上げなければならない場面もありますので、しっかりと事前準備しておくことをおすすめします。

なぜエンジニアになりたいのか?

ITエンジニアとして就職したい、その理由が問われます。

志望動機は人それぞれですが、例えば、

・IT関連の仕事に強い興味や感心を持った

・以前、ITエンジニアの担当者の活躍を目の当たりにした

・ITエンジニアという仕事に将来性を感じる

・プログラミングのスキルが役立つ仕事だと考えた

・ITエンジニアとして世の中に貢献したいと考えた

といった理由があるでしょう。

ここがブレてしまうと、履歴書やエントリーシート、面接時の応対に差し支える可能性がありますので、一本の芯をしっかりと持って常に正しい理由を回答できるようにしておきましょう。

なぜその会社を志望したのか?

ITエンジニアを募集している企業は多く、その中でどうしてその企業を就職先で希望することは必ず問われます。

ITエンジニアは就職活動において売り手市場の状況が続いており、多くの企業は自社に優秀なITエンジニアを迎えたいと思うでしょう。

しかし、適当な基準で就職先を決めてしまうとミスマッチが起こり、早い段階で退職されてしまうことを企業や人事担当者は警戒します。

長く働いてもらえるように、なぜ数ある企業の中から自社を選んだのかということは念入りに問われますので、企業研究をしっかりと行い、採用担当者が納得できる理由を用意しましょう。

就職後どのように活躍したいのか?

ITエンジニアとして「就職した」ことはゴールではなく、あくまでもスタートラインなのでその後のビジョンは重要なトピックとなります。

人材を迎える企業としても、その人材がどのような形で自社に貢献してくれるのかは事前に把握しておきたいところでしょう。

ただ漠然と「ITエンジニアとして活躍したい」というだけでは、キャリアプランとしては極めて低品質です。

何年・何十年という長いスパンを対象とし、その中で自分がどのような形で活躍し、それが就職先にどのような利益をもたらすのかを具体的に説明できるように、ITエンジニアの仕事についてしっかりと研究して自身のビジョンに重ねましょう。

「先輩エンジニアからの一言コメント」

知り合いにITエンジニアがいれば、話を聞いてみましょう。志望動機に関するヒントを得られるかもしれません。

志望動機の書き方ポイント

高品質で採用担当者に響くような志望動機を書くことは、希望する就職先で採用してもらうために重要なことです。

以下の4つのポイントをしっかりと押さえて、ハイレベルな志望動機を書けるようにしましょう。

具体例を交えてわかりやすく

志望動機は「わかりやすい」ことが重要なので、具体例を交えつつ書いた方が良いでしょう。

ここで言う具体例とは「ご自身の過去のエピソード」です。

他人の話やネット上で収集した例文などで構成しても、どこかでほころびが生じてしまうでしょう。

ご自身の体験したエピソードであるからこそ、具体例として信ぴょう性が高く、整合性のとれた内容で構成することができるのです。

ウソを交えることなく、志望動機に関わる具体例を思い出して書き加えましょう。

根拠を提示する

志望動機には「根拠」の提示が欠かせません。

さまざまな言葉でメリットや将来性をアピールしても、なぜそう言えるのかという理由が明示されなければ意味がないのです。

具体例だけでなく、ご自身が保有するスキルや資格など、第三者目線から見ても納得できるような根拠を提示して説得力を高めましょう。

知識や経験をアピール

志望動機を書くにあたっては、ITエンジニアとして働くうえで役立つであろう「知識・経験」をアピールすることが重要です。

採用するにあたっては、その人材を採用するに値するメリットを感じさせることが必要になります。

転職であれば前職までの経験を、新卒であれば仕事の経験はないと思われるので部活やサークル、ゼミなど学習活動の中で培ってきた経験をアピールしましょう。

熱意や情熱をアピール

志望動機には「熱意・情熱」をアピールすることを忘れてはいけません。

ITエンジニアの場合、就職後にさまざまな知識を身に着け、最新情報にアンテナを張り巡らせるなど、並々ならない努力が必要です。

それを乗り越えられるような、一緒に働きたいと思えるような人材であることをアピールするためには、ITエンジニアとして活躍したいという熱意や情熱をアピールすることが欠かせません。

「先輩エンジニアからの一言コメント」

志望動機を書くにあたっては「誤字・脱字」がないかチェックしておきましょう。ITエンジニアは小さなミスが大きな悪影響を及ぼす可能性が高いので、そこで適性を見られてしまう可能性があります。

まとめ:ポイントを押さえて正しく志望動機を書こう

志望動機は就職活動において重要な部分です。

書き方を間違えると希望する就職先に就職することが難しくなります。

書き方のポイントをしっかりと押さえて、採用担当者に響くような高品質な志望動機を準備し、就職活動に臨んでください。