完全在宅ワークで始める!正社員の求人や職種をご紹介

完全在宅ワークの求人が増えている今、フルリモート正社員の募集をする企業も増加しています。在宅正社員の求人は安定した収入が期待できるため、人気が集まっています。在宅勤務が可能な正社員の求人や、職種についてご紹介します。

完全在宅ワークでできる正社員の求人や、おすすめの職種を紹介します

完全在宅ワークでできる正社員の職種5選

完全在宅ワークと聞くと、業務委託やアルバイトといった雇用形態を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。働き方改革の促進や新型コロナウイルスの影響で、在宅で勤務できる正社員の求人が増えています。完全在宅ワークで、正社員として働くことができる仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。在宅で働ける、おすすめの職種を5つ紹介します。

・事務

「事務」は、企業の事務作業全般を担う職種です。事務には業界や職種によっていろいろなジャンルがあり、例えば「一般事務」「営業事務」「医療事務」「経理事務」などがあります。

企業のあらゆる事務作業を担う職種を「一般事務」と呼びますが、「OA事務」と呼ばれることもあります。OAは「オフィスオートメーション」の略で、主にパソコンを使用し、文書作成やデータ整理などを行います。膨大なデータ入力や請求書の作成を行うこともあるので、基本的なパソコン操作のスキルが必要です。また、パソコンでの事務作業だけでなく、取引先やお客様からの電話対応、郵便物の整理・送付手配などの業務を行うこともあります。

医療事務や経理事務は専門的なスキルが必要になるので、「要資格」「職種経験必須」としている求人もみられます。実務経験のある人は、資格やキャリアを活かした在宅ワークができるでしょう。

一般事務は職種未経験でも応募OKな求人が多く、事務の経験がない人でもチャレンジしやすいでしょう。企業や業界によって業務内容や扱う範囲が異なるので、応募する前に求人内容をよく確認しておきましょう。

・経理

「経理」とは、企業のお金の流れを管理する、会計業務のうちの1つです。事業体では、売り上げ金や仕入れ金、営業経費など、日々お金が動いています。経理部門では、入出金の管理、帳簿への記載、支払い業務など、お金に関する業務をメインに行います。

経理には、日々の細かなお金の動きを記録する業務だけでなく、月毎や年単位での業務もあります。日々のお金にまつわる仕事を「日次業務」といい、その月に発生した企業の収入と支出の管理を行う仕事を「月次業務」といいます。

また、月ごとにまとめて帳簿にしたものなどを集計し、1年間の企業の売り上げを実績としてまとめる仕事を「年次業務」といいます。年次業務は年次決算とも呼ばれ、1年間のお金の流れをまとめる重要な業務なので、経理担当者は1〜2か月かけて経営状態をまとめていきます。

経理職は、企業の売り上げや取引状況をまとめてお金の流れを可視化する仕事なので、専門知識が必要とされます。経理職の求人では、専門スキルのある経験者が優遇される傾向にあります。

しかし、中には未経験者でも応募可能な求人もあるので、職種未経験から経理職を目指す人はそういった求人を見逃さないようにしましょう。また、簿記の資格取得など専門知識を身につけるための学習を進めておくことをおすすめします。

・カスタマーサポート

「カスタマーサポート」は、お客様からの問い合わせや要望に対応する職種です。近年、コロナ禍の影響で店舗やオフィスを縮小する企業が増え、受付窓口を電話対応やチャットでの対応に切り替える動きが進んでいます。

カスタマーサポート業務は、クライアントから支給されるスマートフォンを利用したり、クラウド型電話対応ツールを導入したりすることで、在宅のままでの電話対応が可能になります。従来のコールセンターのような広いオフィスが必要なく、オフィス賃料や通信機器などコスト面のメリットがあるため、カスタマーサポートの求人数は増加傾向にあります。

カスタマーサポートは、お客様からの問い合わせや要望、クレームなどに対応することがメインの業務です。車や家具・家電、インターネットの通信事業、保険、通販、教育事業など、さまざまな企業にカスタマーサポートサービスが存在します。

規定のマニュアルやルールに沿ってお客様に対応しますが、質問に対して的確に答えたり、わかりやすく説明したりできるコミュニケーション能力が求められます。電話対応の場合、カスタマーサポートの担当者がその企業の顔となるため、とても重要な職種だといえるでしょう。

在宅での電話対応の需要が増えていることや、専門的な資格が必要ないことからもチャレンジしやすく、未経験者でも応募可能な求人があります。

・営業アシスタント

「営業アシスタント」とは、営業スタッフの業務のサポートを行う職種です。営業スタッフは社外にいることが多く、事務作業などを行う時間がとれないため、営業アシスタントがサポートして負担を軽減します。

営業アシスタントは、書類作成やデータ入力、メール作成、見積書作成などの事務作業をメインとして行います。企業によっては、事務作業だけでなくクライアントのアポイント取得やスケジュール調整、プレゼン資料作成など、営業活動に関わるさまざまな業務のサポートを行うこともあります。

書類作成など、パソコンを使った事務作業をすることが多いので、在宅での勤務が可能です。営業スタッフ同士で行うミーティングにオンラインで同席することもあります。営業セクションのスタッフの一員として、営業計画や企業のビジョンを理解しながら、企業の営業分野の根幹を支えていきます。

パソコン作業が多いため、パソコン操作のスキル、タイピングスキルが必須のほか、メールやチャット、電話などでクライアントとのやり取りが発生することもあるので、コミュニケーション能力も求められます。その他にも、企業によっては出張手配や経費計算、データ集計などいろいろな業務を行うことがあり、業務範囲が広くいのでスキル取得の幅が広がるでしょう。経験者だけでなく、未経験者の求人募集もあるので、比較的チャレンジしやすい点が特徴です。

・Webデザイナー

「Webデザイナー」は、Webサイトのデザインを行う職種です。インターネットを介した情報発信が活発化しさまざまなメディアが増える中、需要が高まっており、将来有望な職種としても人気の職業です。

Webデザイナーは、企業やクライアントからの要望をヒアリングし、希望や目的に合ったWebサイトのデザインを制作していきます。Webデザイナーはデザインのみを担当することもあれば、Webサイトの形に構築するコーディングも担う場合もあり、案件によって業務内容がまちまちです。

Webデザインは、専門的なスキルや知識が必須です。サイトのデザインを行うにあたり、AdobeのPhotoshopやIllustrator、XDといったデザインソフトを扱える必要があるので、Webサイトのデザインに起こせるだけのソフトスキルをしっかり身につけておく必要があります。昨今、さまざまなWebデザイナー向けのオンラインスクールがあるので、1から独学でスキルを身につけることが不安な人は、スクール受講を検討してもよいでしょう。

専門的なスキルや知識が必要な職種なので、やはり経験者が優遇されます。しかし、未経験でも「Webデザインスクール卒業生可」などといった条件を募集要項に挙げている企業もあります。完全な未経験でも応募可能な求人もあるので、求人情報を見逃さないようにしましょう。

完全在宅ワークで得られる3つのメリット

キャンプをしながらリモートワーク

昨今、「おうち時間」を充実させることが、ちょっとした世間のブームになっています。完全在宅ワークは働き手側にとって、たくさんの大きなメリットがあります。在宅ワークなら、効率的な働き方がかない、余剰時間をプライベートにあてるなどして生活を充実させやすくなります。完全在宅ワークで働くメリットを3つ解説します。

通勤時間が短縮できる

完全在宅ワーク最大のメリットは、通勤時間が短縮できる点です。自宅からオフィスに向かうとなると、1〜2時間、人によってはそれ以上に時間をかけて通勤する必要があるでしょう。さらに女性は、外出するとなると身支度やお化粧にも時間がかかるという人もいるのではないでしょうか。

しかし、在宅ワークなら通勤時間がかからないので、移動時間を短縮することができます。その分いつもより少し睡眠をとることができたり、慌てずにゆっくりと仕事の準備ができたり、働き手にとってのメリットがとても大きいといえます。身支度やお化粧も、それほど時間をかけずにすむようになるでしょう。

通勤時間や準備時間が短縮された分、趣味に時間をあてるなど、プライベートを充実させ、ワークライフバランスを整えることができます。。

好きな場所で働くことができる

完全在宅ワークでは、自宅を中心に好きな場所で働くことができます。これまでは、パソコンさえあれば完結する作業でも、オフィスに出勤して仕事をしていました。しかし、クラウド環境の整備が進み、どこにいてもパソコンからリモートで作業ができるようになりました。会議や打合せも、zoomなどを使ったオンラインミーティングで参加することができます。

依頼主との契約条項にもよりますが、Wi-Fiなどのインターネット回線とパソコンがあれば場所を選ばず、どこででも働くことが可能です。自宅の他、カフェやコワーキングスペース、公園などを使い分けて、いつでも新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができるでしょう。

「ノマドワーカー」「アドレスホッパー」「ワーケーション」という言葉もあるように、特定の場所に縛られずに、好きな場所やお気に入りの場所、いろいろな環境で働きたい人には大きなメリットといえるでしょう。ただしオフィスとは違い、どこでもセキュリティ環境が整っているとはいえないので、コンピュータウイルス対策や情報漏えい対策を施したパソコンを利用し、機密情報の持ち出しに関するルールなどに留意して、自由な働き方を実践しましょう。

家事や育児と両立しやすい

完全在宅ワークは、家事や育児と仕事を両立させやすい働き方です。特に女性は、結婚・出産といったライフイベントで環境が大きく変化します。自身の仕事に対する考え方や家庭の事情などで、オフィスに出勤してフルタイムで働くことがベストではない人も多くいるのではないでしょうか。

リモートワークなら、職種や業種によりますが在宅で仕事ができるので、理想に近い働き方が可能になります。「通勤時間を減らして、家事や子育てに時間を使いたい」「介護が必要な家族を見守りながらできる仕事がしたい」「趣味の時間を増やすために効率的な働き方を模索している」といった人におすすめです。

在宅正社員求人や時短勤務が可能な求人など、自分のライフスタイルに合った働き方を探してみましょう。

完全在宅ワークで気をつけたい3つのデメリット

てんびん

完全在宅ワークの特徴として、「通勤時間が短縮できる」「場所を選ばず働くことができる」「家事や育児と両立しやすい」などが挙げられ、働き手のメリットが大きいスタイルです。しかしその反面、在宅で働くことのデメリットも存在します。

人によっては自己管理が難しかったり、働きすぎてワークライフバランスが崩れてしまったりと、せっかくの在宅ワークがマイナスに働いてしまうこともあるでしょう。リモートならではのデメリットについて、3つ紹介します。

自己管理が難しい

在宅ワークで働くデメリットの1つに、自己管理が難しいことが挙げられます。オフィスなどに出勤して働く場合は、上司や先輩、同僚の目があるので、ある程度の緊張感を持って働くことができます。集中力が切れてしまいそうなときも、オフィスにいる人と会話することでモチベーションを保ちながら、仕事ができている人もいるのではないでしょうか。

しかし、自宅で1人きりで働いていると他の人の目がないこともあり、つい気が緩んでしまうこともあるでしょう。業務時間や休憩時間を自分自身でコントロールする必要があるため、人によっては自己管理が難しいと感じてしまう点がデメリットです。

自分の仕事を自分でコントロールできるようになるためにも、「業務が一区切りしたら10分間の休憩を挟む」「忙しくても1時間に一度、席を立って深呼吸する」「できるだけ同僚や先輩とコミュニケーションを取り、モチベーション維持を心がける」など、自分なりの対策方法を持っておくとよいでしょう。

働きすぎてしまう

リモートで働くデメリットに、つい働きすぎてしまうことが挙げられます。どこの職場にも業務の終了時間として「定時」が設定されていますが、在宅で働いていると、ついつい仕事に没頭して働きすぎてしまうことがあります。

バックオフィス業務やお客様対応の仕事の場合、相手の営業時間に合わせて業務時間が決まっているので仕事にも区切りをつけやすいでしょう。しかし、特に働く時間が決まっていないデザインなどのクリエイティブ系の仕事の場合は、注意が必要です。例えば、本来の定時近くに修正などの直しや、仕事の依頼が入ってしまった場合、「今日中に終わらせてしまいたい」という気持ちから、そのまま仕事を続ける人もいるでしょう。

在宅だからこそ、いつでもどこでも仕事をすることができますが、時間の区切りなく仕事をし続けては「働きすぎ」の状態となり、心身不調の原因になりかねません。長時間労働を避けるためにも、その日その日で一気に仕事を片付けようとするのではなく、ある程度のスパンで自分の仕事をコントロールできるようになるとよいでしょう。

また、在宅ワークは依頼側から働き手の忙しさが見えにくいため、さばききれない量の仕事がまかされるケースもあります。「断ると次の仕事に影響してしまうかも」「少し無理をすればできる」といった判断で請け負い続けると、その無理をした状態が当たり前となってしまいます。

業務量自体が増えすぎて自分でコントロールすることが難しい場合は、上司や先輩に相談するなどし、無理のない在宅ワークを心がけていきましょう。

コミュニケーションが取りづらい

在宅ワークでは、コミュニケーションが取りづらいこともデメリットとして挙げられます。リモートで仕事をする場合、パソコンでの作業が中心になります。パソコン作業を一日中行っていると、人と会話をせずにその日が終わってしまうこともあり、昨今、会話不足やコミュニケーション不足による心の問題が注目されています。特に、1人暮らしで在宅ワークをしている場合は、何気ない会話ができる家族などがいないため、より注意が必要になってくるでしょう。

また、在宅ワークはオフィスなどに出社しないため、同僚や先輩など他の社員と集まって話す機会が減ってしまい、社員間でコミュニケーションが取りづらくなってしまう点もデメリットです。チームで動いて業務を進めている場合は、オンラインミーティング終了後に雑談をするなど、コミュニケーション対策をするとよいでしょう。

完全在宅ワークで働く際に気をつけたい5つのポイント

パソコンのセキュリティ設定

完全在宅ワークで働く際には、オフィス勤務との違いを意識して、さまざまなことに気をつけて業務を進める必要があります。例えば、在宅ワークのデメリットである「自己管理の難しさ」に対してスケジュール管理を徹底すること、「コミュニケーションの取りづらさ」に対してコミュニケーションをこまめに取ることなどが大切です。

また、在宅ワークで特に注意したい点として、遠隔地で働くからこそ自分が責任を持ってセキュリティ対策をすることや守秘義務を守ることが挙げられます。

在宅ワークで仕事をする上で、注意したいポイントを5つ解説します。

・スケジュール管理を徹底する

仕事を進める上での基本として、スケジュール管理を徹底するようにしましょう。オフィスなどに出社していたときと違い、在宅ワークは1人で作業を進めていくため、自分の仕事を自分でコントロールする必要があります。

例えば、書類作成の仕事を営業スタッフから依頼された場合、依頼されたからには必ず納期があります。今自分が抱えている仕事と依頼された仕事を照らし合わせ、「それぞれの難易度はどれくらいなのか」「どのくらい作業時間がかかるか」「どの仕事の期限が先なのか」など、仕事の状況を把握し、納期までのスケジュールをコントロールする必要があります。

オフィスで働いていれば、「あの仕事はどうなっていますか」「忙しそうなのでまたにします」など声をかけられ、スケジュールを見直す機会もあるでしょう。在宅ワークでは1人で仕事を進めていくことが主なため、どの業務がいつまでの納期なのかなど、常に自分の仕事を把握し、正確に進めておくことが大切です。

「タスクがたくさんあって忘れてしまいそう」と不安になる人は、タスク管理ツールでリマインダーセットをしたり、Googleカレンダーなどスケジュール管理ツールで予定を確認したり、自分なりの方法を見つけていくとよいでしょう。

・研修時の出社義務はあるか確認する

フルリモートで働ける正社員の仕事に応募する際に注意しておきたいのが、事業所での実地研修や企業イベントなどへの参加義務があるのかどうかです。業務自体は完全在宅ワークが可能でも、採用時に数日から数週間の実地研修がある場合や、年に数回ある交流会への参加が望ましいとされている場合などがあります。

在宅ワークは全国どこの求人でも応募することができ、自宅やコワーキングスペースなど、どこでも働ける点が最大のメリットです。例えば、地方に住んでいてその地域に求める求人がない場合でも、完全在宅ワークなら東京都など首都圏の求人にチャレンジすることが可能です。

しかし、入社時に本社などのオフィスで研修を行う場合、遠方から出社することになります。居住地から離れた場所にある企業に応募する場合、条件や希望がマッチしていても、出社義務があるとその対応について検討しておく必要があります。通勤可能な距離なのか、通勤が難しい場合には出張として宿泊先を手配してもらえるのか、自費の場合にはどのくらいかかるのかなど、応募する前に募集要項をよく確認し、不明な点については問い合わせておくようにしましょう。

・セキュリティ対策をする

リモートワークでは、セキュリティ対策も大切です。パソコンが「モノ」である以上、盗難や紛失などリスクがあります。パソコン内には大事な顧客情報や個人情報、企業の機密事項など、見られてはいけない情報がたくさん入っているでしょう。パソコンそのものはもちろん、情報の重要度に合わせてフォルダにパスワードを設定したり、企業クラウドへの格納を徹底してパソコンにはデータを保管しないようにしたりと、個人でできる対策を心がけておきましょう。

また、カフェや公共の施設などで設定されている公衆無線LANに接続した際に起こりえる情報漏えいにも注意が必要です。公衆無線LANは、フリーWi-Fi、フリースポットなどと呼ばれ、普及が進んでいますが、中には通信が暗号化されていないものもあります。

暗号化されていない通信では、顧客とのメールやチャットのやり取りなどを盗み見されてしまう可能性があります。できるだけ公衆無線LANは利用しないようにし、どうしても使用する場合には、暗号化されていることを確認できるものを使用するようにしましょう。

リモートワークは、インターネットを介して仕事を進めていくスタイルです。インターネットを利用した犯罪には、コンピュータウイルスや不正アクセス、フィッシング詐欺などがあります。「怪しいと感じたメールのリンクへは飛ばない」「個人情報を入力する際には適正なサイトかどうか確認する」「IDやパスワードの管理に注意する」「定期的にパスワードを変更する」など、セキュリティ対策をしっかりと意識しましょう。

・守秘義務を守る

企業には、就業規則などで守秘義務が定められていることがあります。在宅ワークで働く上でも、守秘義務を守ることは注意しなければならないポイントです。

例えば、勤務先で大事なコンペがあったとします。もしも、その情報を友人など誰かに話したり、SNSに上げた画像に情報が写りこんでいたりして、コンペの内部情報が外部に漏れてしまったら、商談が成立し得ないどころか、取引先との信頼関係も失われかねません。情報を外に漏らさないためにも、たとえ家族でも、友人でも、チーム外の人には守秘義務を徹底するようにしましょう。

また、自宅以外でパソコン作業する際も注意が必要です。例えば、カフェや公園など、まったくの他人が行き来する場では、重要な情報を扱うような仕事は避けた方がよいでしょう。どうしても作業をする必要がある場合には、「のぞき見防止フィルムをパソコンの液晶に貼る」「周囲から覗き見られない角度の席を確保する」など、情報が漏れないように意識することが大切です。

「ついうっかり」では済まされないのが、機密事項の漏えいです。日頃からしっかりと守秘義務を守る習慣を身につけておきましょう。

・コミュニケーションをこまめに取る

在宅ワークで仕事を進めていく中で、コミュニケーションをこまめに取ることも重要です。リモートワークでは、オフィスで働いているときと違い、同僚や上司と直接会話する機会が減ってしまいます。しかし、会話が減ってしまったせいでチームメンバーと連携が取れなかったり、情報共有ができなかったり、コミュニケーションに食い違いが生じてしまっては、業務に悪影響を及ぼすでしょう。

パソコン作業が中心になると会話する機会が減ってしまいますが、「ミーティング時には仕事以外の話題で雑談をする」「チャットツールでは、絵文字や顔文字を使って文章に感情を乗せる」など、人と人とのコミュニケーションを大切にするようにしましょう。チームで動く仕事をしている場合は特に、お互いの人となりを知るためのコミュニケーションを大切にすると、仕事がより円滑に進んでいくようになるでしょう。

完全在宅ワークの正社員求人が探せる求人情報サイト5選

ノートパソコンの検索画面

近年、業務委託やアルバイトのみならず、在宅ワークで働ける正社員の求人が増えています。今や、在宅ワークの求人はインターネットで検索するとたくさんの求人が出てきて、見きれないほどの情報であふれています。仕事探しの第一歩として、自分の希望する職種や条件を整理し、それに合った求人情報が掲載されているサイトに出会えると、理想の仕事がスムーズに探せるようになるでしょう。

在宅勤務が可能な、正社員の求人が検索できるおすすめの情報サイトを5つご紹介します。

・ReWorks(リワークス)

「ReWorks(リワークス)」は、株式会社アイドマ・ホールディングスが運営するフルリモート求人に特化した転職支援サービスで、未経験からの転職をサポートするさまざまなサービスも展開しています。ワーカー登録者数は5万人を超えており、フルリモート求人が探しやすいとして注目されている転職サイトです。

初めて転職する人やフルリモートの働き方に対して不安がある人には、キャリアアドバイザーが無料で転職のサポートをしてくれます。また、条件が合えば、「報酬をもらいながら」eラーニングトレーニングを受けたり、ビジネスマナー研修を受けたりできる点も特徴的です。ライティング講座やWebマーケティング講座など、転職後にも業務に役立つオンライン講座を無料で提供しており、スキルアップしながら転職活動をしたい人にもおすすめです。

サイト内の「詳細検索」から雇用形態や地域を選択でき、さらには「未経験者歓迎」「時短勤務/業務OK」「残業なし・少なめ」などのこだわり条件から絞って検索することもできるので、自分の希望条件にチェックを入れて探してみるとよいでしょう。

■リワークスでの正社員のお仕事探しはこちら

・doda(デューダ)

「doda」は、パーソルキャリア株式会社が運営する大手転職情報サイトです。公開求人は10万件以上と非常に多く、幅広い業界・職種を扱っています。正社員求人に「在宅」のキーワードが含まれているものは5万件近くあり、「フルリモート・完全在宅勤務の求人特集」では、4000件以上の求人が紹介されています(2022年4月現在)。

転職情報サイトのみならず、転職エージェントとしてもサービスを展開しており、「なるべく早く転職したい」「初めての転職活動なので、書類審査や面接通過が不安」といった人に対し、キャリアアドバイザーが転職までサポートしてくれます。「少し聞きたいことがある」「まずは概要を聞きたい」といった人は、チャットでの相談サービスを利用するとよいでしょう。

また、無料で参加することができる転職イベントや転職セミナーも開催しており、多くのイベントがオンラインでの開催なので、時間を見つけて気軽に参加することが可能です。「キャリアアドバイザーが教える 面接力アップセミナー」や「履歴書・職務履歴書の書き方セミナー」など、転職に関するさまざまなセミナーを受けることができます。

・エン転職

「エン転職」は、エン・ジャパン株式会社が運営する総合転職情報サイトです。会員数は900万人を超え、4年連続で顧客満足度No.1(2018〜2021年オリコン顧客満足度調査より)と、ユーザーからの信頼も厚いサービスです。

エン転職の最大の特徴であり、強みとして挙げられるのが「入社後活躍」です。転職活動をして「入社したら終わり」、ではなく、入社した人が転職先で定着し、しっかりと活躍できるようなアフターサポートを実践しています。定着率を高めるには、応募者と企業とのマッチングが大切です。そのため、応募先の「良いところ」も「あまり良いとは言えないところ」も求職者にしっかり伝え、ミスマッチのない採用を目指しています。

また、会社口コミプラットフォーム「Lighthouse(ライトハウス)」と連動しているので、元社員や実際に働いている現社員の「リアルな生の声」を読むことができます。リクルーターが発信する「良い情報」だけでなく、「事業の強み・弱み」「女性の働きやすさ」「企業カルチャー」などについて、知っておきたい情報に触れられるでしょう。

検索画面にある「希望勤務地」から東京都、神奈川県、埼玉県などエリアを絞って勤務地を検索することができますが、在宅ワーク希望なら「詳しい条件でさがす」から職種を選び、追加条件として、「在宅勤務・リモートワークOK」にチェックを入れて探してみましょう。

・求人ボックス

「求人ボックス」は、株式会社カカクコムが運営する求人情報特化型の検索エンジンです。求人ボックスには、検索にヒットする各種サイトの求人情報と求人ボックスで直接募集している求人情報を合わせて500万件以上の求人から、条件にマッチした情報が表示されます。

カカクコム独自の検索エンジンを構築しているため、あらゆるジャンルに対応している点が特徴で、業界や職種に偏りがなく、求人数が非常に多いことからも注目されているサービスです。検索エンジンの評価基準には、「検索キーワードと求人情報のマッチ度」「情報の豊富さ」「情報の新しさ」があり、ユーザー目線を意識した構築・運用がなされています。

求人情報をチェックするには、職種、業種、働き方などを自由に入力し、都道府県や駅名などの勤務地を設定して検索します。また、在宅ワーク希望なら、「働き方・雇用形態から探す」にある在宅ワークのアイコンをクリックしましょう。さらに職種や使用ツールなど、こだわり条件の一覧から詳細を設定して求人情報を探せます。

また、LINEとも連動しており、登録すると新着求人を1日に1回受け取ることが可能です。その他、おすすめ求人なども不定期で受け取ることができるので、希望する条件の求人を逃したくない人は、LINEを連動して登録しておくことをおすすめします。

・レバテックキャリア

「レバテックキャリア」は、レバテック株式会社が運営する、ITエンジニアやWebデザイナーに特化した転職エージェントです。IT業界関連のハイクラスな求人を数多く扱っており、経験者が「さらにステップアップしたい」「収入アップを目指したい」と転職を希望する際におすすめのサービスです。

レバテックキャリアでは、カウンセリングを希望すると業界や職種に熟知した専門のキャリアアドバイザーからアドバイスが受けられます。丁寧なヒアリングで、キャリアの棚卸やキャリアプランを一緒に考えてもらえるので、希望の求人探しを安心してまかせることができるでしょう。

また、実務のスキルに自信はあるけれど書類作成や面接が苦手という人には、それぞれの課題に合った対策をとってもらえます。書類添削や面接マナーなど、キャリアアドバイザーから実績に基づいたノウハウを教えてもらえるでしょう。レバテックキャリアの担当者から面接の後押しをしてもらったり、給与や待遇面の交渉をお願いしたりすることもできます。

レバテックキャリアの求人検索画面では、勤務地、職種、社名や業界だけでなく、「言語」「インフラ・ツール」から求人を検索することができます。JavaやPHP、Linux、Oracleなど、自身が得意とするスキルから検索してみましょう。

また、キャリアアドバイザーとはLINEで気軽に連絡を取ることができるため、ささいなことや疑問点など、思い立ったときに相談しやすい点もおすすめです。年収をアップしたい人や、今よりも良い条件で働ける可能性を探っている人は、登録だけでもしておくとよいでしょう。

まとめ

完全在宅ワークで働くことができる正社員の求人は増加傾向にあります。正社員雇用には、育休・産休などの福利厚生を受けやすかったり、月給制で収入が安定したり、身分が保証されることでローンが組みやすくなったりと、さまざまなメリットがあります。

在宅ワークには、オフィスで働くときと異なり、セキュリティ対策や自己管理を徹底するなど、在宅ワークならではの注意点があります。充実した在宅ワーク生活となるよう、気をつけておきたい点も意識して準備をしましょう。