在宅ワークの仕事にはどんな種類がある? 本業から副業までおすすめの仕事をご紹介!

在宅ワークで働ける仕事には、どのような種類があるのでしょうか。今までは、出勤して働くことが主流だった職種でも、在宅で働けるものが増えてきています。在宅ワークを始めてみたい方へ、仕事の種類や探し方、メリットデメリットについて解説します。

本業でも副業でも見つけられる! 在宅ワークの仕事の種類とは?

在宅ワークとは?

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「在宅ワーク」とはその名の通り、自宅で仕事をすることを指します。職場や派遣先へ出向いて働くのではなく、自宅で仕事を完了させる働き方です。

大きく分けて、「雇用されて働く在宅ワーク」と「自営で働く在宅ワーク」の2種類があります。雇用される働き方は正社員やアルバイト・パートなど、自営はフリーランスや個人事業主などです。

在宅ワークと同じように使用される「テレワーク」「リモートワーク」といった言葉も、最近よく耳にするのではないでしょうか。しかし、これらは厳密には同じ意味ではありません。それぞれの意味を簡単にご紹介します。

・テレワーク:主に官公庁や大手企業で使われる言葉で、オフィスや勤務先から「離れた場所で働くこと」を意味しています。日本テレワーク協会では、「情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology)を活用した、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方」と定義しています。

・リモートワーク:リモート(遠隔)という言葉が意味する通り、勤務先から離れた場所で仕事を行う働き方を指します。リモートワークは、IT系企業やそれに関連する業界で使われることの多い言葉です。テレワーク・リモートワークのいずれも「遠隔地で働く」という意味なので、自宅以外のカフェやコワーキングスペースなど、さまざまな場所で働く場合も含みます。。

・在宅ワーク:在宅ワークはテレワークの一種です。勤務先からの遠隔地の中でも、自宅で仕事をする場合に限った言い回しといえます。

【雇用・契約形態】在宅ワークの働き方の種類とは?

在宅ワークの働き方の種類には、主に「正社員」「アルバイト・パート」「業務委託」「開業」の4つがあります。それぞれの特徴について紹介します。

 

・正社員で在宅ワーク

企業に正社員として入社し、在宅ワークを行う働き方です。正社員として在宅ワークをすると、福利厚生の適用や固定給で収入を安定して得られるなどのメリットがあります。ただし、在宅ワークの頻度や在宅ワークを続けられるかどうかは、企業側の判断に委ねられます。

勤務日すべてで在宅勤務を希望しても、企業によっては在宅ワークを行えるのは週に1〜2日のみであることも珍しくありません。また、経営方針や業務内容の変更により、在宅ワークが実行できなくなる可能性があります。

正社員の方が在宅ワークをするには、副業として在宅ワークを選択する方法もあります。Wワークを始めようと考えるとき、終業後もしくは休日に副業先へ出勤するのでは、体力的・精神的に難しい面もあるでしょう。しかし、在宅ワークでの副業なら出勤時間がなく、スキマ時間に行えるアルバイトもあるので、負担は軽減されます。

 

・アルバイト・パートで在宅ワーク

アルバイトやパートの仕事は、飲食店のスタッフやスーパーのレジなど、勤務地で働く接客業を思い浮かべることが多いかもしれません。しかし、アルバイトやパートも、在宅で業務可能です。

インターネットに接続されたパソコンを利用するアルバイトや電話を使用するもの、内職などは出勤しなくとも業務を完了できます。未経験からでも始められるアルバイトやパートも多数あるので、特別なスキルがなくとも挑戦できますよ。

 

・業務委託で仕事を請け負う

業務委託では、企業と雇用契約ではなく「業務委託契約」をして、作業が完了した成果物に対しての報酬を受け取ります。正社員やアルバイト、パートなどのように雇われる働き方に比べて自由度は高いですが、その分収入など不安定な面もあります。安定した収入を得るには、自己管理をして計画的に業務を進めていくスキルが必要です。

しかし、近年はさまざまなクラウドソーシングサービスが普及し、個人でも仕事を得やすいシステムが整っています。資格やこれまでの経験を活かして仕事を獲得することはもちろん、未経験からでも始められる仕事もあり、間口が広がっています。

 

・開業する

開業し、在宅で働く方法もあります。働く場所を自分で決められるので、自宅をオフィスと兼ねることで在宅ワークを始められます。ネイルサロン、飲食店、美容院などのサービス業、会計士・税理士、人材コンサルなどのコンサル業、特技を活かした料理教室や書道教室、ハンドメイド作家など、家にいながらできる仕事は数多く存在します。

開業と聞くとハードルが高く感じられますが、まずは副業から始め、軌道に乗ってから開業する方法もあります。開業して在宅で働くことを目標とする方は、資格を取得したりスキルを磨いたりして準備を進めていきましょう。

【在宅ワーク20選】

在宅ワーク 朝の時間

ICTの発達やクラウドソーシングサービスの普及で、さまざまな在宅ワークが可能になりました。求人数が多く、取り組みやすいものを20種ピックアップします。ジャンルごとに紹介するので、自分の「好き」や「得意」からぜひ仕事を選んでみましょう。在宅ワーク一覧として、目次だけチェックしていっても、さまざまな仕事があることを感じられるでしょう。

 

・デスクワークが好きな方

デスクワークが好きな方に向いている在宅ワークを紹介します。自分で時間を管理し、もくもくとパソコンに向かって仕事をすることが好きな方におすすめです。WordやExcelを使いこなせる、パソコンスキルがあるという方にも合う仕事です。

Webライター

ホームページやブログなどに掲載する記事を執筆する仕事です。インターネットに接続されたパソコンがあればできる仕事が多数あります。

企業が情報発信のために運営しているサイトでのコラムや個人のライフスタイル・考え方などを伝えるエッセイ記事、商品の魅力を伝える記事LP、InstagramやTwitterなどのSNSに投稿する文章を執筆するなど、さまざまな仕事があります。Googleなど検索エンジンの上位に表示されやすくなるSEO(Search Engine Optimization)の知見があると、依頼主からの評価も高くなるでしょう。

Webライターの仕事は未経験からでも始められる案件が多くあり、在宅ワークとして新しい仕事を始めたい方にもおすすめです。ただし、基本的なパソコン操作のスキルは求められます。Word、Googleドキュメント、チャットツールなどを使いこなせるとスムーズでしょう。

仕事の内容により、求められるスキルや使うツールが異なるため、まずは「自分にできそうな案件」を探してみましょう。求人の中には、Webライターとしてのスキルよりも、特定の資格や経験を問われるものがあります。ファイナンシャルプランナーとして金融の記事が書ける方、看護師として医療に関する記事が書ける方、美容サロンの体験者など、資格や体験を前提として依頼されることもあるので、特定の仕事の資格や経験があれば、ライター業が未経験でも挑戦しやすいでしょう。

Webライターはクラウドソーシングサイトで案件を探したり、サイトを運営する企業に直接応募したり、編集プロダクションに所属したりして仕事を獲得します。在宅ワークとしては正社員の仕事は少なく、業務委託の仕事が大半なので、フリーランスとして働きたい方や副業の方におすすめです。

コピーライター

コピーライターは、商品やサービスの魅力を伝えるキャッチコピーを作成する仕事です。クライアントとの打ち合わせや取材をオンラインでできれば在宅ワークとして働けます。

近年は、Web記事のキャッチコピーを作成するWebコピーライターの仕事も需要が高まっています。企業の公式サイトや、商品・サービスをPRするランディングページなどに、セールスコピーは欠かせません。

文章が作れたらコピーライターになれるというわけではなく、コピーライターには「言葉」以外のスキルも求められます。商品の魅力を分析するブランディング力やターゲット層を絞るマーケティングスキルなども必要です。そのため、観察力・洞察力があり、好奇心を持って考え、クライアントの意向をくみ取れる「聞く力」のある方に向いています。

コピーライターの求人は、求人サイトで見つけられます。完全在宅でコピーライターの仕事をしたい方は、クラウドソーシングサイトの利用もおすすめです。クラウドソーシングサービスでは、契約形態は業務委託で、成果報酬制であることが大半ですが、自分のペースで仕事を受けられます。

・データ入力、文字起こし

音声データを文字に起こしたり、名刺や手書きのアンケートなどをデータとして入力したりする仕事です。パソコンがあり、インターネット環境が整っていれば始められる仕事が求人サイトなどに多数掲載されています。

また、内容によってはパソコンではなくスマートフォンのみで完了できる仕事もあります。そのため、始めるまでのハードルが低い点がポイントです。

パソコンの基本的操作ができれば未経験からでも始めやすい仕事ですが、タイピングに慣れていなければ、正確に納品することが難しいでしょう。未経験からでも始めやすい反面、在宅ワークの中でも報酬が低めなので、まとまった収入を得るには作業スピードが重要です。

未経験の方は、まずパソコンのタイピングに慣れ、多くの仕事をこなせるようにしておきましょう。タイピング練習ソフトでブラインドタッチを身につけたり、日頃からパソコンを使う機会を増やしたりすることでスキルが向上します。

データ入力や文字起こしの仕事は、クラウドソーシングサイトやアルバイトの求人サイトで見つけられます。スキマ時間に手軽に働きたい方や副業をしてみたい方にもおすすめの在宅ワークです。

少しの時間で働きたいけれど、外へ出て働くことが難しい主婦の方や、本業とは別に収入を得たい方は、データ入力の仕事を検索してみてはいかがでしょうか。

・事務

オンライン事務では、自宅でパソコンを使い、資料作成や伝票作成などを行います。企業を支える事務の仕事には、パソコンがありインターネット環境が整っていれば進められる業務が多くあります。そのため、多くの企業で事務の在宅ワークが導入されつつあります。

事務の仕事にも種類があり、一般事務、経理事務、営業事務、貿易事務など、それぞれ仕事の内容が異なります。また、同じ「営業事務」でも、企業により担当する仕事の範囲が異なるため、求人情報や面接でチェックしておきましょう。

一般事務や営業事務は、未経験からでも始められる求人があります。経理事務や貿易事務は、資格や経験の有無が問われるケースが多いでしょう。また、事務の仕事は人気があり、求人に対して応募者が多くなることが多いため、倍率も高くなります。そのため、事務の経験のある方や、日商簿記やTOEICの高得点など、資格や事務に活かせるスキルを保有している方におすすめです。

事務の仕事は、求人サイトやハローワーク、地域の求人情報誌などに求人が掲載されています。また、アルバイトやパートとしての事務員を募集していることもあります。時短勤務の事務を希望する方は、アルバイト専門の求人サイトなどもチェックしてみましょう。

・オンライン秘書

オンライン秘書の仕事も、事務職同様に在宅ワークとしての需要が高まっています。オンライン秘書の仕事は、依頼主とオンラインでつながりながら、業務をサポートすることです。具体的な仕事内容は、スケジュール調整、メール作成、出張時のホテルや交通機関の手配、議事録・資料の作成などです。他に、経理・財務・人事・営業などにも関わり、幅広い業務を担当することもあります。

オンライン秘書とはいえ、出勤して働く秘書と求められるスキルに大きな違いはなく、パソコンスキルや柔軟な対応力が求められます。また、顔を合わせて働くのではない分、より質の高いコミュニケーションスキルが必須です。

円滑にコミュニケーションを取り、相手にとって心地よいやりとりができるように心がけましょう。メールなどの文章のみでやりとりをするケースが多くなるため、正しく簡潔に、気持ちのこもった文章を作成するスキルも求められます。

オンライン秘書の仕事は、正社員や契約社員の求人に応募する他、クラウドソーシングサービスでの業務委託案件やオンライン秘書サービスを提供している企業に登録することで見つけられます。

応募者多数の場合、秘書や事務の経験のある方が優遇される可能性が高くなるでしょう。しかし、秘書の仕事の需要は高まっているため、未経験の方でも仕事を見つけられます。まずは求人を検索し、詳しい仕事内容をチェックしてみましょう。

・テスト採点・添削

テスト採点・添削は、学生が受けた試験の採点や小論文などの添削を行う仕事です。自宅に答案やマニュアルが配送されたり、Web上で採点したりする方法があり、出勤する必要がありません。

答案が選択式のものなら、正誤を確認していく単純作業です。しかし、記述式の答案や小論文に関しては、採点のマニュアル通りに細かく確認していく必要があります。

テスト採点・添削は、対象が小学生から大学生、大人向けの通信講座など幅広いため、仕事の内容も大きく異なります。募集されている求人によっては、学歴や資格の有無を問われることもあるでしょう。求人内容を確認して、自分のスキルと合っている求人に応募するように注意しましょう。

テスト採点・添削の仕事は、求人サイトなどで探せます。正社員での求人は少なく、多くがアルバイト、パート、業務委託です。そのためスキマ時間に働きたい方や、学生の方におすすめの在宅ワークです。

 

・スキルを活かしたい方

すでに取得しているスキルや経験を活かしたい方におすすめの在宅ワークを8つ紹介します。収入アップを実現するために、これから資格を取得して、新たな職業に挑戦したいという方にもおすすめですよ。

・システムエンジニア

システムエンジニアは、コンピュータシステムの開発において設計書を作成したりテストをしたりします。請け負う業務によっては、クライアントや一緒に仕事を進めるスタッフとの打ち合わせが必要です。そのため、完全在宅ワークというわけにはいかず、クライアントと面会したり、打ち合わせをしたりすることもあります。打ち合わせをWeb会議システムでオンライン化している企業もあるので、完全在宅ワークを希望している方は、求人情報や面接で打ち合わせの方法や出勤の頻度について確認しておきましょう。

また、システムエンジニアと聞くと専門的な勉強をしている経験者でなければ仕事が見つけられないイメージがあるかもしれません。しかし、システムエンジニアは人材不足が続いているため、未経験でも応募可能な求人が多数あります。

未経験からシステムエンジニアとして働きたい方は、まずスキルを習得しておきましょう。プログラミング言語を独学で習得したり、働きながらオンラインスクールで学んだりする方法があります。何かスキルを身につけて転職をしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。

システムエンジニアの仕事は、求人サイトで見つけられます。「システムエンジニア 完全在宅 未経験」「システムエンジニア リモートワーク」などのキーワードで検索をして探してみましょう。スキルが十分に備わっていけば、フリーランスとして完全在宅勤務も可能になるでしょう。

・プログラマー

プログラマーとはプログラミング言語を用いてシステムやアプリケーションの制作をする人のことです。プログラミングのスキルがあり、ハイスペックなパソコンなど仕事ができる環境を整えれば在宅ワークが可能です。請け負う仕事の内容によっては、出社したりクライアントと直接会ったりするケースもあります。企業に勤めて在宅でプログラマーの仕事をするなら、「完全在宅」なのか、「一部在宅」なのか、仕事の進め方を確認しておきましょう。

フリーランスのプログラマーとして働くなら、自分で仕事の範囲を決められます。契約内容により、完全在宅で仕事を進められるようにできるので、すべてオンラインで完結したい方におすすめの働き方です。

IT業界は人材不足が続いているため、在宅で働くプログラマーの需要は今後も高まっていくでしょう。これから何かスキルを身につけて働きたい方は、プログラマーを検討してみてはいかがでしょうか。プログラミングを学べるスクールに通ったり、オンラインで学習したりすることもできますよ。

プログラマーの求人は、求人サイトから正社員や契約社員、アルバイトの募集を見つけられます。フリーランスとして働くなら、クラウドソーシングサイトでも案件が探せます。未経験の方は、「未経験OK」の仕事やアルバイトから始めて、スキルを磨いていきましょう。

・Webデザイナー

Webデザイナーとは、Webサイトのデザインの制作をする人のことです。デザインソフトとしてメジャーなAdobeのPhotoshopやIllustratorを使いこなせるスキルやプログラミングのスキルが求められます。制作物はデータで納品できるので、在宅ワークとして働きやすい仕事の一つです。

Web制作の需要は高く、Webデザイナーの経験がある方だけでなく、これからスキルを身につけて働きたい方にもおすすめです。Webデザインは、独学やオンラインスクールでも技術を習得可能で、実績とともにセンスも重視される仕事なため、未経験からでもスタートできます。

Webデザイナーとして在宅で働くには、求人サイトやクラウドソーシングサイトから求人や案件を探してみましょう。Webデザイナーが任せられる仕事の範囲は、企業やクライアントにより異なります。募集内容を確認したり、面接時に質問したりして、自分のスキルや希望に合うかどうかをチェックしておきましょう。

・イラストレーター

イラストが描ける方は、在宅ワークとして企業にイラストを提供したり、自身で販売したりすることができます。イラストレーターは特に資格が必要なく、独学や未経験からでも始められます。

在宅で働けるイラストレーターの仕事は、正社員や契約社員、アルバイトなどの求人から探せます。また、業務委託としてクラウドソーシングで案件を探したり、自分でイラスト作成の依頼募集をしたりすることも可能です。

副業として、またはスキマ時間に働くことを希望している方は、クラウドソーシングサイトやスキルマーケットを利用して、自分で仕事量をコントロールしましょう。企業が募集しているイラストのテーマに応募したり、自分の商品として「アイコン作成」などターゲットを絞って販売したりできます。

イラストのタッチのジャンルは多岐にわたるため、クライアントの要望と自分のイラストの相性も大事です。求人情報だけでわかりかねるときはクライアントに確認して、自分のタッチやデータ形式と合うかどうかをすり合わせしておきましょう。

・動画作成・編集

YouTubeや企業のホームページなど、動画作成・編集の仕事は需要が高まり注目されています。デジタルデータで納品できるので、動画作成に必要なツールがそろっていれば在宅で働ける仕事です。

依頼内容によっては、打ち合わせのために出勤する必要があったり、仕事を始める前に研修が必須という条件があったりします。「完全在宅」を希望する方は、出勤や対面での打ち合わせの有無について確認しておきましょう。

動画作成・編集は、YouTubeに動画をアップしたい個人の案件、企業のプロモーション、商品のPRなど、仕事の種類が多岐にわたります。動画の切り貼り、BGM・テロップの挿入などの基本操作ができれば対応可能な案件もあるので、初心者からでも始めやすい仕事です。しかし、クライアントにより求めるレベルに差があるため、自分のスキルに合うかどうか応募時に確認しておきましょう。

動画作成・編集の案件は、クラウドソーシングサイトで多数見つけられます。求人サイトでもアルバイト・パートの求人を見つけられますが、正社員や契約社員の仕事はあまりありません。動画作成・編集の仕事を在宅で行いたい方は、業務委託やアルバイト・パートの求人から探してみましょう、

・ネイリスト

ネイリストとは指先、主に爪を美しく整える仕事をする人のことです。爪のケアや整形をして指先の健康状態を整え、マニキュアなどを使ってネイルカラーやネイルアートのサービスを提供します。

ネイリストは、直接依頼人の手指に実施する場合、対面で行う仕事となるため、在宅ワークをするなら自宅でネイルサロンを開業することになります。ネイルチップの作成なら、業務委託で請け負ったり、ネットショップで販売したりして在宅ワークを実践できます。また、オンラインでネイル講座を開くこともできますよ。

・栄養相談、食生活のサポート

栄養士や栄養について教えられる資格を所有している方は、オンラインで栄養相談を受けたり、食生活のサポートをしたりする仕事をしてみてはいかがでしょうか。メールやSNSのツールで依頼人へ個別にアドバイスを送ったり、Zoomなどのオンラインツールを用いて教室を開催したりできます。

管理栄養士なら、特定保健指導をオンラインで行う仕事もおすすめです。特定保健指導の仕事は完全在宅ではなく、研修や会議での出勤を求められることがあります。求人の詳細を確認しておきましょう。

オンラインでダイエットや食事改善のサポートをする仕事は、業務委託の他、個人でサービスの提供を開始することも可能です。スキルシェアサイトで、「栄養相談」「ダイエットサポート」などの商品を販売してみましょう。

栄養相談、サポートの仕事は正社員の仕事が少なく、契約社員、アルバイト、業務委託の求人が多いため、副業やフリーランスの方におすすめです。求人サイトやクラウドソーシングサイトなどで条件を入力して、検索してみましょう。

・翻訳

英語や中国語などの外国語を日本語に、またその逆で日本語を外国語に翻訳する仕事も在宅で行えます。特定の言語が得意な方や、翻訳の仕事をしたことがある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

翻訳には、英語や中国語だけでなく、ドイツ語、フランス語などさまざまな言語の仕事があります。翻訳する文章の種別も取扱説明書、契約書、小説など多岐にわたり、それぞれ求められるスキルも異なります。自分の得意分野を活かせる言語や分野で仕事を探しましょう。

仕事の探し方は、求人サイトでの検索がおすすめです。中でも、翻訳に特化した翻訳専門の求人サイトを利用してみましょう。総合的な求人サイトで検索するよりも仕事を検索しやすく、効率よく条件に合う仕事を見つけられます。他には、派遣会社に登録したり、クラウドソーシングサイトを利用したりする方法もあります。

翻訳の仕事は実務未経験からでも挑戦できますが、やはりスキルや資格はあった方が有利です。英語であれば、「TOEICで○点以上」など、応募資格に条件が掲載されていることがあります。スキルを証明できる資格を身につけてから挑戦すると、仕事につながりやすくなるでしょう。

 

・人と接することが好きな方

在宅ワークと聞くと、「人と接することがない」と考えるかもしれません。しかし、在宅ワークでもコミュニケーションを取りながら進める仕事は多数あります。営業や人前で話すことが得意な方、デスクワークやもくもくと作業を進める仕事が苦手な方におすすめの仕事を4つ紹介します。

・オンライン講師

「講師」といってイメージするのは、生徒の前で教壇に立つ姿でしょうか。しかし、近年はオンラインで講義をするサービスが充実し、利用者側もオンラインで習い事を探す機会が増加しています。

講師業は、英語や数学などの「教科」を教える仕事ばかりではありません。教師の資格や特別な経歴がなくとも、自分の経験を活かしてオンライン講師として活動を始められます。例えば、料理が得意な方は料理講師、裁縫が得意な方はハンドメイドの講師など、自分の得意なことを活かせる点がメリットです。

オンライン講師を募集する求人をサイトで検索できますが、個人でオンライン講師を始める方法もあります。オンラインで教室を開催するなら、スキルシェアサイトの「ストアカ」や「ココナラ」を利用すると参加者とのやりとりもスムーズでしょう。また、オンラインサロンとして「DMM」などのプラットフォームを利用する方法もあります。

自分で教室を開催するには、講義をするための資料づくり・集客・スケジュール調整など、準備にある程度時間がかかります。しかし、やりがいがあり自分のスキルを十分に活かせる点が魅力です。

・テレフォンアポインター(テレアポ)

テレフォンアポインター(テレアポ)は、企業の窓口や一般家庭に電話営業をする仕事です。架電リストをもとに電話をかけ、自社の商品やサービスを説明し、営業担当者とのアポイントメントを取ることを目的としています。

一般的にコールセンターに出勤し、就業先で働くイメージがありますが、近年は在宅での求人も増えてきています。インターネット環境を整え、相手と話しやすい静かな部屋を用意しておきましょう。

会話のみでアポイントメントを取る必要があるため、営業力やコミュニケーション能力、傾聴する力が求められます。また、テレフォンアポインターの仕事はなかなか話を聞いてもらえないことも珍しくありません。そのため、あまり落ち込まず気持ちを切り替えて仕事に集中できる方に向いています。

テレフォンアポインターは、アルバイトでも時給が1000円~2000円といった求人があり、インセンティブ契約などで比較的稼ぎやすい仕事です。正社員、契約社員、アルバイト、業務委託とさまざまな働き方があるため、自分の希望に合うものを求人サイトで探してみましょう。

・カスタマーサポート

カスタマーサポートの仕事は電話やメールで行えるので、在宅ワークが可能です。主な仕事内容は、クライアントや顧客からの問い合わせ・相談に対応することです。相手が求めていることをくみ取り、必要な情報をわかりやすく伝えるスキルが必要になります。メールのみで対応をするなら、インターネット環境やパソコンがあれば始められます。

電話対応を自宅で行う方は、円滑に対応するために静かな環境が必要です。仕事をする環境として、ドアまたは仕切りのある仕事部屋を用意することが条件になっていることが珍しくありません。

カスタマーサポートの仕事は、求人サイトから正社員、契約社員、アルバイトの募集を見つけられます。他には、クラウドソーシングサイトでも案件を探せますよ。カスタマーサポートは、「コールスタッフ」「コールセンター」といった名前で募集されていることもあります。多くの求人から選ぶために、これらの単語でも検索してみましょう。

・カウンセラー

カウンセリングは、カウンセラーと相談者が直接会って行うイメージがありますが、オンラインでも実施可能です。Web会議システムで顔を見ながらカウンセリングをしたり、メールや電話を使ってやりとりをしたりします。

カウンセリングは、相談内容によってジャンルもさまざまです。臨床心理士や医師が行う心理カウンセリングや留学カウンセラーが行う留学生へのカウンセリング、美容の専門家が行う美容カウンセリングや個人の恋愛経験を活かした恋愛カウンセリングなど、多くのジャンルでスキルや経験を活かすことができます。

カウンセラーの仕事は、正社員、契約社員、アルバイトなど雇用形態もさまざまです。また、業務委託で働いたり、スキルシェアサイトなどを利用したりして、自分でカウンセリングサービスを始めることもできます。

求人サイトに掲載されているカウンセラーの求人は、「臨床心理士、医師」など、専門資格が求められることもあります。しかし中には、「話を聞くことが得意な方」「親身になって話を聞ける方」など、特別な資格を必要としていない求人もあります。自身の特性や経験を活かして仕事ができるため、気になる方は検索してみましょう。

 

・手を動かすことが好きな方

手先が器用な方やもくもくと作業をすることが好きな方におすすめの在宅ワークを2つ紹介します。趣味と実益を兼ねられる部分もあるので、おうち時間が充実しますよ。

・内職

もくもくと手を動かすことが好きな方やスキマ時間に働きたい方、パソコンが苦手な方には、内職がおすすめです。内職は、企業から材料を受け取って組み立てたり、パッケージ詰めしたりする仕事です。シール貼りならシール貼り、梱包なら梱包、と同じ作業をひたすら続けていくことになるので根気と丁寧さが求められます。

給料は歩合制で、どれだけの仕事を納めたかによって収入が異なります。しかし、仕事の単価が1円に満たないこともあり、ある程度の量をこなさなければ大きな収入は期待できません。「しっかり稼ぎたい」というよりも、「スキマ時間に何かをしたい」「育児の合間に少し仕事をしてみたい」といった方におすすめです。

仕事の探し方は、求人サイトでの検索が一般的です。「シール貼り 内職 求人」「〇〇市 内職 梱包」などとキーワードを入れて検索してみましょう。また、自治体が内職の紹介をしていることもあります。

内職は特に必要なスキルや資格はなく、未経験の方でも採用されやすい仕事です。子育て中や介護に忙しく外で働くことが難しい方や、副業として何か手を動かしたい方はぜひチェックしてみましょう。

・ハンドメイド作家

手先が器用な方や裁縫・工作が得意な方は、ハンドメイド作家として在宅で仕事ができるでしょう。「洋裁やデザインのプロでなければハンドメイド作家は難しい」「素人ではなかなか収入につながらない」と思うかもしれません。しかし、未経験から独学でハンドメイド作家として活動しているケースも多数あります。

ハンドメイド作家と一言でいってもジャンルはさまざまで、人気があるのは、アクセサリー、スマホケース、子供服、ぬいぐるみなどです。ハンドメイド作家は、どこかに雇用される形ではなく自分でショップを持ち、商品を販売することで収入を得ます。ハンドメイド用品を販売できるminne(ミンネ)、Creema(クリーマ)、BASE(ベイス)などを利用してショップを始めてみましょう。

在宅ワークの求人の探し方

在宅ワークの求人の探し方についてご紹介します。インターネットで気軽に検索できるので、まずはスマートフォンやパソコンを使って探してみましょう。

 

・求人サイトで探す

求人サイトにアクセスして「仕事内容」「給料」などからやりたい仕事の求人を絞ってみましょう。完全在宅ワークの場合は勤務地を考慮する必要がないので、より多くの求人から仕事を探せます。

それぞれのサイトには、総合的な求人サイト、派遣の求人サイト、アルバイトの求人サイトなど特徴があります。正社員、契約社員、アルバイトなどさまざまな働き方の求人を掲載している総合的な求人サイトでは、多くの種類の仕事を探せます。

また、アルバイト・パートに特化しているサイト、在宅ワーク中心に掲載しているサイトなど、特定の分野を専門とした求人サイトもあります。仕事の形態や働きたい仕事のジャンルが決まっている方は。専門的な求人サイトから仕事を探してみましょう。より仕事を見つけやすくするために、自分の条件に合うサイトを利用することがポイントです。

総合的な求人サイトには、求人ボックス、Indeed(インディード)など、アルバイト・パートに強いサイトには、タウンワーク、バイトルなど、在宅ワーク中心に掲載しているサイトには、mama works(ママワークス)、Reworker(リワーカー)などがあります。

 

・転職エージェントで探す

転職エージェントは、転職先を探している方と採用を検討している企業とを結ぶサービスのことです。転職エージェントのキャリアアドバイザーが転職に関して相談にのり、さまざまなサポートをしてくれます。

転職エージェントで扱う求人には、「公開求人」と「非公開求人」があります。「公開求人」はサイト上で詳細が確認できますが、「非公開求人」はサービスへの登録者に限定して紹介されます。そのため、会員となれば自分で求人サイトを使って探すときには見つけられない求人と出会える点がメリットです。

また、転職支援のノウハウのあるキャリアアドバイザーが相談にのり、あなたに合う求人を紹介してくれます。なかなか出会えない求人や、自分では検討しなかった求人を見つけられるため就職先の選択肢が広がりますよ。

キャリアアドバイザーのサポートは、転職先を見つけるだけではありません。就職活動に必要な、「履歴書の書き方」や「面接の受け方」などについてもアドバイスしてくれます。転職エージェントに登録し、「在宅の仕事がしたい」「〇〇を在宅でしたい」などの相談をしてみましょう。

転職エージェントには、リクルートエージェント、マイナビAGENT(エージェント)・doda(デューダ)などがあります。

 

・クラウドソーシングサイトで探す

クラウドソーシングサイトとは、業務を委託したい企業や個人と、業務を請け負いたい個人をマッチングするサービスです。多くのクラウドソーシングサービスでは、案件ごとに業務委託契約を結び、業務を請け負い、成果物に対して報酬をもらうシステムです。

クラウドソーシングサイトに掲載されている案件は、完全在宅ワークで完結できるものが多いことが特徴です。正社員やアルバイトなど、企業に雇用されることにこだわりのない方や、フリーランスで働きたい方におすすめします。

エンジニア、Webデザイナー、ライター、文字起こしなど、さまざまな案件を総合的に扱うサイトなら、あなたに合う案件を見つけられるでしょう。また、やりたい仕事が決まっているなら、特定の業種に特化したクラウドソーシングサイトの利用がおすすめです。多くのクラウドソーシングサイトでは無料会員登録ができるので、まずは登録して案件を探してみてはいかがでしょうか。

総合的なクラウドソーシングサイトには、クラウドワークス、ランサーズなどがあります。

 

・ハローワークで探す

ハローワークは全国各地、500か所以上に設置された職業安定所のことです。「ハローワークで仕事を探す」と考えると、職業安定所へ行かなければならない、と思うかもしれません。しかし、個人のパソコンやスマートフォンからでも、ハローワークの求人を検索できます。応募の際には、「求職番号」が必要なため、マッチする求人を見つけたら、居住地を管轄しているハローワークで求職登録を行いましょう。

ハローワークでは、就職した経験のない若い世代へ向けたサービスや小さなお子さん連れでの就職活動をしている女性などへのサービスも実施されています。相談窓口で「在宅の仕事を探している」と相談してみましょう。履歴書や職務経歴書の作成、面接の練習なども対応しているので、気になる方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

・勤務先に相談する

在宅ワークを導入している企業が増加しているため、現在お勤めの企業でも在宅ワークの準備を進めているかもしれません。今後導入する予定があるのか、上司や人事部、総務部などに確認してみましょう。

在宅ワークの導入方法は企業によりさまざまです。完全在宅ワーク、週に数日の在宅ワーク、決まった部署のみの在宅ワーク、などのケースがあります。どのような体制で導入するのかは企業によるため、自分の求めている条件に合うかどうか確認してみることをおすすめします。

在宅ワークのメリットとは?

メリット一覧

在宅ワークには、「通勤時間が必要ない」といった代表的なメリット以外にも多数のメリットがあります。在宅ワークのメリットを7つ紹介します。

・自分好みの環境で働ける

オフィスのデスクや職場の環境は完全に自分好みに変えることは難しいですが、在宅ワークなら好きな環境で働けます。自宅のリラックスできるスペースやお気に入りのデスクで仕事をすることでモチベーションアップにもつながるでしょう。

また、仕事内容によってはカフェやコワーキングスペースを利用して働くことも可能です。気分転換を兼ねて好きな場所へ移動して働くと、生産性アップやモチベーションアップにもつながりますよ。

・時間に余裕が持てる

在宅ワークなら、自宅で働くため出勤時間を短縮できます。朝食をゆっくりとる、朝の散歩をする、リラックスしてから仕事を始めるなど、通勤時間に費やす時間を自分のことに使えます。また、勤務時間が終了してからも帰宅に時間がかからないため、終業後の時間の余裕も生まれます。

在宅ワークは、家族だんらんの時間や趣味の時間を増やせるストレスフリーな働き方といえるでしょう。自宅から勤務先まで時間がかかり負担になっている方は、転職を考えるときに在宅ワークを検討してみましょう。

・人間関係で悩みにくい

職場での人間関係に悩んで転職を希望する方もいるでしょう。在宅ワークは1人で仕事をする時間が長くなるので、人間関係による悩みは生まれにくい傾向にあります。在宅ワークなら他者と仕事のペースを合わせる必要はなく、雑談に時間をとられることもないので、仕事だけに集中できるでしょう。

また、業務時間外の飲み会や交流の場が苦手な方も少なくはないでしょう。在宅ワークなら交流会へ参加する機会も少なく、誘いがあったとしても断りやすいというメリットがあります。しかし、在宅ワークといっても、他者とのコミュニケーションが一切不要なわけではないので、その点は注意しておきましょう。

・自分のペースで働ける

在宅ワークの中でも特に、業務委託契約で働くのなら自分のペースで働きやすい点がメリットです。仕事の開始時間や終業時間を自由に決められ、休日も自分で決定できます。

また、会社員として在宅ワークをする方も、業務時間内の仕事のペースを自分でコントロールしやすいメリットがあります。上司や同僚の仕事中の動きを気にせずにすみ、仕事の進め方や休憩時間の過ごし方など、自分に合った方法を選びやすくなります。近くのデスクから聞こえる同僚のキーボードの音や視界の端に映る癖が気になるといった方も、そのような小さなストレスからも解放されますよ。

・地方にいても都市部の企業で働ける

完全在宅ワークなら、地方に住んでいても都市部の企業に就職できます。住んでいるエリアによってはなかなか希望する仕事がない方もいるでしょう。しかし、仕事をする目的で上京など移住を選択することは容易ではありません。

完全在宅ワークを導入する企業を選択すれば、この問題を解決できます。また、住んでいる場所を考慮しなくていい分、検討できる求人数も多くなります。「自宅から通える範囲で自分の得意な分野の求人が見つからない」という方は、在宅ワークなら見つけられる可能性が高くなりますよ。

・すべての仕事をオンラインで完結できることも

在宅ワークの仕事なら、仕事探しから応募、採用・受注、仕事開始まですべてをオンラインで完了できる求人や案件が多数あります。スケジュール調整が難しい方、地方に住んでいて面接や研修へ行けない方などは、すべてオンラインで完結する仕事を選んでみましょう。

中には履歴書もオンライン、面接なしで仕事をスタートできる求人もあります。採用後の研修やミーティングもすべてオンラインで可能かどうか、応募時に確認しておきましょう。

・Wワークしやすい

在宅ワークは副業やかけもちなど、Wワークがしやすい働き方です。正社員をしながら副業で収入を得たい方、アルバイトをかけもちしたい方も、比較的負担なく続けられます。

理由は出勤に時間がかからず、スキマ時間に働ける仕事が多数あるからです。出勤に時間がかからない分、その時間を在宅ワークに回せます。また、業務委託の案件は成果物を納期までに完成させることで報酬を得ます。まとまった時間がなくともスキマ時間に仕事を進められるので、本業とのバランスもとりやすいでしょう。

在宅ワークのデメリットとは?

在宅ワークのデメリットとは何でしょうか。在宅ワークのデメリットと、それぞれのデメリットの回避方法・解決方法をお伝えします。

・プライベートとの切り替えが難しい

在宅ワークは文字通り自宅で仕事をするため、プライベートとの切り替えが難しくなります。仕事に集中するためには、完全な「仕事部屋」を用意することが理想です。しかし現実は、リビングや他の用途で使用している部屋で仕事をする方が多いのではないでしょうか。

仕事とは関係ないものが周りにある中で気分を切り替えることはなかなか難しく、集中力に欠けてしまうこともあるでしょう。

プライベートとの切り替えのために、
・仕事用のデスクを用意する
・仕事をするときは仕事に関係ないものをいったんしまう
・家族に仕事開始時間と終了時間を伝える など
仕事へのスイッチを入れるように工夫して、環境を整えましょう。

・教えてもらえる機会が少ない

勤務地へ出勤して働く際には、周りに上司や先輩がいるので、その都度質問が可能です。また、周りの状況をみて質問できるタイミングをはかり、コミュニケーションを取りながら疑問点を解決できます。上司や先輩、同僚の方があなたの様子をみてトラブルに気づき、声をかけてくれることもあるでしょう。

しかし、在宅ワークでは同じ環境で働いている働き方と異なり、仕事のマニュアルや疑問点について質問をしづらい傾向にあります。ときには、仕事の進め方を間違えていても自分で気づけず、そのまま進めてしまうこともあるでしょう。

仕事を間違いなくスムーズに進めるために、オンライン上のみの間柄であっても信頼関係を築き、質問しやすいようにしておくとよいでしょう。日頃からメールや電話、オンライン会議などで明るくあいさつをし、良好な関係でいられるように努めましょう。

・運動不足になりがち

在宅ワークをすると出勤する必要がなく、1日中自宅で過ごすことも珍しくありません。デスクワークをされている方は、ずっと椅子に座ったままでいることもあるでしょう。在宅ワークになると体を動かす機会が極端に減り、運動不足になる可能性が高くなります。また、1日中パソコンやデスクに向かうことで、目・肩・腰への負担が大きくなります。

運動不足を解消するために、「30分に一度立ち上がり伸びをする」「スタンディングデスクを利用する」といった方法があります。通勤時間を短縮できる分、その時間を散歩やウォーキングにあてるのもおすすめです。運動不足にならないように、時間の使い方を工夫してみましょう。

在宅ワークの注意点

在宅ワークの注意点

在宅ワークは魅力的な働き方ですが、注意点もあります。知っておきたい4つの注意点について紹介します。これらに注意して進めていくと、トラブルを防げたり解決しやすくできたりするので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

・自己管理を怠らない

在宅ワークには、自己管理能力が重要です。出勤して働く際には、周りに上司や同僚がいるため仕事時間と休憩時間にメリハリをつけやすくなります。一方、在宅ワークでは自宅で1人デスクに向かうことが多いため、気持ちの切り替えがしづらくなりがちです。仕事と休憩にメリハリがつけ、集中して仕事をする自己管理能力が求められます。

また、1日単位の時間管理だけでなく、納期までのスケジュール管理も重要です。スキマ時間に働く方も、案件を受けてから納品までのスケジュールを考えなければ納期を守れなくなってしまいます。案件を受けすぎてしまったり、締め切りギリギリになって慌てたりするようでは、クライアントにも迷惑がかかるので注意が必要です。

円滑に仕事をするために、
・デスクの上には仕事に必要なものだけを置く
1日のタスクをリストアップして一つずつ進めていく
・カレンダーやスケジュール帳で進捗具合をチェックする
・納期から逆算して着手の日を決める など
自分で仕事を管理できるように工夫をして、仕事を進めていきましょう。

・怪しい案件に気をつける

在宅ワークの仕事は、すべてが優良な求人ばかりとはいいきれない面があります。中には、仕事量に対して報酬が極端に少ない案件や、高額な教材の購入を強いられる案件も存在しているため注意が必要です。特に、「未経験でもすぐにお金が稼げる」「誰でもできる高収入ビジネス」などと不自然な好条件をうたっている案件には注意しておきましょう。

怪しい案件かどうかを見極めるポイントとして、以下の3点は必ずチェックしましょう。

給与額や報酬が適正か
 給与額や報酬が適正価格から大きく外れる仕事には注意しましょう。

・オフィスの所在地は実在するか
 オフィスの住所が記載されているなら、実際に存在するかどうかマップなどで確認しておきましょう。

・ルールに違反することを求められないか
 クラウドソーシングサイトには、「サイト外でコンタクトを取ることを禁止する」といったルールがあります。「直接LINEでやりとりしましょう」などと話を進められることがあるかもしれません。

募集内容に怪しい点がある仕事や、ルール違反の恐れがある企業の仕事は受けず、信頼できる企業を探すようにしましょう。

・コミュニケーション能力は必要

「人付き合いが苦手なので在宅の仕事をしたい」と思う方もいるのではないでしょうか。確かに在宅の仕事は自宅で働けるため、他者と関わることは少なくなります。

しかし、まったく関わりがないかというと決してそうではありません。多くの在宅の仕事がWeb会議、電話、メール、チャットなどを使ってクライアントや上司、同僚などと連絡を取ります。顔が見えない分、相手への思いやりや配慮が必要になり、ときには、直接会って接するよりも気遣いが求められる場面もあるでしょう。

在宅ワークだからこそ、信頼関係を築いて相手と円滑なコミュニケーションが取れるようにしておくことをおすすめします。「会うことのない相手だから」「オンライン上でしか接することがないから」と考えていると、その気持ちは相手にも伝わってしまいます。

会わないからこそ、表情や声、メールの文章に気を配って、思いやりの気持ちを大事にしましょう。業務委託で仕事をする場合は信頼関係により、仕事を継続して依頼してもらえることもあります。

・簡単にすぐ稼げるわけではない

在宅ワークの仕事のうち、正社員やアルバイトは固定給や時給が決まっており、ある程度予測した収入を得られます。しかし、業務委託の案件は成果報酬制であることが多く、成果物に対しての報酬を受け取ることになります。

そのため、経験のない最初のうちは予想よりも報酬が低いと感じるかもしれません。仕事に慣れ作業スピードがアップすれば、徐々にまとまった額となっていくケースが多数あります。在宅ワークはスキルを磨き、経験を積むことで報酬が増えていく傾向にあるため、一定期間の継続を目指しましょう。

また、フリーランスとしてネットショップやオンライン講座をスタートさせる場合には、すぐに集客を成功させることは難しいでしょう。人脈を広げて交流を持ち、信頼関係を築いていくことが重要です。

まとめ

在宅ワークには、正社員、契約社員、アルバイト、パート、フリーランスなどの働き方があります。また、仕事内容もデスクワークからオンラインの講師、カウンセラー、作家などさまざまな職種があり、自分のスキルや特技・知識に合うものを選べます。

初めて在宅ワークの仕事を探す際には、「自分に合う仕事は見つけられるだろうか?」と不安になるかもしれません。しかし、さまざまな働き方・職種があるので、まずは調べてみることをおすすめします。未経験からでも始められる仕事もあるので、ぜひ「在宅ワーク」に挑戦してみてはいかがでしょうか。