おすすめの在宅ワーク12選! 自分に合う仕事の見つけ方とは?

初めて在宅ワークに挑戦する方は、「どのような在宅ワークが始めやすいのか」「自分に合う仕事はどれか」と悩んでしまいますよね。今回は、初心者の方からスキルのある方まで、それぞれにおすすめの在宅ワークを紹介します。在宅ワークを始める前の注意点もまとめたので参考にして、在宅ワークにトライしてみましょう。

初心者でもできる在宅ワークも! おすすめをご紹介

「在宅ワーク」とは?

「在宅ワーク」とはその名の通り、在宅で仕事をする働き方のことです。リモートワークやテレワークなども同じような言葉として使われていますが、厳密には意味が異なります。

リモートワークは、企業や事業所などの勤務地から「離れた場所で働くこと」を指します。自宅で働くことだけでなく、自宅以外のカフェやコワーキングスペースで働くこともリモートワークの働き方です。

また、テレワークの定義は「ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」とされています。つまり、在宅ワークはテレワークのうちの1種なのです。

在宅ワークができる仕事は、パソコンがあれば完結する職種や、インターネット上でやり取りがすべてできる仕事が多いでしょう。なかには、定期的な出勤が必要な在宅ワークもあります。「在宅ワーク」は、求人内容により働き方が異なるので、求人内容を見て確認しておきましょう。

在宅ワークの働き方

「在宅ワーク」にはどのような働き方があるのでしょうか。自分に合う働き方をある程度決めてから求人を探しましょう。

 

・企業に雇用される

「企業に雇用される」のは、正社員やアルバイト、パートなどの働き方です。企業と雇用契約を結んで働きます。

2020年に予定されていた東京オリンピックの交通渋滞緩和効果を狙って推進されていましたが、新型コロナウイルスの影響から、より強力にテレワークが推進されることとなりました。2022年現在もテレワークを導入する企業が増加しており、正社員やアルバイトでも在宅ワークができる体制が整ってきています。

正社員やアルバイトの在宅ワークは、安定した月収・時給や福利厚生を得たい方におすすめの働き方です。しかし、部署異動や企業の方針が変わることで、在宅ワークから出勤が必要なスタイルに変えなくてはならなくなる可能性もあります。

 

・業務を委託される

「業務を委託される」とは、企業と雇用契約を結ばず、業務委託契約で仕事をする働き方です。委託された業務を行ったり、成果物を納品したりして報酬を受け取ります。雇用契約を結ばないため、フリーランスや副業をする方に向いている働き方です。

業務委託は自分のペースに合わせて、請け負う案件の量や仕事を進めるペースを決められます。一方で、委託された仕事をすべて自分で管理しなければならないため、強い責任感も求められます。

家庭の事情やライフステージの変化に合わせて自分で仕事のやり方を決められるので、長く在宅ワークをしたい方に合う働き方です。

 

・開業する

「開業する」のは、税務署に開業届を出して、自分で事業を始める働き方です。お店を経営したり、サービス業を始めたりする方法があります。自分で経営内容や働き方を決めるので、在宅ワークが可能です。

開業する事業の内容によっては、準備期間や相応の資金が必要になります。また、軌道に乗るまでにも時間がかかり、スムーズな事業経営にはそれまでの実績や経験も必要でしょう。まずは社員や業務委託などで実績を重ね、人脈を広げてから挑戦してみましょう。

おすすめの在宅ワーク

おすすめの在宅ワーク

おすすめの在宅ワークを紹介します。在宅ワークの職種は、初心者でも始めやすいものから経験やスキルを活かせるものまで多岐にわたります。自分に合う仕事を見つけてみましょう。

 

・未経験でも始めやすいおすすめの在宅ワーク

在宅ワークというと「高度なスキルが必要なのでは」と思うかもしれません。しかし、未経験の方でも始められる在宅ワークもあります。4つのお仕事を紹介します。

・文字起こし、データ入力

音声のデータを文字起こししたり、手書きのデータや名刺の情報をデータ入力したりする仕事は、初心者でも始めやすい在宅ワークです。パソコンを持っていて、WordやExcelなどのソフトを使用することができるなら、初めての方でも問題なくスタートできるでしょう。

文字起こしやデータ入力の仕事では、正確にデータを入力するタイピングスキルや長時間もくもくとタイピングをする集中力が求められます。パソコン操作が苦手ではなく、こつこつと取り組むことが得意な方に向いています。

・内職、軽作業

シール貼りや値札付け、パーツの組み立てなどをする内職や軽作業の仕事も在宅でできる仕事です。手先が器用な方や同じ作業を繰り返すことが得意な方に向いています。

内職の仕事は時給や日給ではなく、作業した量に対して報酬が支払われます。しかし、内職の作業内容によっては1つあたりの単価が1円未満などとあまり高くなく、まとまった額を稼ぐのは難しいかもしれません。

内職や軽作業の仕事は、自分の都合に合わせてスキマ時間に働ける点がメリットです。しっかり働くまとまった時間は取れないけれど、「スキマ時間に手を動かしたい」「少しでも家計の足しにしたい」という方は、内職や軽作業の仕事を検索してみましょう。

・アンケートサイト

アンケートサイトに登録すれば、簡単なアンケートに答えるだけで報酬を得られます。スマホがあれば回答できるシステムを採用しているサービスが多く、数分程度のスキマ時間にさっとできる点がメリットです。回答することでサービス独自のポイントがたまり、まとまったところで換金して銀行口座に現金として振り込んでもらったり、電子マネーに交換したり、ショッピングサイトに使えるポイントに交換して利用したりできます。

アンケート1件あたりの報酬は数円であることが多く、稼げる額は少ない点がデメリットですが、スマホを使って簡単にできるので、時間を有効に使いたい方に人気の案件です。アンケートサイトを利用する他、クラウドソーシングサイトのタスク案件でアンケートを探すこともできます。

・Webライター

Webライターは、企業のサイトやブログなどの記事を執筆します。執筆する記事のジャンルは企業により異なるので、「未経験歓迎」「初心者OK」の案件もあり、未経験でも挑戦できます。

初めてライティングの仕事をする方は、初心者向けに詳しいマニュアルがある求人や自分の得意分野がテーマとなっている求人に応募しましょう。例えば、恋愛や美容、子育て、ペットなど、趣味や特技、自身の経験を活かせる記事の仕事も見つけられますよ。

Webライターの仕事は、期間内に執筆できる本数が増え、文字単価や記事単価が上がることで報酬アップも狙えます。

 

・コミュニケーション力が活かせるおすすめの在宅ワーク

「1人でこつこつ」というイメージが強い在宅ワークですが、「お客様とコミュニケーションを取りながら働きたい!」という人にもおすすめの仕事もあります。オンラインが主体でも、コミュニケーションを大事にしながら働いてみましょう。

・テレフォンアポインター(テレアポ)

テレフォンアポインターは、お客様や企業の担当者へ電話をかけて、自社商品やサービスの紹介をします。興味を持ってくれた人へ資料を送付したり、営業担当者が訪問するためのアポイントを取り付けたりもします。「電話営業」とも呼ばれる仕事のため、コミュニケーション能力が高く、人と話すことが好きな方に向いているでしょう。

時給や時間単価とは別にインセンティブ(成果報酬)をもらえることもあるので、稼ぎやすい点もメリットです。一方で、「話を聞いてもらえない」「一方的に電話を切られる」「なかなか約束を取り付けられない」といったことがあるかもしれません。1日に何本も電話をかける必要があるため、気分の切り替えが上手な方に向いています。

・オンラインカウンセラー

カウンセリングの仕事は、Web面談や電話、メールなどのオンラインでも対応可能です。心理カウンセラーには、「専門資格が必要なのでは」といった不安があるかもしれませんが、求められるレベルやジャンルによっては資格が不要な求人を見つけられます。

また、カウンセラーの仕事は心理的な分野以外にもさまざまなものがあるので、これまでの経験を活かせるジャンルなら挑戦しやすいでしょう。キャリアカウンセラーや婚活カウンセラー、留学カウンセラー、スピリチュアルカウンセラー、美容カウンセラーなどがあります。

カウンセリングに必要なことは、相手の話を聞く傾聴力や気持ちを受け止める包容力です。話を聞くのが好きな方、コミュニケーションスキルが高い方はオンラインカウンセラーの仕事を探してみましょう。

 

・スキルを活かせるおすすめの在宅ワーク

在宅ワークでもスキルを活かして働いてみましょう。専門資格がある方は、高収入を狙えるかもしれません。

・システムエンジニア

システムエンジニアはシステムの開発、設計などを行う仕事です。パソコンで業務を進められるため在宅ワークが実践できます。

システムエンジニアなどIT関連の業種は人手が不足しており、未経験歓迎の求人も見つけられます。独学やオンライン学習でもエンジニアのスキルを身につけられるので、興味のある方は、勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

また、未経験向けに研修制度が充実している企業の求人もあります。これから新たにスキルを身につけて働きたい方におすすめの職種です。

・Webデザイナー

WebサイトなどのデザインをするWebデザイナーは、パソコンがあれば仕事ができるので在宅ワークがしやすい職種です。在宅ワークを導入している企業に就職したり、フリーランスとして在宅ワークをしたりする方法があります。

インターネットで情報を得ることが当たり前になっている現在、Webサイトは企業のブランド戦略や販売促進のための重要なツールとして存在感が増しています。Webデザイナーの仕事は需要アップが見込めるので、これからスキルを身につけて在宅で働きたい方にもおすすめです。

・翻訳

外国語のスキルがある方は、在宅で翻訳の仕事が可能です。映像作品や配信動画、ビジネスメールやチャットの文章、資料の翻訳など、さまざまなジャンルでの翻訳の求人があります。また、英語だけでなく中国語やスペイン語など、募集されている言語もさまざまです。

求人内容により、翻訳経験やTOEICの点数、学歴などの条件が規定されているケースもあります。外国語が得意な方や翻訳の経験がある方はぜひ挑戦してみましょう。

・オンライン家庭教師

家庭教師や塾講師など「先生」の経験がある方は、オンライン家庭教師でスキルを活かしてみましょう。対面で行うイメージが強い家庭教師ですが、カメラ付きのパソコンやタブレットを使いオンラインで授業を進められます。求められるスキルや時間単価などの待遇は、対面式の家庭教師と変わらないことが多いので、家庭教師の経験がある方はすぐにスキルを活かせるでしょう。

オンラインは対面と比べて、生徒の理解度がわかりにくいというデメリットがあるかもしれません。しかし、生徒の表情と手元のノートの両方をカメラで映すなど、工夫することにより問題を解決できます。

 

・趣味を活かせるおすすめの在宅ワーク

在宅ワークで趣味を活かしてみるのもおすすめです。裁縫やイラストなど、好きなことを仕事にできますよ。

・ハンドメイド

アクセサリーづくりや雑貨づくりなど、ハンドメイドが好きな方は商品をつくって販売してみましょう。ハンドメイドの商品の販売ができるサイトにアカウント登録し、商品を掲載することで在宅でも収入を得られます。

趣味でハンドメイドをしている方は、好きなことが仕事になり、収入につながります。自分の商品をお客様に気に入ってもらえることは、やりがいに思えるでしょう。しかし、「好きなものをつくる」だけでは、思うように売れないこともあります。本格的に事業として収益を上げるためには、手先の器用さやセンスに加え、販売促進のための宣伝力や需要のある商品のリサーチ力も必要です。

・イラスト作成

イラスト作成も在宅で働ける仕事です。イラストボードに絵の具などを使って描く作品やパソコンやタブレットを使って描くデジタルイラスト、またそれらを活用したポストカードやグッズ販売など、イラストの仕事はいずれも在宅で仕事を進められます。

特にデジタルイラストなら、イラストのデータをインターネットで簡単に送れるので、自宅で仕事をすべて完結できます。NTF(Non Fungible Token=証明書がついたデジタルデータ)の仕組みが一般化しつつある現在、デジタルイラストの市場も注目されています。

在宅で働けるイラストレーターの仕事は、業務委託の案件での仕事が見つけやすく、募集されているジャンルも幅広いので初心者でも挑戦できます。ハンドメイドサイトなどに「イラスト作成」の商品を販売し、依頼に応じて描く方法もありますよ。自分に合うイラストの販売方法を見つけてみましょう。

働き方別のおすすめ在宅ワーク

働き方別のおすすめ在宅ワーク

在宅ワークは仕事の種類がさまざまにあるため、「どの仕事を始めたらいいのかな」と迷うかもしれません。働き方ごとにおすすめの在宅ワークを紹介します。在宅ワークの始め方に迷っている方は、ぜひチェックして自分に合う仕事を探してみましょう。

 

・主婦・主夫の方におすすめ

家庭の事情に合わせて働きたい主婦や主夫の方は、働く時間を問わない仕事がおすすめです。成果物を納品することで報酬を得られる仕事は、スキマ時間や夜間に働いても問題ありません。

働く時間に一定の制限があるWeb会議が必要な仕事やオンラインで接客する仕事は、スケジュール調整が難しい方には不向きです。「スキマ時間や好きな時間に働ける仕事」に挑戦してみましょう。

【働く時間を問わない仕事例】
・文字起こし、データ入力
・内職、軽作業
・Webライター
・ハンドメイド雑貨販売 など

 

・副業におすすめ

本業をしながら副業として在宅ワークをする方は、業務委託の仕事がおすすめです。業務委託の仕事は、インターネット上で仕事が完結するものが大半で、副業として働きやすい案件が多数あります。

本業のスキルアップのために同じ業種を副業としてもいいですし、逆に、気分転換を兼ねて本業と全く異なる業種に挑戦してもいいですね。仕事量を調整して、副業が負担になりすぎないように注意しましょう。

【業務委託の仕事例】
・Webライター
・イラスト作成
・翻訳 など

 

・フルタイム勤務におすすめ

1日8時間など、しっかりと在宅ワークに時間を割ける方は、フルタイムで働きやすい仕事に挑戦しましょう。Web会議やグループチャットで打ち合わせをしたり、オンラインで接客したりする仕事は、フルタイムで働ける方におすすめです。また、フルタイムで働けるならスキルを活かせる仕事を選んでみましょう。経験を積み、さらにスキルアップすることで報酬アップも見込めるでしょう。

【フルタイムで働きやすい仕事例】
・オンライン事務
・システムエンジニア
・テレフォンアポインター
・Webデザイナー
・Webライター など

在宅ワークの見つけ方

在宅ワークの見つけ方

やってみたい在宅ワークの職種が絞れたら、さっそく仕事を探しましょう。出勤する仕事と同じように、求人サイトなどで在宅ワークを探せます。無料で利用できるサイトばかりなので、気軽に検索してみましょう。

 

・求人サイト

求人サイトで在宅の仕事を探せます。「在宅ワーク データ入力」「在宅ワーク エンジニア」など、希望の条件を入力して複合検索してみましょう。

完全在宅の仕事であれば、エリアを問わず求人に応募できます。多くの求人サイトで在宅ワークを見つけられますが、効率よく仕事を見つけたい方は、「在宅ワーク専門」のサイトを利用するとよいでしょう。

例えば、「ReWorks(リワークス)」なら掲載されている求人のすべてがフルリモートで、未経験歓迎の求人も多数見つけられます。まずは在宅ワーク専門のサイトから、気になる求人を探してみましょう。

■ReWorksでのフルリモートのお仕事探しはこちら

 

・転職エージェント

転職エージェントでも、在宅の仕事を探せます。転職サイトに登録すると、まずはキャリアアドバイザーとの面談があるので、「在宅の仕事を希望している」と伝えましょう。

あなたのキャリアや得意なことから、条件に合った求人を紹介してもらえます。転職エージェントでは正社員の求人を多く扱っているので、フルタイムで働きたい方におすすめです。

 

・クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングサイトからは、業務委託の仕事を見つけられます。業務委託の案件はオンラインで完結する仕事がほとんどなので、在宅ワークを探すのにぴったりです。

クラウドソーシングサイトの案件は働く時間帯を問わないものも多く、副業やスキマ時間に働きたい方に合う仕事が見つけられます。また、初めて業務委託の仕事をする方は、クラウドソーシングサイトを利用すると、クライアントとの間に入ってもらえるので安心です。多くのクラウドソーシングサイトでは「仮払い制度」を導入しており、「報酬が支払われない」「納品後に音信不通になった」といったトラブルに遭遇するリスクを抑えられます。

 

・ハローワーク

ハローワークは全国に500か所以上ある公共の職業安定所です。ハローワークの求人にも、少ないながらも在宅の仕事が掲載されています。

また、ハローワークは相談窓口で求職活動のサポートも行っています。担当者に仕事探しを相談でき、履歴書添削や面接対策も受けられます。

自宅からハローワークのインターネットサービスを利用することもできるので、まずは希望の職種があるかどうか検索してみましょう。

在宅ワークのメリット

在宅ワークのメリット

在宅ワークのメリットはどのようなことがあるのでしょうか。代表的な4つのメリットを紹介します。

 

・家庭の事情に合わせやすい

在宅ワークは、家庭の事情に合わせて働くことができる点がメリットです。「育児や介護に忙しく、外で働くためのまとまった時間が取れない」「家族の転勤により長い間同じ企業で働くことが難しい方」「地方に住んでいて求人がなかなか見つからない方」といった方でも、在宅ワークなら自分に合う仕事を見つけられます。

スキマ時間にできる仕事があるので、育児や介護のために家を離れられない方も、自分のスケジュールに合わせて仕事ができます。また、家族の転勤がある方も、完全在宅の仕事なら全国どこにいても働けます。地方在住で求人数が少なく、仕事探しに難航している方も、完全在宅ワークなら全国各地の求人から自分に合う仕事を見つけられますよ。

 

・副業しやすい

政府が推進する「働き方改革」により、副業を認める企業が増えています。在宅ワークは副業したい方におすすめの働き方です。

通勤に時間がかからないので、本業との掛け持ちでも負担が少なく、自宅でリラックスして仕事を進められます。また、働く時間を問わない在宅の仕事なら、スキマ時間や本業が休みの日などに副業の時間を確保できます。

副業は、本業とのバランスが重要です。副業することにより、体に負担がかかったり本業へ支障をきたしたりするようでは本末転倒ですよね。在宅ワークなら、自分の体調やスケジュールに合わせて仕事量を調整できる点もメリットです。

 

・通勤する必要がない

在宅ワークは通勤する必要がない点がメリットです。通勤にあてていた時間を、自分の趣味の時間や家族と過ごす時間にあてられます。

また、通勤によるストレスがなくなる点もメリットです。満員電車に揺られることがなく、何度も電車の乗り換えをして、往復何時間もかけて通勤する必要がありません。

「通勤するだけでどっと疲れてしまう」という方は、1度在宅ワークを経験してみてはいかがでしょうか。通勤のストレスが緩和し、自分の時間を長く持てることで充実感を得られるかもしれません。

 

・人間関係に悩みにくい

在宅ワークは、人間関係に悩みにくい傾向にあります。1人で働く時間が長く、他の方と接する時間が短いので、対人関係で悩むことが少なくなるでしょう。

他の方の行動が気になる方や自分のペースで働きたい方は、在宅ワークをすることにより仕事に集中しやすくなります。結果的に仕事のパフォーマンスの向上につながり、仕事によりやりがいを感じられるかもしれません。

「在宅ワークなら人とのコミュニケーションが全く不要」というわけではないので、その点には注意が必要です。コミュニケーションの機会が減る分、思いやりの心を持ってメールやチャットをするようにしましょう。

在宅ワークのデメリット

在宅ワークのデメリットを紹介します。初めて在宅ワークに挑戦する方は、デメリットとその対策を知っておくと安心ですよ。

 

・コミュニケーションが取りにくい

在宅ワークは、コミュニケーションが取りにくい点がデメリットです。上司や同僚などと顔を合わせて働く時間が短い分、コミュニケーションが取りづらいと感じることが多くなるでしょう。

相手の人柄がわかっていれば対応しやすいことも、在宅ワークでは難しく感じることがあります。例えば、質問をしたいことがあっても相手の様子が見えにくいために、ためらってしまうかもしれません。わからないことをそのままにしていては、いずれ大きなトラブルにつながってしまいます。遠慮し過ぎず、率直に意見交換ができる関係性をつくっていきましょう。

 

・仕事を覚えにくい

在宅ワークは面接から採用・委託決定、研修までのすべてをオンラインで行うことが珍しくありません。在宅ワークをしているとお互いの姿が見えないので、上司や先輩があなたの仕事の進捗状況や困っていることを確認しにくい点がデメリットといえます。

出勤して働いているときなら、すぐに先輩からフォローしてもらえたことも、在宅では難しくなるでしょう。わからないことは早めに質問して解決し、間違ったまま仕事を進めないように注意が必要です。

 

・自己管理能力が必要

在宅ワークでは、仕事の進め方や納期までのスケジュールなどを調整する、自己管理能力が求められます。指示通りに動いたらいい、というわけではないので、自分で考えて責任を持って動くスキルが必要です。

特に、業務委託で働く方は、自分で仕事を進めなければなりません。「メールの返事を忘れる」「締め切りを守らない」「請求書・納品書など必要書類の手配が遅い」、といったことはお客様からの信用を失うことになります。

仕事の進行管理が苦手な方は、タスク管理ツールやスケジュール管理ツールを利用してみましょう。アプリで仕事の進捗状況を表示してひとめでわかるようにしたり、重要なことは通知が来るようにしたりすると安心ですよ。最近は、在宅ワークに利用できるように開発されたツールが豊富にあるので、自分に合ったものを取り入れてみましょう。

在宅ワークを始める前の注意点

在宅ワークを始める前には、いくつか注意点があります。初めて在宅ワークを始める方は、特に注意して、安心して始められるようにしましょう。

 

・あやしい求人に注意する

在宅ワークの仕事には、初心者の方やインターネットに不慣れな方を狙うあやしい求人も存在します。「簡単に稼げる」「初心者でも高収入」といった求人には注意しましょう。

「働いたのに報酬が得られない」「高額な教材費を納めた後に音信不通になる」といったトラブルに巻き込まれるかもしれません。求人元が信頼できる企業かどうか、しっかりと確認してから求人に応募しましょう。自分で判断できないときには、周りの方に相談するとよいでしょう。

「実在する企業なのか」「口コミの評判は良いか」など、インターネットで企業名や住所を検索して、情報を得ておくのも安心です。

 

・安すぎる報酬に注意する

「簡単に稼げる」という求人には注意が必要ですが、安すぎる報酬の求人にも気をつけましょう。初めて在宅ワークをする方は、「スキルがないから報酬が安くても仕方ない」と思うかもしれません。しかし、地方別に定められた最低賃金を大幅に下回るような求人には、応募しないようにしましょう。

安すぎる報酬の場合、労働と対価が合わず、体力的にも精神的にもつらい思いをするかもしれません。初めてアルバイトをする場合でも、研修期間は最低賃金以下の設定であることがありますが、基本的には地域ごとの最低賃金以上の時給が保証されていますよね。在宅ワークだからといって賃金が安すぎるのは不当なので、労働量に見合った求人を選ぶようにしましょう。

 

・ルールに注意する

クラウドソーシングサイトを利用する方は、サイトごとの利用規約に注意しましょう。サイトによっては、クライアントとワーカーとの直接のやり取りを禁止し、違反するとペナルティが課せられるケースがあります。規則を守り、安心してやり取りができるクライアントと契約するようにしましょう。

また、副業で在宅ワークをする方は、企業の就業規則を確認しておきましょう。副業を認めている企業でも、「申請する必要がある」などのルールがあるかもしれません。

 

・在宅ワークの頻度に注意する

「在宅ワーク」の仕事といっても、「完全在宅ワーク」なのかどうかは仕事の内容により異なります。在宅ワークの仕事には、完全在宅ワークと定期的な出勤が必要な仕事があります。

また、完全在宅ワークでも、採用・委託決定後に研修として、一定期間出勤して業務をする必要があるかもしれません。在宅ワークの頻度や研修のシステム、出勤の必要性については、応募前か遅くとも面接時に確認しておきましょう。

まとめ

在宅ワークと一言でいっても、仕事内容や働き方はさまざまです。初心者の方におすすめの仕事、スキルを活かせる仕事などがあるので、自分に合う仕事や働き方を見つけてトライしてみましょう。初めて在宅ワークの仕事を探す方は、信頼できる企業の求人がどうかを確認してから応募するようにしましょう。