フルリモートワークはやめとけ?世間的に推奨されない理由を分析

「フルリモートワークはやめとけ」といわれる理由には、スキルが身につかない、人間関係が構築できない、甘えが出るなどがあります。主体的に動いてコミュニケーションを取り、必要なスキルを身につけ、フルリモートで活躍できる人材になりましょう。

近年、新しい働き方として注目されるリモートワークですが、一方で「やめた方がよい」と推奨されないことがあります。そのように、フルリモートの就職を希望してもネガティブな意見を耳にすると「やはり出社勤務の方がよいのだろうか」と悩む人もいるでしょう。

フルリモートワークがよくないといわれる主な理由は、スキルが身につかない、コミュニケーションがうまくいかず人間関係が構築できない、1人で作業するため仕事に甘えが出てしまうなどです。フルリモートワークで活躍できる人材になるには、主体性を持ち課題や問題を1人で解決できる力が必要です。また、業務に求められるスキルや人間関係の構築も自分から動くことで獲得できる場合もあります。
この記事では、フルリモートがよくないといわれる理由と、フルリモートワークで活躍できる人材になるためのヒントを紹介します。

フルリモートワークを「やめとけ」といわれる理由

フルリモートワークを「やめとけ」といわれる理由

今ではすっかり定着したリモートワークですが、いくつかデメリットも指摘されています。近頃は新型コロナウイルスの収束と共に、出社スタイルに戻す企業も増えているようです。

「フルリモートワークはやめた方がよい」といわれる理由に、オンラインで人材育成する難しさがあります。従業員をマネジメントする仕組みがないままフルリモートを導入しても、さまざまな不備が生じうまく仕事がまわらないリスクもあるでしょう。
また、出社勤務は通勤で歩く行為が健康につながっています。毎日企業や顧客先との往来で歩いたり階段を上り下りしたり、さらにオフィス内でも立ったり座ったりといった動きを加味すれば、それだけで運動になり健康に一役買っていると考えてよいでしょう。

フルリモートワークを「やめとけ」といわれる理由は、主に3つです。

  1. 仕事を遂行するスキルが身につかない
  2. 社内の人間関係が構築できない
  3. 仕事に対して甘えが生まれる

一つずつ紹介します。

 

1.仕事を遂行するスキルが身につかない

例えば、新入社員が入社後すぐフルリモートワークになった場合を考えてみましょう。
どんな業界や職種であっても、特に初めての職場では分からないことや戸惑うことがあります。リモートワークはオンライン上のやり取りに限られるため、上司や先輩から対面で指導が受けられず、不安を拭えないまま仕事を進めることになります。就業中に、先輩の仕事ぶりを見て学ぶこともできません。そのため、いつまでたってもスキルが身につかず、自分の仕事に自信が持てないという悪循環に陥りがちです。

一方、企業側の視点ではどうでしょう。新入社員の入社後はオンボーディングが必要で、組織に定着させて力が発揮できるよう取り組まなければいけません。フルリモートワーク導入から日が浅い企業では、このような仕組みが確立していないこともあるでしょう。
オンボーディングは一般的に、新人研修やメンター制度に加え歓迎会やランチ会、内定者の交流会などが含まれます。フルリモートワークではこのようなイベント実施も難しいでしょう。
また、新入社員がフルリモートワークでスキルアップするのは難しいというのは、フルリモートはそもそもスキルや経験がある人でないと活躍しづらいことを意味します。スキルや経験があれば、1人で作業を進めたり不明点があってもチャットなどでコミュニケーションを図ったりして解消できるでしょう。

 

2.社内の人間関係が構築できない

リモートワークの問題点としてよく指摘されるのが、従業員間のコミュニケーション不足です。対面で仕事していればランチで親交を深めたり、業務中に会話したりすることで人間関係が築かれます。しかし、リモートワークでのやり取りは仕事に関するものが中心となり、雑談は期待できないでしょう。そのため人間関係が構築しづらく、仕事を進める上でもデメリットです。
また、業務によってはチームで進めるプロジェクトもあります。リモートワークなので作業自体は1人で遂行できても、チーム内でコミュニケーションが取れなければ、全体的にスムーズに進みません。
さらに、1人で黙々と仕事するのは孤独感が募ります。リモートワークのデメリットとして挙げられますが、チャットやメールなど会話はすべてオンラインという状況で長い期間を過ごすと、メンタル面で不調をきたす人もいるようです。特に新卒の従業員にとっては、人間関係が構築されないまま日々が過ぎるのは、精神的に影響があるかもしれません。

 

3.仕事に対して甘えが生まれる

リモートワークは基本的に1人で仕事するため、周りの視線もなく、自分でコントロールできなければ、サボり癖がついてしまう人もいます。
また自宅ではオンとオフの切り替えがしづらく、出社時間になっても気持ちが仕事モードにシフトできないこともあるかもしれません。そうした状況が続くと、仕事にも甘えが出てしまい、常態化するケースもあります。

フルリモートワークでも活躍できる人材になるには

フルリモートワークでも活躍できる人材になるには

ここまで、フルリモートワークを「やめとけ」といわれる理由を紹介しましたが、では「出社スタイルの企業ならよいのか」というと、それは極論です。懸念される点を補ってフルリモートでも活躍できる人材になるために必要なのは、主体性です。時間を管理し、自分でオンとオフを切り替える力を身につけましょう。主体性を持って取り組むためには、以下の2つを意識するとよいでしょう。

  • 仕事に必要なスキルは自分から身につける
  • 社内の人間関係も自分から構築する

それぞれ解説します。

 

仕事に必要なスキルは自分から身につける

フルリモートワークを効率良く進めるには、仕事をただこなしているだけでは不十分です。
仕事で必要になったスキルは積極的に身につけ、知識を吸収しましょう。フルリモートになって削減できた出勤時間を、スキルアップのための勉強時間に充てるなど、時間を有効活用しましょう。
主体性を持って積極的に仕事に取り組んでいれば「フルリモートワークだからスキルが身につかない」ということはなくなります。むしろいつどんなときでも、どこに所属していても自分を成長させる力が身につくでしょう。

 

社内の人間関係も自分から構築する

フルリモートワークでは、職場の人たちとなかなか打ち解けることができないという場合、オンライン飲み会をしたりチャットツールの雑談部屋を活用したりするのがおすすめです。また社内に趣味の集まりやサークル活動などがあれば、積極的に参加しましょう。職場では気づかなかった相手のプライベートな一面が見えることで、信頼関係が深まります。対面で集まる機会は貴重です。ぜひ参加して、周囲とコミュニケーションを図りましょう。

システム開発などを行うUX/UIデザイン専門企業のFixelでも、フルリモートワークを行う従業員のコミュニケーション不足に悩んでいました。そこで、そのような問題を解消するためオンライン上で飲み会をしたり雑談部屋をつくったりし、話しやすい相手を探すなどそれぞれが工夫して人間関係を構築しているそうです。

フルリモートの環境でも、主体性を持って自分から行動すれば、オフィスにいるのと変わらず人間関係が構築できます。

フルリモート可能な正社員求人を探すなら

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フルリモート求人を探すなら、Web検索がおすすめです。フルリモートで働きたいと思っても、自分でいちから求人情報を見つけるのは難しいものです。そこで、フルリモート正社員の求人に特化した転職サイト「ReWorks」をご活用ください。職種や業界も多彩にそろい、条件を絞った検索もできるので希望の仕事が見つかるでしょう。

 

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まとめ

この記事では、フルリモートワークが推奨されない理由とフルリモートで活躍できる人材になるためのヒントを紹介しました。
フルリモートワークがよくないといわれる主な理由は、1人で仕事をするためスキルが身につかなかったり、社内の人間関係が構築しづらかったりすることです。とはいえ、会社に頼るだけでなく主体的に動けば、フルリモートワークで活躍できる人材になることも夢ではありません。
まずは、仕事に必要なスキルを積極的に身につけましょう。業務をただこなすだけではなく、主体性を持って仕事に取り組むことが大切です。従業員同士のコミュニケーションもオンラインで工夫できる方法はあるので、人間関係をうまく築くためにも、自分から働きかけることをおすすめします。
フルリモートワークは決して推奨されない働き方ではありません。主体的に動くことで、出社するのと変わらない働き方が期待できます。

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