IT系在宅ワークの種類を解説!

働き方のひとつとして普及が進む「リモートワーク(テレワーク)」ですが、リモートワークと言っても、その仕事の内容はさまざまです。
オフィスに出社することなく、自宅で仕事ができる在宅ワークは人気ですが、インターネットで求人検索してみると、WebデザイナーやプログラマーなどIT系の求人が多いことに気がつきませんか。

今回は、在宅ワーク可能な職種のなかでも、パソコンとインターネットがあればいつでもどこでも働けるIT関連のお仕事をくわしく見ていきたいと思います。

IT系の在宅ワークは職種がとても幅広い!仕事の探し方もご案内

在宅ワークを推奨しているIT企業は多い

働き方改革の推進やコロナ禍で、在宅業務やテレワークを導入する企業が増えてきました。しかし、充分に制度が浸透し、多くの企業が在宅ワークを導入しているとは、まだまだ言いがたい状況ではないでしょうか。

そんな中でも、在宅ワーク・テレワーク制度を導入し実践している企業が多い分野はIT関連企業です。

2020年4月に実施された、使用ツールを登録者数32万人のITエンジニア向けプラットフォーム「paiza」の調査によれば、ITエンジニアのテレワーク実施状況に関するアンケート結果にて、テレワークを毎日、もしくは週に数日実施していると回答したITエンジニアは78.1%と高い割合にのぼることがわかっています。

ITエンジニアは、基本的にインターネット環境とパソコンがあれば、どこでもいつでも仕事ができるため、企業としても、在宅ワーク・テレワークを導入しやすいと言えるでしょう。

また、IT系のお仕事では、企業に属さず独立・起業したり、フリーランスとして個人で働く人も多く、在宅ワーク・テレワーク実施率は、他の職種と比べると高い傾向にあるようです。

IT系在宅ワークの種類

では、在宅ワークが可能な実際のIT系のお仕事を職種別にチェックしていきましょう。

ひとくくりにIT系と言っても、どのようなお仕事があるでしょうか。

Webデザイナー

まずはWebデザイナーです。

今の時代、何か調べものをしたり情報を得るときには、ササッとスマホでインターネット検索するのが当たり前ですね。Webデザイナーは、パソコンやスマホで検索し表示されるWebサイト(ホームページ)をデザインする職種です。

Webサイトの見た目の美しさだけでなく、Webサイトを利用するユーザーの視点に立って、わかりやすく使いやすいWebサイトになるよう、掲載する情報の整理(情報デザイン)も担います。

コーダー

Webデザイナーが作成したデザインを、パソコンやスマホで表示できるよう、HTML・CSS・JavaScriptなど専用の言語(コード)を使用してWebサイトを組み立てていくのがコーダーです。

この作業はコーディングと呼ばれ、Webデザイナーがデザインとコーディングの両方を行う場合も多くあります。

プログラマー

コンピューターには大量の情報を処理するためのプログラムが組み込まれています。OSからソフトウェア、Webアプリなど全て、これら専用のプログラミング言語を使って作成するのがプログラマーのお仕事です。

パソコンやスマホのアプリケーション開発、ゲーム制作、インターネットなどのネットワーク関連など、さまざまな分野でプログラマーが必要とされ、使用するプログラミング言語も多岐に渡るため、プログラマーごとに得意な専門分野を持つのが一般的です。

エンジニア

エンジニアとは「技術者」とも呼ばれますが、「工学」(エンジニアリング)に関する専門知識やスキルを持った人・職業を指します。

最近では、インターネット関係の専門知識やスキルを持った「ITエンジニア」が増えており、先述のプログラマーもエンジニアの一種です。

代表的なものに、システムエンジニア、ネットワークエンジニア、Webエンジニアなどがあります。

マーケティング

「商品やサービスを売るための仕組みを作る」業務をマーケティングと言いますが、その業務を行う人を「マーケター」と言います。

企業は商品を製造し流通させて販売します。販売する際には、商品を知ってもらうための宣伝をしたり、世の中のニーズを知る調査を行ったりします。

このような一連の工程において、商品が売れる仕組みづくりのための活動すべてがマーケティングです。

商品が売れる仕組みづくりで、PDCAサイクルを繰り返し、売り上げを向上させていくことがマケターの重要な役割となります。

データアナリスト

昨今よく聞かれるようになった「ビッグデータ」。このビッグデータ活用のプロが「データアナリスト」です。

データ分析の専門家で、企業のデータベースに蓄積される大量のデータを集計・分析することで、消費者・ユーザーの行動やニーズを解析して予測し、企業の意思決定をサポートします。

IT系在宅ワークを探せるサイト

これまでいくつかの在宅ワークできるIT系の職種を見てきました。

では実際そのような職種につくにはどうしたらよいでしょうか。

IT系在宅ワークの求人がみつかるWebサイトをご紹介します。

マイナビITエージェント

「マイナビITエージョント」は、就職支援、転職支援で有名な株式会社マイナビが展開する「IT・Web業界」への転職に特化した転職エージェントです。独占求人・非公開求人が多く、業界の最新情報に長けたキャリアアドバイザーによる手厚いサポートが人気です。

レバテックキャリア

「レバテックキャリア」は、IT・Web系のエンジニアやクリエイター専門の転職エージェントです。非公開求人も豊富で、業界の情報や技術に精通したキャリアコンサルタントが、転職者に対して、企業が求めているスキルや人物像に合致しているか見極めアドバイスがもらえます。

リクルートエージェント

「リクルートエージェント」は、2019年度転職支援実績No.1の株式会社リクルートキャリアが展開する業界最大手の転職エージェントです。在宅ワークのような特定の絞られた条件で求人を探すなら、国内トップクラスの求人数を誇るリクルートエージェントで、多くの求人から探すと効率が良いでしょう。

doda

「doda」は、パーソルキャリア株式会社が展開する、転職サイトと転職エージェントが一体となったサービスです。国内トップクラスの求人数だけでなく、プロのキャリアアドバイザーが企業の採用担当者と直接会って得られた情報をもとにサポートしてもらえるため、転職成功者の評判が高いサイトです。

GEEKLY

「GEEKLY」は、株式会社ギークリーが展開する、ITエンジニアを専門とする転職エージェントです。キャリアアドバイザーは、IT・Web・ソーシャルゲーム業界を熟知しているため、技術的な話も理解でき、業務内容まで相談できるのが特徴です。独占求人もあり、スキルや経験をもとにマッチングしてくれます。

インディード

「Indeed」は、今まで見てきた転職エージェント・求人サイトとは違い、求人情報専門の検索エンジンです。求人サイトや新聞などのメディア、団体・企業のWebサイトなどを巡回して、入力された「キーワード」と「業務場所」に合致する求人情報を検索結果に表示します。検索エンジンのため、求人数が圧倒的に多いのが特徴です。

いかがでしたか。

インターネット環境とパソコンがあれば、いつでもどこでも働けるIT系のお仕事は、企業側としても在宅業務・テレワークを導入しやすい職種です。

一口にIT系と言っても、その内容はさまざまでいろいろな職種があることもわかりました。

専門知識・スキルをお持ちの方は、IT関連の職種で在宅業務可能な求人にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。