リモートワークを快適にするおすすめチェアをご紹介! テレワークがはかどる椅子の条件とは?

オフィスに出社しない「テレワーク」や「リモートワーク」という働き方が注目を集めています。リモートワークでは姿勢が長時間固定されがちなため、肩こりや腰痛に悩む人も少なくありません。そうした悩みを軽減するために、ぜひ見直したいのが「椅子」です。リモートワークに適したおすすめチェアを紹介します。

リモートワークにおすすめのチェア13選! 最適な椅子を選ぶポイントをご紹介

身体的疲労と集中力の関係

在宅ワークで肩こりを感じる女性

リモートワークを始めると、「リモートワークだと効率が下がる」「自宅の環境ではなかなか集中できない」と感じる人も少なくありません。しかし、集中力を欠いてしまう一因は、「リモートワークだから」ではなく、身体的な疲労がたまりやすいデスク環境にある可能性も考えられます。

体の疲れは業務の進捗やクオリティに影響を及ぼす可能性があるため、在宅での「リモートワークは集中できない」と感じている人は、一度デスク環境を見直すことをおすすめします。

リモートワークでの椅子の重要性

リモートワークは自宅を職場として働けるため通勤勤務が不要となり、ワークライフバランスが実現できたり、出社できない事情がある人でも働きやすくなったりと、さまざまなメリットが得られる働き方です。

就業場所や就業時間などの自由度が高いリモートワークですが、長時間のPC作業は体への負担が大きく、デスクワークを基本とするリモートワーカーは、「体の痛み(身体的疲労)」に悩むことがあります。特に、家庭用のダイニングチェアなどを仕事用の椅子として代用している人は要注意です。

家庭用のダイニングチェアは長時間の使用やパソコン操作での使用を想定した作りにはなっておらず、知らず知らずのうちに疲労がたまり、痛みを出現させる要因となってしまいます。体への負担を最小限にとどめ、長時間のデスクワークでも集中して業務を続けるためには、リモートワークに適した椅子選びがとても重要なのです。

リモートワーク中の理想の姿勢とは?

リモートワークに集中して効率的に仕事を進めるためには、体に負担のない姿勢を保つことが重要です。しかし、「どんな姿勢が正しい姿勢なのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。

理想的な姿勢にするためには、3つのポイントを押さえることが重要です。

ポイント1:体圧が適正に分散されている

「ずっと座り続けているとお尻が痛い」「太ももに圧迫感を感じるので、常に姿勢を変えないとつらい」という人は、体圧が1か所に偏ってしまっている可能性があります。体の一部だけに体圧が集中すると、血行が悪くなったり、座り姿勢を保てなくなったりするでしょう。

例えば、座っている椅子の座面が低すぎると、体圧がお尻に集中して痛みを感じます。逆に座面が高すぎると、太ももの裏への体圧が過剰になって足がむくむ原因となります。

ポイント2:背骨を自然なS字に保つ

人間にとって最も楽な姿勢は立ち姿勢です。人間の骨格の作りに逆らわない自然な立ち姿では、首から背中、背中から骨盤にかけて、ゆるやかなS字カーブを描きます。しかし、人が座ったときにS字カーブを保つのは難しく、背骨や頚椎を支える筋肉に大きな負担がかかります。そのため、座り姿勢ではつい猫背になってしまうのです。

人間の頭部は4〜6kgほどあり、猫背になると首や背中に頭部の重みが集中して過度な負担をかけることになります。猫背は腰痛や肩こりの原因になるため、自然な姿勢を保つよう対策をする必要があるでしょう。

ポイント3:自分の体に合ったサイズや素材を選ぶ

チェア選びの3つ目のポイントは、サイズや素材を自分に合ったものにすることです。椅子のサイズ選びでは、座面の高さを合わせる以外にも、背もたれの高さが肩まで全面的にカバーしているものであることも重要です。

さらに、注目したいのはチェアの素材。しっかりと背中を支えてくれる布製の椅子や、通気性がよく夏の暑さにあっても汗で蒸れにくいメッシュ素材の椅子がおすすめです。また、レザー素材は価格が高めになりますが、汚れに強いため長い間使い続けられるでしょう。

椅子の種類

エグゼクティブチェア

「仕事で使う椅子」と聞くと、事務机とセットでよく見る黒やグレーのキャスター付き回転椅子を思い浮かべる人も多いでしょう。アームレストもなくシンプルな見た目の椅子は、「事務用回転椅子」と呼ばれます。

事務用回転椅子以外にも、形や機能、使用する目的などから椅子はいくつかに大別できます。椅子のタイプを3つ紹介します。

・エルゴノミクスチェア

「エルゴノミクス(ergonomics)」は「人間工学」と訳されます。人間工学とは、心理学や生理学の観点から、体への負担を軽減したり作業の効率化を図ったりするシステムやデザインの実現を目指す学問分野です。

「エルゴノミクスチェア」には、腰への負担を軽減させることを目指した椅子や、背中の自然なS字カーブを支えるために、背もたれがS字構造になっている椅子などがあります。パソコン作業のために長時間座る人や、今の椅子では体に負荷がかかっていると感じる人に特におすすめです。

・エグゼクティブチェア

椅子の作りにゆとりがあり、安定感のある座り心地を実現するのが「エグゼクティブチェア」です。エグゼクティブが「上級管理職」を意味しているように、責任者や経営者が座ることを想定して製作されているので、高級感が漂うデザインであることが特徴です。

合皮や本革など、レザーを使った椅子が多いので重厚感があり、インテリアとしても存在感を発揮するタイプの椅子だといえます。

・ゲーミングチェア

「ゲーミングチェア」は名前の通り、ゲームやeスポーツを楽しむ人向けに作られた椅子です。「ゲーミングチェア」は、例えば、シューティングゲームで標準を合わせやすくするためにアームレストの角度が調整できるなど、使う人ごとに細かくカスタマイズできる点が特徴です。

「ゲーミングチェア」は、もともと長時間座ることを想定して作られている椅子なので、リモートワークにこのタイプの椅子を愛用する人もいます。「エルゴノミクスチェア」よりも安価な椅子が多いので、コスト面でも選びやすい椅子だといえます。

オフィスチェアを選ぶ5つのポイント

伸びをするカエルのフィギュア

正しい姿勢を保つことはリモートワークをする上で重要ですが、せっかく自宅に置くのだから妥協せずに自分が納得できるオフィスチェアを選びたいですよね。

オフィスチェアを選ぶ際の5つのポイントを紹介します。

・サイズ

リモートワークでは、自宅の一部をワークスペースとして活用することが多いでしょう。ワークスペースとする空間はどのくらいの広さなのか、立ち座りがストレスなくできる空間の余裕が持てるかどうかも重要なポイントです。自分自身の体に合ったサイズなのかも十分に検討しておくと、買い物後の「こんなはずじゃなかった」が防げます。

サイズを確認するときは、以下の項目を確認するとよいでしょう。

・立つ/座る動作がスムーズに行えるか。
・配置スペースやデスクとの兼ね合いはどうか。 
・背もたれの高さが合っているか。
・座面の高さは足裏が床につく高さに調節できるか。
・デスクの高さと合っていて、着席したときにひじが90°になるか。

・キャスターやアームレスト

キャスター付きの椅子は、椅子本体を持ち上げることなくキャスターを転がして簡単に運べたり、移動できたりする点で利便性が高いといえます。しかし、ワークスペースにする床がフローリングの場合、キャスターが付いている椅子では床に傷を付ける恐れがあります。また、アームレストは腕を休めたいときに便利ですが、ワークスペースの広さによっては邪魔に感じられる場合もあるでしょう。

椅子選びの際は以下の点も確認しましょう。

・床はフローリングなど傷が付きやすい素材ではないか。
・傷が付かないようにマットを敷くなどの対策が取れるか。 
・席を立つときにアームレストが邪魔にならないか。
・椅子を回転させたとき、アームレストが周囲の家具や壁にぶつかる可能性はないか。

・機能性

座面の高さを調節できる機能は多くの椅子に付いていますが、リモートワークに適した椅子の中にはさらなる高機能を備えた製品もあります。体の動きや体重移動に合わせて背もたれが動く「ロッキング機能」が付いている椅子や、アームレストの高さや傾き調整が可能な椅子、座面を傾けて前傾姿勢を保てる椅子もあります。また、「ランバーサポート機能」付きの椅子なら背骨のS字ラインを保つサポートをするクッションが付いています。

機能性でオフィスチェアを選ぶなら、以下の項目を確認するとよいでしょう。

・座ったまま移動する機会が多いなら、「ロッキング機能」が付いているか。
・状況に合わせて負担の少ない姿勢を取れる「アームレストの調整機能」が付いているか。
・猫背を改善したいなら、「前傾機能」を検討する。
・腰への負担を軽減したいなら、「ランバーサポート機能」が付いているか。

・価格(予算)

オフィスチェアの購入を検討する際には、価格も重要なポイントでしょう。椅子の価格は、搭載されている機能や素材、ブランドによって大きな違いがあります。手頃なオフィスチェアであれば1万円以下から入手できるでしょう。高機能かつ良質な素材で作られた椅子であれば、5万円以上で販売されているものもあります。安価な椅子の中にも、必要な機能を満たしていてコストパフォーマンスが良いと感じられる製品もあるので、自分の希望と照らし合わせて検討しましょう。

価格で購入する製品を選ぶなら、以下の項目を確認するとよいでしょう。

・自分が欲しい機能が付いているか。
・使用頻度や使用期間と見合った価格か。
・長く使い続けたいか、短期間で買い替えることもよしとするか。
・「安かろう悪かろう」の思い込みで、安価な商品を避けていないか。

・デザイン性

オフィスチェアは、仕事用とはいえ自宅で使うものです。椅子を置く部屋の雰囲気に合わせたい、他のインテリアから浮かないようにしたいと思う人もいるでしょう。機能性を重視するあまり自身が好まないデザインの椅子で毎日の仕事にあたるよりは、お気に入りのデザインで心身ともに快適な椅子を選べるとよいですね。デザインを重視する場合は、機能だけでなく椅子の色や形、素材に着目して検討しましょう。

素材でいえば、ファブリック(布)素材の椅子はぬくもりが感じられる反面、汚れが落としにくいのが難点です。メッシュ素材は通気性に優れており、体にフィットする心地よさがありますが、無機質な印象からナチュラル系や北欧系の部屋には合わせにくい素材です。また、レザー素材は高級感があり手入れがしやすいですが、比較的高価で通気性が良くないという特徴があります。

椅子のデザイン性にこだわるのなら、次の項目を確認するとよいでしょう。

・背もたれの丸みや高さなど、希望の形をイメージしておく。
・ワークスペースのインテリアと合うカラーバリエーションがあるか。
・欲しい機能と優れたデザイン性を兼ね備えているか。
・部屋の雰囲気に合う素材を使っているか。

リモートワークにオススメの椅子13選

メッシュ素材のチェアがあるワークスペース

長時間の座り姿勢が続きやすいリモートワークでは、体への負担を軽減するような椅子を選ぶことが快適な作業環境のために重要です。

 

正しい姿勢を保ちたい人向け

・Sylphy(シルフィー)

「Sylphy」は、国内外でデザイン賞を多数受賞している株式会社オカムラが販売している椅子です。特徴的なのは、前傾・直立・後傾、すべての姿勢に対応可能な座面の傾き調整ができること。パソコン作業が続くなら前傾姿勢、手作業での書き物や書類整理の時間には後傾姿勢と、状況に合わせて適切な姿勢を取れるようになります。

背もたれはS字カーブになっているので無理のない姿勢をキープでき、猫背予防が期待できます。さらに「バックカーブアジャスト機構」によって、自分の背中の形に合わせた背もたれのカーブ調整が可能です。

ロッキング機能も付いているので、休憩したいときにも気軽に背中を預けられるでしょう。正しい姿勢を保ち集中力の維持に役立つ、おすすめの椅子です。

・Bezel(ベゼル)

国内大手の総合オフィス家具メーカー、コクヨ株式会社が販売している椅子の中から、体圧分散に効果のある「Bezel」をピックアップします。「Bezel」の特徴は、座面と背もたれが連動しておらずそれぞれが独立していること。前傾姿勢を取ったときに背もたれも同じように前のめりにならないため圧迫感が少なく、座面が前に傾く椅子に初めてトライする人でも違和感なく使えるでしょう。

豊富なカラーバリエーションとシンプルな見た目から自宅にもなじみやすく、ロッキング機能が自然な姿勢を保つサポートをしてくれます。さらに、座面の高さだけでなく奥行きまで調整可能なので、自分自身の体にピッタリの座り心地を実現しやすくなっています。

・アーロン リマスタード

HermanMiller(ハーマンミラー)製品には、多機能かつスタイリッシュな椅子が多くあります。中でも、1994年の販売から世界中で愛されたオフィスチェア「アーロンチェア」をアップデートし、高機能なエルゴノミクスチェアとして評価が高い「アーロン リマスタード」を紹介します。

座面と背もたれは8つのゾーンに分けられ、ゾーンごとに最適な張力でメッシュ素材を張った「8Zペリクルサスペンション」というシステムで、フィット感に優れた快適な座り心地を目指しています。また、リクライニング機能があるので、前傾姿勢から深いリクライニング姿勢まで対応できます。

人間工学に基づいて計算された設計は、背もたれに体を預けて熟考している人間の姿勢から、集中して背筋が伸びている人間の姿勢まで考慮されています。

 

素材で選びたい人向け

・高機能メッシュチェア(150-SNCM010)

サンワサプライ株式会社の「メッシュチェア」は、通気性の良いメッシュ素材を使用した椅子で、背もたれ部分が人間工学に基づいた適切なS字カーブを描いています。ヘッドレスト、アームレストに加えて、正しい姿勢維持をサポートするランバーサポートクッションも可動式になっています。

ロッキング機能も備えており、座面と背面の2点を傾けられ、固定機能で3段階に深さを調節できるため、状況や気分によって姿勢を柔軟に変えられる点が特徴です。背面は熱を逃しやすく蒸れにくいメッシュ素材ですが、座面はウレタン素材でできているので弾力があり、安定感のある座り心地が得られます。

・Unity(ユニティ)

かつて革を使う馬具製品を製造販売していたKEILHAUER(キールハワー)社が手掛けた椅子が「Unity」です。快適さを重視した高品質なエグゼクティブチェアである「Unity」は、見た目も美しく、高級感とゆとりを感じられるデザインです。

「Unity」が特徴的なのは、フリーショルダーデザインの背もたれです。猫背になりやすい長時間のパソコン作業への配慮として、自然と胸を張っていられるように設計されています。

座面には低反発クッションを採用しているので、長時間の座り姿勢でもお尻が痛くなりにくくなっています。

・FABRE(ファブレ)

ファブリックタイプの椅子として、コクヨ株式会社の「FABRE」を紹介します。リビングやダイニング空間にも溶け込むような、色合いやデザインを意識した椅子で、布製ならではの柔らかな雰囲気が特徴です。カラーバリエーションが豊富にあり、シンプルなプレーンタイプと温かみのあるストライプタイプから選べます。他に、メッシュタイプとハイバックの革張りタイプも展開しています。

座面は衝撃吸収用の弾性メッシュとウレタン構造で、座るときの衝撃を自然に吸収し、負担を軽減してくれます。また、「オートアジャストロッキング機能」搭載で、座る人の体重に合わせてロッキングの強さを自動的に調整してくれる点も大きな特徴です。

 

低コストで選びたい人向け

・ワークチェア(インバネスU MC OR)

価格重視でオフィスチェアを選ぶなら、「お、ねだん以上。ニトリ」というキャッチコピーでも知られている株式会社ニトリの「ワークチェア(インバネス)」をおすすめします。長時間座っていても疲れにくい98〜113°の角度に設定されメッシュ素材を使用した背もたれや、頭まで支えられる高さの背面、リクライニング機能がありながら、1万円以下で購入できます。

高さがあり安心して体を預けられる椅子でありながらも、椅子を置くために必要な床面積は少なく、省スペース化も実現できるでしょう。

・ワーキングアームチェア 背メッシュ

「ワーキングアームチェア 背メッシュ」は、株式会社良品計画のブランド「無印良品」で取り扱っているオフィスチェアです。シンプルなデザインと必要な機能を備えていながら定価は6490円(税込・2022年4月現在)で、組み立てサービスを利用しても1万円以下で購入でき、コストパフォーマンスの良い椅子といえるでしょう。

通気性の良いメッシュ素材を背面に使用しており、体のサイズに合わせて座面の高さ調整や、アームレストの高さ調整ができるようになっています。さらに、使わない場合はアームレストの取り外しが可能な点も、特徴的です。

 

デザイン性も重視したい人向け

・ingLIFE(イングライフ)

「ingLIFE」は、仕事と生活、どちらも楽しめるように考案されたコクヨ株式会社の椅子です。リモートワークで居住空間に置かれることを想定した椅子なので、仕事はもちろん、食事や家族の団らん、子どもの勉強のときに使っても違和感のないデザインが特徴です。

座面が360°自由に動くグライディングメカ搭載なので、座ると自然にちょうどよい姿勢に座面が動くように設計されています。座る人の体重を利用して座面が動くようになっているので、パソコン作業に集中したいときの前傾姿勢や休憩したいときの後傾姿勢にも対応可能。快適な座り心地を得られます。

カラーバリエーションも豊富で、日常生活になじみやすいデザインなので、自宅に置きやすい点が魅力的な椅子です。

・オフィスチェア(f102-g1044-100)

楽天市場のECショップ・BAROCCA(バロッカ)の「オフィスチェア(f102-g1044-100)」は、お尻をしっかり包み込むくぼみがあるデザインが特徴です。丸みを帯びたフォルムと部屋の景観を邪魔しない腰までの背もたれの高さ、目立たず自宅に溶け込みやすい細い脚など、デザイン性重視の人には特におすすめの椅子です。

シンプルかつ可愛らしい見た目ながら、シートから続くアームレストや座面の高さ調整機能など、機能性も兼ね備えています。また、360°回転できるため、書類整理などで棚を確認する際や席を立つ際にはスムーズに行動できるでしょう。

 

省スペースを実現したい人向け

・PCチェア(F102_G1192_0010B1)

パソコン作業の多いリモートワークにおいては、背もたれは頭まで支えてくれる高さのハイバックと呼ばれるものがおすすめですが、スペースの問題であきらめてしまう人も多いでしょう。株式会社ベガコーポレーションのブランドLOWYAの「PCチェア(F102_G1192_0010B1)」は、シンプルな外見と小さめのキャスターで省スペースを実現しました。

背もたれの一部やアームレストに合皮を使用しているので、高級感があります。また、蒸れやすい背中にはメッシュ素材を使用しているおり、長時間座っていても快適さを保つでしょう。着脱可能なアームレストやロッキング強度を調整できるノズルなど、一人ひとりがより快適に座れるような工夫がされています。

 

ゲーミングチェアが気になる人向け

・フォーミュラシリーズ

「フォーミュラシリーズ」は、アメリカの椅子メーカーであるDXRACER(デラックスレーサー)が製造販売するゲーミングチェアです。ゲームはもちろん、デスクワーク用としても公式で推奨されている椅子で、背面には通気性の良いファブリック素材を採用しています。ヘッドレストとランバーサポートは、レザー製にすることで耐久性と弾力性を高めました。

人間工学に基づいた「三次元立体成型」スチールフレームを導入していて、体幹を支えるためにポイントとなる「頭部」「肩部」「腰部」「膝部」の各パーツをしっかりホールドしてくれます。

・Premium オフィスチェアシリーズ

2000年に設立されたAKRacing(エーケーレーシング)は、ゲーミングチェアで高い評価を得ています。プロのレーサー向けにレーシングシートを製造していた知見が活かされ、体に負担が少なく快適な椅子の製造を得意としています。

「Premiumシリーズ」はゲーミングチェアに分類されていますが、オフィスシーンでの利用を想定して開発された「Premium オフィスチェア」もラインナップに加わりました。姿勢が固定されがちなリモートワークにおいて、肉体的な疲労を軽減するために背もたれには肉厚のクッションを使っています。

さらに、お尻や太ももばかりに負荷がかからないように、体圧を分散させる構造になっています。ヘッドレストとランバーサポートクッションは取り外し可能で、アームレストは前後左右の調整も高さ調整も可能。一人ひとりの体形や活用方法に合わせて使い方を選択できるように配慮されています。

まとめ

リモートワークのための椅子選びは、集中力を保ち、より高いパフォーマンスを維持するためにも重要です。まずは、正しい姿勢とはどのような姿勢なのかを認識し、椅子選びのポイントを押さえるとよいでしょう。

リモートワークやeスポーツが普及している昨今、体に負担の少ない椅子やリモートワークのための椅子が多数流通しています。価格や機能、デザインなど、さまざまな要素を考慮して、自分自身に最適な椅子を選択し、充実したリモートワーク生活を目指しましょう。